最近の邦画コメディにはアタリが多いので
酒飲みながら観るには、この程度で良いかも
しれない・・と借りてみたものの
ちょーやべえ。
駄作。
<あらすぢ>
純朴な大学生・ヒナタが、腐女子OL・ヨリコの
妄想オタク系な趣味に振り回されながらも
一途に愛を貫く姿が、笑いあり、涙ありで
描かれる、究極のラブ・スウィート・コメディ。
高いブログ累計アクセス数を記録し、ブログ本・
コミック版もベストセラーとなった超人気ブログを
映画化。ヒナタ役に主演作『旅立ち〜足寄より〜』や
「クローズZERO」シリーズの大東俊介。ヨリコ役には
「仮面ライダー電王」シリーズの松本若菜。
監督は『ちーちゃんは悠久の向こう』の兼重淳。
(作品資料より)
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もはや懐かしい響きすら漂う「電車男」のように
「オタク」を面白おかしく商業ネタ化
(その過程で結局バカにしているわけだが・・)
する動きも一回転したもんで、ならば今度は
「オンナ」版で、もう一旗揚げられね?と
プロデューサーの浅はかな考えがミエミエな作品。
腐女子って生態が一体どんなものであるのか
普段はまったく無視もしくはバカにしているような連中が、
とりま一夜漬けで身につけた知識を
居酒屋でうんちく披露しているかのような・・そんな映画。
製作者側が、ココはオタク的要素を取り入れて
笑いを取らねばと思うと、スグに出てくるのが
「キャスバル兄さぁん」だもんな。
腐女子ならばソコはせめて「ガンダムW」
もしくは「ガンダムSEED」あたりにしようよ。
ヒロインの「松本若菜」。
演技力はまあまあ。美人度もまあまあ。
最後にはそこそこ可愛く見えてしまった辺りは
PONの負けだが。
主人公の腐女子を一般社会的に「美人」に
カテゴライズされる女優がキャスティングされるあたりで
もうその映画は終了。
森三中の誰かがあたりが、主役に抜擢されてれば
大したもんだったが。
そうなったら間違いなく
今以上に誰も観ないだろうね。
それと諏訪ヒナタ役の「大東俊介」氏。
・・彼のファンがいたら申し訳ないのだが
彼は「イケメン」とやらにカテゴライズされるのですか?
なんか油断するとスグ「さかなクン」になっちゃう。
こちらも演技力はまあまあなんだけど
ちょっとオーバーアクションなときが。
シラケること度々。
彼は、惚れたオンナにおもねって
自らも「オタク」(腐女子世界を理解しよう)たらんと
するわけだが・・そのオタク度も浅すぎ。
結局、彼女の「執事」ゴッコに付き合っているだけじゃん。
そういうの「オタク」っていわない。
ネタバレしますが
社会上では一応「キャリア志向」であるこの腐女子。
最後には会社で功績を認められ、念願かなって
「イギリス駐在員」に抜擢される。
このまま、ぬるま湯の「腐女子」界を漂うか
本来の夢である「キャリア志向」を進むか。
大いに悩むことになる。
そこが妙にシラケるんだよなぁ。
腐女子じゃない、単にマトモな女子がそこにいるだけ。
誰にもメイワクかけなければ
別に個人のシュミ志向は自由なんだけどさ。
真のクサレ女子なら、執事の本場「英国」行きの話。
ソッコーだよ。悩まないよ、そこは。
(というか会社から出向の話すら出ない気がする)
映画化するほどじゃないな。
昔だったら「月曜ドラマランド」枠でOK。
「腐女子彼女。」
監督 兼重淳
脚本 葛木英
主題歌 バニラビーンズ
『恋のセオリー』
公開 2009年5月2日
上映時間 97分
製作国 日本
大東俊介:諏訪ヒナタ
松本若菜:白崎ヨリコ
古川雄大:瀬野コージ
EMI:カスミ
秦みずほ:ミルク
落合恭子:リナ
日野聡:本人役
福山潤:本人役
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