日曜の夕方、5時くらい?
(ガンダムとかごちゃごちゃやってたあの時間)
テレビで放映中。
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■第15話「帰還限界点」
ドメルの執拗な攻撃に疲弊していくヤマトクルー。
艦内では[ヤマト計画]の実現性に疑問の声も
出始めていた。
ガミラスの威力偵察をかわすべくワープした
ヤマトだが、ワープアウトした宙域には
ガミラス大艦隊が。
それこそが智将ドメルの策略だった。
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今回、物凄く密度が濃かった。
30分アニメであるが
優に1時間くらいみてるかのよう。
「前話を見逃した方のため」とかいう
おためごかしの、使い回しフィルムもない。
25分きっちり新作、そんな豪華さ。
思い返せば今回はOPがない。
確かに自分も最近はOPは早送りだし。
その分内容が充実。
人の口に戸板は立てられぬ。
それは宇宙でもいっしょ。
自分らと同じ「劣等民族」扱いを受け
滅ぼされる寸前だったというのに
すごい船を作り上げたらしい・・
そんなどこかの星の活躍を耳にしてか
ガミラス帝国の地方惑星で反乱が続く。
親衛隊のイヤミな奴
(ギムレーとか言うらしいが
やっぱ「ヒムラー」がモデルでしょう)が
「鎮圧」ではなく「殲滅」する。
ヴェスターラントの虐殺を思い出す。
虐殺対象は、顔にペインティングしているような
戦士はいるけれど宇宙船の開発は
まだまだ先、といった民族だ。
旧作ヤマト第一話に出た「巨大ミサイル」が
ギムレー親衛艦隊の隙間を縫って大量出現。
(いったいどこから出てきた的トートツ感で)
反乱を起こしたとされる惑星に激突する。
ここで不謹慎ながら笑ってしまった。
巨大ミサイルが大気圏内で
大爆発して地表を吹き飛ばすなら解る。
それがミサイル本来の使い方だと思うのだが・・
あの巨大ミサイルは、いきなり現れたかと思うと
そのまま巨大な質量を武器にして
地表をフットスタンプ攻撃するのだ。
爆発しなくても日本列島くらいは
そのままペッチャンコになりそうだ。
かつて地球も、故シュルツ司令により
冥王星基地から、あのようなミサイルが発射され、
破壊されたんだろうな。
でもシュルツ司令はケチだったというか
二線級師団で予算がなかったのかも、
「遊星爆弾」という「隕石」で代用された様子。
だからまだ地下都市に逃げ延びる余裕が
有ったのかも知れない。地球市民には。
一方、本日のヤマト。
ガミラス巡洋艦が数隻で威力偵察戦法
戦うかと思えばあっさり引き下がり、の
嫌がらせ戦法を受けつづける。
物資も人員もまったく後がないヤマトには
最悪の攻撃である。
さすがドメル。なんでも全力攻撃。
なもんでヤマト艦内士気低下。
更に自動ごはん作り機(OMSIS)も
どこかの戦いでダメージを受けたらしく
クルーのご飯は
「クロワッサン1個とスポーツドリンク」
増々ヤマト艦内の士気は下がる一方。
おかげで航海班の「太田」は士気最低値。
メガネ科学者おばさんも
この事態に乗じて、なにやら良からぬことを
考えているし。
こんなとき(表面上だけでも)元気なのは
真田さんくらい。
彼だけは以前から自動ごはん作り機に
頼らない「カロリーメイト」だけを栄養源とし
なにより前話でイスカンダル人に
憑依されっぱなしの岬百合亜が
波動砲と波動エンジンについて
ものすごくディープな話を吹っ掛けてくる。
地球人類のなかで、ここまで
イスカンダルテクノロジーについて行けるのは
ほぼ彼くらいだから、仲間ができて大喜び。
会話中、波動エンジン取扱い注意点も
得られたらしい。よかったね。
百合亜(のなかのイスカンダル人)はつぶやく。
「こんな破壊兵器(←波動砲のこと)を
開発できる人って・・彼しかいない」
彼って誰?PONが思いつく限りでは
「デスラー」さんくらいしかいないぞ。
前回の記事では「自動ごはん作り機」について
考察というかいろいろ書いてみたけど
どうも現在のヤマトの食生活を元に戻すには
「自動ごはん作り機」を直せばいいという
モノではなく、「空気」や「水」などの
宇宙空間では得難い物質の補充が必要らしい。
結局、補給のためビーメラ星系に立ち寄ることに。
ドメルさんの目論見によれば、
ビーメラにワープする場合、
ヤマトのワープに悪影響を与える場所が存在するため、
ビーメラに到着できず、必ず付近5ヶ所の
いずれかに飛ばされてしまうらしい。
その5ヶ所に艦隊を分散配備して
ヤマトは飛んで火にいる夏の虫となる仕組み。
あわれ、我らがヤマトはドメル艦隊が
待ち受けるただ中へワープアウトしました。
ああ、画面内の彼らに教えられない自分が悲しい。
「志村うしろー!」
まず航空隊を出撃させようとする真田副長。
彼は根っからのエンジニアであって
武人ではないことが解ります。
そこへ沖田艦長が艦長室から登場。
「正面突破だッ」
まあね。数百隻VS単艦で
飛行機30機出撃させてもね・・。
ヒコーキはミサイルじゃないから
出撃したら回収しないといけないし。
(波動砲は撃てないのだろう
ワープしたばかりだったし
撃つのに時間がかかるし)
波動防壁(今回のヤマトから登場した設定。
つまりヤマトの強さの秘密はココにあった
わけです。それにしても「波動○○」と
すればなんでも解決です)
その波動防壁を全開にして
狙うはただ一隻敵旗艦のみ!
おお!と思ったのは
ヤマトがグルグルとドリル状に回転しつつ
360度主砲乱射&トツゲキするとこ。
今回のヤマトからヤマトには重力制御能力も
ありますが、そんなもん有ろうがなかろうが
中の人たちは大変だ。
敵は大概がガミラス艦といえど数の差は大きすぎ
ヤマトは満身創痍。波動防壁も限界に達する。
第二砲塔あたりが豪快に被弾したようだが
それでも撃ちつづけるヤマト。
波動防壁が無くともやっぱすげー。
沖田艦長「狙うは旗艦だけだ!」
ヤマトとドメル艦が壁をこすりながらすれ違う!
この時の「くッ」と歯を食いしばる
沖田とドメルの横顔がインサート。
すかさず古代が「テーっ!」とゼロ距離射撃。
俺からすれば遅せーよ、とか思ったが。
なんか色々あったのでしょう。
さあ一点突破した、このまま全力離脱!
かと思ったら残りの拠点で待ち構えていた
ドメルの部下艦隊が一斉にゲシュタムアウト!
やべーじゃん、ヤマト絶体絶命!
真田さん、こんなこともあろうかと・・と
岬百合亜をテレサ化して待機させてたとかないの?
ガミラス本星、副総統ヒスから
一世一代のヒステリック通信が入る。ヒスだけに。
今すぐ戦いを放棄して撤退せよッ!!
お忍び前線視察のデスラー搭乗艦が爆発。
デスラーが死亡したらしい。
さらに反乱分子がよりにもよって
ドメル(奥さん)の家に逃げ込んだ情報も。
史実でもデスラー暗殺未遂事件に
連座して「ロンメル」将軍は左遷させられ
自決を強要されたとされるので
ドメルさんはともかく、最愛の子供を殺された
ドメル奥さんが反ガミラス運動に
一枚噛んでいることはあり得る。
彼は純粋に「武人」たろうと思い
そのように活動していても、
デスラーに取り入って少しでも
おいしい思いをしようと目論むような輩は
帝星には数多くいるようなので
ああいった純粋な武人なんてものは
ウザい存在であるし、いくらでも付け込まれる。
おそらくデスラーは影武者か
爆発で跳ね上がった分厚い作戦テーブルが
シールドになって助かった(笑)とか
そんなところでしょうが。
サブタイトルの「帰還限界点」。
ヤマトにとってもガミラスにとっても
これはもう戻れない一線を
共に越えてしまったと〜
・・いうことであるよあ(ゼーリック)
第16話に続きます。
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