2012年03月05日

ザ・トップ10 世界の戦闘機

「ザ・トップ10 世界の戦闘機」

CSチャンネルで放映してたドキュメント
ナショナルジオグラフィックの
ディスカバリーチャンネルの
「ザ・トップ10」シリーズ。
今回は「世界の戦闘機」

世界の軍事学者(マニア)が
・生産性
・就役期間
・キルレシオ
・革新性
・FEAR FACTOR(恐怖)?
・防御力
(評価対象により若干の項目入れ替えがある)

なんかで評価したらしいが
どっちかってーとイギリス(あとちょっと米国)の
兵器マニアが趣味でつけたランキングって感じだ。

10位 F22ラプター(米) 
・・革新性は群を抜いているが、ほぼ革新性だけで
 10位を確保したようなもの。ご存知、自衛隊でも
 欲しかったけどオヤブンが許可しなかった戦闘機。
 コイツ1機で、従来機20機分の働きをするらしい。
 あんまり大きな声では言えないけれど、今後は
 WWUのように全面戦争をするワケでもないので
 数機による国境の小競り合いが主流ならば
 タイマンで強い戦闘機の方がよいかもしれない。
 某中国の保有機と数で競うなんて非現実的だしムリ。

09位 ハリアー(英)(米)
・・F35という、ハリアーに代わる戦闘機が
 ようやく出てきつつあるようだけど。
 VTOLといえばやっぱ永遠にコレ。
 カッコよいけど、弱小空軍あいてならいざ知らず
 戦力として当てにするにはもう苦しいのかもしれない。
 米海兵隊のシーハリアーとかハリアーUとかは
 さすがに引退したのかな、もう。

08位 ソッピース キャメル(英)
・・すみません。これ知らないです。なんか複葉機。
 >撃墜王レッドバロンことリヒトホーフェンが乗る
 >フォッカー Dr.Iをキャメルに乗っていたブラウン大尉が
 >撃墜したと公式にはなっている(以上Wiki)。
 へー、WWTで活躍した戦闘機なんだ。
 リヒトホーフェンくらいはPONも知っているが
 その彼を撃墜したとされる戦闘機なれば
 選考者が(おそらく)イギリス人なんで入れておきたい
 ところなんだろう。でもさ、そろそろこの辺に零戦が
 ランキングされていても良かったのでは?なんて思う
 そんなジブンは日本人。 

07位 ME262(独)
・・ヒトラードイツがWWU中に開発し実戦投入してしまった
 世界最初の「ジェット機」。世界最初だよ?他のみんなが
 馬車で競争している時代に自動車投入しちゃったような
 もんだ。おそるべし独逸科学力。日本にも技術提供され
 マイクロフィルムでの設計図がもちこまれ試作している。
 それが橘花。さすがに実戦投入はムリだったけども。 

06位 スピットファイア(英)
・・バトルオブブリテンの立役者。英国勝利の象徴だもんな。
 入れないわけにはいかなかったんでしょう。
 あとは特に言葉がありません。

04位 MIG15 VS F86(同率4位) 
・・朝鮮戦争の空戦は人類初のジェットVSジェットの
 戦いだったわけです。独逸が作り上げてしまった
 ジェット機を米国もソ連も母国に持ち帰って解析した
 わけだけど、ここでも西側はロス家がジェット(MIG15)
 なんか運用できるはずもない。できたとしても
 まさか局地戦(だと最初は思ってた)に投入なんか
 しねーだろーとタカをくくっていたらしい。
 そこへのミグショック。太平洋戦争では無敵を誇った
 米軍のB29は、旧立川基地から出撃してみんなこの
 ミグに墜とされてしまった。日本軍の無念を変なところで
 晴らしてくれたともいえるわけだが。
  米軍が慌てて投入したのがF86セイバーでした。
 映画ゴジラでもゴジラの後を飛んでます。

03位 F4(米)
・・ファントム。そして無頼です。
 無骨なフォルムに、これまでにないデカさ。
 コイツを空母で運用することを決定、万難を廃して
 それを現実のものとしたとき、米国の軍人は 
 「なんかもー引き返せないところまで来ちゃったな〜」
 なんて、考えたヤツも居たんじゃないだろうか?
 ベトナム戦争でミグと戦ったのはこの飛行機。
 これからはミサイル万能時代だ!と機関砲とったら
 前線からクレーム殺到。オプションとして機関砲を
 追加装備しました。

02位 F15(米)
・・1960年代に空対空ミサイルが実戦配備され
 もう「紅の豚」のようなドッグファイト技術なぞ不要。
 敵の姿も見えないうちにボタンを押せばミサイルが
 勝手に飛んでいってくれて敵を撃墜できる。ビバ科学。
 機銃は不要だし、要はレーダーとミサイルを載せる
 飛行機があればよい(ミサイルキャリアという)
 そんな極端な戦論が台頭した時代がありました。
 さらにいうなら空対空「核」ミサイルすら開発され
 敵が密集しているところにミサイル撃ち込めば
 OK。後知らない、というスゴイ時代でもありました。 
 でもベトナム戦争で戦ってみると、ミサイルには
 不具合も多く、最後に役に立つのは「機銃」であり
 やっぱあらゆる飛行機を撃墜できる戦闘機は
 必要だわ、という結論にまたまた達した米軍の
 答えがコレ。F−15イーグル。1971年初飛行。
 未だ現役。エンジン出力に対する自重比は2.7?
 だったかな。つまり羽が無くってもジェットの推力
 だけで2機分飛ばせることが可能ってこと。バケモノ。

01位 P51(米)
・・通称ムスタング。レシプロエンジン(プロペラ機)
 としては最速の時速700キロ強。
 WWU最強の戦闘機というのも伊達じゃない。
 キャノピー(空防ガラス)も水滴型でみるからに洗練。
 風貌が洗練されている兵器はやっぱ強い。
 アメリカの工業力の象徴。
 こいつが戦場に現れた頃はすでに日本は虫の息
 だったんでその能力を活かす敵も存在せず、
 どうしても弱いものイジメの印象がある。100%
 PONの主観だけどね。朝鮮戦争では長期間
 空を飛んで監視するために羽根をくっつけて
 しまった「ツインムスタング」なるヒコーキも存在する。
 さすがはアメリカ。



・・やっぱり有りませんね。日本が誇った
 「零式艦上戦闘機」。欧米の軍事マニアから
 言わせれば、零戦は「鳥なき里のコウモリ」扱いっていうか
 工業的には見るべき物が無いと判断したんでしょう。
 たしかに戦後、神格化されすぎた部分もあると思うけど
 それでもなんか悔しい。ランキングに無いのは。

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posted by PON at 21:22| 神奈川 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 軍事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする