イマジカBSで放映。
かの珍作「冷凍凶獣レプティリカスの惨殺」
(デンマーク製、1961年作品)
のように50〜60年代に
ドサクサで作られたカイジュー映画のひとつかと
思いきや、この映画は1982年。
比較的新しめだったのに少々びっくり。
びっくりは以下の二点。
怪獣映画が下火になりつつあった80年代に
怪獣映画を作ろうとした映画人がいたこと
その80年代に制作しながら
こんなレベルであること
<あらすぢ>
ニューヨークの真ん中でビル清掃人の首無し死体
が発見される。その後、全身の皮を剥がれた
死体や、屋上で日光浴をしていた女性が謎の失踪を
遂げるなど、奇怪な事件が相次いで起こった。
シェパード刑事は事件の裏にアステカ文明の
邪教集団の存在を知る。一方、詐欺師クインは
借金の取立人に追われていた。逃げ込んだ高層ビル
で彼は巨大な卵を発見する。それはアステカの神
として崇められた怪鳥ケツァルコアトルの卵だった。
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いやまあ・・駄作。
イマドキ、怪獣じゃ客は呼べないが
おっ○いなら呼べる、それくらいのこと
ラリー・コーエンも知ってたのだろう。
被害者がビルの屋上で
日光浴しているトップレス女性だったり
お色気を交えてなんとかしようと頑張っている。
その頑張りはうれしいけど
肝心の映画の出来が”ゴミ”すぎるからなあ。
邦題も”空の大怪獣Q”とヒドイ。
日本で”Q”といったら
オバケがまず初めに来ちゃうから。
なお、ケツァルコアトル
(英語: Quetzalcoatl)の”Q”のようだ。
Wiki先生によれば、アステカ神話の
文化神・農耕神である、とのことだが
映画のQの生態はモノスゴク生物的で
”神”にはとっても思えない。
造形もぬめっとしたブロントサウルスの背中に
申し訳程度に羽根が生えている。
そんな神も、これまで散々焦らせながら、
やっと全貌が見えてきた映画終盤
警官隊とクライスラー・ビルで交戦。
機関銃やらピストルで蜂の巣となり撃墜される。
人類の神殺しの寓意が含まれている・・
ようにはぜんぜん思えず。
ハリウッドゴジラもそうだったけれど
海外の怪獣は人類の持つ通常兵器で
倒されないと”ウソ”なのかも知れない。
空の大怪獣Q
Q - The Winged Serpent
監督: ラリー・コーエン
製作: ラリー・コーエン
製作総指揮: サミュエル・Z・アーコフ
ディック・ディ・ボナ
ピーター・サビストン
ドン・サンドバーグ
脚本: ラリー・コーエン
撮影: フレッド・マーフィ
ロバート・レヴィ
特撮監修: デイヴ・アレン
特撮: ピーター・クラン
モンスター・デザ
イン: ランディ・クック
編集: アーモンド・レボウィッツ
音楽: ロバート・O・ラグランド
出演:
マイケル・モリアーティ ジミー・クィン
デヴィッド・キャラダイン シェパード刑事
リチャード・ラウンドトゥリー パウエル巡査部長
キャンディ・クラーク ジョーン
ジェームズ・ディクソン マレー警部補
マラキー・マッコート マッコネル警察長
フレッド・J・スコレイ フレッチャー警部
ジョン・カポダイス ドイル
トニー・ペイジ ウェッブ
エディ・ジョーンズ
ラーキン・フォード
ピーター・ホック
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ラベル:空の大怪獣Q 冷凍凶獣レプティリカスの惨殺