BS日本映画専門チャンネルで放映。
何故かこの映画にノスタルジーを感じるPON。
その理由は、大学時代、東京の一人生活には
慣れてきたが、まだあまり友人もいなくて
ふと映画館にでも行ってみるかと、
当時新宿(東口・南口の境)にあった
アルゴ・プロジェクト映画専門上映館
「シネマアルゴ新宿」
で観賞したからなのだった。懐かしいなあ。
<あらすぢ>
警察は国民のイメージ上昇を狙い、筋書きの
無い防犯訓練を行うことにした。しかし
銀行強盗役に選ばれた警官・平田(本木雅弘)は、
まじめで全く融通のきかない性格だった。
彼は大真面目に強盗計画を立案して犯人役を遂行。
すばやく平田を検挙するはずだった警官がドジを
踏んで平田の持つモデルガンで撃たれ死人扱いと
なってしまったことから、人質とともに銀行に
篭城する破目に陥る。しかもこのことが、
お祭り志向のディレクター(萩原流行)によって
テレビ中継されることになってしまい、銀行の前
には大量の野次馬が殺到。適当に落ちをつけて
なんとか穏当に訓練を終わらせようとする
警察の意図は次々とくじかれ・・
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まずはシェケナベイベーという
気の毒なヒトを義父に持つ、モッくんが
カッコいい。
この人は変わらないな。
使えない警察の象徴、鳥飼署長。
そもそも、無計画防犯訓練を発案したのは
こやつなのに、すぐ他人に責任を押し付けようとする。
演ずるは石橋蓮司さん。
「花子とアン」でハナの祖父を演じている。
長らく、東映のヤクザ映画なんかで
狂犬役を演じているというイメージが
PONの中で先行しており、今でも
彼の目つきはコワイと思う。
エリートを自認しながら、わきの甘さから
モッくんに(なんちゃって)射殺されてしまう
刑事役に西川忠志。
目のギョロッとした感じは親父にそっくり。
朝ドラ”ごちそうさん”では
魚屋の銀次役だったとあるが・・気が付かなかった。
それと、これは彼に限った話ではないが
劇中の男性のスーツには
みーんな”肩パッド”が入っており
この映画が作られた時代を感じさせる。
で、以下、壮大にネタバレ。
映画の題名はご存知のとおり
「遊びの時間は終わらない」
であるが、我らがモッくんは
結局、警察に逮捕させるスキを
与えないままヘリで逃走。
そしてそのまま映画は終了してしまう。
そ、遊びの時間は終わらなかったのです。
モッくん警察官は今もどこかで犯人を
演じ続けているのだろうか。
遊びの時間は終らない
監督:萩庭貞明
脚本:斉藤ひろし 原作:都井邦彦
出演者
平田道夫 - 本木雅弘
鳥飼圭介 - 石橋蓮司
深川祐介 - 西川忠志
桑名ゆり子 - 伊藤真美
柏崎 - 萩原流行
佐原 - 斎藤晴彦
田代 - 赤塚真人
深川巌 - 原田大二郎
松木 - 松澤一之
中野 - 今井雅之
桜田真知子 - 小河麻衣子
笠間毅 - 草薙幸二郎
浅虫敬子 - あめくみちこ
平田和夫 - 塚本信夫
平田道子 - 岩本多代
音楽:高木完
撮影:高瀬比呂志
編集:奥原茂
製作会社
にっかつビジュアル・リンク、
サントリー、日本テレビ放送網
配給:アルゴ・プロジェクト
公開:1991年10月5日
上映時間:111分
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