「ようこそ クズの皆様」
「考えろ、裏をかけ。
そして未来を手に入れろ。」
妻が借りてきた映画。
「カイジ」といったら麻雀中心の
ギャンブルを通して人生とかを
強烈に語るマンガだろ?
と勝手に思っていたのですが豈図らんや。
別に麻雀だけではないようで。
ギャンブルに命賭けちゃう畜生世界の話でした。
彼(福本伸行氏)のマンガでは
「最強伝説 黒沢」は全巻マン喫で
読んだことがあったけどね・・ざわざわ
<あらすぢ>
伊藤カイジはだらだらと無為の日々を送る
26歳のフリーター。そんな彼に悪徳金融会社の
社長・遠藤が近づく。友人の借金を肩代わり
させられ、知らないうちに負債額202万円を
抱え込んだカイジに、たった一夜で借金を
帳消しにできて、さらに大金を手にする
チャンスを提示する。半ば脅されるように
乗り込んだ豪華客船エスポーワールでは、
人生の負け犬たちが一発逆転のゲーム
〈限定ジャンケン〉に挑もうとしていた。
[ 2009年10月10日公開 ]
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面白かった。
一本橋のシーンが若干長いかな?
という気もしましたが
なかなかどうして楽しめましたよ。
カイジ=藤原竜也ってのが
多分にソフトすぎるイメージがあり
これは原作にもいえるんだけど
豪華客船エスポーワールにて
これまでに前例がない勝ち上がりを
みごと次々に成し遂げる彼。
それだけのポテンシャルを持っていながら
なんでこれまで「人生の負け犬」に甘んじていたのか?
という・・そもそも論。
カイジ、序盤のライバルを演じるのが
山本太郎(船井譲次役)。
藤原竜也・山本太郎といえば
ご存知「BR」なんで
またやってくれますかね?
山本さん!と思っていたら、やっぱり・・でした。
まあ、それはそうだわな。
BRであっても、本当ならば山本氏の
「俺のこと、信じた時点でお前らの負けや」
というセリフ(確かあったとおもうけど)の通り
主人公は殺されていて当然だったわけで・・ね。
松尾スズキ氏が演じる「看守(現場監督)」
(微々たる特権を上からもらい、本来の同僚から
さらに搾取して生き残ろうとする輩
貧困ビジネス業者みたいなもんかな)が
いやらしくって素晴らしかった。
あのいやらしさは演技じゃないのでは?
くー、敵にしたくない!
映画で見る分に更にキライになってしまった。
(彼女の役どころは皆嫌な女なんで)
カイジをジゴクに送り込んだ張本人
サラ金社長遠藤凛子役
天海祐希さん。
くー、イヤらしいし
傍に絶対いて欲しくはないが
映画で見る分にはカッコイイ!
負け犬ゲームディーラーの利根川幸雄役
香川照之氏。
しかしまあ、あれだけ頭の良い人(利根川ね)が
敵に廻った場合、裏の裏を読まないで
そのまま勝負した方が勝てる気がする。
相手が勝手に自爆するかもしれんし。
地上波でやったら
もう一度くらいは観てみたい。
その時には、今回見落としてしまった
描写拾いを中心にして。
キャスト
伊藤開司:藤原竜也
遠藤凛子:天海祐希
利根川幸雄:香川照之
船井譲次:山本太郎
石田光司:光石研
大槻太郎:松尾スズキ
兵藤和尊:佐藤慶
佐原誠:松山ケンイチ(友情出演)
黒服:福本伸行(ゲスト出演)
スタッフ(映画)
原作:福本伸行
監督:佐藤東弥
脚本:大森美香
音楽:菅野祐悟
配給:東宝
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