2012年05月14日

ウルトラマンサーガ

「ウルトラマンサーガ」

息子が猛烈に楽しみにしていたので
公開日翌日の3/25に映画館へ。

公開日にコンビニ(サークルK)へ前売りを
買いに行ってみたんですが、前売りは
やっぱ「前」売りであって、公開初日には
とっくに販売終了でした。ちょっと残念。
よくある特典じゃなくって
安さ目当てだったんだけども。

ちなみに特典?はサーガのソフビだった様子。
チケットが普通の入場料以下でソフビが
ついてくるなら、自分も結構悔しがったところだ
けれど、なんかソフビ特典チケットも+1000円
ぐらいお高めだったんで、あんまり特典って
気がしない。まして今回のウルトラマンは
あんな悪者デザイン(←息子に言ったら
怒られてしまう。彼はたいそうお気に入りの様子) 
だから要らんよ。

画像アリ↓
http://news.2chblog.jp/archives/51655657.html

あらすぢ
突然現れた宇宙人のため、地球上から人類は
姿を消され、残っているのは未来への希望となる
子供たち、そしてそれを守る女性だけの「チームU」
だけだった。そこへ時空を超え、ウルトラマンダイナ
が駆けつける。怪獣たちを操り、攻撃をしかけてくる
宇宙人バット星人。さらに他の空間から、ウルトラマン
コスモスとウルトラマンゼロもこの地球にやって
くる。しかしすでに最強兵器であるハイパーゼットン
が、覚醒のときを迎えようとしていた。

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TVCMと「ウルトラマン列伝」でかなりテンションが
上がっていたので、同居男性(5歳)が大喜び。

最近のウルトラマンワールドは
作品ごとの設定してきた統一した世界観を
すべて融合するため、
たしかに舞台は「地球」であるが
それは平行宇宙の別の「地球」なのである・・
つまりパラレルワールドを強弁することに
落ち着いている。別宇宙・・脚本家には便利な
言葉だ。

私たちの住んでいるリアル地球は
怪獣もいないかわりにヒーローもいないという
ロマンはないが平穏?な世界なのだ。

ダイナも別地球の最終回にて、オーラスの怪獣を
異次元に吹き飛ばすかわりに、自分も次元の
迷子になってしまったという設定。なもんで
脚本家には急激に便利な存在になってて、
近年クローズアップされている。
僕らの平和と引き換えに戻ってこれなくなった
悲劇のヒーローだったんだが、どうもこの映画から
いつでも戻ってこれるんだけど、自発的に
別宇宙の困っている星を救うために
駆けずり回る存在に、意味合いがチェンジした様子。
それはよかった。



コスモスはよく知らない。
某匿名掲示板にて「スモス」ってなんですか?とか
主演俳優が出演中に(間違いとはいえ)タイホ
されたというエピソードを持つ、耳のでかい
ウルトラマン、ということくらいしか知識がなかった。



そしてゼロ。うちのチビスケのお気に入りである。
ウルトラセブンの息子にして、武者修行の名の下
ウルトラ一族のいる宇宙だけでなく
別次元の宇宙でもSOSがあると単身駆けつけるという
機動予備的役割をやらされている。



自分は一応40のオッサンなんで
オッサンから観たツッコミを入れさせていただきます。
(ネタバレ有で)

即席地球防衛軍。
見たことない女性たちが演じている。

誰もいなくなってしまった世界で
サバイバルを生き抜くには、
コンビニなどで食料を前借するしかないわけで、
その辺「うる星やつら2」を彷彿させるが
どうも彼女らは「レイバー」を操ってるようなので
「機動警察パトレイバー」も想起させる。

なぜ一部の子供たちと元ヤンキーだけが
バッド星人の誘拐の手から逃れることができたのか
あんな河原のプレハブを基地にしながら
星人の攻撃から逃れられていたのか??
全く意味がわからない。
たとえ無駄でも地下街とかに基地を作った方が
まだマシかと愚考する次第なのですが・・
(か、せめて子供達くらいは)

ゼロはDAIGOが演じる主人公と一体化するんだが
ここで新設定が発覚する。

◆ウルトラマンは人間と一体化しても
 人間側に「戦う気」がなければ変身出来ない
 (気持ちよく変身出来ないらしい)
 何とか変身できても身長が1/10
 通称 チビトラマン

主人公DAIGO氏が戦いたがらなかった理由。
それは徐々に明らかになるけれども
牧歌的な時代、1970年代型主人公
マジンガーZの甲児君は、ジブンが戦うことに
なんら疑問を感じなかった。
あのアムロでさえ、怖がりながらも戦ったというのに。

しかしエヴァのシンジ君に代表されるように
最近のワカモノは、強大な力を手に入れても
なかなか戦いたがらない。
なんで俺が?他の人でいいじゃんか?
このあたり「エヴェンゲリヲン」的雰囲気。

DAIGO氏の果敢な攻撃性は勇敢だからではなく
単に捨て鉢だったのだ。その捨て鉢攻撃を
ゼロは好もしく思い、一体化したわけだが
その見込みはおもいっきり外れる。

DAIGO氏は幼少期、怪獣に襲われた経験があり
ウルトラマンダイナに救われている。
誰もがダイナをヒーローとかいう。
確かに怪獣をやっつけてくれたかもしれないが
自分と自分の両親が悲惨なことになっているときに
ダイナは助けに来てくれなかった。
ヒーローなんて偽善だ、そういうヒネた心理の
持ち主だったのである。

街のど真ん中で巨大な存在が暴れれば
予期しないヒト死が必ず出る。
ウルトラマンが怪獣の攻撃を受けて
もんどりうった地面では幾人かが死んでいるだろう。
正義の実現のために少々の犠牲は
やむを得ない、と割り切ることができるか?
これまた「ガメラ3」をホーフツさせる。

即席地球防衛軍の構成員がいきなり歌いはじめる。
しかもギターで。歌のシーン、イラナイ。

コスモス、いい奴ジャン。
かっこいいじゃん。
耳でかいけど。
太極拳ポーズが意味不明だけど。

行方不明のダイナ、機能不全を起こしてるゼロ
まったく頼りにならない連中の中で、素直に変身。
見事に中継ぎ役を果たしている。
演ずる杉浦太陽氏も、とんだ「さわやかヤロウ」じゃ
ないですか。

コスモスはできる限りコロシをやらないウルトラマン
であることぐらいは知ってたけど
まず顔見せとして、コスモスは突然現れた
怪獣グビラを殺すことなく、おとなしくさせてしまう。



グビラはうれしそうに去っていったのに
後にまたヒジョーにバッドタイミングで
悪い宇宙人の手先として再登場する。

グビラさんよお、そんなことしたらコスモスさんの
ウルトラマン界における立場ってもんがさ・・
端的にいえば「あの時殺しとけばよかったのに」
ってなモンですよ。

ウルトラマンを信じろ


あとは頑張ってください。

多元宇宙と遊撃隊のゼロという設定があれば
今後はカントクと脚本家の好きなように
ヒーローの組合せがやり放題だな。
面白くなってきました。

今回は「ゼロ」「ダイナ」「コスモス」でしたが、
あなたならどの組合せにします?

公式サイト↓
http://www.ultramansaga.com/cast.html

キャスト
DAIGO (タイガ・ノゾム)
杉浦太陽 (春野ムサシ / ウルトラマンコスモス)
つるの剛士 (アスカ・シン / ウルトラマンダイナ)
黒部進 (ハヤタ・シン / ウルトラマン)
森次晃嗣 (モロボシ・ダン / ウルトラセブン)
団時朗 (郷秀樹 / ウルトラマンジャック)
高峰圭二 (北斗星司 / ウルトラマンA)
真夏竜 (おおとりゲン / ウルトラマンレオ)
秋元才加 (アンナ)
宮澤佐江 (サワ)
佐藤すみれ (リーサ)
梅田彩佳 (ミサト)
増田有華 (ノンコ)
小林香菜 (マオミ)
島田晴香 (ヒナ)
宮野真守 (ウルトラマンゼロ)
布川敏和 (コウダ・トシユキ)
斉藤りさ (ユミムラ・リョウ)
加瀬尊朗 (カリヤ・コウヘイ)
小野寺丈 (ナカジマ・ツトム)
木之元亮 (ヒビキ・ゴウスケ)

スタッフ - ウルトラマンサーガ
監督 岡秀樹
監修 大岡新一
特撮監督/特技監督 三池敏夫
脚本 長谷川圭一
エグゼクティブプロデューサー 山本英俊
企画 岡崎聖
渋谷浩康
プロデューサー 北浦嗣巳
撮影 高橋創
音楽監督 田靡秀樹
音楽 原文雄
SFX/VFXスーパーバイザー 前川英章
SFX/VFXプロデューサー 鹿角剛司

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ア行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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