2012年05月21日

空の大怪獣 ラドン

「空の大怪獣 ラドン」

CSチャンネルで放映してたもんで録画しといた。
(東宝特撮映画劇場・・今後は数週間に一度
 東宝特撮を観る事が出来るって事か!
 HDD増量したいなあ)

あらすぢ
九州のある炭鉱で突然、出水事件が起った。
技師の河村繁が現場に急行、そこに由造という
鉱夫の死体を発見した。警察が捜査に乗出
したが、由造と一緒に入坑して姿を見せぬ五郎
が犯人と目された。ところが捜査に入坑した
警官が更に惨殺された。その晩、ボタ山附近
から巨大な怪獣(メガヌロン)が鋏を振りあげ
警官隊に迫ってきた・・。

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日曜の昼間、自分だけが観ようと思ってたら
いつの間にか、ちびすけ(5才男性)が
近寄ってきて一緒に鑑賞。

シツモン責めの嵐で困ってしまった。
「たんこーって何?」(炭鉱)
「なんで電車が穴の中にあるの?」
「わかった!この芋虫(メガヌロンのこと)が
 ラドンになるんだね?」

実はジブン、ラドンが主役を張るこの映画を
観るのは初めてでして。
子供の頃によく読んでいた怪獣大百科とか
SF全百科とか、そういった類にあった
「空の大怪獣 ラドン」のスチール
(映画会社が用意した宣伝用写真のことです)の
場面が、映画に次々にでてくることに
いたく感動しておりました。

ラドンが得意のソニックウエーブで西海橋(佐世保)を壊し
昭和30年代の福岡ってこんなんだったんだろうな、
という街並みや路面電車も全部壊されてゆく。
でもラドンは、怪獣というにしては
非常にヤワな奴だということも再認識。
火や光線を出すわけでもなく
ソニックウエーブだって、出そうと思って
出しているわけでなくて、その巨体ゆえの
産物にすぎず、最後は溶岩で死んじゃうんですから。

普通、溶岩に突入したら生物は死ぬもんなんですが。



さすがは本多監督。
子供向け特撮だろうと手抜きしない。
当時の生活をたんたんと映像化。
カット割りにこだわるとか、映画的な省略法とか
に頼ることなく、ただ淡々と生活が描かれる。

最後には「ラドンかわいそう・・」
との言葉を同居男性(5才)から
いただけたので、まあヨシかな。
本多監督。あなたの「人間愛」?は
映画を通しまして、彼に伝わりましたよ。

たぶん。

キャスト
佐原健二 (河村繁)
平田昭彦 (柏木久一郎)
田島義文 (井関)
松尾文人 (葉山)
草間璋夫 (須田)
山田巳之助 (大崎)
小堀明男 (西村)
村上冬樹 (南)
高木清 (水上)
三原秀夫 (航空自衛隊司令)
津田光男 (航空自衛隊幕僚武内)
千葉一郎 (警察署長)
向井淳一郎 (防衛隊幹部)
熊谷二良 (田代巡査)
今泉廉 (石川技師)
門脇三郎 (同僚)
須田準之助 (検屍官)
松本光男 (磯川教授)
白川由美 (キヨ(坑夫五郎の妹))
水の也清美 (お民(坑夫由造の妻))
河崎堅男 (常さん(組長))
如月寛多 (捨やん(炭坑夫))
中谷一郎 (仙吉(炭坑夫))
榊田敬二 (多平(炭坑夫))
緒方燐作 (五郎(炭坑夫))
鈴川二郎 (由造(炭坑夫))
重信安宏 (別の坑夫)
黒岩小枝子 (看護婦)
大仲清治 (若い男)
中田康子 (若い女)
宇野晃司 (新聞記者)

スタッフ
監督 本多猪四郎
特撮監督/特技監督 円谷英二
脚色 村田武雄・本村武
原作 黒沼健
製作 田中友幸
音楽 伊福部昭

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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