「デイ・オブ・ザ・デッド」
先日、CSでやってたので録画しておいた。
過ぎ去る正月休みを惜しみつつ、酒を片手に
家族が寝ている間にこっそりと観賞。
家族が寝ている間に見るものといえば
AVが王道だろうが、まあカワイイもんでしょう。
子供(5歳)にはまだまだ刺激が強いと思うし
妻は最初から見ようともしない分野であるし、で。
<
あらすぢ>
米・コロラド州。正体不明のウィルス性疾患が
蔓延した町は、州兵部隊によって極秘裏に封鎖された。
サラ・クロス伍長をリーダーとする調査チームは、
病院内で爆発的に増殖させたゾンビたちと遭遇する。
次々と感染しゾンビと化す人間たち。サラたちは
襲撃をかいくぐり、州外へと決死のサバイバルを
試みる。そして廃墟と化した墓地にたどり着いた
一行が目にしたものは一体!?
主演のサラ役に『アメリカン・ビューティー』で
ケヴィン・スペイシーを誘惑する女子高生役で
一躍注目を浴びたミーナ・スヴァーリが戦う
ヒロインに。
今回、これまでのイメージを一新し、アクション・
ヒロインに挑戦! 迷彩服に身を固め、マシンガンを
撃ちまくるその姿は『バイオハザード』の
ミラ・ジョヴォヴィッチを彷彿とさせ魅力爆発!
またサラと行動を共にする黒人ヘイサラザール役には
若手俳優でありラッパーでもある、ニック・キャノン。
2008年4月には歌手のマライア・キャリーとの電撃
結婚が話題となった注目俳優だ。サラの上司、ローズ
大佐役には『ミッション:インポッシブル』の
ヴィング・レイムス。『ドーン・オブ・ザ・デッド』
にも登場しゾンビファンには馴染み深い1人。
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ジョージ・A・ロメロという人がゾンビ映画分野の
開祖だっつーくらいは知っているが、強烈なゾンビ
映画ファンというわけでもなく、正直、
「なんたらオブザデット」とかいわれても、
まったく区分けがつかないし、いわんや
「ディレクターズカット版」やら「完全版」やら
その差分も皆目判らない自分である。
そんなわけで、見終わった自分には
特に可もなく不可もなく。
この映画、死霊のえじきのリメイク標榜のワリに
まったく「えじき」を無視している、とのことで
純粋なロメロ信者には不評だったらしい。
ソンビ映画界で、すでに確立しているプロットに
忠実も忠実(「お約束」ってヤツ)でオリジナル要素は
ほぼゼロ。これがB級、C級ビデオ映画ならば、
いつものように「怒り」で、不満も並べられるんですけど
この映画はそれなりにキレイで手堅くまとまっているんで
それもありません。
いつも以上に、観たあとにはなんにも残らない
そんなゾンビホラー映画でした。
つまらない、と言っているんじゃないんです。
観ればそれなりに面白い。
グロあり、バトルあり、お色気あり。説明シーンも
きちんと用意され、ゾンビと人の交流シーンまである。
肝心のSFXも興ざめするほどチャチと
言うわけでもないし、ゾンビ映画を構成する上で
必要なシーンも短すぎず長すぎずで全部あるといっていい。
でもまったく心に残らないんだなあ。フシギと。
それではツマンナイ?ので気になったところをいくつか。
命からがら町を脱出した一行は、ヒロインの弟の思いつきで
彼が映画冒頭で逢引に使ってた、町のハズレにある
墓地へむかう。
え〜?こんな状況だからこそ墓地ほど避けたいところもない
と自分なんかは思うけど、まあ仕方ない。
ラブホという文化がアメリカには無いのかもしれないが
どうも若い連中がサカるときは「墓場」であるらしい。
引用ソースがこれまたアヤシイが、映画「バタリアン」でも
仲間たちは墓場で時間をつぶしていたし
むこうの人は墓場が好きなんだろうか。
それともホラー映画のご都合主義なんだろうか?
そんなふうに考えながら画面を見ていたら
「
基地で朝を待ちましょ・・」
とのたまうサラ伍長 。
「へ?基地?墓地じゃないの?」
不思議に思った自分は何度か巻き戻してみたけど
確かに字幕にゃそう書いてある。
誤植じゃないのか?
セリフでもグレイブ(GRAVE・・墓)って言ってた気がしたが。
聞き流せば英語は自然と話せるようになるって
言ってたじゃんか遼くんも。
基地なのか墓地なのか。
結局はPONの聞き間違いだったのかな。
ネタバレしちゃうけど、弟がすけべえに使っていた
廃墟は、冷戦、華やかなりし頃のナイキミサイル
発射基地跡だったらしく。
弟君はエッチに夢中で廃墟の奥までロクに
探検しなかったみたいだが、その奥には
米国政府の生物兵器秘密研究所があった。
そこが諸悪の根源。
ミラ・ジョヴォヴィッチの『バイオハザード』に出てくる
研究所「ハイブ」がアレだけの防護策を講じながらも
結局酷いことになったというのに、ここの研究所は
ミサイルの燃料は出しっぱなしだし、鉄板ドア一枚の
先はもう研究所だしで。
それにしたって、仮にも軍事基地だった処でしょ?
あまりに管理がズサンじゃないか?米国政府。
少しは片付けしましょうよ。
あと、ヒロインのミーナ・スヴァーリさん、
確かに美人であるが、この映画は2008年の作品。
ネットで最近の彼女を見たんだけど、
経年劣化がいちじるしい、とか余計なことを思った。
【キャスト】(役名)
ミーナ・スヴァーリ (Sarah Cross)
ニック・キャノン (Salazar)
ヴィング・レイムス (Captain Rhodes)
マイケル・ウェルチ (Trevor Cross)
アナリン・マッコード (Nina)
スターク・サンズ (Bud Crain)
マット・リッピー (Doctor Logan)
【スタッフ】
監督:スティーヴ・マイナー
脚本:ジェフリー・レディック
原案:ジョージ・A・ロメロ
音楽:タイラー・ベイツ
特殊メイク・デザイン:ディーン・ジョーンズ
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posted by PON at 21:10| 神奈川 ☀|
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