2012年11月02日

妖星ゴラス

「妖星ゴラス」

「日本映画専門チャンネル」の東宝特撮王国にて。

特撮のプロに聞く、これは観ておくべき
特撮ベスト10ってのが(追記)

庵野秀明特撮博物館の紹介番組でやってまして
確か「ゴラス」は2位でした。
訂正⇒5位でした

特撮博物館には
妖星ゴラスのミニチュアと
鳳号、隼号のロケットも展示されていまして
これは呼んでいるな、と。
この映画を観ろ、ということだなと判断した次第。

あらすぢ
地球の6千倍もの質量を持つ恒星が発見された。
土星探査船・隼によって、その恒星・ゴラスの軌道
は地球を目指していることが判明する。地球上の
爆発物ではゴラスを粉砕出来ないことを知った
国連は、地球その物をロケットに変え、公転軌道上
からの離脱を決意する。各国の科学技術者は
総力を結集、南極に巨大なロケット噴射口を
建造するが……。

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かなりいい加減な話で、観るには好事家で
「東宝特撮映画」がないと大変。

宇宙ステーションが大気圏の突入して
地表に着陸したり、
キャバレーで
♪「狭い地球に未練はないサ」と
俺ら宇宙のパイロット
という歌を高唱。

明日をも知れぬ、俺たちの刹那的姿を見たかあ〜ッと、
何か英雄的行動に出るのかと思えば・・
恋に悩み、ゴラスに恐怖して記憶喪失になるだけの
宇宙パイロット久保明さん。
ああ使えない。

ちなみに久保さんの同僚には
若き日のイデ隊員と、後にマタンゴ島で
嫌な奴に豹変する小説家(太刀川寛)の顔も。

東宝大部屋俳優ならびに
特撮におなじみの俳優が勢ぞろい。
大御所「沢村いき雄」さんてば、
地球の行く末は、良心的東宝科学者さんに任せて
ジブンは今日の仕事を続けまさあ・・とか
いい切るタクシー運ちゃん役。

人間の行動には「マネー」が伴うのは常だけど
地球が滅ぶ瀬戸際だっちゅーのに、
予算ギリギリで建設される地球移動用
南極ブースター基地。

とにかく予算ギリギリなんで
地球を動かすためのブースターも計算上ギリギリで用意。
これ以上、基地のブースター装置に
なにか(不具合発生とか)あったら、
地球はゴラスを避けきれなくなること必至。
そんなギリギリさ。

我らが静かなる武闘派、池部良博士が
「こんなんじゃ安心してプロジェクトを
 進められません!もっと予算をください」と
国連の偉い博士(演:上原謙)に迫る。

ところが上原謙博士ときたら
「ない袖は触れないんだ」とかなんとか
フルムーン旅行にも行かず
嘆息しながら言い放ち
「いざとなれば国連が責任を持つ!」
とタンカまで切る。

すると池部博士。
「最悪の状態になったとき
 責任だけ持たれても困るんですよ!」


そうそう。言ってやって。
民スの首相経験者とかシミズ元社長とかにも。
(連中は責任すら取っていないが)

今もってフクシマでは、少なくとも
日本中の色んな作業を一時凍結してでも、
まずは4号機のプールの中身を、一本ずつでもいいから
取り出して安全なところに保管するといった作業を
始めなければいけない、というのに・・
実際、月日だけはいたずらに流れ
しかもイチ民間企業に任せたままだ。

・・であることを考えれば、
「地球の危機」というメイモクくらいじゃあ
人類(つか日本人)は動かない、そんな事を
描きたかったのかもしれない。
これ、今から50年前の映画なのに。

池部博士のキグは現実のものになった。
南極ロケット基地に唐突出現するは
怪獣マグマ

マグマがロケット基地を壊し始める。
これは「人類はこのまま滅びされ!」
という地球の大いなる意志なのかもッ?
(実は東宝映画営業の意志らしい。
 とにかく子供呼ぶには怪獣出せ!ってこと)


マグマ、どう見てもデッカいセイウチなんだけど
志村喬博士(演:山根博士)が
カイブツの正体は「爬虫類」であることが
解りましたとか断言する。

志村博士は、初代ゴジラでも
「今からおよそ200万年前、ジュラ紀」
とか国会で断言しちゃってるんで
(実際には1億数千万年前)
彼の科学者としての信憑性には
ちょっとギモンが残るところだ。ってか、かなり。

結局、国連所属の連絡機(攻撃機)が
(これが、あまり戦闘的なデザインで無い。
 ウルトラマン科特隊のジェットビートルの
 元になったデザイン。有名ですねこの話)
怪獣マグマを殲滅する。

なぜか乗り込む「池部良博士」。
せめて操縦は刹那的宇宙パイロットである
久保明さんあたりが、かって出ればいいのに。

基地のモニタにはイカメシイ「日立のマーク」。
それととにかく連絡は「TV電話」ってのが
レトロフューチャーでいいですねえ。


そして・・「やったー!! 大成功

つか、妖星を避けられだけ地球を動かせた、としたら
地球への影響が「お空が曇り空」
じゃあ済まないでしょ。

そして・・トドメとして
「これからが大変だ」だといってるが
地球を動かした後のこと
とりあえずなんにも考えていなかった様子。
それは大変だろ。マジで。

作品名 = 妖星ゴラス
原題 = GORATH
監督 = 本多猪四郎(本編)
円谷英二(特技監督)
製作 = 田中友幸
脚本 = 馬淵薫
音楽 = 石井歓
撮影 = 小泉一(本編)
有川貞昌(特殊撮影)
富岡素敬(特殊撮影)
編集 = 兼子玲子
配給 = 東宝
公開 = 1962年3月21日
上映時間 = 88分

出演者
池部良 (田沢(宇宙物理学会博士))
上原謙 (河野(宇宙物理学会博士))
志村喬 (園田謙介(古生物学者))
坂下文夫(園田速男)
白川由美(園田智子)
水野久美(野村滝子)
佐々木孝丸(関総理大臣)
小沢栄太郎(木南法相)
河津清三郎(多田蔵相)
西村晃 (村田宇宙省長官)
佐多契子(秘書)
田崎潤 (園田(隼号艇長))
桐野洋雄(真鍋(隼号副長))

平田昭彦 (遠藤(鳳号艇長))
佐原健二 (斎木(鳳号副長))
佐藤功一 (鳳号操縦員)
西条康彦 (鳳号通信員)
岡部正  (鳳号計算員)
緒方燐作(鳳号機関員)
野村浩三(鳳号観測員)
久保明  (金井達麿(鳳号パイロット))
太刀川寛(若林(鳳号パイロット))
二瓶正典(伊東(鳳号パイロット))
三島耕 (真田技師)
ロス・ベネット(ギブソン)
ジョージ・ファーネス(フーバーマン)
堺左千夫(医師)
三井紳平(新聞記者)
天本英世(キャバレーの客)

沢村いき雄(タクシー運転手)

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ヤ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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