先日、会社で不幸があり香典を包んだんだけども
北関東出身の同僚と話していて、聞きなれない
言葉が出てきた。「新生活」
「新生活」と香典袋に書けば、それはそのまま
「香典返し」不要の意思表示をあらわし、
北関東の法事では香典受付窓口が
「親戚関係」「会社関係」「近所関係」などと並び
「新生活」専用受付があるという。
なんだそれ?聞けば聞くほど訳がわからない。
その効能は理解できなくはないけれど
何故に「新生活」・・。
香典返しは不要です、とダイレクトに書くとか
もっと仏教由来の、いかにも日本的
古来の言葉がありそうなもんだが・・「新生活」
調べてみた。
【デジタル大辞泉の解説】.
しんせいかつ‐うんどう 〔シンセイクワツ‐〕 【新生活運動】
1 虚礼などを廃止して、生活を合理化、
近代化しようとする社会運動。
2 中国で、1934年に蒋介石が提唱した精神運動。
儒教的理念に基づく国家総動員体制をめざす
ファシズム運動だった。
正解はどうやら「2」ではなく「1」であるらしい。
Yahoo知恵袋にはこんなシツモンもある。
葬儀のお香典「新生活」について、東京では通じますか?
Q 昔住んでいた群馬では、葬儀での香典袋に
「新生活」と記入すれば(もしくは「新生活です」と
受付に伝えれば)少額をお包みする代わりに
お香典返し を辞退するという意味で通じました。
千葉県出身の人もその風習(?)を知っていたのですが
東京都出身の人は知らないようでした。
坊さんの回答が過激。
A 終戦直後(昭和20年代)の冠婚葬祭に関する
「虚礼廃止」運動で、「結婚式は公共の施設で」
「香典は少額で、香典返しはしない」「生花・盛篭は
二対まで」などとの決まりがありました。
戦後数年は残っていましたが、その後の高度
経済成長の中で結局は全国的に消え去って
しまっています。
今後の日本で生きる以上は、記憶から消した方が
良いです。冠婚葬祭儀礼は一般的でないと変人扱い
されかねませんので、従前の地域にもう半世紀
以上前の遺物が残っていたとしても現代では
通じません。
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・・いや、そこまで云わなくてもいいじゃないとか思う。
「気持ち」の問題なんだからさ。
例えばお札がピン札でも、向きが揃ってなくっても
名前がマジックで書かれていてもいいじゃない。
自分なんか、たとえばストレートに香典返し不要です
とか言われたら、ああそれはどうもご親切に、とか
思うし、たとえば香典が少なかったとしても
なんか理由があるんだろうな、とか
それ以外にも嫌なことがあれば、以後そういう
連中なんだな、と思えばいい話だと思うんだが。
気持ちの問題じゃない。
そんな意味では「新生活」って発想はアリだと思う。
高度成長期にと共に廃れているというんだからさ、
記憶から消さなくってもいいのに。
この新生活という考え方を突き詰めてゆくと
最後には坊さんの収益に直結するからな。
過激な回答もやむを得ないのかもしれないけど
ちょっと違和感。
・・おれ変人なのか。
でも勉強になった。
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ラベル:新生活運動