2010年10月19日

「検察捜査」中嶋博行

最近、なにかとお騒がせな「検察」。

一般人が思っているよりはるかなレベルで
彼ら、検察のもつ「社会を牛耳っているのはオレらだ」
という度し難い「エリート意識」が
小説でありながら伝わってきます。

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「検察捜査」(講談社文庫) 中嶋 博行(著)

現役の弁護士が書いた小説。
「検察庁VS日弁連VS警察 あと 裁判所」

これらがみーんなナカよくって
虐められるのは市民ばかり・・だったとしたら
それはそれで困るけどね。

あらすぢ
横浜の閑静な高級住宅街で、大物弁護士・西垣文雄が
惨殺された。横浜地検の美人検察官・岩崎紀美子は、
捜査を進めるほど、事件の裏に大きな闇を感じる。
日弁連と検察庁、警察庁そして県警の確執…。
現役弁護士作家が法曹界のタブーを鋭くえぐった、
第40回江戸川乱歩賞受賞の傑作リーガル・サスペンス。
内容(「BOOK」データベースより)

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法曹界ってこういうところがあるんだなって
楽しみながらマメ知識を仕込むために読む
そんな本。

検察が提訴した案件は有罪率98%なんだとか。
そんな見るからに不自然なパーセンテージ。
これを維持するために、いくつの真実が
嘘で塗り固められ、組織の威信が優先されるのだろう。
かなりの無理があるにちがいないよ。
そんなシンプルなことも解らない、
この小説にでてくる検察のお偉方のような
コリ固まった「検察至上主義」が
非常にコワイかった。これがホントだったら・・。

・真実よりも有罪率98%維持(≒組織メンツ)を
 至上命題とし、日弁連や裁判所をバカにし続ける
 ゆがんだエリート意識をもつ検察。
・裁判官・検察・弁護士は「司法試験」を
 パスした者だけがなれるが、どの職に就くかは
 合格者の判断による。なかでも検察が一番人気がない。
 理由は常に人手不足で忙しい割りに儲からないから。

作者がやっぱ畑違いの人(作家が本業でない)ので
この女主人公にまるで魅力を感じませんがまあいいです。
二時間ドラマの原作にピッタリ。この女主人公を
女優の誰が演じても別にいいですよ。
(さすがに市原悦子と泉ピン子だけはないだろうが)

さもありなん、と読み進めたけれど
2度読みはないレベル。

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(ミステリ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする