2010年11月17日

パコと魔法の絵本

「パコと魔法の絵本」

「下妻物語」「嫌われ松子の一生」・・いずれも
レンタル観賞でしたが、非常に楽しめた記憶が
あったもので、その監督(中島哲也監督)作品だし
役所広司が出ていれば、それほどハズすことも
なかろうし、「土屋アンナ」「阿部サダヲ」が
出ているとあればコメディとしては
まあテッパンなんじゃなかろーか?
そんな判断が働きまして、事前情報なしで
借りてみましたよ「パコと魔法の絵本」

「ハリーポッター」シリーズのヒット以来
こういう表題が増えましたな。
「ハリーポッターとナントカのナントカ」

「チャーリーとチョコレート工場」とか
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」とか。

「○○○○とナントカナントカ」
(○○○○には主役級の名前が入り
 ナントカナントカには物語のキーアイテムだったり
 ひょっとすると最終ボスだったり・・)
そもそもの出自は「映画ドラえもん」
「のび太の○○○○記」あたりなのかも知れませぬ。

あらすぢ
一代で会社を作り、我侭放題に生きてきた
大貫は、持病で入院していた。病院には、患者も
医者も看護婦もクセのある者ばかりが集まっていた。
その中で唯一、ピュアな心を持っていたのが、
交通事故で入院した少女パコ。我侭な大貫だったが、
パコの優しい心に打たれ、毎日、絵本を読み
聞かせるように。しかし、事故の後遺症でパコの
記憶が一日しか持たないと知った大貫は、パコの
ために絵本をお芝居にしようと病院の人々に
呼びかける。
[ 2008年9月13日公開 ]

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原作は舞台劇
「MID SUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人」
なんだとか。舞台劇の映画化か。道理でねぇ。

最初の30分(言うまでもありませんが、
「映画」の話が走り始める重要な「30分」)
が非常にコテコテっつーか退屈で。
このまま観ていていいのだろーか?
と不安にかられるばかりか、一度なんか
寝てしまいましたから自分。
あの時は酒飲んでいたことをさっ引いてもね
退屈だよなあ。

実は「嫌われ松子の一生」もそんな展開で
あっちの方は、尻上がり式に面白くなる
ペースが若干速かったので、最後まで
観賞できましたが・・

笑っていいのやら、感動作なのか
ニヤリとすべきなのか
爆笑すべきなのか
はたまたホロリとすべきか
心の準備よりも早く、物語は進むのです。
坦々とツマラン方向に。

それとカエル王子だかなんだか知らんけど
ファンタジー系に使用したCGも
なんか悪い方向に作用してしまった感じ。

彼にうらみはないけども、阿部サダヲの
オーバー演技が、基本的に俺はダメなのかもしれない。
臭み?がもう少しなくなればいいと思うんだけど。



クスリを重ねてホロリとさせる・・
最後にはお約束のほのぼの感動が
待っていたんでしょうが、
自分はそこへ辿りつく前に行き倒れてしまいました。
スマンです。中島監督。

柳の下にどぜう3匹めはいなかった。

監督・脚本:中島哲也
原作:後藤ひろひと
出演
役所広司
アヤカ・ウィルソン
妻夫木聡
土屋アンナ
阿部サダヲ
加瀬亮
小池栄子
劇団ひとり
山内圭哉

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画(ハ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする