2014年01月10日

クローン

「クローン」

映画専門チャンネルムービープラスより。

結構前に放映していたのだが
なんとなく観る気が起きなくて
そのままになっていた作品。
だってなあ・・
「クローン」なんて手垢つき杉。

原題は「IMPOSTOR
[名]ぺてん師, 詐欺師;(特に氏名・身分)詐称者
だそうだ。

そのまま原題カタカナ化すればいいじゃん、とも
思うんだけど、日本語読みだと
「イ×ポスター」になるからね・・若干マズイかも。
スターだし。イ×ポの。
その辺、担当者も物凄く苦悩したんだろうな。
なんだか物凄くどうでもいい悩み。

あらすぢ
西暦2079年。地球は異星人との戦争状態にあり、
青い空と豊かな大地の大半を失った人類はドーム
都市での生活を強いられていた。天才科学者
スペンサーはその夜、軍の極秘プロジェクトの
議長との会談を控えていた。だが、スペンサーは
オフィスへ向かう途中で保安局のハサウェイ少佐に
逮捕されてしまう。
理由は、本物のスペンサーはすでに殺されていて、
今いるスペンサーは異星人によって造られた
クローンであり、体内には爆弾が仕掛けられ
標的に近づくと爆発するからだ、というもの。
このままでは処刑されてしまうと考えた
スペンサーは一瞬のスキをついて脱出、
自分が本物のスペンサーであることを
証明するため執拗な追跡をかいくぐりながら
ある場所を目指すのだった。

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スタートが秀逸。グイグイと世界観を押し出し
観客を映画の世界に引きずり込む。

この世界の地球は、6年前から
いきさつは解らないが宇宙人と戦争をしている。
技術力の差は明らかで、地球人類は防戦一方。

戦い序盤で、宇宙人からの「ミサイル」「隕石」により
地表はほぼ壊滅。地球人は青空を奪われ、
バリヤー機能のドームに覆われた都市群内だけで
細々と暮らす。
防御力の強い中心部にはエリートだけが
住むことができ、貧民層はバリヤーぎりぎりの
端っこに追いやられる。

宇宙人は冷酷無比らしく、交渉もできない。
彼らの狙いだけは明らかで、移住のための地球侵略。
必要なのは「星」であって人類は不要。

スーパーテクノロジーをもつ宇宙人であるが
侵略戦争ってことは、アウェーの戦いであり、
地球人類もなかなかしぶとい。
過去には何回かの大戦、空中戦なんかも
あったようだけど、宇宙人側にしても
コストがかかりすぎてしまうから
陸戦隊を送り込んでまでの制圧は
考えていないのだろう。
結局のところ戦局は膠着状態。

そんな時、主人公の天才科学者スペンサー
(演:ゲイリー・シニーズ)は
戦局を覆す「秘密兵器」を開発する。
(ゲイリー・シニーズはアポロ13といい
 あの嫌味ではない、なにかやってくれそうな
 スルドイ眼つきがよい)

スペンサーは医局に美人の奥さんがおり、
体制に対する少々の不満を持ちながらも
親友と語り合えばすぐ忘れてしまうような
普通の暮らし(それでも、このご時世にしては
恵まれた生活)をするエリート。

いよいよ秘密兵器を国家大統領に
披露しようとする日、
秘密警察(保安局ハサウェイ少佐)が
自分を逮捕しにやってくる。

身に覚えのないスペンサーは全力で反論するが
甲斐なく逮捕、監禁される。
理由は「あらすぢ」の通り・・
「本物のスペンサーはすでに殺されていて、
 君は意識していないが、異星人によって造られた
 クローンであり、体内には爆弾が仕掛けられ
 標的に近づくと爆発する」

ザンボット3でおなじみの「人間爆弾」である。
でもこちらの爆弾の威力は・・・。

保安局のハサウェイ少佐
(演:ヴィンセント・ドノフリオ)も
根はいい奴みたいで、人類社会を守るため
非人間的なことは百も承知で
疑わしき輩は根こそぎ逮捕、拷問をしている男。
上司に「君は無実の人間10名を虐殺した」
使えない男だ、と叱責されるや
「おかげで1万人救うことが
 できたと考えてます」
と言い返す。苦悩を押し殺すかのように。

(ヴィンセント・ドノフリオって
 映画「フルメタルジャケット」で虐められて
 最後は自殺したあのデブを演じていた人だった・・)

徐々に明らかになるが
スペンサーの父は「防衛軍パイロット」で
有名な空中戦で戦死した英雄だったが
実は宇宙人の捕虜になっていて
そこで、いろいろと情報漏えいに繋がったらしい。
それだけが発端というばかりでもないだろうが
主人公が宇宙人側に目をつけられたのは
この辺にも理由がありそう。

だいたい状況が掴めたところで、
あとはお決まりの逃走劇開始。
毎度毎度、都合のいいところに
「下水道マンホール」や「通気口」があり
地球人類のドーム都市のセキュリティは
一体どうなっているんだッとか
ツッコミの一つでも入れたいところだけど
それだけ急ごしらえだったんだ、と
ここは思うことにする。

しばらくは追いかけっこ、イタチごっこ。
研究三昧のイチ科学者が、保安局を
けむに巻くことができるアクションをこなす。
それだけで彼はやはり「クローン」なんじゃないの?
なんて一瞬考えちゃうけれども。

そして、こんな事態にでもなかったら、
思いもよらなかった、最下民層との交流、
フラッシュバックする記憶、
自分ってなんだ?本当に自分なのか??

主人公の当座の行動指針
奥さんとコンタクトをとる
・医局には3年前の健康診断で
 全身スキャンしたデータがあるハズ。
 それと今を比較して、自分が
 クローンでないことを証明する
・協力してくれる最下層民のために
 不足してる医薬を失敬する

そして最後に、さんざんテレビで報道していた
ドーム外の、ある森林地帯で起きてる
大火災がクローズアップしてくる。

あれはどうやら宇宙人の秘密工作船が
墜落したために起きたものらしい。
その秘密工作船に、自分の死体がなければ
それはとりもなおさず、自分がオリジナルである
証拠となるのではないか?

スペンサーと奥さん、彼らを追う保安局のみなさんは
すべての答えが待つ墜落現場へ向かう・・。

この映画、原作が「ブレードランナー」の
フィリップ・K・ディックの小説なんだね。

「あなたの知り合い?」
「・・だと信じたい」


クローン(2001)
IMPOSTOR


上映時間 102分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ=ヒューマックス)
初公開年月 2001/10/27

侵略者は捕獲し、複製する。

監督: ゲイリー・フレダー
原作: フィリップ・K・ディック
翻案: スコット・ローゼンバーグ
脚本: キャロライン・ケイス
    アーレン・クルーガー
   デヴィッド・トゥーヒー
撮影: ロバート・エルスウィット
音楽: マーク・アイシャム

出演:
ゲイリー・シニーズ/スペンサー・オーラム
マデリーン・ストー/マヤ・オーラム
ヴィンセント・ドノフリオ/ハサウェイ少佐
トニー・シャルーブ/ネルソン
ティム・ギニー
リンゼイ・クローズ
ゲイリー・ドゥーダン

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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