妻が借りてきたDVDを横から観賞シリーズ。
もう第何弾だか、まったくカウントしてません。
どこで間違ったか、自分は当初カンチガイしてまして
この映画、シンコクにみえる内容だけど
実は結構コメディタッチ・・
そしたら、あらあらスゲイ内容でしたよ。
一体ドコで間違った情報がインプットされたんだろ?
<あらすぢ>
女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の
勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。
数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて
「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」
と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に
復讐する。そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。
犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。
そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に
引きこもっていた…。
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・・ゆとり世代に限らず、連綿と生産される
最近の馬鹿な「若者」が引き起こす事件と、
被害者そっちのけ加害者擁護の少年法、
相変わらずのマスゴミ、一部のアホ弁護士など、
社会の風潮にいいかげんイラっとしている方にはお勧め。
自分にも覚えがあるけど、中学生って
妙に自意識過剰で、それでいていつまでも
子供時代というカテゴリーにいられないと焦る時期。
プライドは人一倍ながら、実力も経験もぜんぜん。
昔なら、そういった時期(いわゆる中二病)に
さしかかったとしても、せいぜい「はしか」みたいなもの。
勝手に田舎で、文学や運動あるいは盗んだバイクで
走り出すうちに卒業。自己完結して終了する。
・・だが、最近は「ネット」があるため
連中の自意識過剰に歯止めがかからない。
端的にいますと、クソ餓鬼は氏ね
(ただし周囲にはメイワクかけんなよ)
という映画です。
小説ではもっと陰々鬱々、微に入り細に入り
いろいろ描写されてるようだけど、そういうもんが
お好きな方は、そちらをお読みになれば
よろしいでしょう。
松たか子が主役を演じているからこそ、全篇を通して
灰色の色彩をおびたような、ウンザリするような
映画を、なんとか見続けることが出来る。
結果的に松たか子に利用される後輩の自称熱血教員
(演:岡田将生)がウザくてムカつくカラ回りぶり。
そういう役柄なんだけども。
でも実社会にて、自分の言動が実は周囲の目に
「後輩の自称熱血教員」のようになっている
可能性は十二分にある。
監督は「パコと魔法の絵本」の中島哲也。
なるほど。話に入り込めれば問題ないんだろうけど
そこに至るまでがややクドイか。
キャスト(役名)
松たか子 (森口悠子)
岡田将生 (寺田良輝)
木村佳乃 (直樹の母)
高橋努
井之脇海
田中雄土
西井幸人
能年玲奈
橋本愛 (北原美月)
三吉彩花
山田諒
山谷花純
スタッフ
監督 中島哲也
脚本 中島哲也
原作 湊かなえ
撮影 阿藤正一
主題曲/主題歌 レディオヘッド
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