2012年10月11日

零戦燃ゆ

たぶん日本映画専門チャンネルの放映。
終戦記念日だったからね。
映画「連合艦隊」に続いて観賞す。


「零戦萌ゆ」じゃなくってよかった。
それじゃミリオタ映画になってしまう。

あらすぢ
銀色に輝く新型戦闘機・零戦の勇姿に
魅せられて横須賀海兵団に入団した
浜田正一と水島国夫は、浜田は航空兵、
水島は整備兵と別な道を歩み活躍していた。
入団してから2年後の、昭和16年12月8日、
日本は連合軍に対して無謀な戦いを挑んだ。
浜田と水島は台湾・高尾基地にいた。
日本海軍はハワイ真珠湾に奇襲をかけ、
航空兵力による初の大戦果をあげた。
高尾基地から飛びたった浜田たちの零戦の
大編隊は五百カイリを越えて、フィリッピンの
クラークフィールド基地を攻撃した。その
零戦は“ゼロファイター”と呼ばれ、連合軍に
悪魔の如く恐れられた。

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主人公は、加山雄三に試作機のゼロ戦を
特別に見せてもらう。試作なんでまだ未塗装、
超々ジェラルミンがまぶしい。
(ゼロ戦は本当に「超々」ジェラルミンで
 作られている)

この手の映画にしては珍しく、主人公は
空母ではなく台湾航空隊所属なんで、
太平洋戦争初陣は真珠湾攻撃ではなく、
往復500海里のフィリピンへの渡洋攻撃でした。
それでも充分すげいんだけども。

なんせ、マッカーサア大将は
まさか日本が、台湾から一挙に飛んでこれる
戦闘機など作れるはずがない、と
高をくくっていたので、実際にご当地、フィリッピンが
攻撃されるや、近くに空母がいるに違いないと
念入りに偵察させたらしい。

艦上戦闘機って、ゼロ戦やらトムキャットやらを
知ってしまっている我々にとってみれば、
充分「戦力」として期待できるものと思うけれど
空母が実用化してまだ20年くらいの当時の
軍人からすると、戦力として換算するには
かなり「頼りない」イメージだったようだ。

戦争させるなら、陸上から発進する戦闘機
いいってこと。艦上戦闘機は空母に乗せるため、
本来なら飛行機に搭載すべき装備を、相当
取っ払ってしまった、頼りない「簡易機」として
映っていた様子。

そんな軍人のイメージを覆してしまったのが
ゼロ戦。ZERO・FIGHTERなのです。

戦闘機って奴を開発する場合
軍人は大きなコドモなんで、
「いっちょ、強くて、使いやすくて、早いやつを
 ちゃっちゃっと開発してくれ、頼むぜ!」
と気楽に命令してくるんだが、
本来「格闘能力」「航続力」「スピード」は
相容れないもの。
あちらを立てればこちらが立たず。

この三要素をハイレベルで両立させるには
やっぱエンジンがデカクないとってことになるが
2000HP級エンジンが欧米の主流となる中
最後まで日本軍は1000HP級エンジンだった。
(一部、大型機に使われてた2000HP級
 エンジンを転用して雷電とか開発した)
日本は1000HPエンジンにこだわったんじゃなく
国内技術では安定してそれしか作れなかった。
そのエンジンにしたって、元々は戦前に
欧米から輸入したモノのデッドコピーだもの。
技術もガソリンも鉄くずも、敵国からの輸入だし
勝てるはずなかったのだ。

ところが、三菱重工「堀越二郎」技師は
「格闘能力」「航続力」を重視して
世界に通用する戦闘機を作ってしまった。
それが「零戦」。

「肉を切らせて骨を断つ」の攻撃最偏重。
要は有名な薩摩の示現流方式。
防御なんか考えない
⇒装甲板もない
⇒身軽
⇒格闘戦に強い、遠くまで飛べる
⇒でも当たったら最後。
(骨を断つ前に切られて終了・・)

映画は人々の戦時下の生活と
そんなのをまったく無視する形で進む戦争を
ゼロ戦の栄華盛衰を通して描く。



んで、堀越二郎技師役は
「北大路欣也」さん。
見た目がちょっと立派すぎねいかい?
(ご本人を写真で見た限りでは、
 丸めがねのヒョロっとした感じの人なんで)

当時人気絶頂アイドルでも
起用しとけってことでの「早見優」なのかも
知れないが、なんか戦中の日本女性って
感じがあまりしないのが残念。



そしてまたまたウルトラ警備隊より
このお二方が出演。
中山昭二=キリヤマ隊長
森次晃嗣=ウルトラセブン

まあ確かに・・ウルトラ警備隊の始祖は
帝国海軍航空隊あたりなのかもしれないから。

映画ですか?一度観ればいいかな。

追記:先日行った特撮博物館(10/8で閉館)に
   この映画で使われた忌々しきB29の撮影用模型が
   ありました。ボロボロ。

キャスト
出演
丹波哲郎 (山本五十六)
加山雄三 (下川万兵衛)
あおい輝彦 (小福田租)
目黒祐樹 (宮野善治郎)
堤大二郎 (浜田正一)
橋爪淳 (水島国夫)
早見優 (吉川静子)
南田洋子 (浜田イネ)
北大路欣也 (堀越二郎)
大門正明 (曽根嘉年)
宅麻伸 (東条輝雄)
加藤武 (宇垣纒)
青木義朗 (小沢治三郎)
おりも政夫 (森崎中尉)
中山昭二 (航本担当官)
森次晃嗣 (空技廠担当官)
御木本伸介 (航艦参謀)
神山繁 (軍令部参謀)
佐藤允 (軍医)
真木洋子 (喜代)

スタッフ
監督 舛田利雄
特撮監督/特技監督 川北紘一
脚本 笠原和夫
原作 柳田邦男
製作 田中友幸
撮影 西垣六郎
美術 育野重一
音楽 伊部晴美
録音 宮内一男
照明 粟木原毅
編集 黒岩義民
助監督 井上英之
スチール 吉崎治
SFX/VFX/特撮 鶴見孝夫
江口憲一/井上泰幸/三上鴻平/宮西武史/中尾孝
特撮助監督 浅田英一
製作協力 高井英幸/田久保正之

ジャンル 戦争
製作年 1984年
製作国 日本
配給 東宝

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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