2013年12月31日

2013年 今年もいろいろありました。

もう大晦日。
自動更新でお送りいたしております。
たぶん、本人は紅白見ている頃ではありますまいか。
(笑ってはいけない・・は録画で充分)

今年は個人的には
殊更いろいろ身の回りに変化がありました。

当ブログの検索ワードベスト10をば。
2013年12月
(11月13日(水)〜12月12日(木))

1)世界の潜水艦ベスト10:20件 3.407%
⇒ヒストリーチャンネルだったけな。ご紹介しました。

2)マスターオブライフ: 16件 2.726%
⇒ジブンIPはカウント除外にしているハズですが・・。

3)アルマゲドン2012 ネタバレ: 12件 2.044%
⇒アルマゲドンシリーズは本家も含めて
 ネットでネタバレ見ちゃった方が
 よほど人生のプラスになると思います。

4)潜水艦 ランキング: 9件 1.533%
⇒好きだな皆さん、潜水艦。

5)トースト 幸せになるためのレシピ: 6件 1.022%
⇒そうそう、こんな映画紹介しました。
 トースト食いたい。

6)黒木岩寿: 6件 1.022%
⇒コントラバス奏者の方です。

7)メガドライブ スーパー大戦略: 5件 0.852%
⇒兵器ユニットについて書き散らしましたな。

8)信長の野望 烈風伝 攻略: 4件 0.681%
⇒攻略というかゲーム進捗の書き散らし文でした。
 「北条家」「上杉家(謙信)」

9)どっこいさむ: 4件 0.681%
⇒逃亡中に病死した人。名前にインパクト。

10)悪霊島 ゲーム 4件 0.681%
⇒パーティージョイシリーズ、再販しないかな。

世間様の要望に対して
上記のような方向性でお応えしているわけであります。
今更ながら・・へんなブログでございます。

来年も宜しくお願いいたします。
※新年は4日から営業いたします。

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2013年12月30日

首都消失

「首都消失」

新宿!新宿御苑!・・・永谷園
(べーしッ君より)

首都消失っていうとべーしッ君の
上記のネタがまず頭をよぎるジブン。

あらすぢ
ある日突然、首都・東京を覆った高さ2km、
直径50kmの巨大な“雲”。外部から一切の
連絡は行えず、中でいったい何が起きているのか
想像すらできない。判っている事は2000万人
という都民を飲み込んだまま、日本の中枢が
突如、機能を停止したという事だけだ……。

************************

まず・・映画が長い。
いちいちワンシーンが長い。
どうでもいいシーンに時間かけすぎだ。
後30分は圧縮できよう。



ある日突然、「雲」が首都圏を覆う。
ざっくりいえば環八に沿ってかな。
「雲」はあらゆる物理的アクセスを遮断し
生命が通り抜けようとするものなら
稲妻が走って「黒コゲ」確定。
装甲車も「電子機器」があっさりとオシャカになる。

原因究明と事態打開に乗り出すのは
「北斗電気」なる民間の電機メーカー。
ここのアツイ技術部長(演:渡瀬恒彦)が
勝手に使命を感じ、事態の収拾に乗り出す。
政府や自衛隊はほとんど何もしない。

国がひっくり返りかねない「原発事故」を
未だ、すちゃらかイチ民間企業
(退職者続出なんで、課長職以上に
 一律10万円を支給したという
 あのアホ企業です)に任せきりな
我が国の現在が
この時代に見事にシミュレートされている
・・ようだ。

「新宿!新宿御苑!」
とP‐3C上から叫ぶのが
芸能界最強伝説にして主人公の渡瀬恒彦氏。
あのシーンは当時さんざんTVCMで流れました。
「雲」のわずかな切れ間からセンサーを投下。
雲の中が一体どうなっているのか
確認しようとする大事なシーンであります。

技術部長、渡瀬恒彦さんには、
高校生の娘がおり、雲の中には離婚寸前の妻がおり
さらには今回の騒ぎで知り合った美女
名取裕子(こちらはすでにバツイチ)が居る。
サミシイなあ、この女にすがっちゃおうかな・・
いや主人公としてそれはどうだろう。
離婚寸前といっても妻は妻だ、
そんな葛藤がダラダラと。

北斗電気顧問、つくば大学教授
「大滝秀治」博士
彼の発案で、つらい時期だが息抜きも必要と、
博士の定宿らしいとこで
主人公周辺一同のささやかな宴会が開催される。
ここで恒彦氏の娘は酒に手を出す。
女子高校生の飲酒シーンだ。
たしなめる周囲に
「少しくらいいいだろう。
 彼女たちだって疲れているんだ、ええ?」

とは「大滝秀治」博士の言。
そんなもん?緩やかな時代だなあ。

(今話題の「風立ちぬ」に
 タバコをいいように描きすぎと
 日本禁×協会とかいうバカモノども
 抗議したようだけど、ジブリ作品だから
 擁護するわけじゃない。
 ああいう組織がなんでもかんでも
 我が物顔でクレームつける姿勢が
 気に入らない
のだ)

「大滝秀治」博士は言う。
「我々の時なんか戦後、東京・名古屋・大阪・・
 日本全部が焼け野原だったのにここまで来た。
 それに比べたら東京が無くなっただけだ。
 大丈夫、お父さんや私の世代が
 きっとなんとかしてみせる」

首都が消失しても
日本人や国が消失したわけじゃないから
まだ頑張れると。なるほど団塊世代はしぶとい。

東京への一極集中がひどいと
いわれるようになった80年代
もし「首都」が無くなったら
残された日本人はどうするだろうか?という
シミュレーション描写がメイン。
だから「雲」の原因は最後まで不明。
宇宙人の地球調査センサーなんだとか
小説には書かれているようだけど。

大阪人が
「やったー! 太閤はん以降、
ようやく大阪が主役に返り咲く時がきたでえ!

とか叫ぶのに、他県の知事は
そうはさせじ、と足の引っ張り合いをしたり
政界を引退した大物政治家OB(丹波哲郎)が
(「前民主党幹事長」w)
フタを開けてみたら全然使い物にならなかったり
ミンス、ダメダメまでシミュレートしていたとは。

一方、アメリカも冷戦まっさかり。
ニッポン人が必死で取ってきた「雲」データも
SDI計画(別名:スターウォーズ計画、
その言葉すら懐かしい)に転用すべく隠ぺい。
更にこの際だから日本を信託自治領にしたくて
軍事介入のシオを狙っていたり、と
とにかく国際社会も頼りになりません。

画面に、丹波哲郎、大滝秀治、渡辺文雄
このお三方が収まってるシーンがありまして
ビジュアルを見れば
何かやってくれそう・・と「頼もしく」見えますけれど
お三方とも物故者ですよ。
嗚呼、昭和は遠くになりにけり

TV報道部長役に財津一郎
映画で彼にスポットが当たるたび
財津さんの「つるつる頭」からイン。
シワのよった頭がちょっとキモチ悪い。
報道機関なんで、映画の展開が変わる情報
(台風直撃、米ソ軍の動向、「雲」の動き等)は
まず彼のもとに集まってくる。
必然的に彼のハゲ頭が画面に大写しだ。

山下氏演じるTVディレクター。
いちいちムカつく言動ばかり選択
元恋人の名取裕子にたしなめられると
一瞬だけ静かになる男を熱演。
彼、演技がクサくって昔からニガテだ。

「雲」の境目ギリギリのところで
野外フェスにいそしむロッカーたち。
雲の見物客のために屋台まで出現する始末。
「事態の深刻さがわからず
 騒ぐネタにしか思っていないらしい。
 全く最近の若い者は・・」
そう思って山下がロッカーを注意してみれば
ロッカーは視覚障がい者だった。
「雲の向こうの友人に俺の音よ届け―」
とばかりに野外ロックに励んでた様子。

なんか注意したほうが急に
「悪い人」のような奇妙な空気に。
それがどうした、障がい者ならいいのかよ?
という気もする。
演ずるは松村冬風氏。
誰だこの人?とググったら「一世風靡セピア」の
一人でした。ギバちゃんや哀川翔のお仲間。

他に渡瀬恒彦の部下の一人に岸部一徳。
まだこの頃は自分の演技を確立していない
時代らしく、セリフも棒読み。
そんな彼の奥さん役がこれまた棒読み
演ずるは海老名みどり。
彼女なんかホントどうでもいい役

あやしい関西弁を話す商社マン役に津村隆。
「元地球防衛軍(ZAT)のエリート」だったのに
こんなところで株価の話ばっかりしている。
「時節をわきまえず儲け話ばかり話す男
 =関西人」
ってイメージは
こういうステレオタイプがメディアを通して
長い年月の間に浸透しておこるものなんだと思う。
禁×協会より関西人さんこそ
こういうものに怒るべき。

で、まあいろいろありましたけれど
問題の雲は「電磁波」で
なんとかなりそうだと。
実は北斗電気で渡瀬恒彦氏が
離婚危機を招いてまで熱中していたもの。
それはリニアむけ「電磁発生装置」の
研究開発だったのでした。
社外秘の「電磁波発生・むっちゃスゴイ機械」
(たぶん「超電磁ロボ」にも
 転用しようとしていたに違いないのである)
を日野のエンブレムも眩しい民間トラックに搭載する。

このトラックがまた・・色だけはオリーブドラブ
なので、辛うじてミリタリーっぽいが
運転席は一般車そのまんまのガラス。
世のゾンビ映画にあるように
せめて鉄の角材を溶接するとか
あるいは自衛隊の73式装甲車にでも
搭載すればよかったのに。
やっぱ国は全面非協力だった模様。

てなわけで、衆人注視の中
1号車、2号車とも北斗電気の技術者が
乗り込んで「雲」に突入を開始する。
機器の操作もあるだろうから
エンジニアが乗り込むのは仕方ないが
運転手こそ自衛隊員にやらせるべきだろう。

ところが突入作戦は
急激に雲の状況が悪化したので中止になる。

「くそー、何が何でも
 妻をすくいだすんじゃぁ〜」

ヤケになった渡瀬恒彦は1号車に乗り込み
突撃を敢行する。
どうやらこのトラック。気合を込めて
ハンドルをがっちり握りしめるほどに
頑張ってくれる仕組み
のようだ。

でも結局、渡瀬氏は失敗。1号車ごと
スタートラインに吹き飛ばされてしまった。

「今度は俺の番だ!」
と山下氏。
いや、違うから。
誰も君の番だなんて言ってないから。
彼は唯一残った2号車トラックで吶喊する。

「うおおおおお・・・」
気合と涙で何とかなるのは
スクールウォーズだけ。
やめろよ、お前単なるTVマンだろ。
日本に二台しかない改造トラックに
素人が乗り込んだって壊すだけ
じゃんか。
更に事態の悪化を招くだけだろ。

そして期待通り自爆。
トラックは昭慶バクハツ
・・なのに顔がススで汚れる程度で
道端に倒れる山下さん。
あの爆発の中どんなトリックつかったんだ?

もうだめか・・そんな空気が流れだした頃
絶対遮断されてたはずの雲のむこうから
一匹の小犬が迷い込んでくる。
結局、トラックが役に立ったのか立たなかったのか
それすらよくワカラナイ「活躍」だったが
なんと雲が晴れてきた。

山下氏ドヤ顔で、名取裕子も
取り返したからグッドエンディングなんかな。

あ、あと「あさりよしとお」の漫画
宇宙家族カールビンソンにもパロディーがあった。

改造トラックには「竹やり」を装備。
まんがでの雲の正体は
「お父さん」がお遊びで用意した
巨大なザルでできたバリヤー。
ザルには電気と磁力が流れるが
基本は”綿”だった・・ってオチ。



首都消失
監督 舛田利雄
脚本 山浦弘靖/舛田利雄
原作 小松左京 製作 徳間康快/村上七郎

音楽 モーリス・ジャール
撮影 飯村雅彦
編集 谷口登司夫
製作会社
関西テレビ/徳間書店/大映映画
配給 東宝
公開 1987年1月17日
上映時間 120分

出演者
渡瀬恒彦 - 朝倉達也(北斗電機技術開発部長)
名取裕子 - 小出まり子(フリーキャスター)
山下真司 - 田宮洋介(関西放送報道部員)
石野陽子 - 松永美恵子(女子大生。北斗電機バイト)
大滝秀治 - 大田原権造
(筑波大学電子工学教授<物性物理学>北斗電機技術顧問)
夏八木勲 - 佐久間英司(航空自衛隊二等空佐)
財津一郎 - 川村(関西放送報道部長)
ザ・ぼんち・おさむ - 小山(関西放送報道部カメラマン)
津村隆 - 浦部(32、商社マン)
松村冬風 - 松尾豊(20、学生)
江角英明 - 竹田(北斗電機研究所員)
岸部一徳 - 安原(北斗電機研究所員)
並木史朗 - 吉武(北斗電機研究所員)
星正人 - 北斗電機研究所員
苅谷俊介 - 森田(関西放送報道部員)
平泉征 - 和田(関西放送社会部デスク)
宮内洋 - 関西放送外信部デスク
平淑恵 - 朝倉由美子(朝倉の妻)
濱田万葉 - 朝倉佐和子(朝倉の娘)
三木のり平 - 木村松吉(双子の祖父)
浅利香津代 - 木村光子(双子の母)
海老名みどり - 安原敬子(安原の妻)
加藤治子 - 小出梅子(まり子の母)
青木義朗 - 末富海将
児玉謙次 - 荒木空将補
相馬剛三 - 谷崎陸将補

ドン・ノード - ローガン准将(横田基地司令官)
ジョー・グレイス - グレイス中佐
デビッド・ワインバーグ - フォード大佐
クリスティン・マレン - ローラ中尉
ジェリー・L・インマン - バーナード博士
トム・キロー - EP3E(アメリカ海軍哨戒機)機長

不破万作 - 国鉄東海道新幹線車掌
山本亘 - 城南医大・久保教授
丹波義隆 - 駿河テレビディレクター
うえだ峻 - 関西放送取材ヘリ・パイロット
安井昌二 - 大槻駐米大使
田口計 - 植草駐英大使
入江正徳- 北海道知事
梅野泰靖 - 愛知県知事
尾形伸之介 - 鹿児島県知事
久遠利三 - 福島県知事
河合絃司 - 兵庫県知事
竜雷太 - 堀江(外務省国際局次長)
渡辺文雄 - 小室達夫(大阪府知事)
石橋蓮司 - 三好大一郎(郵政大臣秘書)

丹波哲郎 - 中田代議士(前民主党幹事長)
清水大敬、浜田晃、毛利八郎、
飯島大介、大塚国夫、栩野幸知 ほか

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2013年12月29日

あるコンビニ経営者の実情

コンビニには少々思うところがありまして。
正確には「コンビニ」というか
「フランチャイズ」商法全般ね。
昔、記事にしたこともあったけれど
・コンビニの嫌な話Vol.1
・コンビニの嫌な話Vol.2
・コンビニの嫌な話Vol.3
・コンビニの嫌な話Vol.4

「コンビニの閉店が多すぎる理由が
 泣けてくるーあるコンビニ経営者の実情」


まあ、ほぼ事実だと思う。
あの当時と内情はほとんど変わっていない。

私の実家がコンビニを閉店して10年経つ。
ムリにムリを重ねてコンビニを経営した結果、
実家は破産。育った実家は銀行にボッシュート。
実父は体を壊して復活にかなり時間がかかった。

こういうこと書くと
「欲をかくからそうなったんだろ」
「契約書にハンコ押したんだから文句言うな」
「お前の親の経営センスがゼロだっただけ」
とかいう輩が、時に湧いて出る。
そういった、さも「知ったかな奴」には
取りあえずそう言わせておき
自分としては
コンビニのオーナーにはならないほうがいい
と書いておく。

店舗周辺半径100M以内に
大規模病院と学校、団地があり
広い駐車場を確保できる土地を
自前で確保でき
資金も無借金で確保できる
(まずは2000万くらい)人間であればまあ・・。
土地を自前で、ってのは
賃貸料なんか払っていたらまず成り立たないし
バイトの穴を埋め、人件費を削るには
家族の協力は不可欠。
そのためにも職場が一緒でなければ困る。
(カクシャクしたジジババがいらっしゃると尚可)

比較的知られている話だけど
会社の社長の給料は
その会社が傾かないのであれば、
いくらもらったって構わない。
「社長、ズリぃ!」なんていう権利は
我々労働者にはない。
だからゴーンさんはたんまり持って行く。
悔しかったらお前も社長になってみろと。
成れないなら黙っててくださいってこと。

同じく、悔しかったら
お前も「フランチャイズ制度」を開発して
他人にやらせる側に回れ
、と。

結局、今の日本の法律が
もっというなら私らの生きている
「資本主義」ってシステムが、そもそも
「金稼げる能力のない奴は堕ちて行け」
そういう話なんで。

解っていてもなんかムカつく。
てなわけで、自分にはやっぱり
コンビニで買うことに対する心理的抵抗が
いつも心のどこかにある。

ため息しか出ないので
息抜きの意味も込めて・・・

「深いなぁ。。オトナは絶対思いつかない、
 子どものひと言」


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2013年12月28日

バイオハザード ディジェネレーション

「バイオハザード ディジェネレーション」

ディジェネレーション Degeneration
【名詞】【不可算名詞】
1 堕落,退廃; 退歩.
2【生物】 退化.
3【病理】 変性,変質
(Weblioより)

だそうです。映画題としては2番なのか?
よくわかりません。

CS「映画専門チャンネルムービープラス」で
放映してた。


でも・・
「バイオハザード ディジェネレーション」
番組内一発目のCMが「協和発酵バイオ」ってのは
さすがに構成をもう少し考えた方がよかったのでは?
この映画はその点が一番楽しかったのが悲しい。

やはりCGだ。映画全編にわたり
プレステ2で再生したゲームOPが長々と続く、
そんな感じ。
サンダーバード(あれは人形だけど)のように
肩を上下にカクカク動かしながら人物が歩く。
髪の毛一本一本を動かすことなんかも
さすがにまだ難しいようで、
髪の毛は「たば」で、もしくはヅラのごとく
全体で動く。

あらすぢ
1998年夏、アメリカ合衆国中西部の工業都市
ラクーンシティでバイオハザードが発生した。
事態を重く見たアメリカ政府の「滅菌作戦」と
称した核ミサイル攻撃により、ラクーンシティは
地上から消滅した。

この件が元で政府から業務停止命令を下された
アンブレラ社は世界中で株が暴落し、事実上
崩壊。しかし、これを機にT-ウイルスは
テロリスト達の手へ渡り、バイオテロに利用
されることとなってしまう。

2005年、ラクーンシティからの生還者である
レオンとクレアは、別々の道を歩みながら
バイオテロ撲滅のための戦いを続けていた。
レオンは大統領直轄のエージェントとなって
極秘任務をこなす日々を送り、ヨーロッパの
山村へ誘拐された彼の令嬢を救出するなどの
確かな実績を残していた。クレアはNGOに
所属し、世界中を飛び回ってバイオテロや
薬害の被災者救済に尽力していた。

製薬業界では巨大製薬企業ウィルファーマ社
が力を付け始めていた。上院議員ロン・デイビス
は、ウィルファーマ社の研究所をアメリカ
中西部の工業都市ハーバードヴィルへ
誘致する。しかし、ハーバードヴィルでは
ラクーンシティの惨劇の再来を懸念した
地元住民が、誘致反対のデモを起こしていた。

そんなある日、ハーバードヴィル空港へ
降り立ったクレアは、利用客達の中に1人の
ゾンビを発見した・・。

************************

まだ、第一作のバイオハザード熱も
冷めやらぬ頃に発売され、
PS版やPC版もさんざんやったゲーム
「バイオハザードU」
その主人公「レオン」「クレア」の
その後のお姿を見ることができたので
まずはヨシ。

時間軸としては
「0」→「1」→「3」→「2」→
「CODE:Veronica」→「4」→「この映画」
いろいろ他にもあるようだけども
こんなところ。

「バイオハザードU」は主人公が
二人居りまして・・一方がレオン
警察学校卒業したてながら、ラクーンシティ警察
配属初日に寝坊するという大物ぶり。
おかげで彼はゾンビにならずに済み
アンブレラ社崩壊の一端となる活躍をするに至る。
さすがにアンブレラ社も知るところではないが
まさに運命の寝坊

その後、レオンはバイオ4などを経て
政府直轄のエージェントとして活躍する。
(バイオシリーズは基本的に
 民間の製薬会社の暴走が始まりだから
 よいとしても、実は政府(軍)が全部の
 黒幕だったりしたら、レオンはどうすんのだろ)

もう一方の主人公がクレア・レッドフィールド。
ファミリーネームが「レッドフィールド」
ということで「バイオT」の主人公タフガイの妹。
バイオUでは行方不明の兄貴を探し
ゾンビウヨウヨのラクーンシティーに
迷い込んでしまう彼女。時に彼女、女子大生
なんの訓練も受けていないのに、
大活躍してしまうのは、
ゲームだからレッドフィールド家の
血筋というものでしょう。
(Wiki先生によれば、兄貴の手ほどきが
 あったためだそうです・・それにしても)

そういや思い出した。
バイオV発売のあと、今度はドリームキャスト
「バイオハザード CODE:Veronica」が発売。
その主人公も「クレア」だった。

CODE:Veronicaをやりたいがために
当時、金がないのに頑張ってDC買ったっけな。
自分自身からして、ゲームに
こういう無理をしなくなったからこそ
ゲーム業界がますます衰退してゆくのだろうけど
それは別の話。

当映画のヒロイン。アンジェラ・ミラー
若いころの「ジーナデイビス」みたいな
大味のメリケン女性といったキャラデザ。
今回の主役級モンスターである
「Gカーティス」の妹。
男勝りの地元警察の特殊部隊所属だが
事件が終わると、誰だこいつ?というくらい
場違いな服装で草原でたたずむのが趣味。
CGとはいえ、CGとはいえ・・
胸が大きいのは、やはりうれしい。

彼女がいたおかげで、今回も
レオンとクレアが”ラブラブ”に
なることはなかった。
ま、そういう映画ではないので
そのあたりは気にしませんが。

あと、登場人物は・・
・アンジェラを憎からず思っている同僚の
 田舎警察の腕自慢野郎
 そういう奴はほぼ間違いなくやられ役
 グレッグ・グレン隊員。
・早く死ねばいいのに、の上院議員
・紳士的振る舞いが”いかにも”なメガネ。
 フレデリック・ダウニング博士。
・子供は助からなければウソだろう・・
 少女ラーニー・チャウラー
・よく分からないけど彼女の
 保護者であるインド人おばさん
・家族を殺された辛さは解る。
 わかるけどもうちょっとやり様があるだろう
 それじゃ、事態をさらに悪化させるだけと知れ
 取ってつけたような敵、カーティス・ミラー
・有象無象のゾンビのみなさん。
・おなじく十把一絡げ兵隊のみなさん。

後はまあ、特に目新しいこともなく
いかにもカプコンゲーム的な
終わらせ方で終了。
主人公たちは状況を終了させるだけで精一杯。
事態の根本的解決にはなんら寄与もできず。

倫理観に欠け、欲の皮がはった
行動力のある人間がいる限り、
すべてはトカゲのしっぽ切りと
いたちごっこが続くのみ。



それにしても、微妙な位置の作品だ。
ゲームのOPだったら、なんどか観返したいと思う
レベルだが、ゲームで数十時間かけて
追体験するにしては、またこのパターンか、だし
映画として金をとるにしては、ややお粗末かな。

鉄砲を撃つ楽しさがある分、
ゲームのほうがマシかも。

スタッフ
監督:神谷誠
プロデューサー:小林裕幸(カプコン)
共同プロデューサー:植木英則
製作総指揮:辻本春弘(カプコン)
脚本:菅正太郎
CGプロデューサー:豊嶋勇作
CG監督:土井淳
CG制作:デジタル・フロンティア
音楽:高橋哲也
音響監督:鶴岡陽太、
メアリー・エリザベス・マクグリン(英語版)
音響デザイン:笠松広司
字幕版翻訳:浅野倫子
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

レオン・S・ケネディ/声:ポール・メルスィエ
クレア・レッドフィールド/声:アリソン・コート
アンジェラ・ミラー/声:ローラ・ベイリー
グレッグ・グレン/声:スティーヴン・ブルーム
ラーニー・チャウラー/声:ミシェル・ラフ
ロン・デイビス/声:マイケル・ソリッチ
フレデリック・ダウニング/声:クリスピン・フリーマン
カーティス・ミラー/声:ロジャー・クレイグ・スミス

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2013年12月27日

緊急地震速報チャイム作曲者

「緊急地震速報チャイム作曲者」

緊急地震速報
危機感と緊張感をあおりつつ
この先何があろうと恨むなよ
あとはてめえらに任せたッと
突き放され感でいっぱいのチャイム。

作曲したのは
東京大学・先端科学技術研究センターで
教授の工学者
伊福部達(いふくべとおる)氏。

東宝「ゴジラ」シリーズなど、数多くの
映画音楽を手がけてきた作曲家・伊福部昭
(いふくべあきら)氏の甥にあたる人とのこと。
ゴジラの恐怖、ニアミスでした。
さすが音のプロフェッショナル一族。

で、福島の「中通り」。
未だ地震がおさまらず、震度4とかを
たびたび記録している。
東北の震災がなければ
震度4って大変なモノだったが・・。
(同じく放射能問題も)

今回は放射能のことはともかく
「中通り」について。
福島県を全然知らないPONにとって
「中通り」とか報道されると
なんか福島の商店街なのかなとか
思ってしまうけれど
地震がピンポイントで襲う
商店街ってのもさすがにないであろうと
思いなおしてググった結果が・・

簡単に言えば福島県は
縦方向三つに分けて考えるらしい。
左から
会津(山側):会津若松市など
中通り:郡山市など
浜通り(海側):いわき市など

なるほど。中通りの皆さんも大変だ。

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2013年12月26日

臨場 劇場版

「臨場」

先日、地上波初放送とかで録画。
臨場とかいて「りんじょう」と読むらしい。
ケーサツ業界用語。

<Wiki先生>
警察組織において事件現場に臨み
初動捜査に当たることを意味する。

キャッチコピー
「まだ、根こそぎ拾えてねぇ。
 想いを拾い尽くさない限り、
 終われない。」


「物言わぬ、死者の声を聞く
 それが彼の使命」


あらすぢ
都内で無差別通り魔殺人を起こした容疑者の
心神喪失が認定され、刑法第39条によって
彼の無罪が確定。それから2年後、容疑者の
無罪を引き出した担当弁護士と精神鑑定を
務めた医師が何者かによって殺される。
警視庁と神奈川県警の合同捜査本部は、
通り魔事件の被害者遺族たちの遺恨が
絡んでいるとして捜査を進めていく。
そんな中、敏腕検視官の倉石(内野聖陽)は、
死亡推定時刻に関する疑問点を理由に
犯人は別の人物ではないかと推察する。
合同捜査本部の方針とは違った独自の捜査を
展開し、事件の裏側に隠された思いも寄らぬ
真相にたどり着く。

************************

完全に乗り遅れていたが
2009年ころ、10CH系列でドラマ化していた様子。
その映画化がコレであるらしい。
TVドラマではさんざんマツリが終わってしまい
主人公のその後の身の振り方が
映画版で語られる、そういった趣向だ。
ガンダム(笑)でいえば
TV版を観ないまま「逆シャア」てな感か。

原作は横山秀夫氏。この人の作品は
たまたま複数点読んでいる。
「半落ち」「クライマーズ・ハイ」
「震度0」「出口のない海」


読みやすいし、答えをしっかり
書いてくれるんだけれども
どうにも重苦しいキブンになってしまう。
警察ものって特にそう。
組織のプライドだ、メンツだ、
キャリアだノンキャリだ、と、
内部の人にしか通じない価値観で動き、
プロセスばかりで
目的がどっかに行ってしまう。

ここら辺、別に横山氏が悪いのではなく
ニッポンの組織文化が問題なのだ。
結局、戦争中の軍部や政党と
何ら変わっていない。
声を大にして言いたくなる。
あんたらの目的は
「悪」を捕まえることでしょーがッと。

通り魔犯人役の柄本佑
柄本明の息子さんらしいが
よゐこの濱口に見えて仕方なかった。

衝撃?のラスト。
ジブン的には主人公の「内野聖陽」検死官が
あまりにキレイごと言ってるように思えて
なりませんでした。

それこそ
「犯人A」と「犯人B」の気持ちがよく解るし
そのまま思いを遂げさせて欲しかった。
せめて映画の中だけでも。

でもそれでは対外的にマズイことに
なってしまうのでしょうな。

それと主人公検死官の
決め台詞らしい
「(死者の声を)まだ根こそぎ拾えてねぇ」
ってのは、決め台詞としては
イマイチの感じます。
「事件は会議室じゃない
 現場で起きているんだ!」
「今でしょ!」
みたいに
諸場面で応用が効きにくい。

「内野聖陽」検死官は
恩師「長塚京三」が痛み止めのクスリを
飲んでいることを知り
「こんなクスリ使わねーといけない
 病気なんてそう多くはない」
と言います。
アレは余命長くないガン患者に
処方される薬なんだとか。
え、てことは同じ薬使ってるといった
主人公の先もまた?
そういや途中でぶっ倒れてるし
可愛がってた金魚を、
スナックのママにあげちゃうし
部屋のプランターも無くなってるし
ママ?の赤ちゃんが生まれたら
抱っこしてあげての声に
一瞬躊躇する彼・・。



ジブンからすればそっちの方が衝撃だな。
もう映画第二作目とか作れないじゃん。

キャスト・スタッフ
監督 橋本一
原作 横山秀夫
音楽 吉川清之
脚本 尾西兼一

内野聖陽(倉石義男)
松下由樹(小坂留美)
渡辺大(一ノ瀬和之)
平山浩行(永嶋武文)
益岡徹(五代恵一)
高嶋政伸(立原真澄)
段田安則(仲根達郎)
若村麻由美(関根直子)
柄本佑(波多野進)
平田満(浦部謙作)
市毛良枝(山下美奈子)
長塚京三(安永泰三)
隆大介(坂東治久)
小林勝也(西田守)
伊藤裕子(早坂真里子)
京野ことみ(倉石雪絵)
おのさなえ(刑事部鑑識課)
道井良樹(刑事部鑑識課)
中山夢歩(捜査一課 刑事)
水野直(捜査一課 刑事)
菅原大吉(高村則夫)
デビット伊東(加古川有三)
土屋良太(関本幸彦)
魏涼子(安永光子)
春木みさよ(樋口雅代)
前田希美(関本好美)
浜田学(繁野刑事)
田中伸一(川相刑事)
ヨシダ朝(大沢検視官)
前田健(張り番の警官)

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2013年12月25日

笑の大学

「笑の大学」

日本映画専門チャンネルにて。
結構前に放送してた(2013年2月)のだけど
何故か観ないままだった。
ここへ来て録画用HDDの容量が
いっぱいいっぱいになってきたんで
消去のため急遽観賞。
もっと早くに観ていてもよかったな。

あらすぢ
三谷幸喜の脚本で96年に初演されてから、
その完成度の高さゆえ映像化は不可能だと
言われてきた密室劇の映画化。ほとんどのシーン
は部屋の中だけという実験的映画。
監督は、ドラマ「古畑任三郎」「僕の生きる道」
などの星護。 主演に『shallweダンス?』などで
コメディ・センスも十分な役所広司と
SMAPの稲垣吾郎。笑いあり、最後には
思わぬ感動が待ちうける人間賛歌。

昭和15年、演劇は規制され台本は
検閲にかけられていた。ある日警視庁の
取り調べ室で検閲官・向坂睦男(役所広司)は
劇団・笑の大学・座付作家・椿一(稲垣吾郎)を
取り調べようとしていた……。
<シネマトゥデイ>

************************

うーーん。

爆笑につぐ爆笑といったノリではなくて
クスリ笑が続いた上で
ラストにホロリとさせる・・そういった感じ。

喜劇がご法度になりつつある時代背景。

何とかして喜劇を不認可にしようとする気マンマンの
頭の固い警察役人(演:役所広司)
  VS
新進気鋭の喜劇作家(吾郎ちゃん)

二人が喜劇の認可をめぐって
喧々諤々、丁々発止をするうちに
二人には奇妙な連帯感が生まれる。
役人は「笑い」に対して
真摯に向き合ってるうちに
「人間味」を取り戻し
喜劇作家もある意味テクニックに
頼り気味になっていた自分に気がつき
「笑い」という世界に新分野を見つける。

役人には役人の考えがあり
役人に喧嘩も売れない軟弱野郎と
陰口たたかれようと
作家にも譲れない一線がある。



取調室はセットで、縮尺模型で検証。
警視庁の建物は旧神奈川県庁舎、
事務所は横浜市開港記念会館、
長い廊下は名古屋市役所の全長100メートル廊下
(これが劇中で効果的に使われている)

役所広司さんはもと役所勤めだから
芸名がそうなったと聞くが
頭ガチガチだったはずの警察役人が
最後に叫ぶ
「生きて帰れよ!」

笑いこそは時代をほぐす効能を持つという
三谷幸喜氏の思いが伝わってきた。

廊下の制服警官(演:高橋昌也氏)
全然セリフがないが、すべて「眼」で
物語の推移がわかる。
彼も吾郎ちゃんの「笑い」に感化された一人だった。



映画版 笑の大学
監督 星護
脚本 三谷幸喜

出演者
向坂睦男 - 役所広司
椿一 - 稲垣吾郎
廊下の制服警官 - 高橋昌也
青空寛太 - 小松政夫
モギリのおばさん - 石井トミコ
ロミエット - 小橋めぐみ
ジュリオ - 河野安郎
石川三十五右衛門 - 長江英和
チャーチル - ダン・ケニー
ヒトラー - チュフォレッティ
戯作者 - 吉田朝、陰山泰、
蒲生純一、つじしんめい、伊勢志摩、
小林令門
貫一 - 眞島秀和
お宮 - 木村多江
警官・大河原 - 八嶋智人
カフェの女給 - 加藤あい
劇団の支配人 - 木梨憲武

音楽 本間勇輔
撮影 高瀬比呂史
編集 山本正明
製作会社 フジテレビ、東宝、パルコ
配給 東宝
公開 2004年10月30日
上映時間 120分
製作国 日本

スタッフ
原作・脚本:三谷幸喜
監督:星護
製作:亀山千広、島谷能成、伊藤勇
音楽:本間勇輔
撮影:高瀬比呂史
美術:清水剛
照明:小野晃
録音:田中靖志
装飾:高畠一朗
編集:山本正明
スクリプター:外川恵美子
監督補:加門幾生
製作担当:牧義寛
製作・配給:フジテレビ、東宝
パルコ、共同テレビ(製作協力)
東宝(配給)

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2013年12月24日

レギオン

本日はクリスマスイブ。
天使の映画を一本、ご紹介。

期待してたよりは結構面白かった。
レギオンってのは某ガメラの敵怪獣名の
元ネタにもなったけれど
「神の軍団」のことを指すらしい。

あらすぢ
神に見捨てられた人類と天使たちとの壮絶な
闘いを描くアクション・スリラー。
信仰心を失った人類に天罰を下すため、神は
天使の軍団(レギオン)を地上へ派遣する。
だが、大天使ミカエルだけは神の命に背き、
翼を捨て人類の味方となり、アメリカ辺境にある
ダイナーにたまたま居合わせた人間たちと共に
天使の軍団と戦うことになる。

************************

いつものようにネタバレで。

雰囲気としては
漫画デビルマン+映画ミスト+映画ターミネーター
それにトレマーズとゾンビ映画
をふりかけた
そんな感じ。
足して3で割ってみたけど
残念ながら名作レベルまでは成れず。

人類の存続をかけた攻防・・とのことだが
戦いは主にモハベ砂漠のダイナー(ドライブイン)で
ちんまりと行われる。
仕方ない。神を裏切った大天使ミカエルが
降臨したもうたのが、そのドライブインだったから。
ミカエルがドライブインを選んだのも理由があって
ドライブインで働くアバズレウェイトレス
(現在妊娠中)に用があるからだった。

ドライブインに居合わせた方々をご紹介
ある意味現在の人間社会(主にアメリカ)の縮図。

◆ドライブイン店主
デニス・クエイド。頑固。白人。
煮え切らない息子と自らの現状にいら立ちつのる。

◆ドライブインの息子
アバズレウェイトレスのことが好き。
でも行動がいまいちの「うじうじ」君。

◆アバズレウェイトレス
白人。誰の子だかわからないが妊娠中。
ドライブインの息子のことも全幅の信頼を置けずにいる。

◆通りすがり夫婦と娘(客)
白人*3。不良娘のため他所へ引越し中のセレブ夫婦。
移動手段(BMBか)が砂漠で壊れドライブインへ。
グズグズ息子が仕事放棄しており
2時間も待たされ放し。

◆黒人コック
ドライブイン店主の使用人にして親友。
一番まともな人。

◆通りすがりの黒人
かつては裏社会で活躍していた男。
子煩悩だが妻と離婚、子供に会えずにいる。
裁判のため移動中、ドライブインを通りかかる。

◆大天使ミカエル
自分は天使だとかいうが、背中に翼もなく
おおよその日本人が想像するような
アルプスの少女に羽が生えたような少女・・でもなく
重武装するマッチョ。

◆天使の軍団
虫の皆さん
品の良さげなバアさん
アイスクリーム屋さん
街のゾンビの皆さん
AND ガブリエル・・

なんせド田舎の砂漠にあるドライブイン。
世界の異変もかなり遅めにやってくる。

最初の異変は客としてやって来た。
一見、品のいい老女。
年甲斐もなく「ステーキをレア」でと注文する。

「おやオメデタなのね」
「何か月なの?」
「・・・、・・・」

ビッチウェイトレスは
なんだかんだ言っても持っている職業魂からか
バアさんの世間話に適当に合わせる・・

気がつくとばあさんの肉にはハエがたかってる。
そのハエを払いながらバアさんの顔を見ると

「・・地獄に堕ちるよ!
「?!」
「あんたの子供は地獄に堕ちる」
「!!」

そこからのバアさんの豹変は
映画を観てください。

やっとのことでバアさんを撃退。
なんか世間ではトンデモナイことが
起きているらしいと
ドライブインの連中は認識を一致させる。

そこへ重武装する刺青ガリマッチョ男が
またまた”自動車”に乗って現れる。

彼は自らの素性を結構あっさりと口にする。

「私はミカエル。
 前は神の軍団の将軍をやっていた」


「神が人間を見限った。
 以前、人間を見限ったときは「洪水」だったが
 今回は天使の軍団(レギオン)を遣わした。
 さあ銃をとって戦え!」
「あのバケモノは悪魔なのか?」
「・・いや、天使だ」

「あんた、どこの聖書読んでんだ?」
と黒人コックの率直なツッコミが笑える。

どうして神を裏切ってまで
人間を助けようとするのですか?と
主人公の気弱な青年がたずねる。
「天国で最初に人間を愛したのは
 この私だ。神とは違い
 私はまだ人間を信じる」

どうみても未来がない砂漠のど真ん中で
経営されるダイナーと父親を見捨てることなく
更には父が誰だかわからない子供を孕み
主人公のことをあんまり好もしく思っていない
ビッチウェイトレスすら愛そうと
心に決めている主人公。

「そう、君がいる限り
 私は人間を信じる」

なるほど「無償の愛」か。
主人公の覇気のない生き方を
見方によってはそんな風に捉えることも
出来るのだな。ちょっと目からうろこ。

そんなミカエルの説明もそこそこに
今度はアイスクリーム屋の移動店舗車両が
乗り付けてくる。
中から降りてきたのは「元人間」の店員。
ワンピースのキャラが実写化されたら
かくや、のような変形をして襲い掛かる。

** CM中 *******************

ザ・シネマ 8/5〜7 深夜
「夏の ビキニ美女危うし!」週間だそうで
「シャークトパス SHARKTOPUS」
「ダブルヘッド・ジョーズ」
「ピラニア」

呼んでる?おらのこと呼んでる?
ザ・シネマがおらのことを呼んでる気がしてならない・・が
今回はパス。
観るの辞めておこう。
結構疲れるんだ・・B級って。

************************

神の使いレギオンは人類を虐殺して
回るのかと思えば・・、今回の神の手法とは
軍団を人間に憑依させ、ゾンビみたいなモノに変化。
共食いをさせるという、非常にめんどくさい。
神の考えることはよくワカラナイ。

ともかく、レギオン(元人間ゾンビ)は
人類の小火器で倒せることが判明する。
一同でようやく倒して頭をあげてみれば・・

闇が深くなる砂漠の一本道。
はるか地平線のかなたから
アメ車のヘッドライトが陸続と
このドライブインを目指して進撃中。

たぶんあの車全部「元人間」のレギオン隊が。
ここ、笑う映像だと思いました。

そして大バトル。
何とか撃退、若干いい気になっている
人間達にミカエルはあっさりという。
「いや・・こちらの戦力を偵察したんだ。
 今度は別のやり方で襲ってくる」

はたしてミカエルの言うとおり。
神の軍団は、とても「聖なる存在」とは
思えない、エグイ手口の数々で
ダイナーを襲い続ける。

よく「悪魔」は人を騙すのがうまいとかいうが
実は「ミカエル」こそが悪魔なんじゃないか
ダイナーの人間は「神の軍団」と戦っているが
巧妙に騙されて、神に反旗を翻しているんじゃ
なかろうか・・物語の連中は
そこまで深く考えなかったけれども
それくらい「聖」と「邪」のやり口はそっくり。

「息子は父に従うべきか?
 御心を信じるべきか?」


一応物語には
父:ダイナー店主(デニスクエイド)
息子:気弱な主人公
 と
父:神
息子:大天使ミカエル

という葛藤の対比図式がある。
どちらの父も自らの選択を悔やみ
息子には自分と同じ道を歩まないでほしいと
願っているのだが、父が思うほど
両方の息子は、現状に細かい不満は
あるかもしれないが
絶望はしていないのである。

キリスト教ってよく知らないが
「御心」って父である神の意志だろ?
であれば「御心」を信じるってことは
「父」に従うってことなんじゃないのか?
その辺がどうにもよく解らない。



真打登場!
同僚の天使「ガブリエル」
こいつも黒々しく太い翼をもつマッチョ天使。
どうもこの世界には
「アルプスの少女」に白い翼が生えたような
天使は存在しないようだ。
エヴァのような天使もいないけど。

一応真意を確かめるも、やっぱり
翻意しないミカエルに全力攻撃開始。
神を裏切った時点で
翼を折られたエンジェル・ミカエルは
己が身体と火器だけで奮闘するも
力及ばずやられてしまう。
調子こくガブリエルを尻目に
ダイナー店主は息子とビッチを外に逃がし
「HOPE」と彫られたジッポーで点火。
ダイナーごと神の軍団を吹き飛ばす。

でもやっぱ大天使ガブリエル。
あっさりと脱出、息子たちに追いつく。
主人公大ピンチ!
「神VS人間」の壮大な戦いなはずなのに
やってることは単に荒野でカーアクション。

そこへ神の更なる追い込みなのか、
またまた天使降臨。でもどっかでみた顔。

そ、ミカエルの完全体だった。
御背中にはこれまたぶっとい黒い翼が。
今度はミカエルの圧勝。
なぜ・・と訝しがるガブリエルに言う。

「お前は神の「命令」を信じた
 私は神の「御心」を信じた」


・・ちょっと意味不明。

えーと、PONなりの解釈では
「神」といえど間違えることもある。
ミカエルの体を張った抵抗に
今回の神の怒気も和らぎ
それどころか「少々短気すぎたかジブン」と
考え直させたらしい。
誤りは早々に直さねばならない。
で、ミカエルを完全復活させて
これに対処させたん・・だと思う。

任務に忠実だったガブリエルこそ
いい面の皮だが
「神」様ってのは本来、気まぐれで
意味不明なものだから。
神が人類を「愛」の対象(=味方)であるのも
ホントに「たまたま」のようだしね。


やっぱコレ。

製作総指揮
ゲイリー・マイケル・ウォルターズ
(GARY MICHAEL WALTERS)
なんかとっても誇らしげに
ロールに名前が載ってる「制作総指揮」者。

レギオン Legion
監督 スコット・スチュワート
脚本 ピーター・シンク
   スコット・スチュワート
製作 デヴィッド・ランカスター
   ミシェル・リトヴァク
製作総指揮
   ゲイリー・マイケル・ウォルターズ
   スコット・スチュワート
   ジョナサン・ロスバート
音楽 ジョン・フリゼル
撮影 ジョン・リンドリー
編集 スティーヴン・ケンパー
配給 スクリーン・ジェムズ SPE
公開 2010年1月22日
上映時間 100分

キャスト
役名/俳優
ミカエル/ポール・ベタニー
ジープ・ハンソン/ルーカス・ブラック
カイル・ウィリアムズ/タイリース・ギブソン
チャーリー/エイドリアンヌ・パリッキ
パーシー・ウォーカー/チャールズ・S・ダットン
ハワード・アンダーソン/ジョン・テニー
ガブリエル/ケヴィン・デュランド
オードリー・アンダーソン/ウィラ・ホランド
サンドラ・アンダーソン/ケイト・ウォルシュ
ボブ・ハンソン/デニス・クエイド

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2013年12月23日

天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックON銀幕

「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー
 エピックON銀幕」

BS「テレ朝チャンネル1」にて放送。
息子(6歳)と観劇。

そもそも・・エピックって?
本来の語義は「叙事詩」とか。
最近のスラングでは"epic"

「超クールな・最高の・超弩級の」だそうだ。

あらすぢ
シンケンジャーに倒された外道衆の生き残り
マダコダマが現れた。立ち向かうゴセイジャー
アラタだったが、マダコダマは天装術を無効化
する力を持っており苦戦を強いられてしまう。
そんな時彼を助けたのは、志葉家19代目
当主・シンケンレッドこと志葉丈瑠だった。
シンケンジャーのメンバーたちは復活した外道衆を
倒すべく再び集結するが、そこに新たな姿・血祭の
ブレドランとなったブレドランとマダコダマが現れる。
応戦するシンケンジャーだが敵の罠にはまり、
丈瑠はさらわれてしまう。しかし、丈瑠を失った
シンケンジャーはゴセイジャーと作戦を考えよう
にもお互いのそりが合わない。

そんな彼らの前に立ちはだかったのは黒い羽衣を
身につけ操られた外道シンケンレッドだった。

************************

ゴセイジャーとゴーカイジャーの共演映画を
見たもんだから、ゴセイジャーは、
まんざら知らない仲じゃなくなった。
「天装戦隊ゴセイジャー
 VS シンケンジャー エピック on 銀幕」も観劇。

自分的に頭に残ったことは
水戸黄門の元「格さん」
「すイエんサー」の伊吹吾郎さんが
シンケンジャーの家老として出てた。

それとシンケンジャーの構成員。
京都の町娘のようなピンク担当が
拝啓 鉄道人!!」のすうちゃん、こと
森田涼花だったこと。



確か「拝啓 鉄道人!!」のロケ中
映画の撮影とかいって番組に遅れてきたり
そもそも出てこない回とかあったけれど
もしかして、これら撮影のために
「拝啓 鉄道人!!」に出演できなかったのかも?
なんてことを考えた。

それくらいですかねぇ。
息子はやはり現役の子供だけのことはあって。
かなり楽しんでいたことを、付記しておきます。



天装戦隊ゴセイジャー
VS シンケンジャー エピック on 銀幕

監督 竹本昇
脚本 下山健人

出演者
千葉雄大
さとう里香
浜尾京介
にわみきほ
小野健斗
松坂桃李
相葉弘樹
高梨臨
鈴木勝吾
森田涼花
相馬圭祐

音楽 三宅一徳、高木洋
撮影 松村文雄
配給 東映
公開 2011年1月22日
上映時間 62分
製作国 日本

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2013年12月22日

モロ484 1024 「彩」

モロ484 1024 「彩」

先日、横浜駅のホームに止まってた。

なんといっても悪人面がインパクト。

それも、多少絵心のある小学生に
「ショッカー」のわるものの顔
描いてみな、といえば描いてしまいそうな
デザイン。
廃車寸前のL特急車両485系の
内部を「団体専用列車」として
お座敷に改修。
そのままじゃなんだから、と
正面マスクもLEDを組み込んだりして
改造したものと思われる。

ホームからじっくり観察すれば
Hゴム
塗装もかなり厚めに塗っており
長らく雪国を走り続けた車体の
サビをごまかしているものと推測。

あんな悪人面車両を「彩」とか名づけ、
団体専用とされてもねえ。



モロ、ね。
モーター車でグリーン車級。

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2013年12月21日

ワルキューレの騎行

「ワルキューレの騎行」

ご存じワーグナーの曲。
壮大な曲作りに一生涯をかけたらしい
彼の代表曲。
「地獄の黙示録」でおなじみ。
ワルキューレとは「バルキリー」ともいい
北欧神話にでてくる戦の女神。
勇猛に戦って死んだ戦死の魂を
ヴァルハラ(天国)へ連れてく役目をもつ
要は死神だ。

ワルキューレの奇行

だったらやだな、と思った。
それだけです。はい。



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2013年12月20日

退かぬ!媚びぬ!省みぬ!!

「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!!」

北斗の拳、南斗サウザー聖帝の名言である。

「退かぬ、媚びぬ」・・まではイイけれど

統治者として「省みぬ」というのを

放言してしまうのは流石にどうかと思います。

民主総理三人衆みたいじゃん。

そこに進歩が無くなっちゃうじゃん。

> 1.より転じて、女の運転のことを指すコピペ。

うまい。

女性といえば、背が小っちゃくて

ハンドルの隙間から車外を見て運転しているみたいな

おばさん、たまに見かける。

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2013年12月19日

吸血鬼ゴケミドロ

「吸血鬼ゴケミドロ」

こどもSF映画大百科とかで
昔からポスターやらスチールやらは
目にしていたんですけれど。

CS日本映画専門チャンネルにて
【THE☆BEST 選定作品(テーマ:恐怖)】
選出作品「吸血鬼ゴケミドロ」

初観賞。そして少々ウンザリ。

話の内容に、ではなくって
新派の演劇、観てるような
60年代のいかにも「典型的な日本人」達が
良くも悪くも大活躍。
ああ、新東宝とか日活とか
1960年代の映画らしいな〜という映画。

とにかく、ゴケミドロに寄生された
殺し屋(寺岡、演:高英男)氏の
”目張り”と”マユゲ”には参ったネ・・。
いやはや。



あらすぢ
 1960年代後半の日本。羽田空港から伊丹空港に
向かう小型旅客機が、外国大使を暗殺して
逃亡中だったテロリスト・寺岡によってハイジャック
された。その直後、旅客機は謎の火の玉と接触
して、見知らぬ山中に不時着した。
 奇跡的に生き残ったのは10人。副操縦士の杉坂、
スチュワーデスの朝倉、次期総理大臣候補である
政治家・真野、兵器製造会社の重役・徳安と
その妻で真野の愛人でもある法子、精神科医の
百武、宇宙生物学者の佐賀、ベトナム戦争で
夫と死別した未亡人・ニール、時限爆弾を
持ち込んだ自殺志願者の松宮、そしてテロリスト
寺岡。

他の生存者を銃で脅して逃走した寺岡は、岩陰で
オレンジ色に輝くUFOを発見、吸い込まれるように
中に入っていく。寺岡の額が縦にぱっくりと裂け、
その中にアメーバ状の宇宙生物・ゴケミドロが
侵入していった。

************************

いきなりですが、Wiki先生によれば

「宇宙の天体QXに生息する
 頭骨だけが異常に発達した“人間もどき”が
 特殊の科学的処置の洗礼を浴びて、
 水銀状の知性体に化したものが、
 このゴケミドロの正体なのです」
「この水銀状の血を吸って生きる高等生物は、
 彼らの食糧(血)が減少したため、新たな
 食糧源を地球に求めてやって来た」

なのだそう。なもんで

「ゴケミドロ」とは
・・・・ゴルゴダの丘
ケミ・・ケミカル
ドロ・・アンドロイド
の意味合いが込められているんだとか。

この映画もね、60年代の昭和文化を
楽しみながら、また、映画のつくりの古さに
クスリ、としつつ観賞いたしました。
相変わらずイヤミたっらしい鑑賞法で
ごめんなさい、って一体誰に謝ってんだか。

SFに造詣が深かった藤子F不二雄先生は
ドラえもんに代表される子供漫画だけでなく、
実は結構シリアスなSF漫画も
残されているんだけれども
藤子先生もおそらくこの映画を
鑑賞されたに違いない。うん。
なんかテイストが似てるし。

藤子先生といえば、今度またSWの新作を
作る計画があるそうじゃないですか。
先生は、ドラえもんにさんざん
SWのパロディを持ち込んでいたくらいの、
SWファン。もっと長生きされていたら
きっと楽しみにしていただろうに。

・・他に書くことないんだけども。
オチ、書いておきますか?

吸血鬼ゴケミドロ
監督 佐藤肇
脚本 高久進
小林久三
製作 猪股尭

出演者
杉坂英:吉田輝雄
朝倉かずみ:佐藤友美
真野剛造:北村英三
佐賀敏行:高橋昌也
寺岡博文:高英男
百武:加藤和夫
徳安:金子信雄
徳安法子:楠侑子
松宮:山本紀彦
ニール:キャシー・ホーラン
機長:西本裕行

音楽 菊池俊輔
撮影 平瀬静雄
編集 寺田昭光
製作会社 松竹
配給 松竹
公開 1968年8月14日
上映時間 84分

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2013年12月18日

男はつらいよ で遊んでみた

「男はつらいよ で遊んでみた」

長期シリーズといえば
やはり寅さんだが、日本には他にも
ゴジラやガンダム、仮面ライダーなんかも
シリーズっちゃ、シリーズである。
置き換えて、内容を勝手に考えてみる
っつーだけの
他愛もない与太記事でやす。

そうですねえ、最初はガンダムにしようかと
思ったんですが、急遽”シャア”にします。

NT能力ではララアに勝てず
モテ度ではカミーユに勝てず
ロリコン度ではジュドーに勝てず
政治力ではハマーンに勝てず
カリスマではランバラルに勝てず
MS開発能力ではシロッコに勝てず
艦隊指揮力ではブライトに勝てず
そしてなにより
MS操縦能力でアムロに勝てない。

ほんに・・大佐はつらいよ。

************************



第1作 「大佐はつらいよ」
◆数十年来、音信不通だった
不肖の兄シャアが帰ってきた!
♪今はいいのさ すべてを忘れて
 独り残った 傷ついた俺が
 この戦場であとに戻れば
 地獄に堕ちーるー、てなわけで。
よく解りません。

第2作 「続・大佐はつらいよ」
◆シャアは瞼の母を探してスウィートウォーターへ
赴くが、母は元”GEISHA”だったからさあ大変。
シャアのゆくとこ今日も大騒ぎ!

第3作 「大佐はつらいよ フーテンのシャア」
◆シャアはサイド3にある小さなホテルで
骨休め。するとそこの女将がいい女(演:ハモン)
だったんで、シャアは番頭さんをかって出る。
シャアのハッピ姿に注目。
参考:フーテン

第4作 「新・大佐はつらいよ」
◆競馬でひと山あてたシャア。
父ジオンと母に恩返しすべく
地球旅行をプレゼントするが・・。

第5作 「大佐はつらいよ 望郷篇」
◆額に汗垂らして働くことこそが
もっとも尊い、と勝手に納得するシャア。
浦安の豆腐屋に就職する。

なんか疲れてしまいました。
あとは自動変換で。

第6作 「大佐はつらいよ 純情篇」
 ⇒シャアは意外に純情なのかも。
第7作 「大佐はつらいよ 奮闘篇」
 ⇒シャアはあれで結構奮闘していると思う。
  自己演出力が抜群だからそう見えないだけ。 
第8作 「大佐はつらいよ シャア恋歌」
 ⇒恋歌って・・”シャアがくる!”か?
第9作 「大佐はつらいよ アクシズ慕情」
 ⇒アクシズでいろいろあったようですが。
  ヤングハマーンに萌えていたのかも。
第10作 「大佐はつらいよ シャア夢枕」
 ⇒夢枕がデギンだったりガルマだったりしたら・・。
第11作 「大佐はつらいよ シャア忘れな草」
 ⇒似つかわしくないのう。
第12作 「大佐はつらいよ 私のシャア」
 ⇒やっぱララアなのかな。
第13作 「大佐はつらいよ シャア恋やつれ」
 ⇒あの男は自分第一だから
  間違っても恋”やつれ”はしないでしょうが。
第14作 「大佐はつらいよ シャア子守唄」
 ⇒漫画CDAによればシャアには
  子供がいたらしい(死んじゃったけど)
第15作 「大佐はつらいよ シャア相合い傘」
 ⇒似合わないね。
第16作 「大佐はつらいよ アクシズ立志篇」
 ⇒そしてようやく地球圏に旅立つことを決意する。
第17作 「大佐はつらいよ シャア夕焼け小焼け」
 ⇒空気がキタナイ時ほど、夕焼けはきれいらしい。
  なんという皮肉。フィフスルナとかな。
第18作 「大佐はつらいよ シャア純情詩集」
 ⇒似合いません。
第19作 「大佐はつらいよ シャアと殿様」
 ⇒殿様って・・ギレンのことか?
第20作 「大佐はつらいよ シャア頑張れ!」
 ⇒がむばってくだされ。
第21作 「大佐はつらいよ シャアわが道をゆく」
 ⇒言われなくったってヤツあ・・
第22作 「大佐はつらいよ 噂のシャア」
 ⇒噂のシャア
第23作 「大佐はつらいよ 翔んでるシャア」
 ⇒翔んでるシャア、加速3倍
第24作 「大佐はつらいよ シャア春の夢」
 ⇒脳内お花畑
第25作 「大佐はつらいよ シャアハイビスカスの花」
 ⇒たぶんアナハイム製5番目ガンダムの
  コードネームなんだよ「ハイビスカス」

・・この辺でやめときます。



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2013年12月17日

黄金狂時代・キッド

「黄金狂時代・キッド」

NHK BSプレミアムで放送だったかな。
録画しておいて、息子と共に観劇。

ご存じ「チャップリン」作品。
「黄金狂〜」で有名なのは
ジブンの靴を調理して食べるシーンと
パンをドタ靴に見立て、フォークをさして
テーブル上でタップダンスするところ。

自分はその2つのシーンが
観られればいい、というくらいの気持ちで
観てたところ、息子から・・
「むやみにとばすな(早送りするな)」と。
自分なんかよりはるかに息子の方が
映画に食いついてしまった。

あらすぢ
一攫千金を夢見てアラスカにやってきた
探鉱家のチャーリー。彼は旅の途中で
吹雪にあって山小屋に非難するが、
小屋には指名手配犯が潜んでいた・・・。
喜劇王チャールズ・チャップリンが黄金と
飢えに翻弄される人々の姿を独特の
ギャグ満載で描いた抱腹絶倒の傑作コメディ。

************************

アホすぎるどこぞのケチ付け団体は
「子供が真似したらどうするんだ!
 靴をノドに詰まらせてしまうではないか!」
「食べ物をオモチャにしている」と
チャップリンの墓にもクレームをつけるべき。

昔のTV番組「知ってるつもり」で、
取り上げられた著名人の再現ドラマが
終わると、加山雄三が聞いたそばから
忘れてしまうような、うすーいコメントを
吐いていたのを思い出す。
たしかチャップリンの伝記もやってた。

チャップリンて貧しい芸人一家の生まれで
正直いって無学。貧乏だったので
金にがめつく、ロリコンで下半身がゆるい。
「少女⇒お腹が大きくなる⇒
 大人の女性になる⇒幻滅⇒離婚」
というどうしようもないパターンを数度
繰り返した人物だったとキオクしている。

ウンナンのうっちゃんも
チャップリン大好きらしいが
世に名作を残せる才能があれば
必ずしも「聖人君子」である必要もなく。
  
その辺はこのサイトが詳しい。

もちろん、そんなオトナの事情を
ことさら息子に言うつもりなんてない。

彼がチャップリンの映画を面白く感じ、
映画じゃなくてもいい、
ボクもなんか表現したいなあ、
息子がその程度に考えるようになれば
それで結構なんじゃないでしょうか。



黄金狂時代 The Gold Rush
公開: 1925年
製作: チャールズ・チャップリン・プロダクション
監督: チャールズ・チャップリン
脚本: チャールズ・チャップリン
撮影: ローランド・トザロー
音楽: チャールズ・チャップリン(42年版)
出演:
チャールズ・チャップリン
ジョージア・ヘイル
マック・スウェイン

とにかく小学生の息子は大喜びでしたので
引き続き録画したのが「キッド」

あらすぢ
ある日、放浪者は道ばたで捨て子を拾う。
通りがかった警官の手前見過ごすこともできず、
彼は自分の家でその赤ん坊を育てることになった。
五年後、二人は詐欺まがいのガラス屋をして
生計を立てていたが…。

************************

・・スンません。息子につき合って観ているうち
酒が回って爆沈。いつの間にか終劇。
自分は覚えておりません。
息子に言わせると。こっちも面白かったよ。
とのこと。それは何より。

でもやはり小学校低学年が
一番大笑いし、後にも見返していたのは
「黄金狂時代」の方のドタバタ。
「志村けん」もそうだけど
言葉に頼らない笑いは世界共通ですやね。

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2013年12月16日

恐怖の報酬

古いフランスのサスペンス映画。

ハリウッド製アクション映画全盛だった
高校時代に、たまにはこういった
白黒映画も観ておかないとな、と
当時オヤジがコレクションしていた
映画ビデオの中から
これをセレクトして観賞した記憶が蘇る。

あらすぢ
ベネズエラの場末の街ラス・ピエドラス。
そこは職が無く、食い詰めた移民達が
日々何もすることもなく暮らしている。
マリオ(イヴ・モンタン)もその一人であった。
そこに、ホンジュラスからジョー
(シャルル・ヴァネル)がやってきた。
マリオとジョーは同じフランス人、
意気投合しながら遊んでいた。

そんなある日、500Km先の油田で火事が発生。
石油会社は火を消し止めるために
ニトログリセリンを500Km先の現場まで
トラックで運ぶことに決めた。安全装置の
ないトラックでニトロを運ぶのは命がけである。
そこで街の食い詰め者に2000ドルの報酬で
運ばせることにした。
選ばれた4人は2台のトラックに分かれ、500Km
先の目的地に向かうが・・。

************************

イブモンタンが演じる主人公の「ならず者」
名は「マリオ」。
そんなマリオと後に喧嘩別れしてしまうが
今でいうシェアハウスをしていた気のいい奴、
彼の名が「ルイージ」である。

「マリオ」といえば「ルイージ」だろ?と。
おそらく例の土管兄弟はこの映画を観た人間が
プランニング段階で思いついたに違いない。

イブモンタン演じる「マリオ」は、どっから見ても
例のヒゲと帽子の男からは程遠いが
「ルイージ」の方は、見た目結構「マリオ」である。
ハリウッドの珍作映画
「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」に
そのまま出演できそうだ。

舞台となるは南米「ベネズエラ」の田舎町。
ココには「移民者」といえば聞えがいいけど
単に食い潰れた素性の知れない連中が
世界中から集まってくる地獄の一丁目。

だいたいは、何らかの理由で故郷を追われ
逃げるように片道切符で集まってきた連中。
「こんなところ、いつか脱出したい」と思っても
違法滞在者なので仕事もなく、
たまたま手に入れた金は全部飲んでしまう有様。
これではいつまでたっても航空機チケットは
入手できそうもない。

その「移民者」の吹き溜まり連の
鬱屈した日常生活というものが、
映画開始30分間、酒場を舞台に
とうとうと描写されるのだが
正直、どうでもいいシーンが続く。
この辺いかにもフランス映画で
ちょっとウンザリ。

彼らの未来のないウンザリとした日々を
観客に見せつけ、早いとこ抜け出したいと
主人公同様に思わせるのが狙い、だとすれば
監督のもくろみは見事に成功している。



ニトロ満載のトラックは二台。
一号車:マリオ/ジョー組
二号車:ルイージ/ドイツ人組

仮にどっちがが爆発しても影響ないように
二台は距離を置いて出発する。
コインを裏表とかなんやかやありまして
たしか・・二号車から出発したはず。

道中にはイベントがたくさん用意してありまして
でこぼこ悪路、切り返しが難しい狭路
(画面を見る限り、さほど困難には見えないが・・)
落石、相方の逃走w等々。

マリオと組んだジョー。
登場時はピシッとして、いかにも
パリの暗黒街で顔役だったような風貌。
ワルが過ぎてフランスを後にしてきたけど
やっぱベネスエラの田舎町でくすぶってる
奴らとはどこか違うな!と主人公たちに
思わせたのだが・・見事にカンチガイでした。

所詮、故郷を追われ
ベネズエラくんだりまで流れてくる輩など
ロクな奴がいません。
彼が語ったとおり、確かに昔は
それなりにパリでブイブイだったのかもしれないが
それにしたって「老い」には勝てないのか
ジョーは大口の割に、運転をほとんどマリオに任せ
何かと逃げ出す。

完ぺきにめっきがはがれてしまったジョー。
そのジョーに対するマリオのいびりが続く。
「報酬2000ドルは運転している人間だけが
 もらうべき。お前なんか座っているだけじゃないか」
「運転している方がまだ気が紛れていい
 2000ドルは恐怖の報酬だ・・」
とジョーは返す。



一応、ネタバレはしないでおきますが

巻きタバコの葉が、真空に吸い寄せられて
すっと、一瞬で手元から無くなる描写は秀逸。

それから相方を轢くなよマリオ。
もうちょっと慎重に運転しないと。
切り返しの崖しかり、石油の池しかり・・。
だんだんジョーが可哀想になってくる。

初めて観たときには、そのオチに
いやいやマリオさん、それはないだろ、
とつぶやいてしまった。
だからさ、もう少し慎重になって欲しかった。
主人公らしくね。

結局「過ちは、易き所に成りて、必ず仕る事にて候」
って教訓話だったのだろうか。

ヴェラ・クルーゾーが演じる町娘リンダ
彼女、わき毛ふさふさ。
そういった文化圏なんだろうな。
向こう(南米)は。

恐怖の報酬
Le Salaire de la peur
監督 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
脚本 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー

出演者
マリオ/イヴ・モンタン
M・ジョー/シャルル・ヴァネル
ルイージ/フォルコ・ルリ
ビンバ/ペーター・ファン・アイク
リンダ/ヴェラ・クルーゾー
エルナンデス/ダリオ・モレノ
ビル・オブライエン/ウィリアム・タッブス

音楽 ジョルジュ・オーリック
撮影 アルマン・ティラール
編集 マドレーヌ・ギュ
ヘンリ・ルスト

配給 東和
公開
1953年4月22日

上映時間 131分
148分(ディレクターズカット版)

製作国 フランス/イタリア

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2013年12月15日

荒野の7人

「荒野の7人」

ご存知、傑作「西部劇」。
スティーブマックイーン出演作品特集ってことで
CSで放映してました。
なお、原題の「magnificent」とは。
「〈外観・景観が〉壮大な, 堂々たる, 華麗な
 〈考え・ 行いが〉気高い, 崇高な」
だそうです。ご存じの通り「荒野」じゃなかった。
それだけに邦題の方がかっこええ。

あらすぢ
黒澤映画の「七人の侍」を
西部劇としてリメイクしたら
あらま、おもしろいでねーの。
(黒澤監督はスタージェス監督に
 日本刀を送ったらしい)

************************

以下、The Magnificent Sevenご紹介。

1)ユル・ブリンナー(クリス)
⇒主人公。あたまツルツル。全身真っ黒なガンマン。
 カッコよすぎ。物分かり良すぎ。
 ピストルを鷲づかみにしてホルスターに
 仕舞うとこなんかカコイイ。
 後に「ウェストワールド」にて
 ロボットとして大暴走する。

2)スティーブ・マックイーン(ヴィン)
⇒彼をNo2として確保できた時点で
 もう勝利は担保されました。ルパンの次元相当。
 (そう思ったら、次元のモデルとなったのは
  次のブリットだった。確かに声も次元と同じ)
 手堅く安定した生活を望む根は真面目な人。
 ギャンブルは弱い。

3)ジェームズ・コバーン(ブリット)
⇒ナイフ使い。のちに海軍大将役者にまで
 出世する。こういう中核戦力を
 どれだけ確保できるかがチーム総合力となる。
 寡黙でストイックな求道者。
 こんないいキャラをあっさり流れ弾で殺すとは。
 殺し合いなんてそんなものか。

4)ロバート・ヴォーン(リー)
⇒見た目紳士で超凄腕に見えるが・・
 実は口だけ番長。
 これまで西部でおっかなびっくり
 ハッタリかましながら何とか生きながらえてきたが
 そろそろ限界が近づいてしまった様子。
 ロバート・ヴォーン、ここまで弾丸消費数0発。
 声は矢島正明さん。UFOとジャストフィット。

5)チャールズ・ブロンソン(ベルナルド・オライリー)
⇒ご存じ「うーんマンダム
 見かけに寄らずコドモに好かれる男

 (村の子供)
 「おじさんボクたちを連れてって!」
 「僕ら考えたんだ
  おじさんのお墓にまいにち花をあげるんだって」
 (チャールズ・ブロンソン)
 「・・そうか、先の話だといいな」
  ※心中お察ししますw

 (父親たちは卑怯だ!ガンマンカッコいいやという
  村の子供たちに向かって)
 「親父さん達を悪く言うな!
  俺みたいに銃を持たなくっても
  責任感ある勇敢な人だ。
  額に汗ながして、地道に働き
  家族をずっと守っている。
  俺にはその勇気も覚悟もない・・」

 これだけ素晴らしい「良識」を
 お持ちになりながらも、職業が西部のならず者・・
 ってのもまあ映画ですから。

6)ブラッド・デクスター(ハリー・ラック)
⇒最後まで「金」に執着した山師。
 この自分が命を落とそうとする案件ならば
 相当なヤマでなければならない、と
 なかば本気で信じようとしていた男。
 クリスの気遣いが泣ける。 
 PONには単に「員数合わせ」に見える。

7)ホルスト・ブッフホルツ(チコ)
⇒7人では最年少メンバー。
 オリジナルだと「三船敏郎」。
 強いんだか強くないんだか。
 農民層出身で武士(ガンマン)に
 あこがれて合流した男。
 特技は(意外に)素直な所と若さ。
 最後は村の娘と共に生きる道を選ぶ。

敵はメキシコの農村を荒らしまわる野盗集団。
カルヴェラ一味は総勢40名。
そ、カルヴェラと40人の盗賊

そのボス、カルヴェラは
自分たちと目くそ鼻くそ(と彼は思ってる)のハズの
ガンマンたちが、ハシタ金で農民の味方をすることが
どうしても信じらんないらしい。

(カルヴェラ)
「アタマのいいあんたらが
 なんで引き受けたのかわかんねえ」

(マックイーン)
「ハダカでサボテンに突っ込んだ奴がいたんで・・」
(カルヴェラ)
「?」
(マックイーン)
「聞いたら、面白いからだと」

カッコいいね。

このカルヴェラ、妙なところが律儀で
根はそこまで悪い奴ではないみたい。

農村の裏切り者の手引きもあって
一度は7人のガンマンの武装解除にすら
成功しているにもかかわらず
丸腰の7人を村の外れまで連れてい行き
ピストルを返して解放するのだ。
リフレクト星人並みにいい奴。
敵にしておくのもったいない。

「ドロボーから物を盗んだら
 100年の特赦っていうぜ?」

そんなこと言わねーだろ。どこのメキシコだよ。

「農民だけが勝つ
 その土地と共に伝えてゆくでしょう」
「長老の言うとおり、勝つのはいつも農民だ。
 俺たちはいつも負け」




オールスター映画作るときには
永遠の最適フォーマット
だよなあ。
「7人の侍」って。
スタローンのエクスペンダブルズも
これで作っちゃえばよかったんだよ。

ただ問題点もあって、
7人中4人が死ぬわけだが
あっちはハリウッドのお山の大将方。
オレも2作目にも出演したい!と
自キャラが死ぬのを拒否りそうなんだな。

ひさひぶしに観ましたが
やっぱ面白かったです。

※昔、記事にしてました(2007年)

荒野の七人
The Magnificent Seven

監督 ジョン・スタージェス
脚本 ウイリアム・ロバーツ
製作 ジョン・スタージェス
製作総指揮
ウォルター・ミリッシュ
ルー・モーハイム
音楽 エルマー・バーンスタイン
撮影 チャールズ・ラング
編集 フェリス・ウェブスター
配給 ユナイテッド・アーティスツ

公開 1960年10月23日
上映時間 128分
製作国 アメリカ合衆国

キャスト/役名/(声優)
クリス・アダムズ/ユル・ブリンナー/小林修
ヴィン/スティーブ・マックイーン/内海賢二
チコ/ホルスト・ブッフホルツ/井上真樹夫
ベルナルド・オライリー/チャールズ・ブロンソン/大塚周夫
ブリット/ジェームズ・コバーン/小林清志
ハリー・ラック/ブラッド・デクスター/森山周一郎
リー/ロバート・ヴォーン/矢島正明

カルベラ/イーライ・ウォラック
ペトラ/ロゼンダ・モンテロス
ミゲル/ジョン・アロンゾ
長老/ウラジミール・ソコロフ
ヒラリオ/ヨルグ・マルティネス・デ・ホヨス
ソテロ/リコ・アラコス
トマス/ペペ・ハーン
村人/ナチヴィダト・ヴァシオ
男の子/マリオ・ナヴァロ 野沢雅子
ウォレス/ロバート・J・ウィルク
ヘンリー /ヴァル・アヴェリー
チャムリー/ウィット・ビセル

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2013年12月14日

日本一のホラ吹き男

「日本一のホラ吹き男」

日本映画専門チャンネルにて。
植木等さん出演のこのシリーズの中では
最高傑作、と映画紹介されていたので
いつものごとく、60年代の日本の
文化風俗を確認がてら観劇する。

あらすぢ
西北大学の学生初等(はじめ・ひとし)は
三段跳の選手で東京オリンピックの候補だった。
ところが、練習中に誤ってアキレス腱を切ってしまい
出場を断念。療養の為に故郷に帰った等は、
偶然にも「ホラ吹き」と呼ばれ続けた
先祖・初等之助の自伝を発見する。
一浪人に過ぎなかった等ノ助は大胆にも大名
になることを決意し、ホラ吹きと揶揄されながらも
徐々にその腕を認められついに2万石の大名と
なったのだ。「ホラにしてホラにあらず」
この言葉に感銘を受けた等は気持ちを新たにし、
大企業の増益電気に就職して出世の三段跳びを
すると宣言する。しかし、面接試験であっけなく
落とされてしまうのだった。一計を案じた彼が
取った行動は…。

************************

おもしろかったけれども
思いのほか「クレイジー」のメンバーが
出てこない(そもそもリーダーが出てこない)
植木等メインの映画。

クレイジーのメンバーでは
研究所研究員役「谷啓」さん。
大学の同級「安田伸」さん。
社長の運転手「桜井センリ」さん

私のような世代には、植木等映画といえば
昔の映画、スーダラで、無責任だろ?と
決めつけてしまうところだけれども
Wiki先生よれば、植木等映画として
ジャンルが確立するまで
はるかな道のりがありまして、
映画製作会社ひとつにしても
東宝、大映、松竹等々が争奪戦。
植木等という素材を前に
ヒットすることは解っているんだ。
どうやって調理するかだ、と
時のプロデューサーに映画監督やら
映画会社社長もいろいろチャレンジ。
その結果が「日本一の、シリーズ」であり
「無責任シリーズ」であり「クレージーだよ!〜」
という作品を生み出したみたい。

で、PONイメージではこの映画も
C調の男が、無責任ゆえに
場当たり的に行動、
なのに全てが図に当たり、
出世街道を驀進するもの・・と思っていたのだが
この映画の植木等。
確かに「ホラ吹き男」だけど、実現にむけて
計算高くガムシャラに行動できる男であり、
一応戦略をもって行動しているのだ。
無責任でもなんでもない。

実現できるホラは大言壮語というのだ。

一ヶ月で係長
三ヶ月で課長
一年で(経営側)部長になる!
と宣言。

植木等は、大学の教授に
日本で一番将来性のある会社は?と尋ね
「増益電気」との答えに
そこ一本で就活、見事に落ちる。
そこで彼がとった行動とは、
「職業に貴賤はない、とにかく懐に
 飛び込んでしまえばいい」と
「増益電気」の警備員(契約社員として)になる。
入ってしまえばこっちのもの。
社長の半生記を熟読し
社長付運転手と仲良くなり
社長がゴルフ好きと聞くやゴルフを勉強し
いつのまにか社長の朝ゴルフに帯同。
強引に正社員になる。

配属先は「営業部 資料課」
今と違ってパソコンも電卓もなく
あるのはほこりをかぶる台帳とソロバンだけ。
やる気のない左遷社員ばかりのなかで
1か月の泊まり込みを敢行。
先輩達1年分の仕事を終わらせてしまう。
労働組合側からすれば、
そんなに働かれてしまい、
しかも残業代もいらないと言われると
立場がない(困る)
人事部長としては
社長の命令で採用したからにはクビにできない。
仕方ないから(社規で残業代のつかない)
係長に昇格させる。

見事、植木等は入社1ヶ月で
まず一つ目の大ボラを実現したのだった。
映画はすべてこんな感じで続く。

これは喜劇だ、としてもだ。
自分も含めて、入社試験を受けるとき
目標の会社の社長の自伝を
読もうとなんて思います?
でも彼は読む。
落ちてしまったらば、
第二希望会社へ狙いを変えますよね?
でも彼は諦めない。

その手のビジネス本で
どこかの社長が言ってたな。
「靴磨きなら靴磨きのプロになればいい。
 そうすれば誰も君を放ってはおかないだろう」

出演者。気が付かなかったけれど
ライバル会社社長役が「江川宇礼雄」さん。
ウルトラQの立派なヒゲ博士だ。

私にとっては初めからお婆さんに
しか思えない、「草笛光子」さんが
銀座の美人ママ役。

ものスゲエいい加減で
あっさりとオリンピック候補生(=植木等)を
捨ててしまう、陸上のコーチ役・・「田島義文」さん

あまり必然性を感じないが
仮にも「コメディ」映画ならば出しておきましょう的
本社守衛役の「由利徹」さん。
「ロボコンくゥん」

あと、主人公の先祖の一代記を
掘り当てた土木作業員の一人に
二瓶正也」さん。言わずもがなイデ隊員だ。
若いなあ。



Wiki先生にはロケ地も書いてある。
こういう映画では、60年代当時の風景
うかがえて何気に楽しみなところ。

主人公が「西北大学」出身なんで
やっぱ「都の西北」早稲田大学

ヒロイン浜美枝さんとボートに乗ってる「狭山公園」

主人公が目指した一流企業「増益電機」が
東芝川崎小向事業所

映画後半で入札の舞台になる
ナイロニヤ国大使館が
「宗教法人生長の家本部会館」
これはまあどうでもいいや。

ライバル社丸々電機の本社
八重洲大和證券ビル
ここって数々の映画で
「一流企業本社ビル」として
ロケに使われていたはず。

ほかにも植木等がイキナリ歌いだす
向ヶ丘遊園」の大階段

どこに使われていたのか解らないけれど
(あ、谷啓研究員のいた研究所かな?)
松下通信工業株式会社綱島事業場
東芝科学館

植木等演じる「初等(はじめ ひとし)」の
ご先祖は刀ひとつで大名になる、って設定なんで
前半はご先祖の活躍を描く
さながら時代劇の様相。
ロケ地のひとつは「小田原城
後ろにはゾウさんがいたと思いますよ。当時。

あんまり知っている歌(スーダラ節とか)を
歌ってくれなかったのが残念。

************************

日本一のホラ吹き男

監督 古澤憲吾
脚本 笠原良三
製作 渡辺晋/森田信

出演者
初等(はじめ ひとし)/
初等之助(はじめ ひとしのすけ) - 植木等
つね - 飯田蝶子
南部可那子 - 浜美枝
増田益左衛門 - 曽我廼家明蝶
大野総務部長 - 山茶花究
古井資料係社員 - 三井弘次
山田富子(資料係)- 中真千子
井川(研究所研究員) - 谷啓
宮本 - 安田伸
社長の運転手 - 桜井センリ
西條社長 - 江川宇礼雄
清水花江 - 草笛光子
山下教授 - 高田稔
本屋のおやじ - 坂本武
陸上のコーチ - 田島義文
本社守衛 - 由利徹
本多宣伝課長 - 人見明
七味一刀斎 - 佐々木孝丸
労働組合幹部 - 堤康久
土木作業員 - 広瀬正一、二瓶正也

音楽 宮川泰
萩原哲晶
撮影 飯村正
編集 黒岩義民
配給 東宝
公開 1964年6月11日
上映時間 93分
製作国 日本
言語 日本語

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2013年12月13日

メテオ

「メテオ」

CSザ・シネマで放映。

たしか・・昔のTVCMでは
先日亡くなった「内海賢二」さんが
例のセンベイさんボイスで
メテオォ」とか唱えてた。
我ら当時の日本人は
空から降ってくる「隕石」を
メテオと呼ぶのか〜ゲーコクでわ、
そんな風に認識した。

あの頃、洋画CMの題名で
聞きなれぬ「横文字」を認識し
自らの数少ない脳内「ボキャブラリー」を
補強していた時代が確かにあったのだ。

ゲーセンのレトロゲーム
ムーンクレスタ」で
敵キャラに「メテオ」と名付けられたのは
この映画の存在と無関係ではないと思う。

で、このメテオ。
当時TVCMでは散々盛り上げられたが
いざ観たら子供だった自分でさえも
あれ?こんなモンか?なんて
生意気にも思ってしまったキオクがある。
要はその程度。

あらすぢ
火星軌道と木星軌道の間に存在する小惑星帯の
一部であるアポロ小惑星群の「オルフェウス」に
彗星が衝突し、砕けた破片の幾つかが、メテオ
(隕石)となって地球に接近し始めた。特に最も
大きなメテオは最大直径が約8キロあり、
一ヶ月後に地球に衝突すると予測された。
これが地球に衝突したら、吹き上げられた土砂が
空を覆い、氷河期が訪れるだろうと推定された。

アメリカ合衆国政府は14基の核ミサイルを
搭載した人工衛星「ハーキュリーズ」を使った
メテオ破壊を企図し、その開発者である
科学者ポール・ブラッドレーを招へいした。
しかしブラッドレーは、元々こういう事態を
想定して開発したハーキュリーズを対ソ軍事兵器
として転用された事に不満を抱いており、しかも
アドロン将軍を筆頭とする軍部は、対ソ問題から
ハーキュリーズの使用に強硬に反対していた。

************************

ワケあってNASAを退職した
天才科学者ショーンコネリー氏。
この当時の彼は「007」こそ引退はしたものの
渋く年老いてゆく自らの今後を
どのように活かしてゆくか模索中だったみたいで
この映画にしても、ショーンコネリーレベルを
出しておこうか、映画にハクがつくから・・
といった感がアリアリ。

別に天才科学者役をナニがなんでも
ショーンコネリーがやらんでもいいし
なにより彼は「科学者」に向いていない。
三船敏郎や丹波哲郎が科学者だったら
それちょっと違うでしょ?
と思いませんか。
私は思います。
そんな違和感満載でした。

科学者ショーンコネリーが何故
ふてくされているのかというと
彼こそが、アメリカが誇る「核ミサイル」搭載
軌道衛星、通称「ハーキュリーズ」を
設計した人で、NASAをはじめ米軍は
対外的な脅威(隕石)が来たとき
(そ、まさに今回のような事態に備えて)
迎撃するシステムだ、と
ショーンコネリーを説得して作らせたらしい。

時は冷戦真っ只中。
米国が対峙するは、疑心悪鬼に凝り固まってる
ブレジネフ書記長率いる悪の大国
USSR「ソ連」である。
こんな素晴らしいオモチャを手に入れてしまった軍は、
喜んで核ミサイルの「向き」を地上に向けてしまった。
騙された、と思ったショーンコネリーだが
(そらそうだろ。どこまで純粋なんだよ)
ムカついて退職した次第。
以後、悠々自適だったのだが
緊急召集がかかった。(これが月曜の話。
ちなみに映画では隕石がぶつかるまで
6日間しかない、という設定)

なんせ、NASAがアポロ計画を推進していた頃
NASAにあるコンピュータと呼ばれるものは
今の「ファミコン」レベルだったと言われるし
(信じられないけれど、そんな環境で
 NASAは月に人を送った・・らしい)
電卓が数百万はする時代である。
もちろんスパコンなんて2番も無かったんですよ
(2番じゃダメなんですかカテジナさん!)
きっと軌道計算やら強度計算とか
天才ショーンコネリーにやってもらうしかなかった
のでしょうね。

そして大統領直下の対策会議が
NASA+軍人+政治家が雁首並べて行われる。
そこで「ショーンコネリー」が報告する。

「仮に直径1キロの隕石が地球にぶつかった場合
 直径80キロ深さ8キロの穴があくでしょう。
 オルフェウス(今回の隕石)はその5倍ですから
 TNT火薬250万メガトンの爆発に匹敵。
 史上最大の地震の更に10倍の規模に相当。
 50億トンの土砂が舞い上がって
 地球に氷河期が来る・・」

(字幕版なんで若山弦蔵さんじゃないのが残念)

こりゃエライこっちゃ。
ところがショーンコネリーにナイショで
軍事に転用した将軍が大反対する。
軌道衛星ミサイルシステム「ハーキュリーズ」は
秘密兵器であり、対外的には存在しないことに
なってる。今さらどの面下げて
「公表」できるというのだ?と。
どうも事態の深刻さが解っていない様子。

喧々諤々、フンキューしまくる会議に
ショーンコネリーは離席しかけるが
こんなことを言い残す。
我が国の核ミサイルだけでは
破壊力が足りない。ソ連の協力も必要だ。
(ソ連もそんなミサイルシステムを
 持っていればだが)

で、仇敵ソ連にダメ元でコンタクトをとる。
なに?アメリカの帝国主義者ドモめ!
我が国にナイショでそんなシステムを
用意していたんか!
平和を愛する我が国が
そんなミサイルシステムを用意してるはずない。
協力なんかできるわけなかろうハラショー!


でも一応、今後の協議のため
科学者をアメリカに送ってくる。
このソ連科学者が非常にモノわかりがよい人で
祖国でも赤い政治と石頭の軍人に
ヘキエキしていたらしい。

軍のハジ(と軍人は考える)をさらして
軍事機密を明らかにしたのに
やっぱソ連は協力してくれんじゃないか
この責任をどうとるんだ!科学者ドモめ!!

アメリカでもやっぱりおこる似たような
会議のフンキューを前に、
どの国でも政治家や軍人とは相いれないなァと
悟ったソ連科学者はついに言っちゃう。

「ソ連も持ってますよ核ミサイル発射衛星。
 名前は「ピョートル大帝」ってイイマス」


えーそうなの?
今度はソ連とアメリカの罵り合い
ソ連では、同志科学者よ、なぜ裏切った・・とか
「政治・外交」という名のもと
いろいろな足の引っ張り合いドラマが続く・・。
この辺かなり眠い。

いい加減にしろー!てなわけで
ここにきてようやく
アメリカ・ソ連の各政治家・軍人・科学者は
いがみ合いを放棄して大同団結。
メテオを前には運命共同体であることに気がつく。

ヘンリー・フォンダが大領領でよかったね。
あとこの決断ができそうな大統領といえば
モーガン・フリーマンくらいかな。

そしてようやくミサイル発射。
まさか我が軍のミサイルを消費させておいて
自分とこは撃たないで済ます・・なんてことは
有りますまいな?疑心暗鬼はどこまでも。
先攻ソ連ミサイル、アメリカは後攻。

ところが発射秒読み段階にて
ショーンコネリー達のミサイル発射管制センター
(なぜかNYC地下にある)に
メテオのかけらが降ってくることが判明。
ええー?発射秒読み止めますか?

いやカウント続けろ!と
ショーンコネリー。
かくて彼ら科学者の果敢な決断で
ミサイルは発射された。

ミサイル発射を成功させた主人公たちの一群は
メテオ破壊まで、実はもうやることないのだが
それでは映画的に面白くない。
ミサイルセンターは土砂で半分埋まってしまった。
どこかららかNYC地下鉄構内に繋がっているらしい。
道中はとんだアスレッチックである。

ここから話はディザスタームービーにお約束の
「脱出」プロセスと、ミサイルの進行状況とが
交互に描かれる。

UnitedStatesの文字がまぶしい
サターンXロケットをたくさん束ねたような
米国側「ハーキュリーズ」システム。

ショーンコネリーによる事前の計算では
米国とソ連の核ミサイルを
全部ブッコめば、いちおうメテオは破壊される。
破壊力を保証する猶予は5発とのこと
つまり6発以上故障してしまうと
計算通りメテオは破壊されないってこと。

案の定・・ソ連製の「ピョートル大帝」は
さっそく3発も故障。戦線離脱する。
あと猶予は2発じゃないか・・
そして米国製ミサイルもついに1発故障。
大丈夫か?地球製品の故障合戦が続く。

先日、ロシアの都市に隕石が落下、
ガラスが割れまくったのは記憶に新しい。
死人こそ出なかった幸いであったが
現実世界ではアルマゲドンの
「ブルースウィルス」のようなヒーローも
「ハーキュリーズ」も存在しない。
実は、あの頃(1979年)より
遥か未来を生きていながら
隕石対策なんか何もなくって、ただ今日を
なんとか何も起きなかったから無事だ、
というだけの現在の地球。
軽くゾッとする。



で、人類を滅ぼす武器が地球を救ったというオチ。

「ね?やっぱ核兵器って役に立つでしょう?」
かくして大義名分を得た軍産複合体は
さらに「軍拡」を推し進め、今の人類社会よりも
更に悲惨な未来が待っていたのでした。嘘。

(途中眠くって、適当に記述している個所がありますが
 だいたい合ってると思います)

メテオ Meteor
監督 ロナルド・ニーム
脚本 スタンレー・マン
エドムンド・H・ノース
原案 エドムンド・H・ノース
製作総指揮 サンディ・ハワード
        ガブリエル・カッカ
音楽 ローレンス・ローゼンタール
編集 カール・クレス
配給 AIP
松竹/日本ヘラルド映画
公開 1979年10月19日
上映時間 123分
製作国 アメリカ合衆国

キャスト
役名/俳優
ポール・ブラッドレー/ショーン・コネリー
タチアーナ・ドンスカヤ/ナタリー・ウッド
アメリカ合衆国大統領/ヘンリー・フォンダ
アドロン将軍/マーティン・ランドー
ハリー・シャーウッド/カール・マルデン
デュボフ博士/ブライアン・キース
マイケル・ヒューズ卿/トレヴァー・ハワード
国防大臣/リチャード・ダイサート
イーストン将軍/ジョセフ・キャンパネラ

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2013年12月12日

ハッピーフライト

「ハッピーフライト」

結構、楽しめた。

Wiki先生によれば
 2008年11月に、世界初の試みとなる機上試写を
 実施。羽田空港発関西空港行きの特別便機
 内で映画を上映した・・らしい。

これ、機上で観劇した人は
どう思ったかなあ。
正直俺だったら、
クレームつけるほどではないが
ちっと不快に思ったかもしれない。
「旅客機が機体異常で引き返し
 無事緊急着陸する」話を
機上でなんか観たくない。
ま、この映画の出演者やカントクのファンとか
物好きが試写会に参加したのだろうから
文句などでなかったろうけど。

ANAが映画製作に全面協力らしいが
それも勇気あるのう。
この頃のANAは、早め早めのリストラが功を奏し
かつ、JALがボロボロだった時期で
イケイケの空気だったから、企画が通ったのかも。

今だったら多分ムリ。B787のこともあるし。

あらすぢ
副操縦士の鈴木和博は機長への昇格訓練を
受けており、今回のホノルル行きのフライトが
昇格の分かれ目だった。教官が温厚な望月で
安堵したのも束の間、望月が風邪をひき、
代わりに厳格な原田が鈴木の教官を務めることに。

一方今回のホノルル行きが国際線デビューとなる
CA・斉藤悦子。だがその便には厳しいことで
知られるチーフパーサー・山崎麗子も乗務していた。
そしてグランドスタッフの木村菜採もまた仕事に
限界を感じ辞めようかと考えていた。

ホノルル行きの便は離陸前の多様なトラブルが
ありながらも出発。機内では鈴木が原田の指導に
戦々恐々とし、悦子は次々と繰り出される乗客の
要求に右往左往。

そんな中、鈴木・原田のもとに、山崎麗子から
キャビンで翼に何かがぶつかるのを見た乗客が
いるとの知らせが入る。その直後、機の
エアデータ・コンピュータが狂った表示を出し始めた。

************************

飛行機にからむ職務に励む人々の群像劇
各人それぞれに見せ場があり
あらかた見せ終わった後
映画全体のメーンイベント
「主人公機が機体異常で引き返し
 無事緊急着陸する」
話へ突入する。

◆飛行機側(パイロット)側
田辺誠一
 正パイロットを目指す一応主人公。
 田辺誠一が半人前役ってのは、最近にしては珍しい。
時任三郎
 ベテランパイロットで教育担当。
 かっこええ。三郎さん。ふぞろいの頃とは
 違って社会的地位を確立した模様。

◆C.A側
寺島しのぶ
 コワイベテランC.A。
綾瀬はるか
 映画として華がないと新人C.A。
 彼女はまっさらな新人ってわけではなく
 「国内線」からの転任。
 「国内線」<「国際線」という職制ヒエラルヒーが
 やっぱある様子。
吹石一恵
 中堅どころC.A。

◆グランドスタッフ(地上勤務)側
田畑智子
 何でも屋。使えない後輩と、気まぐれな客に
 振り回される。出会いもなくストレス三昧の職場に
 ”会社辞めたい病”発症中。
平岩紙
 使えない後輩。
田山涼成
 仕事に厳格というより嫌味な上司。

※グランド要員と飛行機乗組み側にも厳然とした
 壁があるみたい。映画にこんな描写がある。
 グランドスタッフの田畑智子が
 トラブルシュート過程で勢い余って
 飛行機の敷居に足を踏み込んだ瞬間
 C.Aとの間でひと悶着。 
 お客と乗員以外が、
 むやみに機内に立ち入ることを禁ずる
 法律とかあるのかもしれない。

◆整備士
田中哲司
 仕事に厳しい先輩整備士。
 我らお客の命に係わる仕事なので
 ナアナアにやられても困るからあれで良し。
森岡龍
 最近自分のスキルに自信を
 深めつつある後輩。若干先輩が
 ウザったくなってきているお年頃。

※整備員の工具には名前と格納定位置が
 あって、スパナひとつ見当たらないだけで
 全員居残り。人間にはミスがつきもの。
 スパナがジェットエンジン内部に残留しただけで
 その飛行機はまず「致命的」になるから。 

◆航空管制官
宮田早苗)(長谷川朝晴)(江口のりこ
 なんか大変な仕事を淡々とこなす人々。
 服飾もラフなかっこ。江口のりこ氏が似合う。

◆オペレーションコントロールセンター(OCC)
岸部一徳
 一徳さん。ITに弱いアナログ人間。
 普段はすみっこで小さくなっているが
 いざとなれば経験がモノをいう。
肘井美佳
 ITに強いが経験不足。かわいい。
中村靖日
 ずっとモニタ見てる人。

※OCCは空港で状況が変わった場合の
 どう動くか判断、処置するところ。作戦司令室。

◆バードパトロール(通称バードさん)
ベンガル
 バードストライク(航空機と鳥の衝突)を防ぐため、
 空港周辺の鳥に銃で威嚇射撃を行う仕事。
 「空砲」なんで安心。

◆困った団体
森下能幸)(明星真由美
 動物愛護団体。雑誌記者と偽って潜入。
 バードさんの業務を妨害、結果として大騒動に発展。

◆お客
笹野高史)づら。
菅原大吉)いるよ、こういう嫌な客。
正名僕蔵)(藤本静)バカカップル。
竹中直人)客演。ほんと顔見せ。

◆マニア
石井智也)(永野宗典)(三浦圭祐
 時にはマニアが役に立つ時もある。
 航空ファングループ三人組。

◆その他
柄本明)(木野花
 綾瀬はるかの両親。娘のはれ姿に
 わざわざ上京。木野花は
 あまちゃんの「メガネ会計ババア」。

良くも悪くも「フジテレビ型コメディ」映画。
三谷幸喜氏が制作にかかわっていたのなら
もう少し毒が入ってもうちょっと笑える映画に
なっていたかもしれない。



スタッフ
ハッピーフライト
監督 矢口史靖
脚本 矢口史靖
製作 亀山千広

出演者
パイロット
鈴木和博/田辺誠一
原田典嘉/時任三郎
望月貞男/小日向文世
キャビンアテンダント
斎藤悦子(R4')/綾瀬はるか
山崎麗子(L1)/寺島しのぶ
田中真里(R4)/吹石一恵

グランドスタッフ
木村菜採/田畑智子
吉田美樹/平岩紙
森田亮二/田山涼成

オペレーションコントロールセンター(OCC)
高橋昌治/岸部一徳
中島詩織/肘井美佳
吉川雅司/中村靖日

オペレーション・スタッフ
矢柴俊博、佐伯新、樋渡真司

整備士
小泉賢吾/田中哲司
中村弘樹 /森岡龍

管制官
竹内和代/宮田早苗
渡辺忠良/長谷川朝晴
水野頼子/江口のりこ

乗客
丸山重文/笹野高史
清水利郎/菅原大吉
岡本福男/正名僕蔵
岡本幸子/藤本静
乗客/竹中直人
太田孝三 - 日下部そう

その他
馬場光輝/ベンガル
斉藤直輔/柄本明
斉藤利江/木野花

今井一志/森下能幸
団員/明星真由美

飛行機研究会のメンバー/
石井智也、永野宗典、三浦圭祐

音楽 ミッキー吉野
主題歌 フランク・シナトラ
「カム・フライ・ウィズ・ミー」
撮影 喜久村徳章
編集 宮島竜治
配給 東宝
公開
2008年11月15日
上映時間 103分
製作国 日本

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