去年の夏くらいに
「日本映画専門チャンネル」あたりで
やっていたので観劇。
一昔前の小学生に人気だったらしい・・
それくらいしか認識がなかった映画だけど
とぼけた先生を演じた野村宏伸が
第一作に続き再登場というので録画しといた。
(彼はTVドラマ「とんび」での好演で
我が家において再評価を受けていたのです)
妖怪ウオッチもそうだが、いまもむかしも
子供は妖怪やらモノノケが好きな様子。
確かに自分も昔は”ゲゲゲの鬼太郎大百科”
みたいなやつを食い入るように読んでたっけ。
<あらすぢ>
塾の講師をしている理香は教え子たちを連れて、
春休みの集中合宿のために自分の故郷に帰って
きていた。合宿に参加するのは塾の生徒たちのほか、
理香の弟の司をはじめとする地元の子供たちだった。
理香は都会の子供と地元の子供との交流を目的に
この合宿を計画したのだが、都会の塾組と全く
ソリが合わない司は、ことあるごとに衝突を
繰り返している。宿泊所である蓮正寺の
真行和尚は、お寺の隣にある南小学校で数十年前に
起きた、“4月4日4時44分の伝説”を子供たちに
話して聞かせた。それは、当時の校長先生が
首をもぎ取られて死んだという恐ろしい出来事
だった。
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まず・・
前田亜季かわいいな(当時11歳)。
西田尚美きれいだな(当時24歳)。
なおPON(当時25歳)。
「返して・・私の時計」
岸田今日子怖すぎ。怖すぎである。
もともと佇まいからして怖かったが
晩年はさらにも増して怖くなった。
ついには鬼籍に入られたけども。
ムーミン。うん、ムーミンだとも。
ただし、ここでは「ろくろくび」だったけど。
岸田さんは30年前、舞台となった小学校の
校長だったが、妖怪どものボスに殺され
哀れ、幽霊としてさ迷うことになった存在。
だったらさ、子供たち脅かしていないで
子供たちの生還に協力する勢力であって
欲しい。ボスと戦う力もないなら、
せめてジャマすんなっての。
そして野村宏伸。
前作と同じキャラで出てきてくれればいいのに
まったく別キャラ。今度は”寺社荒らし”
前半では状況をどんどんダメにする。
後半はやっぱり状況をグダグダにする。
この映画は「ホラー」映画じゃなくって
「お化け屋敷のジュブナイル」映画なので、
子供たちは最後まで一人も死なないし
状況終結だって自分たちでこなさねばならない。
なもんで、大人たちは最後まで
ぜんぜん使えないまま終了する。
こんなとき(非常時)くらい
大人の凄さを少しは見せなくてどうするよ。
夏季宿泊塾講習の先生である西田尚美は
ただただキャアキャア言ってるだけだし。
おお、こんな時こそジモトの霊能力者だよな!と
観客の熱い期待を一身に受けた坊さん
(演:米倉斉加年)も、状況を改善するどころか
西田尚美先生をからかうことに
注力するだけで終了、という体たらく。
第一作よりもちょっと間延びした
展開だったように感じる。
しょせん”コドモ映画”なんだけども。
「学校の怪談に出演者の今・まとめ」(参考)
製作年:1996年
製作国:日本
配給:東宝=サンダンス・カンパニー
時間:103分
監督:平山秀幸
原作:常光徹/日本民話の会
脚本:奥寺佐渡子
撮影:柴崎幸三
美術:中澤克巳
音楽:寺嶋民哉
出演
野村宏伸
西田尚美
米倉斉加年
岸田今日子
前田亜季
細山田隆人
きたろう
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