CSでやってたんで録画しといて酒呑み観賞。
前回、「ディープライジングコンクエスト」で
ブツブツ書いたくせにまた観てる。こんなの。
まったく懲りない俺。
高空数百メートルを飛ぶジャンボジェットに
ジャンプして喰らいつく巨大サメという
ビジュアルが見たかったらどうぞ。
(被害機「コンドルエアライン」って実在するのか?
→調べてみたらルフトハンザの子会社で
存在しています。太平洋は飛ばないと思うけど)
<あらすぢ>
いやアラスジなんかそもそもなくってさ。
題名がそのままあらすじなんだが。
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むこうの人の作る巨大怪獣映画の
モンスターはジョーシキであり得る(と考えられる)
大きさなんで、デカイといってもせいぜい
体長10メートル内外が主流。
この映画はそのリミットきってしまい、
モンスター映画ではなく怪獣映画でした。
こいつらとサシで喧嘩できるのは
ゴジラかガメラしかいない。
こっちもネタバレ全開でいきます。
5600万年前、巨大タコと巨大サメが
闘っている最中に急速冷凍されるも
昨今の地球環境により解凍、暴れ始める。
タコはニッポンへ。サメは太平洋へ。
まずタコに襲われるのは
日本の海上石油採掘基地
KOBAYASHI BASE。
またでたよ。KOBAYASHI
むこうの映画人は好きだな小林。
生き残った人は機密保持(え〜?何のために?)
東京拘置所!に送られる。
テロップには東京拘置所と表示されているが
いや、メリケンのコンビナートにしか見えないし。
内部では怪しい東洋人が
むき身のアサルトライフルぶら下げてるし。
連中め、日本をなめてるな。
そこまでイカツクないぞ平和国家ニッポン。
基地とかいってもどこかのケミカルプラントを
お借りして、モデルガン持たせた兵士を立たせるのみ。
この先ずっとこんな感じで清々しい。
日本の科学者。シマダセイジ。
どうみても純日本人じゃない。
目が細くてメガネかければ日本人か?
俺のことじゃんか。
彼の自己紹介によればシマダ氏の一族は
みな漁師なんだって。
それでいてこいつ裏切り者でさ。
(イルカやらを殺す一族がキライなんだって)
太地町には金輪際いけねーぞ?
そして「米海軍駆逐艦リード」
これもテロップでそう紹介されている。
だが、
どう見てもその三連装砲は米戦艦アイオワだ。
さすがリミット切った怪獣映画。駆逐艦もでかい。
デルタ作戦開始!とかいっても
三連装砲を前に撃ってるだけだし。
それも横方向から来てるサメに対してですよ?
老婆心ながら、そこは「対潜水艦戦よーい!」だろ。
キホン、水中の敵に大砲撃って何するつもりだったのか・・。
いずれにしてもダメだろうけれど。
その三連装砲も、米海軍提供アイオワのビデオフィルムに
CGでエフェクト追加してるだけだから
ちゃちいのなんのって。
さては三連装砲も舐めてるな?
艦長が勢い込んで「ワシントンに連絡!」だって。
まずは海軍司令部だろうよ。
それによく見りゃ駆逐艦リード一隻だけだし。
ひょっとしてテイのいい厄介払いだったのか?
ついに事態を真に受け
米国政府のエージェントが登場。
これがすげーいやな奴。
言わなくていいこと言って周囲を敵だらけにする男。
なにか深い策略があってなのかと勘ぐってみれば
本当にイヤすぐる奴だっただけ。
ビジュアル的には沈黙の戦艦シリーズに出てくる
例の彼みたい。頭髪を後ろで縛ったね。
以後、セガール司令(偽)と呼ぶ。
そして・・出たよ。
「連中は歴史的発見だから捕獲せよ」命令。
それを受けた主人公科学者チーム
なんか急に研究開始しましたよ。
カラフルな試験管やらフラスコやらを傾けながら。
いきなりの研究がいきなり行き詰るなか、
男女は急に盛り上がってしまい、研究所でアーン開始。
結果、タコさんらをフェロモンで浅瀬に誘い込むことを思いつく。
数百万年も氷付けだったのなら
さぞや溜まっているだろうから、というのがその理由。
まったくもって研究関係ないじゃん!
なんなの?その蛍光色100%の
バスクリンみたいな液体は?
一般的なサメとタコのフェロモンを
抽出&量産化したんだろうか。
それをサンフランシスコ湾と東京湾にばら撒くんだと。
世界中のサメ(オス限定)がサンフランシスコに
おなじくタコ(オス限定)が東京に大集結すると思うけど?
このあほセガール司令(偽)。
やることなすことメチャメチャ。
太平洋になんか見っけたよの報告を受け
戦闘機F−15イーグルに
「高空飛んでたらよく見えないじゃんか!」と
海上30メートル飛行を、切れギミに命令。
いや、その命令が非人間的とかそれ以前の問題で
さっきも書いたけど、キホン水中の敵を探すのに
戦闘機マッハで飛ばせてどうするんですか?
あなたの配下には対潜哨戒機(P3C)とかないの??
で、タコはすげーことに上空30MのF15を撃墜。
腕一本で。南無〜。
まあ、いいや。敵を見っけたぞ!
「ミサイル発射」「らじゃー」
ミサイル発射ハッチのオープンシーンはあるのに
カットが続き、気がつくと発射済みだったようで
たった一本だけ海中へ。このあたり予算のなさが泣ける。
依然、サメ接近中!速度500ノット!(≒950Km/h)
どんなサメだよ。
おびき寄せたサンフランシスコ湾に
セガール指令(偽)自慢のへっぽこ海軍が差し向けた船は
沿岸警備艇一隻のみ。ええ?なにそれ?
あんだけデッカイ駆逐艦の次はこれかよ。
もう在庫ないのか。
それにゴールデンゲートブリッジを
交通止めにもしていないとは・・。
なんて無能なセガール指令(偽)。
結局サメの対処も東京のタコの対処も失敗。
無能な奴ほどすぐ核に頼ろうとする。
で、シマダ氏は唯一の核被爆国(最近は自爆だが)
の学者として、核だけはやめてくれと、
放射能の海洋汚染で生態系にどんな影響が
およぶか判らない!と至極マトモなことをいう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・ごめん・・東電に代わってなんかごめん。
そこへ「じゃあさ、もともと戦っていたんだから
サメとタコと相討ちにさせればいいじゃん!」と
女主人公のほうが気軽にのたまう。何気にドヤ顔。
責任とって、対策チームごと潜水艦で大海原へ。
ヒドイのは船のセット。
ほぼ使いまわし。
それに日本側の潜水艦もさ
米軍がいないときの艦内会話ぐらい
日本語でいいじゃんよ。
さては貴様ら日本語話せない東洋人だな。
「作戦がうまくいくように祈ろう」
って無理。そもそも潜水艦は500ノットも出ない。
彼らと追いかけっこにもならないのだ。
なに?緊急用エンジンって?
ブースターなの?すげえなあ。
ここでいきなり「僕死にたくない」と
潜水艦の操縦士が反乱開始。
でもそこで君が任務放棄のするほうが
よほど死ぬ確率が高くなると思うよ。
元海軍潜水艦乗りだった女主人公の恩師に
ここは選手交代。
プチ反乱兵士は女科学者にもぶっ飛ばされて
そのままフェードアウトする。
でも・・タコさんらに魚雷が一発当たったからって
ナニ喜んでんの?
観客の受難は続く。
巨大タコ。応援の原潜5隻瞬時に撃沈。
沈黙の艦隊も形無しである。
アップトリムがどーの、ポリマーがどうだとか
関係ない、もう異次元の世界。
そして主人艦も被害が。
ええ??艦を捨てて逃げるんだ?
なに、いままで小型潜水艦くっつけて運行してたの?
どんな万能潜水艦よ。
そりゃあスピードでないわ。
やっとここ北太平洋で宿敵同士が邂逅。
バトルを開始する。
生存本能より種族としての憎しみのほうが増すんだそう。
タコやや有利か。
基本的にサメ類は泳ぎ回ってないと窒息するしな。
CG予算の都合からか、形勢にまったく変化なく
巨大タコが足で巨大サメをつかんでるだけ。
「奇跡だ!」って
いえ脚本の都合っすよ。
「また、北の海で温度の高い反応がある
氷山が見つかったのだが・・行てみる?」
「Why not?」
えええ??また行くの?君たちが。
出演: デボラ・ギブソン, ショーン・ローラー,
ロレンツォ・ラマス, ヴィック・チャオ,
ジョナサン・ネイション
監督: エース・ハンナ
時間: 89 分
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