あのゾンビの父、ジョージ・A・ロメロ作品の
リメイクなのだそうだ。
自分、多分小学生の頃にそのロメロ版を
観た覚えがある。12CHのお昼のロードショーとか
そんな時間帯にやってた、コンパクトに
まとまってた奴。ウィルスやモンスターも怖いが
実は一番怖いのは、本気になった時の
国家権力なんだなって当時思いました。
まだロメロなんて名前も知らない頃のことデス。
<あらすぢ>
細菌兵器を乗せた軍用機が、とある小さな町の
川に墜落。その際に漏れ出したウイルスにより
水を飲んだ人々は次々と狂暴化してしまい、
平和だった町はパニックに…。軍は事件を秘密裏
に処理するため、住民を隔離し始めるが、保安官
デヴィッドの妻も感染者とみなされ隔離されてし
まった。彼は妻を助け出し、同僚のラッセルと共に
町を離れようと決意する。潜伏期間は48時間。
事故が起きる前は友人だった人間が次々と
凶暴化して襲いかかってくる中、大がかりな武器
を使って町全体の焼却を迫る軍隊。果たして彼らは、
この地獄のような町から脱出できるのであろうか?!
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とにかく移動するたびに、いろんなシカケが
待っていて、次から次へ全てのフラグを
オンさせつつ、強引に解決しながら
先に進む主人公たち。
そして最後はいつも気化爆弾(or核)
バイオ系のゲームそのまんま。
というか、あの手のゲームこそは
さんざんこの手の映画を観てきた人々が
作り出したものであるから当然だけども。
この映画は、明らかに見た目からして
オカシなモンスターがいないのがキモだ。
有力な味方だと思っていても
いつ発狂するか知れたものではないし
マトモだと思う自分自身の行動すら
怪しく感じてくる。
人間なんて実は普段から結構フィーリングで
理屈では説明できないアホな行動をしている
ものだから。感染末期の、そりゃ明らかに
困ったちゃん的わかりやすい行動をとる奴なら
いざ知らず、誰もが、感染しているのかどうか
はっきりしない中、境界線上の行動に出た存在を
どう判断したらいいのか。
相手が決定的行動に出たときには
もう手遅れなのだ。
ヤラレル前にヤレの精神で内部崩壊か?
まして、自分ひとりなら殺されても最悪
仕方ないが、最愛の身ごもった奥さんを
守る使命がある。
いったいどうしたもんだか。
同志ですら疑心暗鬼なのに、さらに周りの
国家権力そのものが「狂っている」始末。
理性でものを考えた結果の行動が
狂っているのだから、もうなんつーか
まさにクレイジーズ。
いったい理性ってナニ?
まともってどういう状態?
てか、人類ってマトモだったことってあるの?
最後は
「君のほほえみで僕を照らしてくれ〜」
とカントリー曲で幕。
主人公のシェリフがやや強すぎかな。
田舎町封じ込め作戦の失敗は、
より大きな街の破壊につながった。
主人公連中が生き残ることは
果たして正しいことだったんだろうか。
映画よりも、BSのCMにあるスッポンエキス
「皇帝」なるオトコの薬について。
そっちの方が気になってしまった次第。
A)スッポンは夜行性で有名
B)スッポンはスタミナ源として有名
C)スッポン喰らいついたら離さないことで有名
ふんふん、とCMのお姉さんが繰り返す
アナウンスを聞き流していたんだけど
A)はぜんぜん薬能と関係ないんじゃないか?
なんだよ「株式会社メタボリック」って。
【キャスト】
ティモシー・オリファント
ラダ・ミッチェル
ジョー・アンダーソン
ダニエル・パナベイカー
【スタッフ】
製作総指揮:ジョージ・A・ロメロ
監督:ブレック・アイズナー
製作:マイケル・アグィラー、ロブ・コーワン、
ディーン・ジョーガリス
脚本:スコット・コーサー、レイ・ライト
オリジナル脚本:ジョージ・A・ロメロ
特殊メイク:ロバート・ホール
音楽:マーク・アイシャム
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