CSチャンネルで放映してたもんで録画しといた。
「スカイ・ファイター」
・・こんな邦題つけたヤツ出て来いっての。
何だよコレ?
スカイでファイトしたのは最初の数分だけじゃんか。
<あらすぢ>
南太平洋に浮かぶ謎の孤島。そこでは、極秘任務で
派遣された特殊部隊が次々と消息を絶っていた。
海兵隊のドーソン少佐と、島に漂着したジェイソンたちは、
恐るべき怪物に遭遇。それは体長5mを超える、
空飛ぶ恐竜だった。米軍のバイオ実験が生んだ、
究極の殺戮兵器。黒幕の将軍は真相を闇に葬るため、
空母インデペンデンスに出動を指令。世界最強アメリカ
太平洋艦隊vs翼竜レプティザウルス、
最後の決戦がはじまる!!
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ついでにこの「あらすぢ」ひねり出したヤツも
同罪だ。出て来い
・・でもカンベンしてあげよう。
というのも、この映画のミドコロ
(あるとするならば、だが)は
ほぼゼロなんで、そんな猛烈なハンディキャップの中
このC級映画を宣伝せよ、と社命を受けたら
まあ、このように書くくらいしか書き様が無いのではないか。
「最後の決戦」が、最初に始まっちゃあいけないよな。
決戦相手が世界最強アメリカ太平洋艦隊というが
出撃したのはF14トムキャット。
出撃シーンにはF18ホーネットもいたと思ったが
直接戦ったのはF14だけ。
自慢のフェニックスミサイルで遠くから
狙撃すればいいのに、わざわざ近くでドッグファイト。
んで、撃墜されちゃうのです。翼竜(ドラゴン)に。
いくらなんでもソレはなあ。最強の名が泣くよなあ。
(Wikiでみたらフェニックスミサイルは旧ソ連の
大型爆撃機なんかを想定して作られたため
小回りが効かず命中率も悪いらしい)
スカイ・ファイターこと翼竜レプティザウルスとは
アメリカ軍が内緒でマッドサイエンティストと組み
現地調達の蛇と吸血コウモリとを遺伝子操作したら
なんかドラゴンみたいのが出来ちゃった、との話。
口からなにも吐かないだけ、ギャオスなんかよりは
マシだけど、それがうっかり逃げちゃったんだって。
所員を惨殺して。コウモリの遺伝子が入ってるから
そこらの洞窟にでもいるんじゃない?とか
回想シーンに突入することもなくペラペラと
生き残りの黒人女性研究員が丁寧に説明して終了。
彼女、マッド博士に島へ置き去りにされて
よっぽどフンガイしていた模様。
このほかには・・ジェイソンら漂着民の一人である
緑のタンクトップ着た女の子の存在が
ちょっとだけウレシイくらいでね、もうグダグダ。
そうだ、漂着民の漂着理由も書いときましょうか?
いいすか?「酔払い運転で座礁したため」らしいです。
その漂着民と出会ってしまった極秘任務の特殊部隊を
率いるは海兵隊の英雄ドーソン少佐。
黒幕の将軍が、あいつは高卒でありながら
士官なんだぞ。どうだ、とっても有能だろう?とか
「ひとり逃げ出してきた首謀者のマッド博士」に
自慢するくらいの秘蔵っ子だ。なにそれ。
でありながら・・・
特殊部隊の部下が1名だけとは
いったいなにごとですか?黒幕将軍。
すべてが終わった後、実は??なんて
お約束すぎるC級映画的展開も外さずにしっかりと踏襲。
海兵隊のドーソン少佐も、ひとまず巣がどうなっているか
くらいは確認しておこう。それがプロというものだ。
まあ見事にC級ビデオ映画でありましたが
こういうジャンルなのだと思って、
C級映画に吠えるのはヤボってものなのかも。
2008/アメリカ/字幕
原題:REPTISAURUS
監督:クリストファー・レイ
出演:ギル・ジェラード、バーナード・フレデリックス
http://tv.foxjapan.com/movies/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1343
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ラベル:スカイ・ファイター