2012年03月27日

ディープコア2010

ディープコア2010

CSチャンネルで放映してたもんで録画しといた。

「ディープ・コア2010」という物々しいタイトル。
ひとついえることは「西暦」がおしりにつく
映画はほぼ間違いなくB級であるってこと。

ドリフ大爆笑・・これはまあちょっと違うか。

地底映画の先駆的存在「ザ・コア」。
地底が絡む映画ならば、あれをベースに
「修飾詞+コア+西暦」の方程式で
 =「ディープコア2010」
と相成る。りっぱなB級映画タイトルの出来上がり。

海が舞台なら「シャーク」でも「メガロドン」でも
宇宙ものなら「インディペンデンス」「アルマゲドン」
「ドラゴン」でも「トランス〜」でもなんでも・・
「コア」のところに好きにくっつけてください。

あらすぢ
内容(「Oricon」データベースより)
ウェストバージニア州のブラックリバー山で、
大規模な地殻変動が発生。大地震に襲われた
ワシントンDCは壊滅的な被害を受ける。
調査に飛んだ地震学者のエイミーは
恐るべき事態を知る。巨大な断層は西へ
移動を続け、このままでは北米大陸を横断、
アメリカは2つに割れてしまう。大統領は
非常事態を宣言し、極秘兵器の使用を
決断するが…。人類を襲う大自然の脅威を
描いたディザスター・パニック。

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B級映画にしては美人の部類に入る
地震博士(ブリタニー・マーフィー)が主人公。
映画では残念ながら既婚。
事態の収拾は、この
美人系博士+事の発端であり
 行きがかり上救った黒人

のコンビが担当する。

黒人は気のいい何でも屋。
元軍人って設定は脚本家にとって便利だ。
(一般人と比べて何でもできるし)

一方「美人系博士の旦那+長女」は
冒頭で別行動。
彼らは地震に巻き込まれる一般民代表として、
そらもーいろんなとこで災害に巻き込まれるという
・・見事な役割分担。

ハーマイオニーが年取ったようにも見える
美人系地震博士役の、ブリタニー・マーフィーだが
ちょっと調べてみたら、なんと亡くなってました。
(享年32歳)
Wikiでは、死因?は糖尿病だとか心臓発作だとか
わかったようなわかんないような項目が並び
その5ヶ月後には旦那も死んでいるという・・
なんだか下手すると、この映画より
よほど興味深いドラマが隠されていそうだ。
さるブログには
「彼女の死因は、肺炎、貧血、そしてドラッグ中毒」
とありますけど・・まあいいです。

ご冥福を祈ります。

以下、ネタバレで行きます。

さて、地震って面で攻めてくるものと思ってたけど
この映画では「巨大断層のズレ」という
表現がなされており、
それはあたかも地中を進む巨大ミミズのように
地面がもこもこっと
盛り上がってゆく。
断層のズレ=地震の現在位置が
ビジュアルで観劇者に判るという、親切設計。

ちゃちなCGによる
「アメリカ横断巨大断層クイズ」である。
地震はクイズと違ってNYでなく西海岸を目指すが
西海岸には有名なサンアンドレア断層も控え
さらにそこから太平洋に達したりでもしたら、
これはもうニッポンも大変すぐる!
がんばれ!ボクらの美人博士、ってな感じだ。

この「もこもこ」断層は、メインルートが2本あり、
1本はそのうちグランドキャニオンにぶつかるらしい。
巨大な谷はその後の連鎖地震を止める効果が
あるんだとかで、早々に放置決定(オイオイ)
結局もう1本のルートをめぐってドラマは進む。

家族が心配なんで家に帰りたくて仕方がない美人博士。
災害の状況が変化するたびに呼び戻そうとする軍。
そのつど移動、そのつど災難にあう彼女。
道すがらアドベンチャーや人助けも忘れない。

美人博士を軍に紹介したり、いろいろと便宜を図る
温和な感じの主任博士がいるんだけど
この彼。今はいいけどそのうち悪として
その正体を現すんじゃないか、と見張っていたものの
けっきょく最後までいいヒトでありました。
若干気が利かないけどね。
美人博士の家族は逃げ回った挙句に
なんと2本目の侵攻予定コース上に落ち着く始末だ。
キーパーソンの家族くらい回収してやれよ。
米軍も。主任博士も。

状況が変わったら勝手に動くことなく
つねに科学者にお伺いをたてるって
軍の姿勢はたいへん立派なんだけど
美人博士が師事する主任博士がいるじゃんよ。
あんたらの目の前に。彼に聞け、まず。

何度も召喚される美人博士の再提言により
2本目のヘビ断層侵攻予定コース上に、
たくさん爆弾を仕掛けて巨大な「谷」を
人工グランドキャニオンを造ちゃえば?
って話になる。

そうと決まれば躊躇がない米軍。
得意の圧倒的な物量大作戦で、
爆弾らしき箱をぶら下げたCG製ヘリが多数飛来。
その割にあまり工兵の姿は見かけない
(最近の映画は人間出すほうが金がかかるみたい)
とにかくセッティングは完了する

・・ところがこの爆弾。起爆法がヘン。
おかし過ぎ。テレビのリモコンのように
それぞれ爆弾のそばにある起動スイッチを
赤外線でをオンにして回らんといけないんだって。
しかも車で。

その辺、どーも意味がよくわからないんだけど??
教えてくださいよ。将軍。
パードゥンミー?

そんな腰くだけシステムに黒人一人だけ
手間取る内に、ヘビ断層地震は各都市を
チャクジツに破壊しながら発破予定地へ迫る。
ヘビ断層が先か!起爆が先か!
今時、だれもそんなドラマで手に汗なんか握らないが
一応ドキドキ。

ヒーロー戦隊もののOPなんかによくある
ヒーローの乗り物が通過後、背後がバクハツして
廻るあのビジュアル、あれが展開する。

ときどき一部のヘビ断層さんがフライング気味に
黒人が乗る起爆役ジープのタイヤに迫ったり
・・さあドウナルの?この先w



「美人系博士の旦那+長女」組も負けていない。
道中、ピックアップしたタンクローリーで
地割れとローリーのどちらが早いか?
(ガス爆発オプションあり)という、
これまた、まったくイラナイ競争をしてたりする。
彼らが乗せてもらったのが「タンクローリー」だったって
あたりで、なんとなく先の予想がついたのだが・・。

それにしてもトレーラーって走行中に、
ピンを外すだけで、後ろの荷台が外れる
モンなんですかね?しかも人力で。

なんだかんだ書いちゃったけど
それなりに楽しんでしまった模様・・。

出演
ブリタニー・マーフィー
エリック・ラ・サール
ジャスティン・ハートレイ
ブルース・デイヴィソン
ポール・ローガン
監督: デヴィッド・マイケル・ラット
時間: 89 分

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(タ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする