第15話で船員の岬百合亜
(に憑依したイスカンダル人ユリーシャ)が
波動砲を見物して
こんなことをつぶやいている。
「こんな破壊兵器を開発できる人って・・
彼しかいない」
このセリフにちと思ったのだが
イスカンダルの女王は地球人類に
「波動エンジン」テクノロジーこそ提供したが
「波動砲」システムまで
提供したつもりはなかった・・のではあるまいか。
(つまり発展途上国に原子力発電技術は
提供するが核兵器技術は貸与しない・・ような)
なのにヤマトは「波動砲」を当たり前に装備している。
あのデスラーだもの。
お隣のイスカンダル女王がやっていることくらい
全部筒抜けなハズ。
それを見逃したうえ、「波動砲」技術まで
なんらかのルートで地球人類に
提供しちゃったんじゃないだろうか。
デスラーは、自らの有能さを試すため
余興として「ガミラス帝国」を作り出した。
凡俗には想像するだに及ばず
たとえ志したとしても、人生全部を捧げて
やっとできるかどうかの大偉業を
30代半ばにして早々に実現してしまう。
彼には、やることが無くなってしまった。
周囲には自分を理解するものがおらず
ビビって何も言えない奴かイエスマン。
積極的に集まってくる輩といえば
モミアゲゲーリックやら親衛隊長やら
ヒス君やら・・
(ゲールなんか認識すらされていない気がする)
おそらく・・デスラーの心中を察することができ
対等以上に話せるのは、イスカンダルの女王
くらいなんじゃなかろうか。
宇宙を制覇できる「帝国」を作れるのに
対等に話すことのできる女性の心ひとつ
モノにすることができない自分・・。
そんなデスラーには「貴族的スノッブ」さが充満
自らの帝国に倦んでいる、いうか
嫌気すらさしているような気がする。
てめえで作り上げたハズの
「ガミラス帝国」に急速に興味を失い
帝国の未来も、極端なことを言えば
自らの生き死すら、どうでも良くなった。
そこで「刺激」を求め、あるいは「王」の
気まぐれとして
シャアがアムロ陣営に
「サイコフレーム」技術を提供したように
銀河辺境の知らない「民族」に
「波動砲」技術提供までしたんじゃないか。
そんなことくらいで今すぐガミラス帝国が
どうにかなってしまうとは思わないけど、
仮に地球人類が
なにか成し遂げてしまうならば
それはそれで仕方がない。
もはやデスラーはモミアゲゲーリックみたいな
体は大型だが小物なんかとは
全くの別次元思考で動いているに違いない。
帝国の軍事権なんてのは、
目くらましにゲス(=ゲーリック)の
オモチャにちょうどいいから預けておけ、
ぐらいに考えているのかも。
(以上は第17話 18話を未見時に書いた記事です)
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