2012年02月06日

スカイ・ファイター

「スカイ・ファイター」

CSチャンネルで放映してたもんで録画しといた。

「スカイ・ファイター」
・・こんな邦題つけたヤツ出て来いっての。
何だよコレ?
スカイでファイトしたのは最初の数分だけじゃんか。

あらすぢ
南太平洋に浮かぶ謎の孤島。そこでは、極秘任務で
派遣された特殊部隊が次々と消息を絶っていた。
海兵隊のドーソン少佐と、島に漂着したジェイソンたちは、
恐るべき怪物に遭遇。それは体長5mを超える、
空飛ぶ恐竜だった。米軍のバイオ実験が生んだ、
究極の殺戮兵器。黒幕の将軍は真相を闇に葬るため、
空母インデペンデンスに出動を指令。世界最強アメリカ
太平洋艦隊vs翼竜レプティザウルス、
最後の決戦がはじまる!!

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ついでにこの「あらすぢ」ひねり出したヤツも
同罪だ。出て来い
・・でもカンベンしてあげよう。
というのも、この映画のミドコロ
(あるとするならば、だが)は
ほぼゼロなんで、そんな猛烈なハンディキャップの中
このC級映画を宣伝せよ、と社命を受けたら
まあ、このように書くくらいしか書き様が無いのではないか。

「最後の決戦」が、最初に始まっちゃあいけないよな。
決戦相手が世界最強アメリカ太平洋艦隊というが
出撃したのはF14トムキャット。
出撃シーンにはF18ホーネットもいたと思ったが
直接戦ったのはF14だけ。
自慢のフェニックスミサイルで遠くから
狙撃すればいいのに、わざわざ近くでドッグファイト。
んで、撃墜されちゃうのです。翼竜(ドラゴン)に。
いくらなんでもソレはなあ。最強の名が泣くよなあ。
(Wikiでみたらフェニックスミサイルは旧ソ連の
 大型爆撃機なんかを想定して作られたため
 小回りが効かず命中率も悪いらしい)

スカイ・ファイターこと翼竜レプティザウルスとは
アメリカ軍が内緒でマッドサイエンティストと組み
現地調達の蛇と吸血コウモリとを遺伝子操作したら
なんかドラゴンみたいのが出来ちゃった、との話。
口からなにも吐かないだけ、ギャオスなんかよりは
マシだけど、それがうっかり逃げちゃったんだって。
所員を惨殺して。コウモリの遺伝子が入ってるから
そこらの洞窟にでもいるんじゃない?とか
回想シーンに突入することもなくペラペラと
生き残りの黒人女性研究員が丁寧に説明して終了。
彼女、マッド博士に島へ置き去りにされて
よっぽどフンガイしていた模様。

このほかには・・ジェイソンら漂着民の一人である
緑のタンクトップ着た女の子の存在が
ちょっとだけウレシイくらいでね、もうグダグダ。
そうだ、漂着民の漂着理由も書いときましょうか?
いいすか?「酔払い運転で座礁したため」らしいです。

その漂着民と出会ってしまった極秘任務の特殊部隊を
率いるは海兵隊の英雄ドーソン少佐。
黒幕の将軍が、あいつは高卒でありながら
士官なんだぞ。どうだ、とっても有能だろう?とか
「ひとり逃げ出してきた首謀者のマッド博士」に
自慢するくらいの秘蔵っ子だ。なにそれ。

でありながら・・・

特殊部隊の部下が1名だけとは

いったいなにごとですか?
黒幕将軍。

すべてが終わった後、実は??なんて
お約束すぎるC級映画的展開も外さずにしっかりと踏襲。
海兵隊のドーソン少佐も、ひとまず巣がどうなっているか
くらいは確認しておこう。それがプロというものだ。



まあ見事にC級ビデオ映画でありましたが
こういうジャンルなのだと思って、
C級映画に吠えるのはヤボってものなのかも。

2008/アメリカ/字幕
原題:REPTISAURUS
監督:クリストファー・レイ
出演:ギル・ジェラード、バーナード・フレデリックス

http://tv.foxjapan.com/movies/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1343

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2012年02月04日

「自由殺人」大石圭

自由殺人 大石圭 角川ホラー文庫

久々の「大石」先生作品。
相変わらず文章が読みやすく、爆発シーンとか
人が死ぬ描写とか、客観的なモノの書き方は
ピカイチだと思う。
もし自分が小説家目指す気だったら
あの乾いた描写は、大いに参考にするな。

―「隣人愛」という言葉は、この日に死んだ。

あらすぢ
ある日、突然、殺人を選択する自由があなたに
与えられたら、どうしますか?謎の人物から
送られてきた爆弾。それを手に入れた人物たちは、
エゴと怨念を剥き出しにしていく。
元マラソンランナーの朝香葉子もまた、爆弾を
受け取った一人だった。しかし、彼女は何の
ためらいもなく爆弾を警察に届ける。犯人は
そんな葉子に、あるゲームを持ち掛けてきた。
人間の業を深く、そして鋭く描いたホラーの新境地。

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―殺人の道具が高度になればなるほど、
 人を殺すということの実感は薄らいでゆく。


爆弾は13個。どちらかといえば、社会の底辺層で
生活しているが、犯罪に奔るほどではなく、ひとまずは
普通に暮らしている・・という、
いまの日本にありえそうな人々に配られる。
現状に汲々としている人間が
急に「力」を手にしたとき、人はどういった行動に出るか?

残念だったのが一点だけ。

太平洋戦争で地獄の戦場を生き抜いた老人が
自分だけが生き残った、という忸怩たる思いの中
自サイトに、自己の経験をすべてアップしてゆくのだが
彼の戦記に、違和感を覚えてしまった。
それはもう、なんども読み返してしまうくらいに。

「宙の一点に静止したヘリが壕からでた
 日本兵を狙い撃ちにし・・」
ヘリが辺りをまんべんなく機銃掃射し・・」

あれ?このじいさんの戦場はベトナムか?
ここのヘリって「縁(へり)」のことじゃなくって
やっぱりヘリコプターだよなあ。
太平洋戦争時に「ヘリコプター」は実戦参加していないはず。

あるいは、このじいさんの記憶力が
本人の悲愴な思いとは裏腹に、
かなりイイカゲンなものになってきている、という
ボケの描写だとか??

どうもPONにはワザとには思えない。
おそらく大石圭さんの穴なんだろう。
作者はミリタリー方面について
それほどご存じないのではなかろうか。

―この国は果たして守るに値する国なんだろうか?

かつて、この国を守るために多くの若者が無意味に死に、
いまの世代はその国で無意味に生きている。
そのやるせなさが小説のテーマであるのにちょっと残念。

だとしても、話の面白さは損なわれないけれど。

―人々は素知らぬ顔をして隣に潜む
  恐ろしく凶暴な悪意を見た。


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2012年02月02日

高崎線の編成

「高崎線の編成」

完全に鉄道マニアとしての質問。

東海道線211系は普通電車なのに豪華15両編成。
5両+10両編成
クモモサク+クモモサ(ロロ)サモモク

まあこんなところなのでは?
なぞの呪文のようですが。

【脚注】
ク:運転台つき
モ:モーター車A
モ:モーター車B
サ:付随車(トレーラー)
ロ:グリーン車

ところが、先日見かけてた211系高崎線の編成は
10両編成。
クモモク(ロロ)クモモク

120112_091104.jpg
編成の頭同士がダブルデッカーの
グリーン車を挿んでいる状態。


なんかカッコわる・・と思った。

ただそれだけ。

それと・・同じ東海道線でもなぜ211系は
熱海より西に行くのに
JR東日本ご自慢のE231系は行けないのか?
線路規格とかの違い?
JR東日本はJR東海が嫌いだから?

120112_091117.jpg
一階建てのグリーン車もなんかレトロで素晴らしい。

111228_205627.jpg
ピンボケでスミマセン。
東海道の駅で見かけたポスター
ドア数にご注意ください」と。
なんか211系がオレオレ詐欺の犯人かなんかみたい
あんまりといえばあんまりな扱い。

知らない人の為に・・
東海道線211系 :3ドア
東海道線E231系:4ドア
で運用してまして
ぼけーっとホームで待っていると
211系が来たときに待っている場所がずれ
座席争奪戦に敗北するよ。
こんな詐欺っぽい電車は随時淘汰してくんで
しばらくごめんね、ってメッセージのようだ。

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ラベル:高崎線 211系
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2012年02月01日

機動戦士ガンダム 戦場の絆

「機動戦士ガンダム 戦場の絆」

ガンダムコクピットが再現されて
チームで戦えるようになってから
結構経つ(3年くらい?)

次はエヴァンゲリヲンかなと
思ってたんだが。
さすがにLCLは再現できないだろうケド。

でもエヴァンゲリヲンは
敵(使徒)のバリエーションが少なく
耐久力ばっかりあって
イレギュラーな倒し方されているヤツ
ばっかりだからな。
ゲーム化しにくいと思う。

それにしても
開発に手間や金がかかる割には
ゲーセンも冬の時代だ。
かく言うPON自身、ゲーセンに
行かなくなって随分経つし。

コンシューマ(家庭用)ゲームが
技術面でまだまだヘボかった頃、
ゲーセンは、その上を行くクオリティで
その優位性を保っていた。

そしてコンシューマ用ゲームが
ある程度のクオリティに達した頃には
ゲーセンは対戦システムで盛り返した。
(ストU〜全国対戦システム)
対戦システムはカードゲームとリンクさせて
延命処置に努めたもののそれも限界に。

ハイクオリティゲームも対戦システムも
すべて家の中で済ませられる現在。
プリクラもクレーンゲームも
以前ほど人は集まってこないようだし・・

正直、ゲーセン・・要らないんだよね。

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