CS の MoviePlusでやってたのかな。
観てみた。
ニコラス・ケイジ。どんな映画でも
広い額に眉の根寄せておりまして
基本的にはインテリ階層役が多いが
観客がニコラス演ずるキャラに
ようやく信頼を寄せつつある、その時
突然「キレる」、というかワメき散らす。
彼も本当に仕事選ばないな。
まるで丹波哲郎みたいだ。
(丹波哲郎は仕事のポリシーとして
舞い込んだオファーは全部こなすことに
していたらしい。あんまり仕事を選びすぎても
残念になる(スターウォーズに出なかった)
三船敏郎みたいな例もある)
<あらすぢ>
大学で宇宙物理学を教えているジョンは、
ある日、小学生の息子ケレイブが持ち帰った
紙に書かれた数字に目を留める。そこには
過去に起きた大惨事の日付と犠牲者の数が
書かれていたのだ。しかもそれは、50年前に
小学校に埋められたタイムカプセルから
出てきたものだった。やがて数字に予告された
日付に大事故が起きる。さらに数字の最後
には、人類がかつて遭遇したことがない
大惨事が待っていた…。
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いつものごとく、ネタばれ全開です。
前半はミステリーもの。オチ(救い)は
ダビンチコードみたいな「宗教」なのか?
「人間の内面」
(愛・超能力・・とか愛は地球を救うってアレ)
そんなところだろう、思っていたら・・
モノスゴイ「オチ」で話を収拾してしまったので
かなりびっくり。結局SF話だったのです
タイムカプセルに封印されていた
紙に書かれた数字に目を留める。
そこには過去に起きた大惨事の日付と
犠牲者の数が書かれていた・・
この紙を残したのは50年前の女の子。
実は彼女、宇宙人に選ばれた人。
どうして選ばれたのかは不明だが
人類への警告メッセンジャーとされてしまった。
警告がちょっと早すぎではないか?
宇宙人さん。それに「迂遠」過ぎる。
おかげで小学生だった彼女は
人生を棒に振ることになってしまった。
キホン、宇宙人に選ばれた人は、テレパシーで
頭の中に「聞こえる」者になり、宇宙人からの
ビビッドな情報がダイレクトに流れてくる。
先の女の子は、まず預言者(スポークスマン)
として選ばれただけみたいで、
本人自身は助かることがなく人生終了。
この映画の宇宙人ドモは非常にイイ奴らで
未来を見通す(アカシックレコードに到達できる)
もんのすげーテクノロジーを持っている
そのくせ、地球人類全部の救出はできない。
(単にする気がないのかも知れないが)
超ド級太陽フレアがやってくるにあたり
「宇宙バリア」とか「ハイパーディフェンスバリア」
とか、もっていないのかい?宇宙人さんよ。
以下、観ててわからなかったところ。
「黒い石」の謎。あれ何?
思わせぶり以外の何者でもない。
LAST近辺でちょっと意味不明。
選ばれた息子にむかいニコラスパパが言う。
「なぜあんなことを?」
なにかしたっけ?息子。
それと何で助かった人間は白人のカップルだけ?
(他にも脱出宇宙船があったけど
他は「動物のつがい」だという裏設定を
ネットで見たのです)
宇宙人によって、脱出させてもらった子供たちは
文字通りの「新世界」においても
ブルックシールズの「青い珊瑚礁」みたく
いろんな意味で「生々しい」ことが
たくさん待ち受けていることだろう。
人として生きてゆく限り。
・・人間から根本的に
「煩悩」やら「欲望」やらが消え去らぬ限り
約束された「楽園」はおとずれないのか。
キャスト
出演
ニコラス・ケイジ (John Koestler)
チャンドラー・カンタベリー (Caleb Koestler)
ローズ・バーン (Diana Wayland)
ララ・ロビンソン (Lucinda Embry / Abby Wayland)
ベン・メンデルソン (Phil Beckman)
ナディア・タウンゼンド (Grace Koestler)
スタッフ
監督 アレックス・プロヤス
脚本 アレックス・プロヤス
製作 アレックス・プロヤス
トッド・ブラック
ジェイソン・ブルメンタル
スティーヴ・ティッシュ
撮影 サイモン・ダガン
音楽 マルコ・ベルトラミ
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