2015年05月27日

エアポート'77/バミューダからの脱出

「エアポート'77/バミューダからの脱出」
(Airport '77)

午後ロードショー<金曜版>にて放送。
”金曜版”ってよくわからんけれど
たしかに金曜日ってプチ豪華映画が
無料で観られる日ってイメージが
刷り込まれてきた我が世代。
そんなイメージ戦略なのかな。

三昔くらい前に流行った
”オールスターパニック映画”で
オールスターが雁首並べて
大変な事態に対応するハナシの姿勢は変わらず。
前作が「エアポート'75」
(ジャンボにセスナが衝突する奴)で
次作が「エアポート'80」
(コンコルドがミサイルに狙われる奴)

日本にもかつてありましたね。
総理は”山村聡”か”丹波哲郎”
科学者代表が”大滝秀治”
で、現場のプレイングマネージャーが
千葉真一とか渡瀬恒彦とか。

あらすぢ
「大空港」から始まった「エアポート」
シリーズ第3弾。ハイジャックされた
ジャンボ機が“魔のバミューダ三角海域”に
不時着。次第に沈んでいく機体からの
決死の救出劇を描くパニック映画。

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黒人男性はみなアフロの
OJシンプソンばっかりな時代の映画。

全2時間中、30分で状況説明、人物紹介。
犯人行動開始 → 墜落 
→ ごーかいな海水がヒコーキを襲う。

なお、ここまで
「魔の」バーミューダーいっさい関係なし。
墜落にあたってバーミューダーが
なんか悪さしたわけでもなく
生き残りがオカルト的なバケモノの
餌食になる・・とかいった要素もゼロ。

→ 航路を離れて墜落したので
 いつ捜索されるかわかんない
→ 発信機付折り畳みゴムボートをもって
  機長が一足先に脱出
→ 見つけてもらえた
→ さてどうやって救出するか・・・

犯人どもが結構おマヌケ。
ネタバレすると・・副操縦士も含めた
犯人グループは、理由をつけて機長を
コクピット外へ出させるや、催眠ガスを機内に散布。
機内の人間が眠っている内に
副操縦士がバーミューダー海域の無人島に着陸。
ジャンボに積んでる金持ちのドーラク宝物を強奪
犯人たちウハウハ・・という計画だった。
ところが、本土のレーダーから逃げるべく
超低空飛行をしていたところ
バーミューダー海域は霧が濃く
なにより副操縦士が操縦ヘボだったため
突然現れた海上石油掘削基地と衝突!
ヒコーキは海に墜落してしまうのだった。
犯人たちはほぼ全滅。目覚めた生存者たちは
機が海中にあることに気がつく。
残り空気はあとわずか。どーすんのこれ?

主人公の機長がスーパー過ぎだが
こういう人がいないと映画がいつまでたっても
終わらないからこれでいいのだ。

機長が発信機付折り畳みゴムボートを
海上で展開するため
一部水没している機内を通って
脱出口を目指すプランを披露する。

機長ひとりで行かせるより
二人で行けば成功率が二倍だろ?と
同行を申し出るお客さんに
クリストファー・リー=元吸血鬼!
(あるいは・グランドモフターキン)

そんな勇敢なダンナを罵る妻。
こいつがホントムカつくヒスオバハンで。
”仕事と私のどっちが大事”的な
回答を迫るこまった奴と書けば
わかっていただけるかと思うが

「あなたが行かなくてもいいじゃない。
 私たちが動く必要なんかないわ!」

返す夫クリストファー・リー
「そういう考え方が
 こういった事態を招いたんだ」

でも、嗚呼そんなスバらしい夫なのに
機長とは逆に、てんでマヌケな死に方を
披露することになる。
前世(吸血鬼もしくは帝国の最高幹部)の
行いが悪かったからだろうか・・合掌。

昔のオールスター映画なんで
ある程度の洋画通でないと
どこら辺がオールスターなのか
全部は解からないかもしれません。主に俺。

でも吹き替えの声優さんが
オールスター、というより時代を
感じさせます。
画面より一部抜粋いたしますと・・

榊原良子
千田光男
梨羽由記子
郷里大輔
西村知道
屋良有作
片岡富枝
堀内賢雄
沢木郁也
堀越真己
喜多川拓郎
大塚芳忠
羽村京子
弥永和子
此島愛子
阪  脩
藤波京子
村瀬正彦
坂口芳貞
渡部 猛
池田 勝
大木民夫
増岡 弘 

うーん。渋すぎオールスター。

この映画のウリ?としては
最後の方で海軍潜水艦救出部隊の皆さん
(マッチョばかり)のおケツが拝める。
オレは見たくないけど。


このイラスト、下手すぎ。
ジャンボが歪んじゃってるぞ。

エアポート'77/バミューダからの脱出
(Airport '77 )

監督:ジェリー・ジェームソン
脚本:デビッド・スペクター
   イケル・シェッフ

製作:ウィリアム・フライ
製作総指揮:ジェニングス・ラング

出演者
ジャック・レモン
リー・グラント
ブレンダ・バッカロ
ジョゼフ・コットン
オリヴィア・デ・ハヴィランド
ジェームズ・スチュアート

音楽:ジョン・カカバス
撮影:フィリップ・ラスロップ
編集:ロバート・ワッツ
   J・テリー・ウィリアムズ
配給:ユニバーサル映画
公開:アメリカ合衆国 1977年3月11日
   日本      1977年4月23日
上映時間:113分

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2015年05月10日

夜ノヤッターマン(最終回)

夜ノヤッターマン(最終回)

この3月で最終回だったのです。
実は最後まで録画して観てしまった。
(全部で10話前後だっていうから)
以前、つまんねーとか散々書いたけど
やっぱりつまんなかったのは変わらず。

最後くらいは盛り上がるのかなあと
一縷の望みかけながらも
最後までグダグダ、ダラダラでして。

古い例だけど
「超時空世紀オーガスU」とか
「トップをねらえ!2」などのように
前作をまったく無視してスタート
それでも我慢して観続けていると
徐々に前作のキーパーソンやキーワード
なんかが出て来て
なんだ、そうだったのか!と
いい意味で期待を裏切られた・・
そんな爽快さがまるでなかった。

ヤッターキングダムというディストピアは
やっぱドクロベエがヤッターマンになりすまし
地球人への復讐のため
仕掛けたものだったし
旅の途中で知り合った、
なよなよした男と盲目の女は
そのまんま二代目ヤッターマンを襲名、とかいうね。
最後にちょっとだけ出てきたけどさ。
初代ドロンジョも。

脚本は「ふでやす かずゆき」氏。
もう味の残っていないいわゆるオワコンで
なんとか作品にしようとする努力はプロだと思うけど
先が見えない仕事を引き受けないのもプロだよ。
猛省を望む。



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2015年05月09日

朝ドラ「まれ」(キャロットケーキあたりの話)

話はここへきて転換点を迎えた。
キャロットケーキとキッチンウイッチと
20年遅れの結婚パーティーによって
常盤貴子(まれの母)と草笛光子(まれの祖母)が和解。
来週からまれは横浜へ修行の旅に出るらしい。

まれの父親「徹」(演:大泉洋)が
ダメおやじとして散々な扱いされているが
ほんとにそうだろうか?
本当にダメだったら
能登のパチ〇コ屋を儲けさせるだけで
ほかは何もしない奴だろ。

まあドラマだからな。
徹みたいな人は脚本家の胸先三寸で、
世の中に大勢いる失敗例になっているが
まれなる成功例になればマッサンになるだけのこと。

ところで、同じ夢をおかっける人として
東京に憧れ、派手な芸能界入りを目指す
まれの友人、一子(いちこ)が出てくる。
まれはやっぱり主人公なんで
最終的にはパテシェ界のマッサン(成功者)になるだろうから
一子は、おそらく”まれ”の陰的な存在として
夢を実現できずにどんどん墜ちてゆく事に
なるのではあるまいか。
そのなれの果ての象徴が中川翔子。
(逆だったらそれはそれで面白いが
 さわやかを標榜する朝のNHKがそんな
 話にはしないだろうなぁ)

んで、結婚20周年サプライズパーティー。
両親とも近所代表として
参加しているのに一子の姿がない。
一子はその日、東京でオーディションがあるため
おそらく両親にはテキトーな理由をつけて
パーティーを欠席したんだろうが
親からしてみれば、そんな娘の行動に
少しは疑念を覚えないのだろうか?
そんなことを考えたり。

先日、同じNHKのウッチャンのコント番組
「LIFE」でコラボコントしてたが
(土屋太鳳と大泉洋が本人役で出演)
結構面白かった。あまちゃんのときも
さんざんクドカンをからかい対象にしてて
あれも面白かったなあ。



あ、そうそう。
もう一人のまれの友人、みのり役の
門脇麦・・顔がコワイとおもう。
でも常盤貴子は安定して可愛いです。以上。



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2015年05月05日

クォーター

今日は子供の日。

先日息子(8歳)と話していて。

息「お父さん、ルパンは外国人なのに
  どうして日本人みたい
なの?」
父「うーん、ルパン三世って
  たしかお婆さんが日本人の
  クォーターだから
  ニッポンになじみが深いんじゃ
  なかったかな」

息「クオーターって何?
父「これから算数で習うと思うけど
  英語で四分の一ってことだ。
  ルパンには日本人の血が
  四分の一混ざっているってイミ。
  つまり混血な」 

息「ふーん。コンケツ?
  血が混じるの?
  赤ちゃんはお母さんの
  おなかから生まれてくるんだから
  お母さんの血になるのはわかるけど・・
  お父さんは全然かんけいないじゃんよ?

父「ぐう・・

ひとまず「お前(息子)が
12歳になったらその辺のこと
説明してあげるよ・・」の
言葉を残し、敵前逃亡を遂げた父なのでした。 

俺は間違っていない、よな。よね?



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ラベル:ルパン三世
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2015年05月03日

築城せよ!

「築城せよ!」

いま微妙に話題の片岡愛之助が主演。
TOKYO MXTVの電波受信状況が
良好だったので録画することができた。
ぜんぜん前情報がないままの観賞。

なんでも
愛知工業大学開学50周年記念映画
なのだそうで、WIKI先生によれば
もともとは自主映画だったんだけども
好評だったため、あちこちから
スポンサーを募り、大がかりに商業映画化
したのが本作。

なるほど。それなりには楽しめたが
映画に流れる空気感が今一歩薄い感じがして
(率直にいうと、どことなくビンボー臭い)
自主製作映画にもう少し金をかけて
作品化したというならば納得。

あらすぢ
愛知県の田舎町・猿投(さなげ)では、
立派な石垣の残る戦国遺跡、猿投城址公園を
巡って地域活性化を目指して岩手教授が
リーダーとなった「城の復元を目指す住民たち」
と馬場町長が推進する「工場誘致を目指す行政」
とが対立していた。
住民が主導する遺跡の発掘現場に突然、3人の
住民(石崎、勘助、ゴン)の肉体に憑依した
戦国武将の霊が現れて、戦国時代の猿投の領主
であったと主張する恩大寺隼人将は住民たちに
築城を命じる。

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自主製作時にはたぶんこの方は
出ていなかったのでしょう「片岡愛之助」。
この方が主演というだけで、
ひとまずは商業映画としての体を為したように
見えるから不思議。

彼は、戦国武将に憑依されるぼんくら
市役所職員を一人二役。
戦国武将の重々しさは、さすが歌舞伎畑の人で
あるが、憑依される前のぼんくら市役所職員の
演技はちょっとざーとらしかったかな。

「片岡愛之助」といえば
PONにとってはやはり「半沢直樹」での
オネエ風のエリート官僚役だ。
さぞや梨園界でのエリートなのかなと
勝手に思っていたのだが
WIKI先生によれば、ずっと子役で
頑張ってきたが、両親を20代で亡くし
その後片岡一門に入門、一族の偉い人に
気に入られ、養子となったのだそうだ。
けっこう苦労人なんですね。ラブリンは。

そして
今回の築城騒動に巻き込まれる
愛知工業大学で建築学を学ぶ女子大生ヒロインに
海老瀬はな
最初は、全然見ない顔だなあ・・
演技も今一つだし、と
かなりビミョウだったんだけども
映画が終わるころには
「うん、可愛いよねこの人」
に変わっていたから、オトコなんて
勝手なものである。

現代に現れた戦国武将を
ごく普通に受け入れてしまう
今の時代とのパイプ役の大学教授に「津村鷹志」
この人は、いつまでたってもZATの隊員だ。
ZATのゆるーーーい雰囲気って奴は
半分はこの人が造り出していた。



もう少し尺を短くしても良かった希ガス・・
あ、でもそうすると元々の「自主製作」版と
大して変わらなくなっちゃうか。



キャスト
石崎祐一 / 恩大寺隼人将 - 片岡愛之助
井原ナツキ - 海老瀬はな
井原勘助 / 猿渡勘鉄斎 - 阿藤快
馬場虎兵衛 - 江守徹
佐々木律子 - 藤田朋子
岩手晴彦 - 津村鷹志
二本松和子 - ふせえり 
ゴン - 木津誠之
町民・中村 - 片岡功
大工・村野 - 小野進也
酒屋・森田 - 杉本明朗
春日拓司 - 安宅忍
春日時枝 - 星光子
大学職員 - 団長(安田大サーカス)
スナック秀美ママ - 佐々木秀実
コスプレ侍 - アメリカザリガニ

スタッフ
原案 - 細野渉・古波津陽
監督 - 古波津陽
脚本 - 古波津陽・浜頭仁史
撮影監督 - 辻健司
RED ONEワークフロー - 伊藤格
照明 - モリタケンジ
美術 - 磯見俊裕
衣装 - SERIKA
ヘアメイク - Nico
音楽監督 - 赤城忠治
作曲 - 赤城忠治・松岡政長
録音 - 冨田和彦
エグゼクティブプロデューサー - 後藤泰之
プロデューサー - 益田祐美子
インデペンデントプロデューサー - 戸山剛
アソシエイトプロデューサー - 森豪
コーディネーター - 鳥居一平・村井和之
製作 - 『築城せよ!』製作委員会
(愛知工業大学、平成プロジェクト、
 ソイソース・エンタテインメント)

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