日曜の夕方、5時くらい?TBSテレビで放映中。
今回は一時間拡大スペシャル版。
■第18話「昏き光を越えて」
■第19話「彼らは来た」 一挙放送。
相変わらずグダグダ書いてますんで
感想記事のほうはいつも通り、1話=1記事で。
■第19話「彼らは来た」
ついに大マゼラン銀河に到達したヤマト。
デスラー総統はドメル将軍に再び
ヤマト迎撃の命を下す。そしてデスラーが
ドメルに下した密命とは!?
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潜在的反乱分子を粛清して一息の
デスラー総統。
どこぞの部屋から配下におく「帝星ガミラス」を
見下ろし、気になることをつぶやく。
「この星にしがみついてなんになる・・」
旧作のガミラスは「星」として寿命が近く
移住先として地球征服に励んでいたという設定だが
やはりリメイクでも
ガミラス星の終わりは近いのだろうか。
牢屋から呼び出されるドメル。
たぶん事情を知らない副総統ヒス君も
おそらく知ってる上でなおイヤミな親衛隊隊長も
それぞれの思惑と共に
ドメルと本物のデスラー総統の会見を見守っている。
「君には不快な思いをさせてしまったね」
ドメル自身は冤罪だったかもしれないが
ドメルの奥さんは限りなくグレーなんじゃないか?
ドメルは、汚名返上の機会をというよりも
武人としてヤマトの艦長と戦いたくなったのか
ここでデスラーに訴える。
「一言、お命じ下さい。ヤマトを沈めよ、と」
(大塚明夫氏の声が冴えわたる!)
「やってくれるかね」
とデスラー。命令口調でないのが余計コワイ。
前話にて、ゼーリックは反乱を起こすため
ガミラス帝国艦隊の大部分をバラン星域に
移動させていたが、沖田艦長の策略により
ヤマトはバラン星を爆破。
ガミラス帝国艦隊はバラン星の爆発で
全滅ではないにしても、かなり数を減らしてしまう。
その上、バラン星破壊により亜空間ゲートが
使用不能に。ヤマトだけは使用不能になる直前
ゲートをくぐってこちら側(マゼラン星雲側)に
来ることができた。
仮に生き残り艦隊がヤマトを追撃しようにも
もはやゲートは使用不能。通常のワープを繰り返しても
主力がガミラス帝星に戻ってくるまでに
なんと3か月もかかってしまうのだ。
思わずうなってしまった。なんとウマイ設定なんだろう。
ヤマト旧作では、戦争以前の問題だった
「宇宙帝国艦隊VS単艦」だというのに
最後はヤマトが勝利してしまったことについて
「ガミラスがマヌケだから」
「真田さんがすごいから」
「ヤマト無双だから」
「アニメまんがだから」
など、各人がかなり強引に
納得していたところがあったけれども
これでヤマト無双の理由が
だいぶクリアーになってきた。
バラン最初の戦いでは「数」で押したドメル将軍が
リベンジ戦において、わざわざあんな奇策
(ドリルミサイルの使用)を採用、
しかも前回より数が少ないのは何故か?
そもそも、旧作のヤマトが圧倒的な物量の
ガミラス帝国に勝てたのは何故なのか?
古来より、大軍を擁している軍勢は
奇策、奇襲などは採用しない。
理由は簡単。そのまま戦えば勝てるから。
あの信長だって、桶狭間の時はやむを得なかったが
それ以降は常に「味方>敵」で戦ってる。
旧作のドメル艦隊は、打倒ヤマトのため
ドメル将軍が優遇されていることを奇貨として
ガミラス戦線各地から精鋭を集めてきた・・という
扱いだったけれど
今回、ドメルが軍を集めたのは
ゼーリックの野郎のせいで率いるべき軍勢を
失ってしまったから。
部下たちも「新兵と古強者の寄せ集め」と
自嘲していたが、まるでどこかのヤン艦隊だが
とにかく、与えられた状況で最善を尽くすほか
ドメルには道がなかったのだ。
大人の社会が描かれるガミラス側とちがって
「サークル活動」的空気がただようヤマト。
ガンダムのランバラル隊とWB隊の違いも
思わせます。
嵐の前の平穏のなか、船の様々なところで
惚れた腫れたの描写が。
中でも・・まーだイスカンダル人に
憑依されている岬百合亜。
対するは、先の反乱で
株価急上昇した星名保安員
イスカンダル人は、事故とはいえ、自分の心を
地球人に覗かれてしまったことへの腹いせでしょうな。
星名氏にトンデモナイことを言います。
「百合亜は・・早く貴方に
ギュッ、として欲しいと言っている」
なんだそりゃ?イスカンダル人さんよ。
プライバシー侵害しまくりじゃんか。
彼女だっていい年してんだから(百合亜は17歳)
「ギュッ」はねえだろ。ヌイグルミか?
19話、後半の15分は
もうドメル艦隊のためにある時間。
ヤマトに決戦を挑むためドメル艦隊再結成の流れ。
ルビー/サファイア/ダイヤ戦線・・からかは
知らないが、主力艦隊が当面行方不明である
ガミラスにとって、更に貴重な戦力を
引きはがしドメル艦隊に組み込む。
おなじみ、パープル・ブルー・緑の三段空母!
それと真っ赤な戦闘空母も。
この頃のガミラス軍は
もはや敵星侵攻なんてとんでもない。
警備艦や防衛艦、再編成中の艦くらいしか
残っていないんじゃないか?
虎の子の第一艦隊は本星防衛のため
使えない・・ってのは銀英伝と同じだろうし。
ゼーリックが集めたガミラス主力艦隊と
比較するまでもなく、名将のために
かき集めてもこの程度なんだろう。
つまり、話がヤマトが勝ってもおかしくないと
思わせる状況に収束してゆく。
監督も脚本家も本当にヤマトが好きなんだなあ。
旧作が世に出てから30年もの間
スタッフ個々人の脳内で、ずーーっとこの辺の
設定をお遊びシミュレートしてきたに違いない。
かき集めてきた空母群は、いかにもガミラスらしい
ジャンボの着陸脚のようなタイヤ群を出して
ドックに着艦。
今回の作戦のため、突貫で装備を仕立て上げる。
ドメラーズ円盤にはなんか突起物
あれは旧作で知らない者はいない「物質転送器」
鉱山掘削に使うこんな土木機械、いったい何に使うんだ
そう、ドリルミサイルです。
オチを知ってるPONはドリルの先に
ハッチのようなものがあるのもしっかりチェック。
(・・そうか!ドリルMは純然たる「武器」じゃなくて
「土木機械」だから、取り入るスキも多いわけか)
乗員は様々。とにかく主力艦隊がいない今
植民星二等ガミラス人(シュルツ同様、肌が肌色人種)
だろうと、老兵、新兵でもかき集める。
親衛隊長が眉をしかめるようなラインナップ。
「信用出来るか、怪しいもんだ」
さすがにドメル将軍の幕僚の中からも
二等ガミラス人に対しては疑問の声が上がる。
我ら一等ガミラス臣民が、お前らごときと
戦えるか!とでも言いたいのだろうか。
第二次世界大戦の日系人部隊や黒人部隊のような扱い。
対する、二等ガミラス人の答えは
ガミラス国歌熱唱。
士気の低下が懸念されるときはやっぱ「歌」!
この辺、体を張るお仕事の方々にはたまらないと思います。
クルツ艦長も潜水艦で歌わせていた。
この辺の展開、サヨクやかの国に見られたら
ホレ見たことか、二ポンはやっぱりウヨクカガー、
グンコクシュギガー!と
騒ぎ立てること必至だろーな。
黙ってろよ?ハト。
一方、嵐の前の静けさヤマト艦内。
イスカンダル「岬」と沖田艦長が会談中。
岬、ため口ッス。ま、中の人が貴人だからね。
この30年間、アニメファンが
ヤマトという作品を語る時、
シニカルきどり野郎(俺なw)が
かならず発言する問題発言がここで炸裂。
「なぜ尋ねないの・・。
どうして初めから波動エンジンじゃなく
コスモリバースを
持って来てくれなかったのかと」
ちなみに、コスモリバースって旧作コスモクリーナー。
地球自然環境復活装置であります。
対する沖田艦長。
「地球人類を試すためではありませんかな・・」
ま、そうだろう。
そのように返答するほかありません。
前に書いちゃいましたが
波動エンジンを転用して「波動砲」を作ってしまったのは
デスラーじゃなく「真田副長」だったようです。
真田さんスゲエ。
でもイスカンダル百合亜は若干ご立腹。
エンジン技術しか提供しなかったハズだが?と
沖田艦長に厭らしく詰め寄る・・。
そうかそれで沖田艦長は冥王星基地攻略に
波動砲を封印したのか。
確かに、ヤマトがここに来るまで
波動砲を何回か使ったけれども
純然に敵軍をターゲットにしたことは殆どなかった。
艦長はイスカンダル星に無許可で
波動砲を保有していることにためらいがあったんだ。
途上国に原発貸与したら
核ミサイル作っちゃったようなもんだ。
もしバレたら国連(米軍)の査察とか
うるさそうだもんね。うん。
ドメルの副官がいう
「はたして、来ますかな。」
「ヤマトの艦長が 私の予想通りの男だとしたら
絶対に彼らは来る」とドメル将軍。
俺が沖田艦長だったら、ドメルの待ち伏せに
引っかからない。チキンだからな。迂回するからな。
もっとも俺が艦長なら
ヤマトごと、もっと前に死んでるけど。
沖田艦長の真髄は「猪突猛進」なのか?
次回いよいよ決戦!
第20話に続きます。
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