2010年11月03日

色即ぜねれいしょん

本日は文化の日。
文化といえば「映画」

溜まっていた映画レビュー(というか文句垂れ流し)
コレクションをリリースいたしやす。

3日「色即ぜねれいしょん」

6日「バベッドの晩餐会」
7日「クワイエットルームにようこそ」
8日「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
9日「腐女子彼女。」
10日「野ブタ。をプロデュース」(TVドラマ)
11日「父ちゃんのポーが聞こえる」
12日「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」
13日「アイアンマン」
14日「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」
15日「あらしのよるに」
16日「鈍獣」
17日「パコと魔法の絵本」
18日「ハンサム★スーツ」
19日「カイジ 〜人生逆転ゲーム〜」
20日「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」
21日「宇宙戦艦ヤマト 実写版 キャスト」
22日(いい夫婦の日なんで)
  「Mr.& Mrs.スミス」

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「色即ぜねれいしょん」

色即是空・空即是色

【色即是空】
仏語。この世にある一切の物質的なものは、
   そのまま空(くう)であるということ。
   「般若心経」にある語。

【空即是色】
仏語。一切の存在は現象であって空であるが、
   その空であることが体得されると、
   その現象としての存在がそのまま
   実在であるとわかるということ。
   「般若心経(はんにゃしんぎょう)」には
  「色即是空、空即是色」とある。

・・だそうです。
「色即ぜねれいしょん」原作、みうらじゅん
まあ、この場合、色=性欲=おばかな高校時代
ってなくらいの意味でしょうね。

あらすぢ
安田講堂も陥落し、学生運動も下火になった
1974年、京都。ボブ・ディランに心酔し、
ロックな生き様に憧れてはいるが、優しすぎる
両親に囲まれて幸せすぎる家庭で何不自由なく
平凡で退屈な日々を送っている。
フリーセックスの島行かへん?」
友人に掛けられたそのひと言から
僕らの青春は突如として輝き始めるー。

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「アイアン&ディテイ」に続く
みうらじゅん原作の映画。
彼の青春回顧録ですな。

東野圭吾作「あの頃ぼくらはアホでした」とか
泉麻人がよくエッセイで書き連ねているヤツとか。

色即.jpg

舞台は1970年代。とにかく誰よりも早く
童貞を捨てたくてしょうがないヤツが主人公。

特に「童貞〜」のくだりについては
まーたいていの男子には、身に覚えがあるコトです。

伝説の「フリーセックス」島(隠岐島)で知り合った
オリーブことヤリマン女役「臼田あさ美」さん。
彼女の白い水着と(演出なんだけど)黒々と元気に
はみ出す下の毛が印象的って何を書いてんだか俺も。

主人公の親父役、演:リリーフランキーが
かっこいい役。色々あって、主人公は自宅に
傷心のオリーブを引きずり込むが
(っうーか押しかけてきた)
当然、手を出すこともできなければ、
ホテルへ連れ出す金もない。
ただオタオタする息子に
「送ったらきちんと帰って来るんだぞ」
財布から一万円をふっと出す。
いい親父だのう。

母親が、母親役にはそぐわない
奇妙に綺麗な女性だなあと思ってたら
「堀ちえみ」であったらしい。ほうほう。

隠岐島で主人公が泊まったのは
「ユースホステル」ってあたりに時代を感じる。
そうそう、YHでは宿泊客全員、一時間ほど
なんか集会に参加させられ、歌などを歌って
若人同士の友好を深めるんだった。

YHのバイト。ヒゲゴジラもいい味だった。
物分り良い兄貴のようでいながら
バカ高校生に、学生運動資金カンパとして
3000円もする自費レコードを売りつける
あたりなんか、人間くさくってGood。

ま、二度は観ないな。



【色即ぜねれいしょん】
スタッフ
監督:田口トモロヲ
原作:みうらじゅん(光文社文庫刊)
脚本:向井康介

キャスト
渡辺大知(黒猫チェルシー)
堀ちえみ
リリー・フランキー
臼田あさ美
森田直幸
森岡龍
石橋杏奈
岸田繁(くるり)
峯田和伸(銀杏BOYZ)

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posted by PON at 21:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする