2013年09月21日

宇宙戦艦ヤマト2199 #21

「宇宙戦艦ヤマト2199 #21」

日曜の夕方、5時くらいの
TBSテレビで放映中。

あらすぢ
■第21話「第十七収容所惑星」
惑星レプタポーダ。そこはガミラスの反体制派や
戦争捕虜が収容されている第十七収容所惑星
であった。囚人の虐待が日常化するこの惑星
にガミラスから監察官を乗せた艦が訪れる。

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今回のお話は
「ザルツ」とくれば「ライオン」な感じが
ガトランチスには特有ひげ(笑)があるなあ。

ドメル将軍包囲網を破ったまでは良かったが
かなりのダメージを負ってしまった我らがヤマト。
補給のできる地球型惑星が近辺にあると
どこからかききつけ、当該惑星に向かったところ
そこにはグーゼンにもガミラス「強制収容所」(第十七収容所)があり
メンドクサイことに・・というお話。

ヤマトのゆくところ次々にイベント発生。
これもまた運命。うんうん。

ストーリーは
古代進代表のヤマト一行」と
(高貴な姫と勘違いされ
 さらわれた森雪から見た)
第十七収容所側からのガミラス
の二本立てで進む。

オープニングは七色星団の死闘で
散った両軍の兵士たちの宇宙葬。

「目的は違えど、それぞれの星のために
 散っていった戦士の魂が
 安らぎとともに云々・・」


ひとつひとつカプセルに入れられて宇宙へ。
OMSYSの材料じゃなかった(そりゃそうだ)
よかった。よかった。

ヤマト艦内はアチコチが吹き飛ばされ
気が付けばサッキまで隣にいた
アイツの姿が見えないなんて光景が。
宇宙戦闘においては行方不明は戦死扱い。
営倉(軍艦内の牢屋)も被害を受けたらしく
クーデターを起こして閉じ込められていた
元保安部の「伊東」も機関部の「藪」も
行方不明。おそらく死んだものと・・

第十七収容所というくらいだから
ガミラス領土に少なくとも十七ヵ所以上は
収容所があるのでしょうな。
その数ある収容所なかでも
ここ第十七収容所には結構
(元)重要人物が収監されている。
艦隊司令「ディッツ」(デスラー暗殺計画に
連座してのことらしい、容疑はまだ晴れていないのか?)
そしてドメル将軍の妻。
ここは政治犯収容所なのか?・・と思えば
もう一つのガミラス敵対勢力
ガトランティス(白色彗星帝国)」の
戦争捕虜も大量収容していたり、と
この辺にあまり使い分けはないようだ。

そんな重要ポイントたる収容所所長には
人間のクズ
が就任。
捕虜虐待および虐殺を繰り返す。
ガミラスの急激な領土拡大政策によるツケ
人材払底は、質、量とも深刻なことが
こんな所にも。
・・っつーか長く戦争やっていると
平和時なら社会を支えうる
真面目でいい人間ほど
戦争初期に死んでしまうのかもしれない。
マジメに戦争するから。

一方のヤマト。この星に収容所があることなぞ
つゆ知らず、古代進が偵察に出発する。
コスモシーガルの隣座席には
なんと前回覚醒したイスカンダル人
ユリーシャが勝手に搭乗。
おいおい、イスカンダル人。
歩く治外法権だな。
古代君だって帰りの燃料配分とか見据え
重量とか考えて「飛行プラン」提出したに
違いないのに、あんた乗ったら台無しじゃん。



「コスモシーガル、発進よろし?」
「え、はい。シーガル発進」
ええ?発進すんの?古代君。

発進するや否や(as soon as)
コスモシーガルの貨物室からまたまた闖入者。
そう、死んだものと処理されていた
元保安課「伊東」くん
元機関課「藪」くん

機関課「藪」くんは、武力的行為を
たくらむ時には、まったくつかえないこと。
こんな奴としか組む相手がいない自分・・。
伊東君も、自分も堕ちるところまで堕ちたと
内心思っていたに違いない。

そんな中、雪とユリーシャの区別が
まーだついていない
伊東君。
そんな認識力でよく「保安課」の長が
勤まったなあ、と思うけれど
「宇宙人憎し、抹殺せよ」の意識で
曇りまくってしまった彼の眼には
真実なんかどうでもよくって
とにかく全てぶっこわしたかっただけ
なのかも知れない。

そして期待通り、ビビり「藪」君は
やっちまいます、コスモガン暴発!
自分の乗っている乗り物の
コクピット破壊してしまってどうしますか?

操縦不能となってしまったコスモシーガルは
とある惑星の一地域
第十七収容所付近に不時着します。
わあ凄いグーゼン(棒読み)
(コスモシーガルは補給に適した
 惑星であるかを調査するため
 テキトーに進路を取っていたハズで
 収容所に向かっていたわけではないと思う)

先にも書きましたが、ここの所長はクズ。
捕虜虐待を繰り返してます。
デスラーはガミラス人の「民族としての質」に
いい加減うんざり
していたのかもしれませんな。
ここの所長もそう、ゼーリックしかり、ゲールしかり・・。

収容所所長が暇つぶしの射撃の的に
していたのは雄々しい白髭を生やした
軍人っぽい連中。しかも肌は緑だ。
「大帝万歳!」「大祖国万歳!」と叫んで
死んでく捕虜たち。

・・かれら「ガトランティス」帝国人だったんだ。
大帝といえばあの白色彗星帝国「ズォーター」。
ガミラスがドイツをモチーフにしているのは
わかりきったことだけれど
「大祖国」万歳ってことは、白色彗星は共産国家か。
ドメルはガミラス駆逐艦を
駆逐艦とはとても思えない機動をもって敵を翻弄してた。
まさにWWUドイツの「電撃戦」。
戦争初期のドイツは兵器(戦車)のしょぼさを
戦術でカバーしていたのは有名な話。
たしかにガミラス駆逐艦ってヘボいよな。
(そのガミラス駆逐艦にすら勝てなかった
 ヤマト以前の旧地球防衛軍は
 旧日本軍のチハたんで戦ってたようなものか)

つーことは、白色彗星帝国は今頃、
ソ連のT34戦車(大祖国戦車)相当する
ショッキングな武器を鋭意開発中なのかもしれない。
あ・・もしかしてアレがそうなのか?
白色彗星??

さて、こんな場末の「収容所」に
ヤマトからさらわれてきたイスカンダルの姫が
(皆さんご存じ、実は地球人、森雪さんでぃす)
何故か連れてこられます。
ここに収容されるというよりはトランジットが
主目的のようですが。

なりゆき上、森雪を監視(兼エスコート)するのは
ヤマト潜入特務部隊の生き残り
二等ガミラス臣民の男(ノラン)。
肌の色で解りますね。
(ザルツ人は地球人と肌の色が一緒
 ガミラスに占領されて一応ガミラス人ですが
 あらゆるところで差別されているのです)
立場上、イスカンダル姫を迎えに行く必要がある
収容所長、止めとけばいいのに
ここでもヒンシュクを買いまくる行動にでます。
反抗できないノランを意味もなく鉄拳制裁。

それを見ているガミラス軍
次元潜航艇の艦長と副官。
地位的には所長とさほど変わらず。
しかし他部署のやっていることだし
おいそれと口出しできるものではない。
艦長は、自らは副官を制止しながらも
我慢できず、こぶしを振り上げると・・

「おやめなさい!
 イスカンダルが命じます。
 貴方の役目を果たしなさい」


あれ?森雪さん。
すっかりイスカンダルのお姫様。
どうせ取り違われているなら、と
ここは打って出ます。キモふといなあ。



お付の人として故ドメル将軍の奥さんも登場。
彼女も森雪とはわからないようです。
その後、デスラーがそれとなく話してますけど
彼女が本物だろうと偽物だろうとどうでもいい。
対外的に「イスカンダルの姫」が
鳥かごの中にいればよいのです、とのこと。
だからあんまりチョーシコイってっと
えらい目に合うよ?雪さん。

で、なんやかやありまして
こんなヤサグレた収容所に
ガミラス本星からの観察がやってきます。
今日は忙しいね。でもイベントをたった1話で
こなさなければならない
ので、その点は許してください。
収容所に観察といえば、PONなんか
21エモンを思い出すところですが
そんなところもまあいいです。

収容所観察ってのはウソんこで
実は「アンチ・ガミラス帝国組織」
(通称エゥーゴ、嘘)に取り込まれた
メリダ・ディッツとその同志。
メリダ・ディッツは以前、ヤマトに捕虜になった
いきさつがあり、父は元ガミラス軍のえらい人、
ディッツ・パパ提督、その人であります。

収容所に暴動を起こし、ドサクサまぎれに
ディッツ・パパの解放、および同志をかき集め
アンチデスラー運動に弾みをつけようと
やってきたらしいです。
SWでいえば反乱軍、銀英伝でいえばハイネセン、
フランス革命でいえばバスティーユ牢獄襲撃・・
といったところでしょうか。

監獄の扉が次々と開けられるや
武器が手渡され、みごとな暴動が発生
大混乱開始!

結局、古代は森雪とタッチの差で会うことができず
伊東氏は最期だけイイところを見せるも死亡。
藪は素敵なカンチガイを受けて暴動にまぎれこみ
ユリーシャは古代に真実を暴露します。

ガミラス。この星は双子星。
 貴方たちの向かうべき星。
 私たちの星、母なるイスカンダル」
「ええ!?」ガガーーン

びっくりしてんの古代だけ。そりゃ仕方ないか。
目的地であり敵の最大拠点。
ラダトームと竜王の城が海峡通して
すぐ近くにある。近くなのにそこへ行きつくまでの
遥かなる道のり・・え?ちとチガウか。
すみません。

ディッツ・パパ提督が暴動を収拾します。
さすが「統率力」が違うな。パパ。
ガミラス帝国のハネッ返りは「反乱軍」だから
ヨイとして「ガトランティス」の捕虜たちは
帝星に帰らせてもらったんかな。



獅子身中の虫、伊東くんが雪辱しつつ
死亡したのは一安心だけれど、あのムカつく
目線の藪隊員は、また妙なことやりそうだなあ。
(ザコだと思って嘗めてると怖いですよ
 フォーク准将のように。)

第22話に続きます。

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤマト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする