本日は息子の誕生日。
おめでとう。息子。
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「ゴーカイジャー ゴセイジャー
スーパー戦隊199ヒーロー大決戦 」
東映チャンネルがワンパックに入っていないので
普段は全く観ることがない「東映もの」
この度BS10chで放映してたんで子供と観劇。
結論言えば親子で非常に楽しめた。
「お祭り」映画。
シリーズを愛するスタッフが作った
正式なチャンネルで制作されし
「ファンジン」映画かな。
PSでやった「スーパー特撮大戦」を思い出した。
あれの実写版だ。
いい時代になったなあ・・しみじみ。
ちなみにうちの子には
私の教育方針により「ゴジラ」「ガメラ」
「ウルトラマン」は知っているが
主に東映系、戦隊モノシリーズと仮面ライダーは
避けさせてきた歴史がある。
(おもちゃの買い替えがウザいから)
<
あらすぢ>
海賊戦隊ゴーカイジャーが地球に来訪する
数年前、宇宙帝国ザンギャックが地球を
侵略し始めた。地球を守るべく立ち上がった
34のスーパー戦隊は、満身創痍になりながらも
全ての力を集約させザンギャックの
第1艦隊を退けるも、その代償として
スーパー戦隊の力はレンジャーキーとなって
宇宙へ散らばっていった。これが後に
「
レジェンド大戦」として語られることとなる。
そのころ、ザンギャックの旗艦ギガントホースに
黒十字王が出現。ザンギャックと同盟を組んだ
黒十字王は・・
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物語冒頭。
最近の戦隊モノはノーチェック
最後に見たのは「フラッシュマン」なジブン。
よく知らない、今どきの若者戦隊○○ジャーが
苦戦している。あとで見返せば「ゴーカイジャー」の
前番組、天装戦隊「ゴセイジャー」の皆さん。
彼らの
巨大ロボットらしいメカが大破、
擱座しているなか、謎の集団に襲われている様子。
いつもと違ってメチャクチャ苦戦中。
それもそのはず、彼らを襲っているのは
「ザンギャック」とかいう宇宙規模の
侵略帝国だとかで、そのうちの
「第一艦隊」が地球を襲撃したらしい。
この映画は、マジンガーZにおける
グレート初登場、といった立ち位置のようなので
ゴセイジャー達は、本来自分たちが倒すべき
敵組織と戦っている最中に、別の組織からも
攻撃を受けてしまったようだ。
不運な連中だが「護星」であるからには
たぶん専守防衛。我らが自衛隊同様
初めから「不利」なのが運命か。
どうやらザンギャックは量もスゴイが
質もなかなかのもので、彼らのパシリ、一般兵
ですら、その辺の悪の組織の怪人クラスのようで。
やベーやられる!その時・・
「
レッドビュート!」
謎の投げ縄が敵怪人を一網打尽に撃滅。
息子(6歳)と一緒に観劇していたのだが
「レッドービュート!」の声に速攻で
「
アカレンジャーだ!」と叫ぶ42歳の父に
若干辟易した様子。
んなことはどうでもいい。
彼こそはPONご幼少時御用達の
「秘密戦隊ゴレンジャー」隊長
アカレンジャーなのである。
進撃の合図は「
ゴゥ!」だ。
そこに股間の
もっこりもマブシイ
前代未聞、後から登場しながら
ヒーローのリーダーという地位を奪ってしまった男。
電力、磁力、重力、
原子力!という
ジャッカー電撃隊の力すべてを持つ
行動隊長、ビックワンまで登場。
(行動隊長などと名乗られてしまうと
「ジャッカー」のスペードがリーダーとして
まるで行動していなかったみたいじゃんか!)
彼らは恐竜やら天使やら
古代に地球を訪れた宇宙人の末裔とか
そういったバックボーンがまったくない
30年前のテクノロジーによるソルジャーに過ぎぬ。
でも亀の甲より年の功。経験は力。
やっぱ強い。
何やってんだ、現代の若者よ。
「ゴセイジャーの諸君だな!
さ、君たちも共に地球を護ろう!」助けてもらった恩もあるし
なにより大先輩の依頼である。
こうして「ゴセイジャー」は後に「レジェンド大戦」と
呼ばれる戦いに参加することになった。
ザンギャックが地球に送り込んできた
「海兵隊」こそ撃滅したものの
お空を覆う宇宙艦隊の攻撃に
逃げるしかないスーパー戦隊たち。
理屈はよくワカラナイが、スーパー戦隊を
構成する皆さんが光の「点々」になって
空を覆う、ザンギャック宇宙艦隊に突撃。
一瞬で「宇宙艦隊」は消滅してしまった。
そこまではいい、が「あらすぢ」にもある通り
>第1艦隊を退けるも、その代償として
>スーパー戦隊の力はレンジャーキーとなって
>宇宙へ散らばっていった。
・・らしい。
誰が課したんだか知らんが
どんなペナルティーだ。それ。
ザンギャック第一艦隊消滅と引きかえに
地球のスーパー戦隊達は変身能力を失い
ここに199名の無職が誕生する。
「レンジャーキー」とは、歴代戦隊ヒーロー
一人一人の形をした人形で
足が「鍵」形になっており
バンダイから発売している製品に
ガチャリッとすればそのヒーローに
変身できるという・・
いまでは円谷プロも真似しているくらい
優れたマーケティングシステムである。
お笑い芸人「我が家」の三人がこんな映画に
出演しているのか全然わからない。
当時テレビ朝日でやってた
バラエティーのバーターとかそんなんだろうか。
「我が家」の一人はリストラサラリーマン。
彼は夢も希望もないまま、通りかかった
元戦隊ヒーローの一人が運転している車に
飛び込み自殺を図る。
彼の持っていたのは
生活資金として
売り払おうと画策していた超合金「バリブルーン」ゴレンジャーメカである。
(中野の「まんだらけ」あたりで購入してきたのかも。
プロペラのメッキがはげてたり
酷いと経年劣化で折れてしまっていても
数万で売りつけるボッタくり屋だから。要注意だ)
一方で、元デンジブルーのアンパン屋は
お得意先の幼稚園で「デンジロボ」を握りしめる
園児を発見。聞けばパパからもらったらしい。
感動して、ひととおりの訓示の後、アンパンを
追加であげちゃう。
(どこかで聞いた話だが、息子(当時4歳)に
グレートマジンガー超合金魂をあげたのはこの私)
他にも「移動餃子販売店」を営む元戦隊ヒーローも
いるし、スポーツ業界同様、若いうちは
よいかもしれないが、皆、長い引退後の生活を
苦労しているようだ。
(自衛隊や警察が特別枠で引き取ればいいんだよな)
そして何年かして・・フラッと登場
「
宇宙海賊 ゴーカイジャー」
あんな仰々しく宇宙に散らばったはずの
「レンジャーキー」を全部持ってる彼ら。
それも古風な宝箱に入れてる。
よいこのみんなは100%知っているが
果たして彼らは敵なのか?味方なのか?
この時点では、彼らは宇宙海賊であって
戦隊じゃない。公的には「犯罪者」だ。
「レンジャーキー」を自在に操って
ザンギャック先遣隊を
あっさり片づける「海賊」ども
それを静かに観察する誰かがいた。
海賊どもが油断した一瞬をついて
「ゴセイジャーレンジャーキー」が強奪さる!
そ、「ゴセイジャーレンジャーキー」の
正当な持ち主、前番組ゴセイジャーの
皆さんだったのでした。
ゴセイジャーのレッドが代表して言う。
「それは僕たちの能力なんだ、返してくれ。
地球を護りたいんだ」
「知るかよそんなの」
彼らはよその星から来た海賊なんで
「地球の平和」なんかどうでもいい。返せ、返さない・・
ここで前代未聞。ヒーロー同士の殴り合いが
始まってしまった。
そのころザンギャック本部。
本部を訪れるアヤシイ影。
黒十字総統。ゴレンジャーが倒した敵である。
どうやら歴代のスーパー戦隊に敗れた
敵の恨み骨髄代表として復活した模様。
黒十字総統はともに復活した
中ボスA・B・Cを伴い
宇宙征服なんかどうでもいい
ただスーパー戦隊をやっつけたい、と
ザンギャックと手を結ぶ。
ヒーロー同士のタコ殴りあいの中
ゴーカイジャーの宝箱から
レンジャーキーを強奪する黒十字総統。
彼は中ボスA・B・Cに
それぞれ専用の異空間を用意。
ゴーカイジャー&ゴセイジャー計10名を
適宜の組み合わせでとばしてしまう
A:赤同士の2名
B:青&黄4名
C:緑&ピンク4名
(だったと思う・・)
で、お約束通り、それぞれの組み合わせは
それぞれの中ボスを撃破、その上戦隊間の
友情も育まれる。
次がゴーカイ。
ド派手にゆくぜ。黒十字総統は奪ったレンジャーキーを
悪のバズーカ―に込めて発射!
するとなんと、歴代のスーパー戦隊方が
悪の手先として復活してしまう。
「
よくもこんなにいたもんね・・」
(歴代先輩を「こんな」呼ばわりw)
「偽物とはいえ先輩と戦わないといけないなんて」
「
まるで私たちが悪者みたいじゃん」
「”海賊”だけどな」
「俺たちなんか護星天使だし」
彼らは全員、スペック上では
オリジナルと同等のようで同じ武器も扱える。
ただ中身は「ダミープラグ」みたいなもんなのか
やられると元のレンジャーキーに戻る。
安心して戦おう!
息子は
「歴代ピンク軍団
VSゴセイピンク+ゴーカイピンク」
の戦いに
「あ〜ピンクコーナーだ
お父さんピンクコーナーだよ?」と連呼。
なんだい、その「
ピンクコーナー」って。
穢れきった父には
もうあんな風にしか聞き取れないよ。
息子流に書けば
「レッドコーナー」や「ブルーコーナー」
などもありまして、しょせんは
魂のない先輩軍団、撃滅。
さすがに疲れ切ったところへ登場「黒十字王」
ピーーーンチ!その時、奇跡が起きた。まばゆい光の中
歴代戦士の中から13名
(現在も健在かつTV出演をいとわない方々)が
順次うなずき、ゴーカイジャー、ゴーセイジャーを
後任者と認め、どっかから登場。
戦隊エキス集中巨大バズーカ。「黒十字王」消滅・・したかと思えば
しつこいぜ、またもや「巨大モンガー」で巨大化。
こちらも巨大ロボット3台で戦うも
1台は大破するし圧倒的に不利。
ピーーーンチ!人々が、ワルモンの猛攻撃に
いい加減うんざりしているとき
お笑い芸人「我が家」の一人が人々を誘導。
とにかく声援を送ろう!って呼びかける。
そしてまたもや、
奇跡が起きる!!
(皆の声援が呼ぶ理屈抜きの「奇跡」ってのは
「禁じ手」で本来、一回限りだろう)
まばゆい光の中リーマンが売り払おうと持っていた
「超合金バリブルーン」が巨大化。
ついでにデンジロボも巨大化。
バリブルーンはゴーカイジャーのロボと合体。
(メカゴジラ+ガルーダみたいな)
一方、デンジロボも歴代のスーパー戦隊ロボを
呼び寄せ、これからTBSで番宣クイズ大会でも
始めてしまうんじゃないか?と思うくらい
ずらっと「ひな壇芸人」ならぬ「
ひな壇ロボ」で
街中があふれかえる。
もう後は
切ったッ張ったの大暴れッ。
ここからBGMは「ゴレンジャー」になり
これが大激戦にピッタリ。さすが宙明節。
やっぱ
渡辺宙明先生にはかなわない。
ラップとかハウスミュージックとかじゃない。
インディーズロックでもない
子供向けだけど
全力で子供のために作られた歌。最後、ゴセイジャーはゴーカイジャーに
自らの力を託して解散する。
ついでに、この映画に「我が家」は不要・・と。
ゴーカイジャー ゴセイジャー
スーパー戦隊199ヒーロー大決戦 スタッフ
原作:八手三郎、石ノ森章太郎
監督:竹本昇
アクション監督:
石垣広文(ジャパンアクションエンタープライズ)
特撮監督:佛田洋(特撮研究所)
脚本:荒川稔久
音楽:山下康介/三宅一徳/Project.R
撮影:大沢信吾
編集:佐藤連
撮影:大沢信吾
照明:本田純一
美術:大谷和正
編集:佐藤連
録音:伝田直樹
整音:小林喬
スクリプター:渋谷康子
助監督:荒川史絵
制作担当:小林智裕
プロデューサー補:望月卓
視覚効果:沖満
キャラクターデザイン:韮沢靖、篠原保
出演者キャプテン・マーベラス / ゴーカイレッド(声):小澤亮太
ジョー・ギブケン / ゴーカイブルー(声):山田裕貴
ルカ・ミルフィ / ゴーカイイエロー(声):市道真央
ドン・ドッゴイヤー/ ゴーカイグリーン(声):清水一希
アイム・ド・ファミーユ / ゴーカイピンク(声):小池唯
アラタ / ゴセイレッド(声):千葉雄大
エリ / ゴセイピンク(声):さとう里香
アグリ / ゴセイブラック(声):浜尾京介
モネ / ゴセイイエロー(声):にわみきほ
ハイド / ゴセイブルー(声):小野健斗
青梅大五郎 / デンジブルー(声):大葉健二
製作会社
「戦隊199ヒーロー」製作委員会
テレビ朝日/東映ビデオ/東映
東映エージェンシー/木下工務店
配給 東映
公開 2011年6月11日
上映時間 80分
製作国 日本
言語 日本語
主題歌
「スーパー戦隊 ヒーローゲッター!199ver.」作詞:藤林聖子、荒川稔久 /
作曲・編曲:Project.R(大石憲一郎) /
歌:Project.R
挿入歌
「天装戦隊ゴセイジャー」作詞:吉元由美 / 作曲:サイキックラバー /
歌:NoB(Project.R)
「海賊戦隊ゴーカイジャー」作詞:岩里祐穂 / 作曲:持田裕輔 /
編曲:Project.R(籠島裕昌) /
歌:松原剛志(Project.R)/
「進め! ゴレンジャー」作詞:石ノ森章太郎 / 作曲・編曲:渡辺宙明 /
歌:ささきいさお、堀江美都子、
コロムビアゆりかご会
破壊屋さんのブログより
「映画界に進出する謎の企業:木下工務店 」「文化支援活動:木下工務店公式HP」⇒儲かってんだな。
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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☀|
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