普通であることの大変さ。
魔法には限界がないので全てに万能。
究極のワガママ娘に育った魔女イザベル
(演:ニコール・キッドマン)と
大根役者の恋騒動。
<あらすぢ>
日本では1966年から放映され、人々を魅了した
アメリカのドラマ『奥さまは魔女』をモチーフに、
ラブロマンスの魔術師、ノーラ・エフロン監督が
何ともキュートなドラマを作り出した。主人公は、
テレビで魔女サマンサ役を演じる『本物の』魔女、
イザベル。ダメ俳優のジャックと、コミカルながら
純粋な愛を貫いていく。主演のニコール・キッドマン
は、これまでのクールな美しさから一点、巻き毛も
愛らしいロマンティックなイザベルを熱演。
色とりどりのファッションも、ニコールの新たな
魅力に気付かせてくれるだろう。ジャック役には、
サタデーナイト・ライブ出身のウィル・フェレル。
大きな図体で小男ぶりを発揮し、笑わせてくれる。
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アメリカでも大ヒットだったTVドラマ
「奥さまは魔女」は、彼ら魔法使いの間では
「魔法使いを侮辱する劣悪番組」なのだそうだ。
ほほう。
原作ドラマにはとてもじゃないが敵わないので
リメイクではなく、設定だけ頂いて別物語に仕立てた。
ニコール・キッドマンは、世間知らずの魔女を
のびのびと演じ、あらかわいい、と思う場面も多数。
キッドマンのパパ役のマイケル・ケインも
ドラマ上の母親役シャーリー・マクレーンもさすが。
でも相手役がねえ。あんなどうしようもない男
いくら改心したとしても、なんか腑に落ちない。
ニコール・キッドマンは
2008年の『フォーブス』誌で高額なギャラ相応の
興行収入が稼げないことから、
「コストパフォーマンスの悪い俳優1位」
ダーリン役の落ち目な役者ジャック。
演ずるはウィル・フェレル。
アメリカのコメディアンらしい。
「ロマンティック・コメディで
最低の組み合わせだったのは
ニコール・キッドマンとウィル・フェレル」
という調査結果も発表。
http://www.cinematoday.jp/page/N0039291
なるほど、そのとおりだと思う。
二コール演じるイザベルが、世間知らずであることを
さっぴいたとしても、あそこまで人間的に
ダメダメな小心役者についてゆこうとする
理由がぜんぜんわからない。
しずかちゃんがのび太と結婚することにした
最大の理由「危なっかしくって側にいてあげないと」
の線が案外近いのかもしれないが。
面白くなれる要素はかしこにあるのに
なんかイマイチな映画だった。
イ「涙を止める魔法はないの?」
父「それはない」
イザベルの父(日本で言えばサリーちゃんのパパ役)
マイケル・ケインがカッコいい。
マイケル・ケインといえばバットマンの執事
アルフレッド役でも一部で有名。
ああいう品のある(ただ品があるでけでなく
若い頃は悪い事しまくったような)ジジイには
永遠になれそうもないぜ。くそぅ。
クララおばさん。イザベルの親戚で本物の魔女。
イザベルの悩みを聞いて、主人公に呪いをかけるん
ですけど、結局大騒動に。呪いの元に
トリカブトを入れすぎてしまったのでしょうな。
好きな小ネタ。
居間にいるイザベルを呼び出すために
パパはテレビ画面いっぱいに告知。
「緊急速報
−父からのお知らせ−
至急 台所に来なさい」
TVスタッフとして業界で頑張る「ニーナ」と
中途半端に美人で男のことばっかり考えている女性
「マリア」(いかにもアメリカにいそうな女性)
という二人の女友達もでき、永遠に解決しない話を
カフェで果てしなくおしゃべりするという、
イザベルの夢が実現できてよかったねぇ。
サッチモの名曲がEDで流れてEND。
やや無理やりなオチ。
原作ドラマ「奥さまは魔女」では、サマンサは
ダンナのことをいつも「ダーリン」と呼んでいた。
うる星のラムの影響もあったんで
長いことフツーに、愛するヒトへの呼びかけの言葉だと
思ってましたが、ここでの「ダーリン」は
親しみの英語「Darling」ではなく
旦那の名前が「Darrin」というズバリだったんですね。
映画では、主人公ジャックが主演の
「カトマンズの冒険」という大作映画が大コケ。
これが彼の俳優人生転落のきっかけになるのだが
これは自分の所為ではなく、
服飾デザイナーがいけないのだと言い張るジャック。
映画最後のほうに、彼が出演したいわくの作品が
ちらりと出てくるのだが・・確かにヒドイやあれ。
あればっかは主人公ジャックの言ってることが正しい。
ダーリンの元妻が撮影中に乗り込んでくるシーンが
あるが、なんか思い出すのは美元である。
ところでシャーリー・マクレーンが演じてた
(ドラマ上の)サマンサの母親役は、
本当は魔女だったって解釈でよいのでしょうか?
ジャンル ドラマ
製作年 2005年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ
キャスト - 奥さまは魔女
出演 ニコール・キッドマン (Isabel Bigelow)
ウィル・フェレル (Jack Wyatt)
シャーリー・マクレーン (Iris Smythson)
マイケル・ケイン (Nigel Bigelow)
ジェイソン・シュワルツマン (Ritchie)
クリスティン・チェノウィス (Maria Kelly)
ヘザー・バーンズ (Nina)
ジム・ターナー (Larry)
スティーヴン・コルバート (Stu Robison)
デヴィッド・アラン・グリア (Jim Fields)
スティーヴ・キャレル (Uncle Arthur)
スタッフ - 奥さまは魔女
監督 ノーラ・エフロン
脚本 ノーラ・エフロン
デリア・エフロン
撮影 ジョン・リンドレイ
美術 ニール・スピサック
音楽 ジョージ・フェントン
編集 ティア・ノーラン
衣裳デザイン メアリー・ゾフレス
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