「トランスフォーマー リベンジ(映画版)」
先日、地上波初放映だったので4歳の息子と
観劇。国際会議における同時通訳のように
息子に解説しながらの観劇は結構しんどかった。
オレだって全部知っているわけじゃないの。
息子よ。
<
あらすぢ>
宇宙の果てから地球へ飛来し、ジェット機、
ヘリコプター、自動車などあらゆるマシンに
姿を変えて潜んでいた機械生命体トランスフォーマー。
地球侵略を開始した悪のトランスフォーマー軍団
ディセプティコン(デストロン軍)だったが、
オプティマス・プライム(コンボイ司令)率いる
正義のトランスフォーマー軍団
オートボット(サイバトロン軍)がその野望を阻止。
束の間の平和が訪れていた。だが、ディセプティコンが
新たな仲間と共に復活。複数の建設車両が合体する
巨大なトランスフォーマー“デヴァステーター”や、
メガトロン以上に凶悪な“フォールン”という
想像を絶するパワーを誇るトランスフォーマーたち
とともに、オートボットを遥かに上回る戦力で
地球への侵略を再開する。
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話としては・・まあボチボチかな。
典型的なパートUで「前にやられたハズの
ボスが復活し・・」ってヤツ。
んで、追いつ追われつ
Bagooon!的
ハリウッド映画に仕上がっています。
トランスフォーマー(以後TF)に
興味のない人に、この映画は苦行でしかないし
リベンジからTF映画を初めて観た人が
TF世界のファンになるかってーと
おそらくそんなこと無いと言い切れるレベル。
TF趣味まるだしのカントクが、観客に
見せたかったのに、第一作では諸事情により
盛り込めなかった「見せ場」を、今回は
主人公カップルの逃避行劇に乗せて
順次展開していったという感じ。
それにしても長い。主人公が逃げ回るシーンは。
・・アニメオリジナルに忠実なんだけど
つくづくTFの連中っておバカだ。
せっかく最新鋭の米軍兵器や現代のメカを
オノレの血肉にしているにもかかわらず
肝心のバトルといえば肉弾戦ばかり。
ばんぶるびーという名前にそぐわない
戦士ぶりを魅せてくれるバンブルビー。
騒ぐだけで戦力としてあんまり期待できない
双子の戦士をみても、TF(メカ生命体)
だからといって、バトル担当はそれなりに
選ばれた連中でないと無理らしい。
(とにかく何でもかんでも塊魂みたいに
その辺のメカを身内に取り入れてしまえば
いいのに。なにか制約があるのかもしれない)
米国の力の象徴たる、米国海軍
原子力空母ジョン・C・ステニスが
遊星爆弾?で沈没するシーンなんかは
見ごたえがあった。CG技術の面目躍如。
帝国海軍のウラミ?をデストロン軍が
晴らしてくれたみたい。
米軍が撮影に協力したみたいだけど
協力したのは陸軍だけだったのか?
そう思わせるくらい、各地で奮戦する陸軍に対して
空海軍はいいトコなし(終盤、粋なやり取りの末
駆逐艦のレールガンが活躍するけどね)
その陸軍も、メカの塊が肉弾戦やってるときに
アサルトライフルの連射はないだろう。
とてもキクようには見えない。
でもM1A1(米陸軍主力戦車)の120ミリ砲
(っていうか劣化ウラン弾だろーなアレは)は
さすがのTFにもしっかりとキクんだね。
話の流れも主人公側もなんか行き詰って
打開策として、スミソニアン博物館へ繰り出す。
途中、日本人忌まわしの機体B−29
(たぶん原爆投下機エノラゲイ機)が
画面に被さってきたんで
まさか、まさか、B−29がTF?
チャレンジャーだなマイケルベイ、と
ひとり気をもんでいたのだが、さすがに違ってた。
ひさびさの起動のためすっかりボケちゃってる
SR−71(米国の誇る最速偵察機。全機退役して
現在は博物館収蔵)の老TFがヨイ味。
老人特有のヒトの話を全然聞かないし、自慢話
ばかりだし。ま、これは洋の東西問わずだけど。
主人公連中ときたら、ひとまず起動してから、
やべーコイツ敵陣営だよとか、騒ぐお茶目な連中では
あるが、言葉巧みに、ボケまくりの彼を利用する
あたりは、さすが?人類。
ストーリーの都合で急にいなくなったり
都合よく姿を現したり、これはなにもSR−71に
限ったことではないが。
それにしても死ぬ前に一度は
スミソニアン博物館に行きたいものだ。
俺の体を使え!とか
取り急ぎ使えそうなメカとは合体しとけ、的なノリ。
この辺は、なんかデビルマンを思い出すが、
TF世界のメカ生命体って、実はガミラス出身なのかも?
なんてことも思ったり。
てなこと妄想しながら観劇していると
息子が言うんですね。
「ねーお父さんばっかり見ていないで
もっとせつめーしてよ〜」と。
そうそう、幼児が楽しむにしては
ちょっと難しくなりすぎたかも。
そもそもCGが凄すぎて、誰が戦っているのか、
そもそも敵か味方か、果たしてどっちが優勢なのか?
それすら解らなくなっている。
両陣営の家紋?が現われて
てーれれれーれ↑♪で場面変換。

それくらいでいいんじゃないの?
この手の映画は。

キャスト・スタッフ
監督 マイケル・ベイ
出演 シャイア・ラブーフ (Sam Witwicky)
ミーガン・フォックス (Mikaela Banes)
出演(声) ヒューゴ・ウィーヴィング (Megatron)
出演 レイン・ウィルソン (College Professor)
ジョシュ・デュアメル (Captain Lennox)
ジャンル アクション
製作年 2009年
製作国 アメリカ
配給 パラマウント ピクチャーズ ジャパン
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