2012年10月31日

ヤフオクで地球出品

PONもご愛読「ロケットニュース」より。
大変トボケたニュース↓
http://rocketnews24.com/2012/10/31/262243/

程度が「中古」である点が気になる。
が、たしかに中古だ。
しかもカナリ使い込んでいる。

即決価格は1億ちょっと。
出品者の自称「神様」は落札したら家を買いたいそうな。

ちなみにアルタイルの宇宙人が購入を
希望してるらしいですが
入金確認まで17光年かかるので
忘れちゃうからやめてくださいだって。

ヤフオクもね〜いくとこまでいってます。
この間も美人が自らを99億で売りに出したり
処女や童貞を販売したり・・。
(↑これはジョークだと信じてますよ)
人間、どこでも遊び場にできるんだね。

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2012年10月30日

日米共演!最強の艦艇コレクション

UCCコーヒーから
「最強の艦艇コレクション」付きコーヒーの発売があった。
んで買った。
買わないわけにはいかなかった。
雑誌「世界の艦船」監修とある。
よく出来ている・・が
メード・イン・チャイナってのが
非常に面白いし、同時にあの国の怖さを感じる。
かの国だったら火病起こして終了だろうから
逆にそれほど恐れなくてもいいのだけど

今に見ておれ、金のために今はあまんじてやる・・
そんなオーラが漂っているようにも。
ただ、生産現場の方は、流れ作業で
たんたんと作っているだけかもしれません。

全8種
1.海上自衛隊 おおすみ
⇒だからさ、輸送艦だからねこれは。
 空母じゃないんだよ父ちゃん。てな感じで
 説明に一苦労。さすがに「ひゅうが」は
 ラインナップしなかったんだ。

2.海上自衛隊 たかなみ
⇒汎用護衛艦。1998年度予算で初めて導入。
 まだそれほど「スティルス」を意識していない
 ゴテゴテぶりが、いかにも真面目な日本軍ぽくって
 好き。海軍伝統で自衛隊は毎金曜の夜は
 カレーと決まっている。作ってみようかな?


3.海上自衛隊 こんごう
⇒日本最初のいわゆるイージス艦。
  アメリカ海軍以外が初めて保有した
  イージス艦。1隻あたりの価格は
  約1,223億円(Wiki先生)

4.海上自衛隊 あきづき
⇒最新の対空メイン護衛艦。
 今、4番艦「ふゆづき」が作られている。
 「あやなみ」は退役してるが「そうりゅう」は存在する。
 これで「ふゆつき」が揃っても、まだドラマは
 生まれそうもないが、「まきなみ」がいる。
 あ、「ひゅうが」もいるな。

5.海上自衛隊 みょうこう
⇒こんごうの同型艦。細かく言えば
 違いはあるけど、模型は番号違い。

6.USS ジョージ・ワシントン
⇒息子が一言。
 「たいらだね」
 「うん、そうだね」

7.USS アーレイバーク
⇒アメリカイージス艦の
 本家ともいうべき船。買いませんでした。
 理由、なんか要らないかな〜と思って。

8.USS フリーダム
⇒浮かぶ三角形。低強度紛争向けの軍艦。
 最低限の装備だけをして状況に応じて
 システマチックに武装を変えるらしい。
 速力MAX45kt(83 km/h)だって。早い。

うおっ?
↓こんどはこれ・・か
http://www.ucc.jp/cpn/black/

正直、ファントムくらいしか食指が動かない。

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2012年10月29日

ニセ英語

「ニセ英語」

「万葉がな」ならぬ「万葉英語」です。

・サザエさん  
 Mis. Batillus(ミズ・バチルス)

・子連れ狼  
 Wolf The Baby Sitter(ウルフ・ザ・ベビーシッター)

確かにそうだけど・・
ベビーシッターってのは流石にあんまりでは?

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ラベル:ニセ英語
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2012年10月28日

ゴーストバスターズ2

フジの深夜で放送。
なぜにゴーストバスターズ1から
放映しないのか?と思うが
あっちの方が大ヒット作だし
放映料金が高いのだろう。

あらすぢ
前作から5年。破壊神からニューヨークを
救った彼らだったが、破壊した建物などの
賠償金を市と州より請求された上、数々の
違法行為の責任を押し付けられる形で、
「ゴーストバスターズ」社は破産してしまい、
依頼もぱったりと来なくなった。市民も彼らと
超常現象を忘れ去り、4人組もそれぞれ
別の道を歩んでいた。ピーター・ヴェンクマン
はテレビ番組の司会者(担当番組の視聴率
は最悪)、エゴン・スペングラーは研究所で
心理学を研究、レイモンド・スタンツは
オカルト書専門の本屋を営むかたわら
ウィンストン・ゼドモアと共に
ゴーストバスターズの仮装をして、
パーティーに芸人として出ていた・・。

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文字通り前作の後日談。

ゴーストバスターズの面々を
また活躍させなければならない。
それには敵が必要だな。
舞台は変わらずNYで。
前作はNYの大通りを
巨大な「マシュマロマン」に闊歩させたから
今度は何を歩かせようか?
やっぱ彼女しかいないよな。
あとはまあ、適度に「コメディ」を織り込んで・・
といった企画会議がスグ浮かんでしまいそうな。

ちなみに脚本は出演者の
「ダン・エイクロイド」氏が一枚噛んでます。

ダン・エイクロイドって
実はこのゴーストバスターズで知った。
体だけはデカクて、能力はあるのだが
お人よしなあまり、最後いつも
ひどい目にあう、といった役柄。
それにのんびり屋なんで、おいしい所は
常に「うるさい奴」=ビルマーレーに
持っていかれるイメージだ。

それだけに「ブルースブラザース」での
彼の活躍の方が、いまいちシックリこない、
というか、彼らしくないように感じてしまう。

そういや最近、ビル・マーレー見ないな。
今どうしてんだろ。

シガニー・ウィーバーが映画「エイリアン(80年)」
だけでなく、ここ(88年)でも下着姿を
披露しているが、公平に見て、彼女って
美人の範疇に入るのだろうか?

とりあえず、リック・モラリスの
頬っぺたを掴んでみたい、という
衝動に駆られた。

そんなところ。

※追記:ゴーストバスターズ3
製作決定、しかもオリジナルキャストでだって。
あらら、びっくり↓
真ん中から下のあたりの記事



Ghost Busters II
監督 アイヴァン・ライトマン
脚本 ダン・エイクロイド
    ハロルド・ライミス
製作 アイヴァン・ライトマン
製作総指揮 バーリン・ブリスタイン

出演者
ビル・マーレイ
ダン・エイクロイド
ハロルド・ライミス
シガニー・ウィーバー
リック・モラニス

音楽 ランディ・エデルマン
撮影 マイケル・チャップマン
編集 シェルドン・カーン
ドン・キャンバーン
配給 コロムビア/トライスター
公開 1989年6月16日
上映時間 108分
製作国 アメリカ合衆国

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2012年10月27日

待ちたまえ日本

都知事、辞めてしまいましたね。
ついでに
「立ち上がれ日本」も解党するらしく。

ツィッターにあったのだが
石原新党の名前

待ちたまえ日本

がいいのではないかとw
偉そうな割に、流れに置いていかれているし。

あの元知事は国政に従事させないほうがいい。
発言には時々同意するものもありますけど
軍事力を持たない、地方公共団体のボスだから
あんだけ好き勝手言っても実害がないのであって。

自民党から息子を引き抜くのはいいけど
それ以上には余計なことしないでくださいな。

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2012年10月26日

トイ・ストーリー3

あいかわらずのオモチャのドタバタ劇・・
だと思って、高をくくっていたら

やば・・。
顔文字なんかガラじゃないが
最後は夫婦そろって
(T_T)←こんなんだった。

ちなみに5歳の息子は、急に
涙だばだばの両親の姿に
キョトンとしてた。
ま、そんなもんだろう。
現役バリバリの子供だからな彼。

あらすぢ
さよならなんて、言えないよ…

第2作目から10年後。おもちゃ達のご主人様
アンディは17歳になっていて、おもちゃと遊ぶ
ことからは卒業している。そして、もうすぐ大学
に進学しようとしている。アンディは引っ越しに
際して、長年のお気に入りだったカウボーイ
人形のウッディだけを持っていき、アクション
人形のバズやカウガール人形のジェシーを
はじめとする他のおもちゃたちを屋根裏に
しまうことを決めた。
 ところが、屋根裏行きのおもちゃ達が手違い
でゴミに出されるという事件が起こる。危うい
ところで難を逃れたおもちゃたちは、直前の
アンディと母親の会話で「ガラクタだ」と
言われたことにショックを受け、捨てられたと
思い込み、地元の託児所へ寄付される
おもちゃたちの段ボールに自ら入り込んだ・・。

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トイ・ストーリーの見事な最終章。

オモチャはね、年相応(←ここ結構大事かもw)の
子供にいっぱい遊んでもらい、
部品無くされたり、壊れたりするけれども
引き換えに、よい思い出と変わってゆき
最後はその子が自然に卒業してくのが一番ってこと。

長らく、ウッディにこき使われてきた
グリーンアーミー兵士。
(アメリカの男児なら誰でも持っているだろう
 小さな兵隊人形。主に南北戦争の兵士とか
 アメリカ軍が人気らしい)

グリーン軍曹は、話冒頭でアンディ一家から離脱。
そのまま大した活躍をしないまま終了する。
(最後は顔みせ程度に戻ってくるけど)
ちょっとガッカリ。
なんだ?ヤツラのあの見切りの速さ。
あれかな、軍人に過剰な期待をしてはいけないって
訓話か?

彼らも買われてきたころは中隊規模で
揃っていただろうに「3」ともなると
数体になってしまっている。
映画では描かれないけど、15年の間に捨てられたり
壊れたりと「戦死」してったんだろう。
職場放棄もあったのかも。
彼らは彼らなりに、もう忠誠は尽くし終えたって
思いがあるのかもしれない。
老兵は死なず、消え去るのみ。



アンディが大学に入学することで、アンディが
大事にしてきたオモチャ達の行く末に秋風が・・。

残されたオモチャ達が向かった先、
寄付されたオモチャが幸せに
余生を送っていると評判の託児所「サニーサイド」
だいたい、対外的に夢の国とかパラダイスと
呼ばれる場所には、なにかしら「ウラ」が有るもの。
なあ?北の人と朝日さん)

棄てられることを極端に恐れるオモチャどもは
「託児所=子供たちがいつもいる」
・・ってことは、永遠にお役御免
(ゴミ箱行き)にならずにすむ。
こりゃいいや、さぞやバラ色の場所に違いない!

なんと・・アサハカな発想だろう。
ま、オモチャだからな。

(それにしてもアメリカの託児所はすげー。
 社会をまったく信用していない。
 出入り口はオートロックのPASS入力式。
 ウチの息子が通っている保育園のように
 近所のばあさんが散歩の途中で
 園内に入ってくる、なんて芸当は絶対無理)

どこの国の子供も、自分に買ってもらったオモチャは
それなりに大事にするもんだけど
パブリック(要は持ち主がいない)なモノを
大事にするワケがないのだ。

この映画、メインはオモチャたちな訳で、
すべてはオモチャたちの主人である
アンディのために沸き起こる大騒動。
まさに大山鳴動なのに、オモチャたちの
得られる結果といえば、
「持ち主のそばで変わらずにいること」
なんてささやかなんでしょう。



何かを手に入れるには
何かを手放さなければならないのが
世のさだめなのでしょうか・・えぐえぐ。

一方、
そうよ!権力は抑圧ではなくて
 皆の同意から生まれるのよ

すげえこと言うな〜 バービーFromマテル社
何気に大活躍。
ここからウーマンリブ運動がスタートするのです。
ウソです。はい。

最後に・・託児園の裏ボスだったぬいぐるみクマを
ゴミ集積場で拾った作業員。
あれ、「シリーズ1」に出てくるアンディのお隣さん
おもちゃを大切にしない少年の
成長した姿であるらしい。
おもちゃクラッシャーとしてゴミを大量生産
していた彼がゴミ清掃員とは。

自分もアンディと一緒に
オモチャ達にさようならとつぶやいておりました。

トイ・ストーリー3
監督 リー・アンクリッチ
脚本 原案
ジョン・ラセター/アンドリュー・スタントン
リー・アンクリッチ
脚本
マイケル・アーント
製作 ダーラ・K・アンダーソン
製作総指揮 ジョン・ラセター

出演者
トム・ハンクス
 ティム・アレン
 ジョーン・キューザック
 ネッド・ビーティ
 ジョン・モリス(英語版)
音楽 ランディ・ニューマン
編集 ケン・シュレッツマン
製作会社 ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ
公開 2010年6月
上映時間 103分
製作国 アメリカ合衆国

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2012年10月25日

ガンガンガン速のCMの件 

CSのCMでシツコクやってた商品。
ガンガンガン速

このツールを入れれば
重いPCが急速に早くなり、寿命も延びるのだとか。

「無料」の連呼が眉唾に拍車をかけ
よくCMをながめれば「××は有料です」と
例外事項がちんまり書いてある。

イチバン怪しく思えたのはCMに出ている人たち。
あんな胡散くさそうな演技で
効能を高らかに語った後
「個人の感想です」と入る。

41歳になってようやく悟ったのだが
ジブン、TVでCMヤッテいる製品は
基本的に買わないことにしている。

昔の人はいいこというね。
タダより高いものはないのだ。
(個人の感想です)

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2012年10月24日

[自分でやった方が早い病]

「自分でやった方が早い病」とは

本の要点まとめサイト【ブクペ】より。
「自分でやった方が早い病」
「星海社新書」 小倉広 著

「自分でやった方が早い病」とは・・・

■病状
 ・「自分でやった方が早い」という考えに陥る

■2つの発症パターン
 ・まわりよりも自分ができてしまうから
 ・相手に悪いし、お願いが下手だから

■かかる人
 ・仕事ができ優しい、30代の新人リーダーに多い

■病の原因
 ・「人のため」と言いながら自分の利益しか考えていない
 ・まわりの人と一緒に成長しようとしない
 ・基本的な教育ができていない
 ・エースピッチャーの快感に浸り
  マネージャーの喜びを知らない
 ・自分大好き人間

病状が悪化すると
・「孤独な成功者」になる
・仕事を抱え込み、病気も抱え込む
・つねに「誰かのせい」にして生きることになる
・笑顔と余裕が消える
・いつまでたっても優秀な人が現れない
・誰も信頼できなくなる 誰にも信頼されなくなる
・仕事が途切れると、年賀状も来なくなる

克服できると
・1人の100歩ではなく、100人の1歩で進むことができる
・まわりができる人だらけになり、
 大きな仕事ができるようになる
・友達もお金も増える! 昇進、昇給もできる!
・より大きな幸せを感じることができる
・「自分がほめられるための仕事」ではなく
 本当の仕事ができる

処方箋
■「任せる」とは「失敗させる権利を与えること」
 ・失敗の経験を積ませるのが上司の仕事
 ・失敗は短期的な成果、効率を見た場合の評価
 ・育てる、任せるから見た失敗は、成長

■まわりの人をヒーローにする
 ・損な役回りを引き受けてみる
 ・目先の損を取って、長期的な得を得る

■「任せる」は「仕事をふる」ことではない、と理解する
 ・仕事は責任とセットで任せる
 ・責任も与えれば、ふられたほうも俄然やる気になる

■自分のコピーをを作ろうとしてはいけない
 ・自分がトッププレイヤーだから、
  つい自分のやり方が正しいと思いがち
 ・部下に仕事を任せた以上、
  部下のやり方に口出しはいけない

■計画と検証は一緒にやり、実行は一人でやってもらう
 ・リーダーの仕事は
  P(計画)、C(検証)、A(改善・仕組み化)を全力を注ぐ
 ・D(実行)の部分は部下に任せる

■あえて70点のマニュアルを作る
 ・残り30点は部下が自分で考える部分
 ・独自性を発揮できるように余白を用意しないと、
  マニュアル人間になってしまう



***********************

子育てにも通じるものがあるな。
木のそばに立って見守るのが
「親」というものらしい。
「手は抜いていい、気は抜くな」・・とも言うし。

なんか「地獄のミサワ」にも通じる。

※本の内容もさることながら
この「ブクペ」というサービスをご紹介したかった。


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2012年10月23日

スーパーの女

これからスーパー業界に就職する人
アルバイトに至るまで、この映画を
研修題材として観ていただいてはいかが?

伊丹監督の奥さんへの愛がわかる。
決して若くもなければ美人女優でもない
宮本信子さんが
とてもチャーミングに撮られているのだ。

あらすぢ
スーパー“正直屋”の専務・小林五郎は、ライバルの
“安売り大魔王"が価格破壊の激安キャンペーンを
開始したと知って早速調査に出向いたが、そこで
偶然、幼なじみの井上花子と再会する。五郎は、
スーパーの内情にやたらと詳しい花子が次々に
安売り大魔王の激安トリックを見破ったことから、
正直屋を立て直すために彼女にレジ主任として
働いてもらうことにした。
「いいスーパーには主婦を興奮させるドラマがある」
と、花子は正直屋の改善に乗り出したが、現実は
厳しかった。

************************

スーパー業界に限らず、
ただなんとなく自分は大丈夫だろ?位に
根拠なく社会を信じることが出来ていたあのころ
この映画が製作されたのはそんな時代。

先見の明ありすぎな映画でありますな。
この映画の後、
豚インフルエンザ、鳥インフルエンザ
ヤコブ病に、産地偽装、期限偽装・・
中国産農薬入り餃子、韓国ゴミ入りキムチ
どこぞの料亭のボソボソママのような
「食材使い回し」、ミートホープに
レバ刺し
騒ぎ・・
そして「風評被害の名の下の実害」等々
食に関する問題は
もはやすっかりお馴染みであります。

結局、日本だけは、自分のだけは
ダイジョウブに違いない、では全然なくって
どの社会でも、見えないところでは
やり放題だったということが
結果的にバレてしまいました。
ただ、我々が知らなかっただけで。

そんな社会の裏を知るようになった今となっては、
この映画の舞台、スーパー“正直屋”の手口など
かなりカワイイ部類に入ってしまう。

映画に出てくる話なぞ、序の口というか
もうその手は古いよ、なんて事情通が
したり顔で言いそうだけども
とにかく、やろうと思えば出来てしまう
流通の舞台裏。不正の数々。
その手口が面白おかしく描写されています。

古い肉の再加工
売れ残りのリパック、消費期限修正
高い値段を付けて値引き感を煽り
余計な肉を混ぜ、産地偽装、
お惣菜は、スーパー各所で転用できなくなった
売れ残り商品で作る・・。



スーパーからしてみれば
生き残るため、すべて当たり前の行為。
生活の知恵ともいえ、そんな商慣習に
ずっぷし浸かっているスーパー“正直屋”

ヤンチャな女ガキ大将だったらしい
井上花子(演:宮本信子)と
今でこそ地方スーパーの経営者として
偉そうにしているが、実はケチで小心でスケベな
小林五郎(演:津川雅彦)は小学校時代の同級生。
二人の掛け合いが面白い。

なにしろこの井上花子。
主婦の知恵を身をもって習得しているバツイチ。
相手もガキの時分はさんざんイジメテた
五郎なんで、なんら怖いものがない。
「馬鹿だな〜、頭使えよ」

主婦目線から、思うところをそのまま
ズバリと提言する花子。
嫌われたり、ウザがられたら辞めればいいだけのこと。
金に困っているわけじゃないし、
行動パターンはとてもシンプル。

主婦からすれば当たり前の花子の提言が
図にあたり、五郎専務は大喜び。
彼女を主任に昇格させ、
ちょうど奥さんを亡くしたばかりで
寂しかったこともあり、ベッドに誘う。

「それじゃぁアタシは単に専務の女じゃないか
 専務の女が仕切っても誰もついてこないんだよ」


話も終盤。
生活に根付いたスーパー業界を描いた
映画だというのに、カーチェイスまで飛び出し。
(そんなサービス精神いらないのでは?伊丹カントク)
しかも運転手がアフロじゃない頭の蛾次郎氏。

最近の自分は
放射能汚染の危険のある食材と
悪意のある国からの食材と
ただひたすら儲けのための国の食材と
どれがモットモ、リスクが少ないのかとか
マジ考えてしまう。

今やニッポンは、この映画が作られた時代の
はるかナナメ上を突っ走っている。
やれやれ。

キャスト(役名)
宮本信子 (井上花子)
津川雅彦 (小林五郎)
矢野宣 (正直屋店長)
六平直政 (精肉部チーフ)
高橋長英 (鮮魚部チーフ)
三宅裕司 (青果部チーフ)
あき竹城 (惣菜部チーフ)
伊東四朗 (安売り大魔王社長)
松本明子 (レジ)
金田龍之介 (五郎の兄・一郎)
小堺一機 (販促部員)
柳沢慎吾 (精肉部助手)
金萬福 (精肉部助手)
伊集院光 (鮮魚部助手)
原日出子 (パートさん)
野際陽子 (お客さま)
迫文代 (お客さま)
田嶋陽子 (お客さま)
柴田理恵 (お客さま)
ヨネスケ (安売り大魔王店長)
渡辺正行 (店員)
岡本信人 (おにぎり屋の社長)
不破万作 (屑肉業者)
佐藤蛾次郎 (運転手)
奥村公延 (漁港のおじさん)
あご勇 (青果部)

スタッフ
監督 伊丹十三
脚本 伊丹十三
撮影 前田米造
音楽 本多俊之
助監督 中嶋竹彦

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2012年10月22日

ジュラシックパークV

先日、BSだかCSだかで放映。
映画は続編が次々と作られて
シリーズ化が見えてくると、
予算もだんだんと低下し
その映画のおかげで当たり役をモノにしたのに
俳優たちもイメージの固定化や
なによりその低予算に耐え切れず?離脱してゆく。

ジュラシックシリーズは1作目こそ
ジェフ・ゴールドブラムとサム・ニールが
競演してたけど、2作目ではジェフが
そして3作目ではサム・ニールがそれぞれ出演した。

一応、正当な続編なんだよ、
アルバト×スあたりがやりそうな
2流映画会社が勝手に配給したような
エセ続編じゃないんだよ、
ということをアピール?している・・んだと思う。

「少年には二種類ある。
 宇宙飛行士を目指す者と
 天文学者を目指す者だ」

あらすぢ
コスタリカ沖でパラセイリングをしていた
少年エリックが、恐竜が生息する
イスラ・ソルナ島に不時着する。
少年の捜索活動に乗り出した両親
(ウィリアム・H・メイシー、ティア・レオーニ)
に巻き込まれ、古生物学者グラント博士
(サム・ニール)は再び島を訪れることになる。
だが、かつて恐竜の襲撃に遭ったグラントの
不安が的中。凶暴な恐竜たちが次々と現れ、
一行は命懸けの脱出劇に挑む。

************************

元オーメンのダミアンだけのことはあって
グラント(サム・ニール)博士の眼力はたいしたもの。
そこらの恐竜に負けない。
彼に対抗しうるとすれば、
やっぱマルコム(ジェフ・ゴールドブラム)博士の
くらいだろう。

数々のピンチのなか、最もヤバイ状況に
陥いるグラント博士。ロクな武器もないままに
仲間たちとはハグれた彼は、ラプトルの群れに
包囲されてしまう。

さすがの博士も喰われる覚悟を決めた・・

そこへ現る救いの手。
誰かが煙幕弾を投げ入れ、同時に博士は
安全地帯へ引き込まれる。

救いの主は、映画のオープニングで、
大変なことになった少年エリック。
彼はエイリアン2のニュートのように
地下に潜って、ひたすら救出されるのを
待っていたのだった。

(グラント)「マルコム博士の本は読んだ?」
(エリック)「読みましたけど、説教くさくって
       それにカオス理論の自画自賛が・・」
(グ)「そうか、キミとは気が合いそうだ」

グラントとマルコムの間に妙なライバル意識が
感じられて面白い掛け合い。

(エ)「博士の古生物の論文が面白いです。」
(グ)「食われそうになる前に書いたからね。」

ムカつく馬鹿女(演ティア・レオーニ)。
エリック少年の母。
「愛する息子を助けるためだから、
 母親なんだから」といって、
何でも許されるワケではない。
気持ちは判るけれど、少なくとも当事者は
ああいった現場に行かない方がいい。

Tでは「T・レックス」単体で
Uは「T・レックス」のつがいで、というように
とにかくT・レックス(ティラノサウルス)を
活躍させすぎてしまったんで、Vではインパクトで
上回るモノを登場させねばならない。
登場キャラのインフレ化。ドラゴンボール状態。

以上により、今回、白羽の矢が立ったのが
スピノサウルス
恐竜学会の中では比較的新顔。
確かにガタイこそT・レックスよりデカイ。
一応肉食であるようなのだが、主食は川魚。
(歯の並び方で判るらしい)
実際はあそこまで正面からバトルしないみたい。
ライオンとトラを同じフィールドに並べても
余程のことがない限りケンカなんかしないものだ。
双方、無事じゃすまないことを知っているから。

ま、それでは映画にならないから。
前作までは「ティラノサウルス」ココにあり!と
大暴れなヤツだったのに、スピノサウルスは
これをねじ伏せてしまった。

更には粘着質にも主人公一行を追いかけてくる。
まるでピーターパンのチクタクワニ。

端役はどんなに用心深く進んでも、
横から恐竜に食われるのに
主人公はヤケクソになって、どんなにジャングルを
ダッシュしても、ちっとも襲われないという・・。
結局、女性と子供は生き残る。



霧とかドアの向こう側はたいていロクなことがない。
サイレントヒル状態。

ただプテラノドンまでが敵になるのは
ちょっとやりすぎな気もした。
基本、グライダー恐竜であるプテラノドンって
あんなに揚力あるんだろうか?

博士一行は執拗にラプトルの群れに襲われる。
ネタばれすると、博士の一行に「研究のため」と称して
ラプトルのタマゴを盗んだ奴がいたからだった。

(じゃ、卵捨てますか?と聞かれ)
(グ)「持っていると怒るが
    持っていないと怒るぞ」

ラプトルの一種、オヴィラプトルは化石発見時、
別の恐竜のタマゴを盗んでいるように見えたことから、
タマゴ泥棒=オヴィラプトルと命名されてしまった
経緯があるが、この映画では純粋に被害者だった。

「人間は「純粋に研究のため」と称して
 ロクなことをしてこなかった」


キャスト
出演
サム・ニール (Dr. Alan Grant)
ウィリアム・H・メイシー (Paul Kirby)
ティア・レオーニ (Amanda Kirby)
アレッサンドロ・ニヴォラ (Billy Brennan)
マイケル・ジェッター (Udesky)
トレヴァー・モーガン (Eric Kirby)
ブルース・ヤング (nash)
ジョン・ディール (Cooper)
ローラ・ダーン (Ellie)

スタッフ
監督 ジョー・ジョンストン
脚本 ピーター・バックマン
アレクサンダー・ペイン/ジム・テイラー
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
キャラクター・デザイン マイケル・クライトン
撮影 シェリー・ジョンソン
美術 エド・ヴァリュー
音楽 ドン・デイヴィス
編集 ロバート・ダルヴァ
衣裳/スタイリスト ベッツィ・コックス

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2012年10月21日

いっきのCM

「いっきのCM」

「いっき」というクソゲーごときが
TVCMを張っていた時代があった。

それはそれでスゴイ。
快挙といっても良い。



サンソフトとジャレコには
ヒドイ目に会わされ続けたんでね。
書いてみました。

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2012年10月20日

まんがはじめて物語

「まんがはじめて物語」

CS6チャンネルでときどき再放送してるんで
息子の教育という名目のもと親父も見てる。

すげーよ。
BGMがすっと頭に入ってくる。
忘れていた記憶がいきなり蘇るのだ。
好きだったんだな〜この番組。
土曜の夕方、母親の晩御飯を待ちながら、
これから土曜のテレビ番組ゴールデンコンボが
待っている。それに明日は日曜だし・・。

いやいやそれにしても
おねえさんの岡まゆみさんである。
モグタンはもはやオマケ。

ひゅうひゅうたまねぎたべれるぅ?
なんて書いている自分は
もはや春日部ようちえんの5歳児レベルで
あります。

衣装といいメイクといい80年代
ド・ストライクですが・・いいんです。
彼女と桃井かおりさんの存在が
PONの女性観を形成したようです。

もちろん忘れていませんよ。
「夕焼けロンちゃん」のロングおじさん
この方のサワヤカすぎる声が
番組の信憑性を不動のものにしていた(と思う)
もう亡くなりましたが。
たしか無類の鉄道マニア(しかも京急)で
京急を愛する同好会の会長なども
されていたんじゃなかったっけ?

岡さんの番組ラストのキメ顔。ご尊顔。
最近は地上波自体、ご無沙汰なのですが
岡さん、2時間ドラマで船越栄一郎と
対決していたり、時には有力な情報提供者だったり
いやひょっとすると犠牲者だったり・・するようですよ。

これからも応援してます。
岡まゆみ様。

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ロングおじさんに敬意を
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2012年10月19日

こどもソラミミ

「こどもソラミミ」

カルロストシキとオメガトライブで
(1986オメガトライブだったかな?)
「キミは1000%」

って高らかに歌いきる歌があったが

「キミはテン%」
て聞こえて仕方なかった小坊時代。

それでは少なすぎるだろ。自分。

「メリーアン、メリーアン、メリーアン、
 ウォンチュー・ステイ・フォーミー」
のところを
「メリーアン、メリーアン、メリーアン、
 ワンツースリーフォーファーイブ」

高らかにカウントアップで歌い上げていたのは
さすがに自分じゃありませんから。
いやホントですって。

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2012年10月18日

なんか冴えない・・

「なんか冴えない・・」

尼崎
唐津
下関
常滑
徳山
住之江
若松
丸亀
桐生
蒲郡
びわこ
江戸川
平和島


に共通するモノとはなーーんだ?

最後までくれば、さすがにお解かりですやね。
そう

「競艇」

の開催地です。
でもこのラインナップ・・以下略

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2012年10月17日

うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー

「うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー」

先日のファミリー劇場。
「ナツカシアニメ映画」特集として
「うる星 めぞん」の映画版一挙放送!から。

「町がみる・・夢、か・・」
(友引高校保健医サクラ)

あらすぢ
ある夜、友引町が大停電になった。あたる達は
面堂家に伝わる鬼姫伝説をモチーフにした
自主製作映画に取り組んでいた。主役はラム。
撮影のため面堂家の守り神とも言われる
名木・太郎桜が切り倒された。ラムはあたるに
電撃を発射するが、はね返されてしまう。
電流が弱まったらしい。また4月というのに、
大群の蝉ととんぼが友引高校に現われるという
異変。ラムは空を飛ぶ能力も失い、角も消えて
しまう。更に、面堂やメガネたちの心から、
ラムへの想いが消えていく。
大地震と共に面堂家の丘が隆起し、山となって
そそりたったのだ。友引町は冬の気配を漂わせた。
面堂は修学旅行の写真からラムの姿が
消えているのを見つけ・・

************************

ダイジョウブ、オモイデダケデ、イキテユケル
チジョウハ、キミタチノモノダ・・
(自意識を持った友引町)

数十年ぶりに観た。

「つまるところ
 貴殿は何を言わんとしているのか?」
小一時間くらい、問い詰めたくなるような
なんともつかみ所のない作品で
何を表現したいのかが皆目不明。
思わせぶりな空気感だけで自己完結。

あんな昔は(厨房時)ビデオ見返していたのに。

押井監督が盛り上げたうる星ブームの
余勢だけでつくられた映画だなあ、と思うし
こういう映画を喜んで観ていた、
当時の自分が大変なガキであったことを再認識。

思春期真っ盛りのガキ時代に
「うる星」作品にハマったこと
そのものについて後悔こそしていないが
黒歴史ではある。
うる星やつらの一連の作品群は、
いい大人が改めてまで観るような
作品じゃないなぁってこと。
(第二作「ビューティフルドリーマー」は別格)
嬉しいことのか、悲しいことなのか、
自分がガキでは無くなったんだ。

自分の子供が、思春期の一時期
「サブカル(つーか漫画アニメカルチャ)」に
ハマることを、ことさら否定はしないけど
いつかは現実に戻ることを希望したい。
それによって得る物だって当然あるから。



この作品の感想もひとこと。
「絵は安定していてキレイなんだけれど。
 エンディング曲も好みではあるんだが」

キャスト(役名)
出演
平野文 (ラム)
古川登志夫 (諸星あたる)
神谷明 (面堂終太郎)
島津冴子 (しのぶ)
鷲尾真知子 (サクラ)
千葉繁 (メガネ)
杉山佳寿子 (テン)
池水通洋 (温泉先生)
永井一郎 (チェリー)

スタッフ
監督 やまざきかずお
脚本 井上敏樹/やまざきかずお
原作 高橋留美子
製作 多賀英典
プロデューサー 長谷川洋/松下洋子
作画監督 土器手司
製作協力 スタジオディーン

音楽 板倉文
作曲 玉置浩二 「メランコリーの軌跡」
主題歌 松永夏代子 「メランコリーの軌跡」



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2012年10月16日

うる星やつら オンリーユー

「うる星やつら オンリーユー」

先日のファミリー劇場にて
「ナツカシアニメ映画」特集。
「うる星 めぞん」の映画版一挙放送。

名目の「ナツカシアニメ映画」って
あたりが、なんとも寂しい限りではあるが
うる星やつらのテレビ放映が1981年スタート
であることを考えれば30年前になるわけで
ナルホド、これでは「ナツカシ」で
ひとくくりにされて当然。

うる星映画版とは以下の6作であるらしい。
第一作 オンリー・ユー
第二作 ビューティフル・ドリーマー
第三作 リメンバー・マイ・ラブ
第四作 ラム・ザ・フォーエバー
第五作 完結編
第六作 いつだってマイダーリン

久々に題名を書き写してみて
なんかとっても赤面であるし
よくこんなの恥ずかしげもなく観てたな〜
なんて感慨も。
それだけ自分もオヤジになった訳だ。

このうち
第二作「ビューティフル・ドリーマー」は
今回の一挙放送には入っておらず
第五作で「完結」しているのに
なお作られたらしい第六作 
いつだってマイダーリン」は
さすがに録画しなかった。

第二作が放映されないのは
多分版権によるところなんでしょう。
(東宝作品で劇中にモロ「ゴジラ」が出てくるから
 取り扱いが難しいんだとか聞いたことがある。
 うる星なんてパロディだらけなのにな・・)
なんで、これは想定内。

第六作「いつだってマイダーリン」は
製作してたことを知らなかったし
キャラデザも好きじゃないし・・
なによりこっぱずかしいっすよ。題名が。
とても40男の観るもんじゃないと判断。
「めぞん」の方はまたいずれ。

あらすぢ
影踏み遊びをするシルエットの少年と少女。
影踏みに勝ったと主張する少年は、少女から
11年後に結婚しようと告げられる。そして少女は
宇宙へと去っていった。

ある日、あたるのクラスメイトやラムの友人達に、
あたるとエルという女との結婚式の招待状が
次々と届けられた。あたるには「エル」という
宇宙人の婚約者が既に存在しているというのだ。
あたるはラム親衛隊のメガネ達から拷問され、
三宅しのぶからは凄まれ、面堂終太郎は
私設軍隊を引き連れ、ついにはラムの電撃を
受けて問い詰められるが・・

************************

この映画を観たのはたぶん25年ぶりくらい。
地上波放映で観たっきりだ。

あれ?
あたるってここまでイヤな奴だったけか。

とにかく最後まで彼に共感できず。
もっとも、あたるなんかに共感できる奴なんて
普通はいないだろうけれど。

ラムにしてもエルにしても
あたるなんかに惚れること自体が不思議である。
(いや、そこのあなた。
 マンガだから、なんていってしまったら
 そこで終了じゃないですか)

Wikiにも書いてあるけれど、
この映画はアニメ監督の巨匠、「押井」監督の
第一回監督作品で、彼が監督を引き受けたときには
最初に引き受けた製作チームは全部トンズラ。
ダテに月日だけは過ぎ去っており、
公開まであと5ヶ月。若干の完成フィルムと
ショボイ脚本、数枚のデザイン画しかなかったらしい。

それを一応、まがりなりにも
主要キャラクター総出演のお祭り映画に
仕立て上げてしまった、その手腕はさすがと思う。
(本人は、若かったからできた、と後に語っている)

この「オンリー・ユー」。
原作者やスポンサーなどには好評だったようだが
(監督の作家性など不要。
「映画化=お祭り騒ぎ」であればよい訳で)
押井監督にしてみれば大いに不満であったらしい。
プロの意地にかけて、製作は完遂したけど
こんな映画が、自分の能力の結果だと思われるのは
ハナハダ心外だったようす。

その反動として、次作では
「スポンサーの意向どおりに作るヨイ監督」と
周囲から誤解されたことをいいことに
うる星の監督をまたまた引き受けるも、
今度はワザとぎりぎりまで製作を延ばしたんだとか。
そのココロは、スポンサーがあせって
「もう公開まで時間がないから
 いいよもう、押井案で行ってくれ!」と
言い出すのを待っていたかららしい。
そんな状況下で好き勝手やったのが
「ビューティフル・ドリーマー」

押井監督の名前を良くも悪くも高め、
自分も非常に影響を受けた作品だが
まあ、その話はまた今度ってことで。

今は「オンリー・ユー」

上記のようなバックボーンを
それなりに知っていたので、映画を眺めていても
ラムの父ちゃん軍とエル惑星軍で
星間戦争が勃発するシーンでは、意味もなく
宇宙戦闘機がグリグリと画面セマシと暴れる一方で
甘ったるい挿入歌を流し、たった一枚のイラストで
長いこと間を持たせたりと。
そんな技術につい目が行ってしまう。

そりゃそうだ。90分近くのアニメ映画
すべての時間で1/24のフルアニメ絵が
常に動き回っている必要などないのである。
日本のアニメのその辺のメリハリのつけ方とか
手の抜き方はスゲい。
(日本酒(三倍増醸酒)と日本のアニメは
 いかに手を抜きつつ作品を成立させるか?
 という技術の歴史でもあった)



「星空サイクリング」
作詞、作・編曲、歌:ヴァージンVS

スタッフ
原作:高橋留美子
監督、脚色、絵コンテ:押井守
演出:安濃高志
脚本:金春智子
キャラクターデザイン:高田明美、高沢孫一
作画監督:青嶋克己、遠藤裕一、高沢孫一
メカニック監督:山下将仁
撮影監督:若菜章夫
音楽:小林泉美、安西史孝、西村コージ、天野正道
音楽監督:早川裕
製作:多賀英典
製作:キティ・フィルム
配給:東宝

諸星あたる:古川登志夫
ラム:平野文
三宅しのぶ:島津冴子
面堂終太郎:神谷明
テン:杉山佳寿子
錯乱坊:永井一郎
サクラ:鷲尾真知子
メガネ:千葉繁
パーマ:村山明
カクガリ:野村信次
チビ:二又一成
あたるの父:緒方賢一
あたるの母:佐久間なつみ
ラムの父:沢りつお
ラムの母:山田礼子
ラン:井上瑤
お雪:小原乃梨子
弁天:三田ゆう子
クラマ姫:吉田理保子
レイ:玄田哲章

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2012年10月15日

駅 −STATION−

とりあえず映画が長い。
もとは連続ドラマの脚本だったんじゃないの?

それでいて、映画で何を描きたいのか
あんまり伝わってこない。
要するに人生いろいろ、
気苦労が絶えないよねってこと?

まるで居酒屋兆治の兄弟映画みたい。
おなじ北海道が舞台だし。
出演者の顔ぶれもあまり変わらないし
健さんの人柄を慕っての友情出演なんかも
あるみたいだから、まあその辺りはそんなもんかも。
(武田鉄矢など、この映画でも
 「居酒屋兆治」でも酔客を演じている)

あらすぢ
1967年1月直子。その日、警察官の英次は雪の
降り続く銭函駅ホームで、妻の直子と、4歳になる
息子義高に別れを告げた。離婚を承諾した直子は、
動き出した汽車の中で、英次に笑って敬礼するが、
その目には涙が溢れていた。苛酷な仕事と、
オリンピックの射撃選手に選ばれ合宿生活が
続いていたことも原因であった。その頃、英次の
上司、相馬が連続警察官射殺犯“指名22号”に
射殺された…。

************************

北海道を舞台に、いろいろあるけど
昭和という時代、黙々と生きる人々の姿を
健さん=三上英次を軸に描く・・話?

--1967年1月 直子--
何があったか知らないけれど
映画冒頭でいきなり「いしだあゆみ」と
離婚している健さん・・。
そりゃ色々あるんでしょう、あるんでしょうけど。
なんかねぇ。
健さんの浮気が原因とかいうなら判らんでもないが
どうも、彼が仕事に没頭(有能な警察官であり
オリンピックの射撃強化選手らしい・・)しすぎて
奥さんの方が、あなたにはもうついて行けません
ってことなのかな。その割には、いしだあゆみに
付き添う男は健さんを遠回りに責めているようでも
あるし。

健さんの方が、
「自分はこういう不器用な生き方(仕事一筋)
 しかできない。妻子にはもっと迷惑を
 かけることになる前に、いっそ離婚を」
なんて、不思議な思考回路から
離婚を推進しているんだとしたら・・
それこそ、いくらなんでも健さん、
弾幕薄いぞ!なにやってんの?とか思う。

「銭函」駅といえば、高校時代の北海道旅行時、
銭函の切符は縁起がいいからと、
わざわざ別行動して駅まで買いに行った
友人を思い出す。

--1976年6月 すず子--
烏丸せつ子さん演じる「すず子」。
増毛駅前の「風待食堂」につとめる
おつむがちょっと薄い(そんな表現が
許された時代!小林稔侍刑事が
彼女のことをそう表現してるし)
あにき思いの女性。

増毛駅の「風待食堂」

「烏丸せつ子」・・そうそう、思い出した。
確かに居たね。そんな名前の芸能人。
後で調べたら、巨乳グラビアアイドルだったらしい。
(その頃はさすがにまだ女体に
 興味のない年でした)
宇崎竜童さんがチンピラ役で好演。
どっからどう見ても立派なチンピラである。
彼も絡んだ、せつ子のエピソードが長い。

このほか、健さんの妹(演:古手川裕子)が
現カレ(演:小松政夫)を捨てて見合い相手と
結婚することに、兄健さんは戸惑うところとか
正直、映画の進行とは無縁と思うエピソードが続く。



--1979年12月 桐子--
桐子とは、健さんがフラっと立ち寄った
居酒屋のおかみで元さくら(演:倍賞千恵子)。
前世では健さんと黄色いハンカチがご縁で
夕張でも一緒になっていたものと思われる。
健さん、あれで結構下半身がゆるいっつーかね。
(もちろん映画の中での話ですよ)
倍賞千恵子さんも、なんだかんだいって
気苦労の絶えない女性役が似合いますな。

出会いの場となった彼女の店のTVからは
「紅白歌合戦」・・いやレコード大賞か?が流れ、
映画はいつの間にか八代亜紀さんの名曲
舟歌」が流れまくるように。

「肴はあぶったイカでいい・・
 シミジミ呑めばしみじみとぉ〜うぉお」

「うまい肴にうまい酒、寒い夜に訳アリ女」
ひょっとしたら、この映画は「舟歌」の
PVだったのかもしれぬ。

てなわけで、ひとことで言いますと
ちと、長げーよ
あと
「北海道の鉄道旅行に行きたくなるじゃん!」
そんなところでした。

「歌いだすのさ・・舟歌うをぉう」

シネマ紀行↓
http://blowinthewind.net/cinema/station.htm

キャスト - 駅/STATION
出演
高倉健 (三上英次)
いしだあゆみ (三上直子)
岩淵建 (三上義高)
名古屋章 (高田)
大滝秀治 (相場)
八木昌子 (相場・夫人)
池部良 (中川警視)
潮哲也 (三竹)
寺田農 (力石)
渡会洋幸 (坂口)
高橋雅男 (国富)
榎本勝起 (テレビアナウンサー)
烏丸せつこ (吉松すず子)
根津甚八 (吉松五郎)
宇崎竜童 (木下雪夫)
北林谷栄 (三上昌代)
藤木悠 (三上一郎)
永島敏行 (三上道夫)
古手川祐子 (三上冬子)
今福将雄 (伯父)
名倉良 (昌一)
田中邦衛 (菅原)
小松政夫 (菅原弟・義二)
草野大悟 (柳)
片岡五郎 (西田)
平田昭彦 (大田黒警視)
織本順吉 (留萌署長)
山本清 (留萌次長)
鬼雷太 (小川刑事)
小林稔侍 (辰巳刑事)
浜田晃 (加賀刑事)
橋本功 (島田刑事)
青木卓司 (坂上係官)
石山雄大 (巡査)
園めぐみ (風待食堂の女中)
谷本小夜子 (新妻旅館の女中)
倍賞千恵子 (桐子)
室田日出男 (森岡茂)
阿藤快 (本庄良介)
村瀬幸子 (良介の母)
風間健 (良介の仲間)
佐藤慶 (対策本部長)
西川明 (係官)
武田鉄矢 (列車の客)
山本紀彦 (増毛駅員)
塩沢とき (新妻旅館の女中)
南雲勇助 (山とりの男)
大谷進 (留萌の巡査)
村添豊徳 (留萌の巡査)
佐山泰三 (留萌の巡査)
梅野泰靖 (取調べの刑事)

スタッフ - 駅/STATION
ジャンル ドラマ
製作年 1981年
製作国 日本
配給 東宝

監督 降旗康男
脚本 倉本聰
製作 田中壽一
撮影 木村大作
美術 樋口幸男
音楽 宇崎竜童
録音 田中信行
照明 望月英樹
編集 小川信夫
製作担当 徳増俊郎
助監督 山下賢章
スチール 石月美徳
殺陣/擬斗 宇仁貫三
題字/タイトル 益川進
製作協力 田中プロモーション

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2012年10月14日

スカイ・クロラ The Sky Crawlers

BSの日本映画専門チャンネルでやってた。

あらすぢ
押井守監督が現代の若者に送るメッセージ

舞台は現在と似たどこか。ここでは思春期の
少年たちを戦闘機に乗せ、ショーとしての
戦争を戦わせることによって人々は平和を
実感している。いくらでも代わりのいる、
決して年をとらぬこの不思議な少年たちは
「キルドレ」と呼ばれ、今日も戦死者が続出する
最前線に補充されていく。そんなキルドレの
一人カンナミ・ユーイチ(声:加瀬亮)は、欧州
のある空軍基地に配属される。そこの女性
司令官クサナギ・スイト(声:菊地凛子)は、
なぜか彼のことを知っている様子だったが
カンナミには覚えがない。

************************

昔からオシイ作品は好きなんだけれども
この作品は、また観たいと思わせるほどではなかった。
正直いってまたこのパターンかとも思った。
いい加減、押井監督に期待しすぎなのかもしれない。
ファンの方には申し訳ないこってすけれど。

絵はキレイだし、空戦シーンもスゴイとは思う。
「オネアミスの翼」のラストでの空戦
あれもスゴイと思ったが、
この映画ではオネアミスの十倍以上、
これでもかっつーくらい空戦を堪能できる。
できるのだが、あっちは手描きで、こっちはCG。
相変わらずのハイクオリティは感じますが。

面白いかこの映画?と、問われたら困ってしまう。

この、リアルな戦争を経済活性の目玉に、という発想。
むちゃくちゃに思えるだけど
確か、銀河鉄道999にもそんなのあった。
(TV第47話 永久戦斗実験室)
大きな防弾ガラス窓のあるレストランで
ビフテキ(→食いてえ)をほお張る鉄郎。
そのガラスの向こうには砂漠が広がっており
何も知らない鉄郎が食を休め、顔を上げると、
ガラス窓の向こうで若い兵士が瀕死という・・

>ショーとしての戦争を戦わせることに
>よって人々は平和を実感している。

この世界では、戦争が人々のガス抜き
であるとともに、一種のショーウインドウの
ような役割も果たしているようだ。

本日の戦況報道によれば「○○工業」の戦闘機が活躍
→株価上昇
日々戦争やってる
→どこかで必ず大量消費がある
→経済がうまく回る

経済活性のための戦争と
石油権益を守るための戦争。

さすがに自分や自分たちの子供が死ぬ戦争は
勘弁してほしいが、バイオテクノロジーが
発達しまくったこの時代、幸い「キルドレ」と
呼ばれる兵士がいくらでも増産できるんで
彼らが死ぬ戦争なら別にかまわない、
ということなんだな。

「キルドレ」はブレードランナーでいえば
ネクサス6みたいなものか。
過去の記憶を持たない人間は
情緒不安定になってしまうのかもしれない。

敵側に伝説の凄腕パイロット「ティーチャー」
とやらがいる。キルドレ達は
なぜかそいつに絶対に勝てないとされ
物語終盤、主人公のキルドレは
よせばいいのに、レゾンデートルを探すためか
ティーチャーに立ち向う流れになってゆく。
その際の絶望感というか圧迫感みたいのは
感じられました。



たけくま先生評論。さすが文がうまい。

朝日の文化欄の記者さんの記事。
なんかすごーくこの作品に怒っている。
彼は「東京本社版夕刊で毎月1回」
アニメ・マンガ・ゲームのページ
「アニマゲDON」を担当しているらしい。


The Sky Crawlers 
2008年/日本/カラー/121分
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:押井守
原作:森博嗣
脚本:伊藤ちひろ
音楽:川井憲次
声の出演:菊地凛子、加瀬亮、栗山千明

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2012年10月13日

イノセンス

いや〜やっと観ました。
押井カントク。「攻殻機動隊」の続編。

前作「攻殻機動隊」は、大人気漫画の
映画化であって絵のクオリティは
折り紙つき、押井監督らしく話に
判りにくいところもあったけれど
それでもまだ作り手が
映画は「エンターテイメント」なんだ
というトコロを意識していた。

でもこの「イノセンス」
ガンダムで例えれば
第一作で主人公アムロが死んでしまい
残されたサブキャラクター達による物語。
自分としては草薙大佐(モトコ)の活躍を通して、
映画の中に、いわゆるサイバーパンク世界を
体験したいのに、当の主役が不在で
バトーが主役になってもねえ・・。
(いや、バトーもキャラとして好きだけども)

てなわけで、なんかずーっと食指が
動かなかったんです。
が、この間、CSでやっていたモンで拝見。

あらすぢ
舞台は、人々が電脳化され、声を出さずとも、
コンピューター端末を打たなくとも、ネットワークを
通じたデジタルコミュニケーションが可能になる一方、
肉体の機械化も進み、人とサイボーグ(機械化人間)、
ロボット(人形)が共存する、2032年の日本。
魂が希薄になった時代である。主人公は、続発する
テロ犯罪を取り締まる政府直属の機関・公安九課
の刑事バトー(大塚明夫)。彼はサイボーグで、腕も
脚も、その体のすべてが造り物。残されているのは
わずかな脳と、一人の女性、“素子(もとこ)”の記憶だけ。
ある日、少女型の愛玩用ロボットが暴走を起こし、
所有者を惨殺する事件が発生。「人間のために
作られたはずのロボットがなぜ、人間を襲ったのか」。
さっそくバトーは、相棒のトグサ(山寺宏一)と共に
捜査に向かう。電脳ネットワークを駆使して、
自分の「脳」を攻撃する“謎のハッカー”の妨害に
苦しみながら、事件の真相に近づいていく。

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なんかですねぇ、押井監督ったら
まーだやっているんか?
というツブヤキが先に来ました。

こんな捻くれたオッサンになった今だから
斜めからこの映画を観ていますが
中学生くらいだったら、めちゃくちゃ信奉者に
なっていたかもしれないな。

この世界の人間たちは、割合には
差がありますけども、基本的に、体の一部を
電脳化(≒機械化)しています。
キアヌリーブスの昔の映画「JM」みたいなもん。
USBコネクタが体にあったら、感覚的に
不気味でしょうが、案外便利かも知れませんぜ?

だから、彼らの会話のなかには
古今東西の偉人の名言や
著作物の言い回し、四字熟語、格言みたいのが
間違えることなくすらすらと出てくる。
というのも、電脳化した頭ん中で
ググって検索しながら会話しているからなんだって。
へー。なんだかなあ。



ネタばれ御免ですが、今回の騒動の元凶は
急に反乱を起こした
「少女型の性的愛玩用ロボット」たち。
彼女たちは表面上はロボットってことですが
中身は違法(でもなんでもなく単に犯罪)
ルートで拉致され、ロボットのコアにされた
人間の少女たち。その彼女たちが、自分たちの
置かれた悲惨な状況を、世間に訴え、
助けてもらおうとしたというのが真相らしい。
実にゴモットモで正当な怒りである。

ところが、ようやくたどり着いた犯行?現場で
何故かバトーは少女たちを罵倒するのだ。

彼女たち、怒って当然でしょう。
また助けるのが電脳警察のあんたたちでしょうに。
そこが少し理解できない。

映画はもっと解り難くていい。
観る者によって解釈が変わるとか
解釈をめぐる喧々諤々の論争が
あってもいいとか、たしか押井監督と
ジブリのプロデューサーの対談で言ってたけど
自分はそうは思わない。

前作もイノセンスも、結局は
自己って何?他との境界線って?
という禅問答を追求してゆくんですが
映画という表現方法も
自己満足を追求するか(作家性ともいうが)
ハリウッド映画のように
サルでも解りやすさを優先するべきなのか?

自分は、映画はゴラクだと思う。
判らないやつは観なくてもいいというのは
製作者側の横暴だ。

とはいえ、物語の解釈を頭で考えず、
すぐ答えを求めたがる自分のような凡人には
・・素敵な解説がこちら

野良犬の塒 ( ねぐら ) イノセンス FAQ

イノセンス関連情報まとめ FaQ

前作は、川井賢次さんの音楽
アジアと西洋が一緒になったみたいな
まさにサイバーパンクな歌


「あがまえば、くわしめよいにけり〜
  :
 とおかみえみため(遠神恵賜)」

が、大変鳥肌ものでした。



今回も引き続き川井氏が
音楽を担当されているようですが・・
絵も音楽も、前作「攻殻機動隊」よりか
パワーアップしているのは解るんだけど
「ジャパニメーション」の凄さを
海外にアピールするいい材料だとは思うんだけど
前作ほどにインパクトがない。
残り物でもう一品って思えてしまうのが残念。

それにしてもこの映画を英語版に
翻訳する作業は、さぞや苦労されたのでは
ないだろうか?

キャスト
大塚明夫 (バトー)
田中敦子 (草薙素子)
山寺宏一 (トグサ)
大木民夫 (荒巻)
仲野裕 (イシカワ)
榊原良子 (ハラウェイ)
武藤純美 (謎の少女)
竹中直人 (キム)

スタッフ
監督 押井守
演出 西久保利彦
楠美直子
脚本 押井守
原作 士郎正宗
プロデューサー 石川光久
鈴木敏夫
キャラクター・デザイン 沖浦啓之
作画監督 黄瀬和哉
西尾鉄也
美術 平田秀一
音楽 川井憲次

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2012年10月12日

トイ・ストーリー2

トイ・ストーリーをベースにしたアトラクションが
今度ネズミーランドにOPENしたのか?
その宣伝なのか「トイ・ストーリー2・3」と
放映していたので、息子のために録画して観賞した。

あらすぢ
アンディ(ジョン・モリス)はキャンプに行き、
棚に置き去りにされたカウボーイ人形の
ウッディ(声=トム・ハンクス)はひょんなことで
おもちゃ屋のアルにさらわれてしまう。
彼は実は大変なプレミア人形で、カウガールの
ジェシーや炭坑夫プロスペクターから一緒に
ニッポンのおもちゃ博物館行きだと告げられる。
一方、ウッディの友人であるバズ・ライトイヤー
(声=ティム・アレン)たちはウッディを助けに
アルのビルに忍び込む。

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うーーん。
面白かったんだが、よく出来たパートU。続編。
本来、購入されたら家屋内で
消費されるはずのおもちゃが
いろいろあって外に出ちゃったからさあ大変。
といった、前作と基本的な流れは一緒。

トイ・ストーリーの世界では、オモチャどもは
人間の見ていなければ自由に動くことが可能で
話しもできる。

彼らオモチャ連中の、唯一にて至上の価値観。
それは、その家のご主人様
(当然、オモチャを買ってもらった子供である)
の寵愛を一番に受ける存在となること。
要は、子供のオキニがその家の
オモチャ群のリーダーとなる。

主人公のカウボーイ人形ウッディは
人間の子供アンディの最もお気に入り。
前作は、わが世の春を謳歌するウッディの元へ
最新技術のオモチャ(バズ・ライトイヤー)が
買われてくる。彼は自分が正義の宇宙飛行士
「バズ・ライトイヤー」だと
微塵も疑わない世間知らず。

彼らオモチャにとって、最大の関門とは、
自分はオモチャなのだ、という「現実」を
受け入れること。

例えば、ウルトラマン人形として製造された
ばっかりのオモチャは、自分は正真正銘の
ウルトラマンだと思っているのだ。

現実を受け入れ、自意識に目覚めた
バズ・ライトイヤーは、ウッディと
無二の親友になる。そこまでが前作。

今回、カウボーイ人形ウッディは
実はオモチャ博物館入りしても
おかしくないレアアイテムだったことが判明。



ただしこれにはウッディの程度がよいことが条件。
また、不人気だったので滅多に流通していないらしい
「愛馬(ブルズアイ)」
「カウガール(ジェシー)」
「デブの金鉱工夫人形(プロスペクター)」
この三点がセットで初めて高価値となる。
もちろん帽子の紛失など論外だ。

ウッディは目端の利く悪徳コレクターに
盗まれてしまった。
それではっ・・てんで、今度はバズ・ライトイヤーが
ウッディを救うべく外界へ冒険にでるって話。



ほんとそれだけ。ハラハラドキドキ
それでいいのではないでしょうか。
子供向け王道映画です。
(最後の最後、空港にまで騒動がもつれ込むのは
 さすがにちょっとやり過ぎでは?と思ったけれど)



あとは・・吹き替えの唐沢寿明氏
ウッディの演技がうまい。
所ジョージも硬質な声の感じが、
慣れるとあれはあれで
実にバズ・ライトイヤーである。

ウッディといえばつい「ぽこ」と続けたくなる・・。

キャスト(役名)
出演
唐沢寿明 (ウッディ)
所ジョージ (バズ・ライトイヤー)
日下由美 (ジェシー)
小林修 (プロスペクター)
名古屋章 (ミスター・ポテトヘッド)
楠トシエ (ミセス・ポテトヘッド)
永井一郎 (スリンキー・ドック)
三ツ矢雄二 (レックス)
大塚周夫 (ハム)
戸田恵子 (ボー・ビープ)
樋浦勉 (アル・マクウィギン)
佐々木梅治 (修理屋)
佐々木梅治 (ザーグ)
北尾亘 (アンディ)
小宮和枝 (アンディのママ)
高橋理恵子 (ガイド・バービー)
谷口節 (グリーン・アーミー・メン軍曹)

トム・ハンクス (Woody)
ティム・アレン (Buzz Lightyear)
ジョーン・キューザック (Jessie)
ケルシー・グラマー (Stinky Pete the Prospector)
ドン・リックルス (Mr. Potato Head)
ジム・ヴァーニー (Slinky Dog)
ウォーレス・ショーン (Rex)
アニー・ポッツ (Bo Peep)
ウェイン・ナイト (Al McWhiggin)

スタッフ
監督 ジョン・ラセター
脚本 アンドリュー・スタントン/リタ・シャオ/
ダグ・チェンバリン/クリス・ウェブ
原案 ジョン・ラセター/ピーター・ラセター
アッシュ・ブラノン/アンドリュー・スタントン
撮影 シャロン・キャラハン
美術 ウィリアム・コーン/ジム・パーソン
音楽 ランディ・ニューマン

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