2010年12月04日

ハゲタカ

「ハゲタカ」

妻が借りてきた映画。
「大森南朋」さんがお目当て。

大森南朋.jpg

昔、NHKでそんな連続ドラマを放映
していたような?と思ったらば、そのキオクは
正しく、好評だったTV版の映画化だった様子。

映画「第9地区」と同時にこのような映画を
レンタルしてくる我が家。もう何がなんだか。
(カオス化させているのは、多分にジブンのせいで
 あることは承知しております)

「金を拾え!拾うんだ。決して粗末にするな」

あらすぢ
ニューヨーク帰りの天才ファンドマネージャー
鷲津政彦(大森南朋)。瀕死の企業を徹底した
合理主義で買い叩き、再生させる彼のことを人は
「ハゲタカ」と呼んでいた。
そんな鷲津も閉鎖的で不透明な日本のマーケットに
絶望し、現在は海外でセミリタイヤ生活を楽しん
でいる。そこに訪れたのは、銀行員時代の鷲津の
上司だった芝野(柴田恭平)だった。売上高5兆円を
超える日本有数の大手企業でありながら、業績の
悪化したアカマ自動車に企業再生マネージャー
として迎えられた芝野は、巨大ファンドによる
買収計画を事前に察知して、その危機からアカマ
自動車を救って欲しいと鷲津に依頼する。
アカマ自動車を狙う巨大ファンドの正体は、
日本の先進技術力を吸収しようとする
中国系ファンドだった。その命を受けたのが
「赤いハゲタカ」こと劉一華(玉山鉄二)・・

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アカマ自動車は、自分としては「日産」あたりの
つもりで観ていたのだが、劇中に出てくる
アカマのマークが昔のトヨタマークにそっくり。
そうかトヨタだったんか。

中国に足りないものは技術力だということを
よーく認識している中国指導部は、
世界の工場として稼ぎ溜め込んだ金を使い
ついに海外企業(主に日本)の買収に出る。
うわべは、資金繰りに苦労している企業を
救いたいだけ、というが実際には・・
「企業を食べて、噛み砕き、美味しい所だけ
 吸収して吐き出す」

バックが中国となると、民間レベルで資金力の
喧嘩するには到底及ばない。
天才ファンドマネージャー鷲津(演:大森南朋)が
とった手段とは実は・・

玉山鉄二演じる「劉一華」がカッコよかった。
彼は「赤い」ファンドの責任者として
アカマ自動車買収に向けてあらゆる布石を打つ。
彼は芸も細かく、アカマの派遣労働者を焚きつけて
労働争議に持っていったり、
マスコミ対策にも積極的に行なったり・・

彼は、自分のファンドがアカマと提携
(敵対的買収ではなく)する気になった理由を
マスコミに再三
「アカマを救いたいという純粋な気持ちからだ」
と訴える。

誰もそんなこと信じちゃいないが
それでもなお彼は周囲に
「子供の頃、貧乏育ちの自分の村でたまたま
 見かけたアカマのスポーツカーに憧れ、
 その気持ちが今に続いている」
と言い続ける。

中国の尖兵ではあったが、彼の「志」は
案外、本当だったのかもしれない。



最終ネタバレします・・

玉山鉄二演ずる劉一華は、最後に「路上強盗」に
遭い命を落とす。
赤土の泥にまみれながら・・
強盗にばら撒かれた財布の中身をかき集めながら・・

彼の人生って何だったんだろう。

社員ひとりひとりの色んな人生を
積み重ねて構成されている「会社」を
一方的にモノ扱いし
メリット、デメリットだけで
札束で頬を叩いてゆく仕事。
何も生み出さない仕事。

ファンドマネージャーという仕事って一体何なんだろう。

劉一華は派遣社員を焚きつける時に
「派遣なんて良いように使い捨てられるだけだ
 そんなんでいいのか?」
とかアジっていたけども、実はそれって
知ってか知らずか彼自身の運命を
そのまま言い当てていた。

「人生の悲劇は二つしかない。
 ひとつは、金のない悲劇。
 そしてもうひとつは、金のある 悲劇」


栗山千明の役は、映画では不要かな。
(TVドラマではもう少し活躍したのかもしれないが)

キャスト(役名)
大森南朋 (鷲津政彦)
玉山鉄二 (劉一華)
栗山千明 (三島由香)
高良健吾 (守山翔)
遠藤憲一 (古谷隆史)
松田龍平 (西野治)
柴田恭兵 (芝野健夫)

監督 大友啓史
脚本 林宏司
原作 真山仁
音楽 佐藤直紀

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ハ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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