キャッチコピー
「あばよ涙、よろしく勇気!」
「蒸着せよ、銀の魂を継ぐ者よ
―― 銀河に危機が迫る時
宇宙刑事が立ち上がる」
息子「新しいのと古いのとギャバンが
二人いるよね。
なんと呼べばいいの?」と息子。
俺 「そうだな、旧ギャバンとか
ムカシギャバンとか?
(むかしチョキみたいなもん)」
息 「じゃムカシギャバンでいい」
<あらすぢ>
かつて、全宇宙で凶悪犯罪の限りを尽くした
宇宙犯罪組織マクー。伝説の宇宙刑事
ギャバンによって首領ドン・ホラーが倒され
壊滅したが、残党は今でもドンの復活を
目論み、暗躍しているという。
地球にある宇宙物理学研究開発機構
「SARD(サード)」がマクー残党の襲撃に遭う。
SARDに務める女性・河井衣月も襲われるが
そこに銀色のコンバットスーツに身を包んだ
戦士が登場。敵を撃退し変身を解除した
戦士の顔を見て衣月は驚く。彼は1年前に
スペースシャトルの遭難事故で生死不明と
なっていた幼なじみ・十文字撃だったのだ。
撃はシャトルから謎の人物によって救助後、
バード星に運ばれ、宇宙刑事に成るための
訓練を積んでいたが、演習中に地球の危機を
知り駆けつけたのだ。
まだ正式な宇宙刑事では無い撃だったが
銀河連邦警察・コム長官を説得し
パートナー・シェリーとマクー残党の陰謀調査を
開始。しかし残党リーダー・漆黒騎士ブライトンの
猛攻に倒れ、衣月(いつき)をも連れ去られてしまう。
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ネタバレで行きます。
今ギャバン、物語開始早々に登場。
右足を上げたまま、スーパー歌舞伎のごとく
吊り下げられてやってくる、いかにもな
独特のギャバンジャンプ。これよこれ。
今ギャバン「十文字撃」。演ずるは「石垣佑磨」
彼、誰かに似ているなあ、と思ったが
川崎ヴェルディの元監督+中居くんだ。
「撃」「豪」だの「烈」だの
宇宙刑事候補になるには
名前が一文字であるべきらしい。
あと家庭的に恵まれなかった奴でないと
いけない様子。
(一年以上、母星を離れてバード星で
訓練を受ける必要があるから、
要は居なくなっても構わない、人たちのみ)
今ギャバン、戦闘中なのに
いきなり携帯電話を取り出し会話を始める。
この辺いかにも現代の若者風。
携帯の取り出し方はスタイリッシュっつーか
メカニカルであるが、そんなギミックがあるなら
少しは「アイアンマン」を
見習うべきではあるまいか。
あっちの方はディスプレイ内部が
モニターになっていて、通話しながらも
戦闘力が衰えることはない。
そんなとこ、バード星より
地球の科学力が不思議に高い。
ユーザビリティというか。
てなわけで、今ギャバンは携帯通話中
片手でバトルすることになるわけで
あれじゃあ、刑事失格と言われても
仕方ないと思われ。
多分、この辺はワザとの演出に違いない。
真面目にやってるぜ!
地球を、彼女を守るぜ!
口は立派だがどこか脇が甘い。
イマドキの若者、ながら族への批判だ。
結局、今ギャバンはそれなりにカッコよく
登場しながら猛烈に苦戦する始末。
前から思っていたのだがギャバンは
モモとスネはシルバーメタルの装甲板に
覆われているものの、弱点は背面
(しかも脚部)にある。単なる黒タイツに見えるし。
「ヒザかっくん」とかには非常に弱い構造で
今ギャバンに至るまで改良されていない。
「相棒」の女性達。アニーもそうだったが、
あれだけスゲエテクノロジーを誇るバード星なら
宇宙婦人警官ともいうべき
パートナーの彼女らにも
装甲服を貸与してあげてほしい是非。
今ギャバン、パートナーの女性は
服装も演技力も残念な「森田涼花」
そう、拝啓鉄道人!!のすうちゃんである。
今ギャバン、ここでも口だけは大きいこと言うが
全然実力が伴わず。またまた大ピンチ。
そして・・
「でえぃッ!」
宇宙探偵556(コゴロー)@ケロロならぬ
ムカシギャバン、我らが一条寺烈だ。
タフ&ニートのスズキジムニーにのって登場。
ハマーとかで乗り付けられても
困ってしまうので、それはまあいいです。
ムカシギャバンは父(演:ソニー千葉、殉職)を
知らない男である。
そんな男が今度は「父」親として
戦闘中にケータイで通話することを良しとする
心構えしか持たぬ次世代に
説教&愛のムチを与える。
そんな最中にもマクー残党は襲撃してくる。
お約束の「マクー空間」では敵の強さが「3倍」。
いわゆる「アウェー」試合になるワケで。
多分、どこかとタイアップしたのでしょう。
マクー空間に覆われた「つくばLaLaガーデン」
(ショッピングセンター)にもマメに顔出す二人。
よい子のお友達までもマクーを応援する始末。
ムカシギャバンこと一条寺烈いわく
「キツイだろ?俺なんか30年ぶりだ」
今回の敵は、かつてムカシギャバンが
滅ぼした犯罪帝国マクーの首領
ドン・ホラーの残留思念+残党。
(声はリュウホセイ!。それにしても
ドン・ホラーの首のあたりで寝ている顔を
演じているのが誰なのか、知りたい所)
あんまり当時の設定を覚えていないが
ギャバンは最後の決戦で
ドン・ホラーを異次元だか別宇宙に
追放して平和を勝ち取ったらしい。
そう、ドン・ホラーは滅びてはいなかったのだ。
ニッポンでいえば某ヤマグチ組のTOPとかを
単に国外追放しただけだったのである。
国外の人民(居れば・・の話だが)から
すればいい迷惑。
他宇宙のゴミ捨て場じゃないんだよ?
ドン・ホラーは少しだけ、元いた宇宙と
アクセスが取れるようになったようで
主人公今ギャバンの親友にして性格の悪い男
(佐々木蔵之介にちょっと似ている)を
金のマスクを彼にはめて手先とし
元の世界で復活しようと目論んでるらしい。
もし緑マスクだったら「ルンバ」でも
踊ってしまうところだ。
別次元を乗り越えるため
ドン・ホラーはどうしても
ヒロインが欲しかったらしい。
この辺、理屈がよく解らないが
深く考えるところではないのだろう。
途中では、イイトコで「赤」と「青」が表れ
中ボス2点を撃破。
2代目シャリバン:あんまりキオクにない顔。
2代目シャイダー:EXILEみたいな誰か。
(6歳息子は彼が一番カッコいいという。
そうか、彼のシュミはあんなか・・)
関係ないが、ゲーム(スーパー特撮大戦)では
シャイダーのビックマグナムに
エラクお世話になりました。
「電子星獣ドルーッ」
ムカシと違って、CG全盛。
軽々しさと引き換えによく動くドル。
息子には
「ドルってウルトラセブンの怪獣
ナースを捕まえてバード星で
改造したしたんだって!」と
軽くウソ情報を流すオレ。
すると相方が
「ドルってことはユーロとかエンとかもいるのかしら」
とポツリ。
「電子星獣ウォンとかゲンとかには
間違っても乗りたくないな」と
ジブンも応酬を忘れない。
ちなみにギャバンのもつ剣
レーザーブレードの握り部は
黄と黒のゼブラ模様であることに気がつく。
極めてカッコワル。
昔は遠目でバンクシーンだったから
気がつかなかったよ。
元親友が実は最大のライバル
最期は改心して死ぬってのは
ウルトラシリーズを持ち出すまでもなく
特撮ものによくある「プロット」であり
今さら驚くべきものでもない。
最後はヒロイン
(黒木メイサに似ていたけど別の女優らしい)
をめぐり
「けんかをやめて〜二人を止めて〜」
状態と相成る。
何故映像協力が
「北京原人」なんだろう。
そんなシーンあったか?
それにしてもコム長官、お年を召されましたな。
宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
監督 金田治
脚本 小林雄次
原作 八手三郎
ナレーター 小林清志
出演者
十文字撃 / 宇宙刑事ギャバンtypeG(声):石垣佑磨
大熊遠矢 / ブライトン(声):永岡卓也
河井衣月:滝裕可里
シェリー:森田涼花
日向快 / 宇宙刑事シャリバン(声):三浦力(友情出演)
烏丸舟 / 宇宙刑事シャイダー(声):岩永洋昭(友情出演)
エリーナ秘書官:穂花
魔女キル:人見早苗
岩本室長:イジリー岡田
コム長官:西沢利明
一条寺烈 / 宇宙刑事ギャバン(声):大葉健二
声の出演
ザン・バルド:松本大
リザードダブラー:関智一
ドン・ホラー:飯塚昭三
ナレーション:小林清志
音楽 渡辺宙明
山下康介
主題歌 串田アキラ「宇宙刑事ギャバン」
「宇宙刑事ギャバン -type G-」
撮影 菊池亘
製作会社 「ギャバン」製作委員会
配給 東映
公開 2012年10月20日
上映時間 83分
製作国 日本
言語 日本語
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