名作映画「新幹線大爆破」ですよ。
・・いいんです。そうなのです。
「新幹線大爆破」
先日、BSで放送してたもんで。
(ここで何気に地デジ化完了のご報告&自慢w)
なつかしいなあ。
1970年代の風俗がわかって興味深い。
頭の固い当時の国鉄が、一番の自慢である
「新幹線」を爆破する映画とは何事!と
協力してくれなかったため、車内セットや
運転司令室、新幹線運転席などは全部作り物。
それでも撮影し切れない鉄道施設などは
ゲリラ撮影で乗り切ったらしい(Wikiより)
映画撮影がゲリラとは。まさに「アクション」映画。
おおらかな時代だったともいえるけど。
国鉄側はまず題名に物言いをつけたらしい。
「新幹線危機一髪」ならOKだというのだが
対する東映側は「新幹線大爆破」を押し通し
決裂に至った。この辺、役人と映画屋の
水と油の発想が見えておもしろい。
<あらすぢ>
約1500人の乗客を乗せたひかり109号、
博多行は9時48分に定刻どおり東京駅
19番ホームを発車した。列車が相模原
付近にさしかかった頃、国鉄本社公安本部に
109号に爆弾を仕掛けたという電話が入った。
特殊装置を施したこの爆弾はスピードが
80キロ以下に減速されると自動的に
爆発するというのだ。さらに、この犯人は、
このことを立証するために札幌近郊の
貨物列車を爆破する。これらの完璧な爆破
計画は、不況で倒産した精密機械工場の
元経営者・沖田哲男、工員の大城浩、
そして元過激派の闘士・古賀勝によるものであった…。
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見よ!このビミョウなデッサン狂いぐあいを。
自由(解放)の象徴であり、
逃亡するためのジャンボを目の前にしながら
警官隊に射殺される健さん・・。
この映画を観たのは自分確か6歳くらいだったと
思うけど、結構衝撃的でした。
(あのころはTVドラマ「鉄道公安官」とか
大人になった気分でよく観ていたものです)
ちなみにうちの息子(4歳)も所々
一緒に観ていましたが、彼が一番気にしていたのは
500系が出てこないことに対してでした。
本当にシンプルな時代だよなあ。
新幹線といえば0系しかなく
車種も「ひかり」と「こだま」だけ。
今のように名古屋を通過してしまうような
「のぞみ」なんてあるはずもなく、
その博多行き「ひかり」にしたって、
博多までの長距離、ほとんど各駅停車の
ようなものだ。
健さんだって警察とアクセスしたければ
「公衆電話」だし、でもFAXはあったみたい。
それにしても1970年代のオールスター映画
ってヤツぁ確かに凄いですな。
見てください。このキャスティング。
知る人ぞ知るって奴でして
あの頃の映画やTVを観ていれば
ああ、またこの人か・・とか
場合によっては、そういえば最近
見かけないなあ→お亡くなりになってた
なんて方も中にはいらっしゃるのでは?と。
キャスト(役名)
高倉健 (沖田哲男)
→今更説明不要。耐えて耐えて耐えて
最後に大バクハツ。この映画では
地道に頑張っていた零細企業社長役。
こんにちでいう所の「負け組」の筆頭。
それにしても嫌な言葉。
山本圭 (古賀勝)
→ダイナマイトで壮絶な爆死。
「元過激派の闘士」だって。時代だな。
織田あきら (大城浩)
郷英治 (藤尾信次)
宇津宮雅代 (靖子)
菅原安人 (賢一)
風見章子 (靖子の母)
森みつる (洋子)
田中邦衛 (古賀の兄)
→カメオ出演っぽい。青大将っつーか
「ほぅたるぅ〜」
渡辺耐子 (古賀の兄嫁)
宇津井健 (倉持)
→日本の危機管理は任せろ!の人。
スーパージャイアンツ。もっこり。
JJサニー千葉 (青木)
→JAC総帥、千葉ちゃん。千葉真一。
世界のアクションスターが問題の
ひかり「109」号運転士役ってのはどうか?
後半、いち運転士に過ぎないのにアセチレンランプ
を操って床板破壊に大活躍。まったくもって
何でも出来ちゃう運転士。床下の爆弾につながる
赤と青のリード線を、ためらいなく切断するのは
さすがにいかがでしょう?
小林稔侍 (森本)
→ああ、いました。
福田豊土 (田代)
山下則文 (清水)
滝沢双 (河村)
志村喬 (国鉄総裁)
→顔見せ程度ですが。
あの一匹が最後とは思えない・・
永井智雄 (新幹線総局長)
→悪役ではないんだけども。
嫌な判断をせざるを得ない立場なんでね。
原田清人 (三宅)
山本清 (高沢)
中田博久 (東京運転所係員)
→キャプテンウルトラ。りりしい眉毛。
千葉治郎 (工事車運転士)
→この運転士、実はインターポールから
出向してきたという裏設定。
志穂美悦子 (東京駅交換嬢)
→JACの星。ナガブチ氏の連合い。
渡辺文雄 (宮下)
→うーーん。相変わらず良ポジショニング。
いつも現場レベルのトップ(課長レベル)
竜雷太 (菊池)
→若いなあ、ゴリさん。
丹波哲郎 (須永)
→話さなくても可。名前がキャストに出てくるだけで
なんかもーその映画は「すぺしゃるぅ」なのが判る。
鈴木瑞穂 (花村)
久富惟晴 (広田)
青木義朗 (千田)
浜田晃 (長田)
黒部進 (後藤)
→ご存知「ハヤタ」隊員。
北大路欣也 (刑事)
→知らない人はいないと思うけど。
名前がもう普通人じゃない「北大路」
相馬剛三 (刑事)
土山登士幸 (岩上)
川地民夫 (佐藤)
→ああ、昭和だねぇ。
河合絃司 (部長刑事)
近藤宏 (松原)
田坂都 (平尾和子)
植田峻 (平尾修一)
藤田弓子 (秋山)
→若いし、なにより痩せてます。
岩城滉一 (東郷あきら)
→え〜?出ていたかな。
中井啓輔 (哲ちゃん)
岡本八郎 (山ちゃん)
溝口久夫 (ナベちゃん)
林ゆたか (中やん)
中野力永 (大阪商人)
伊達三郎 (商人風の男)
荘司肇 (乗客)
松平純子 (乗客)
十勝花子 (女客)
→乗客にさ〜「ナンミョー」の
団体がいてさ、ベルリラみたいな
ウチワを一心不乱に叩いてた、
山内明 (官房長官)
相川圭子 (ウェイトレス)
藤浩子 (レジの女)
久地明 (消防士)
片山由美子 (バーの女)
多岐川裕美 (SAS係員)
→SAS?桑田?
英国空軍特殊部隊?
藤山浩二 (広岡)
露木茂 (磯村)
→元アナウンサー?
フジのお偉いさん?
ヤマさん?それは露口茂。
スタッフ
監督 佐藤純彌
企画 天尾完次
坂上順
脚本 小野竜之助
佐藤純彌
原案 加藤阿礼
・・次は「太陽を盗んだ男」あたりを観たい。
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