クレイジーボーイズ 著者:楡 周平 角川文庫
上司が貸してくれた本。
<あらすぢ>
世界のエネルギー事情を一変させる画期的な発明を
成し遂げた父が何者かに謀殺された。特許の継承者
である息子の哲治は、絶体絶命の危地に追い込まれる
が・・・。
内容(「BOOK」データベースより)
父が何者かに殺された。サンフランシスコの海岸で
無惨な姿で発見されたのだ。父は、水素自動車を
普及させるための画期的な燃料タンクを開発し、
その特許の帰属を巡って、かつて勤務していた
日本の企業と法廷で争っていた。特許権が父に
帰属すると認定されれば、継承者の哲治には
莫大な金が転がり込む。悲しみを振り払い、
哲治は真相解明に乗り出してゆく。だが、
事件の背景には日米を股にかけた巨大な黒い影が
蠢いていた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
楡 周平
1957年生まれ。米国企業在職中の96年に『Cの福音』
で衝撃デビュー、同作はたちまちベストセラーとなり、
一躍脚光を浴びる。圧倒的なリーダビリティと
日本人離れしたスケールの大きさで読者を魅了する
エンタテインメント界の第一人者
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安心して読んでいられる〜。
わかり易い描写(だからって単純ってワケではなく
説明文的な文体)
思わせぶりな感じがなく
しっかりと種明かししてくれる
まるで宮部みゆきさんが
国際ポリティカル小説を書いているかのよう。
で、読後、印象に残ったのは巨大ア×ル。
だってキーはア×ルなんです。
ホントに。
ネタバレのようなもんだけど
風邪の特効薬を開発したヤツはノーベル賞がとれる!
と長くささやかれながら、
今後いくら医学が進んでも、結局開発されることは
ないだろうということ。
患者は喜ぶかも知れんが医者は嫌がる。
風邪程度のお客(患者)がこなくなるから。
今の原発利権が、もっともこの小説に近い。
原発よりも安全で安くて、という代替手段など
実はあるんだけど、絶対採用させない。
だって、原発廃止しちゃったら
原発利権の甘い汁がすすれなくなるじゃんか!
すべてはそういうこと。
VIVA 現金!
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