急に思いついたんで書きたいと思う。
戦艦シリーズ。
資料性ゼロ、書きなぐりの
未確認情報だらけです。
日本海軍の高速戦艦って言えば
「金剛」「比叡」「霧島」「榛名」
の四姉妹を指す。
どのくらい高速かってーと
最大戦速で30ノットくらいは
出せたんと違います?
ちなみに大和級は27ノット程度。
程度と書いたが、8万5000トンの
あの船体を27ノットで動かせるというのは
それはそれで技術的には
大変素晴らしいことなのだ。
山城や扶桑なんか24ノットだったかな。
だからこの四姉妹は”高速”戦艦なのである。
ちなみに艦隊を組む軍艦で
最速を誇るのはやはり駆逐艦で
33〜35ノットくらい。
艦隊の花形”空母”は、飛行機を
発進させるため、風上に向けて全力航行が
必要なんで、巨体なのに駆逐艦と
同じくらいの速度を叩き出す。
高速というが時速だと50キロくらい。
だだっ広い太平洋を戦場に
時速50キロの車で走り回ったとしても
そうそう敵と遭遇できるはずもない。
だからこそ太平洋戦争は
戦艦同士の決戦ではなく
飛行機とそれを運ぶ空母の決戦しか
起きなかった。
艦隊とはもっとも遅い船の速度に
合わせるのが普通。
駆逐艦と同程度のスピードを出せる
空母を含んだ艦隊を護衛するならば
やっぱそれ相応のスピードを出せる
戦艦しかない。
この四姉妹が太平洋戦争で
もっとも色んな戦場に顔を出さざるを
得なかったというのは当然だった。
高速四姉妹艦
「金剛」「比叡」「霧島」「榛名」の
うち、最初に作られたのは「金剛」。
イギリスビッカーズ社謹製
シーライオン級戦艦を買ってきたのだ。
(これは大正時代のお話)
外国製品のほうが
国内産よりもよっぽど使えた時代。
今も昔も、工業国は外貨稼ぎに
外国へ武器を輸出する。
イギリスは海軍の国。
外国に輸出する軍艦には
実用的かどうかは関係なしに
まず新機構を搭載しちゃう。
よさげだったら今度こそ自国の
ロイヤルネービー向け軍艦に
フィードバックする。
だから諸外国は使えるかどうか
判らない試作品を
売りつけられるというわけっすな。
しっかしイギリスも剛毅というか
へんなとこユルイというか。
敵国になりそうな国によく武器を売るよ。
金剛を日本に売った頃の英国は
日英同盟の余波なのか
まだ日本を敵性国家として
見ていなかったのか。
あるいは試作戦艦の一隻やそこらが
東洋人国家に渡っても
わが英国海軍に適うはずもない、とか
高をくくっていたのかもしれないし
遠い東の国が英国を直接コトを交える
ことはなかろう、と思っていたのかも。
エゲレスは、シーライオン級戦艦販売時に
設計図も一緒に売ってくれた、というから、
「イエローモンキーに
コピーなんかできっこない」
とハナから馬鹿にしていた、というのが
一番実情に近い気がする。
その黄猿は「金剛」を見本に
三隻も妹を造ってしまったのでした。
(あとで調べたら霧島は部品をごっそり
輸入して日本で組み立てたらしい。
その際、日本国内でも建艦スピード競争
みたいのが発生、期日に間に合わなくなった
霧島の担当者は自決したというから
なんともはや・・)
日本がいまも一応遵守している
「自国製の兵器を海外へ輸出しない」ってのは
平和国家を名乗るニッポンにとって
憲法9条という”言葉”だけを
ただ大事に守る行為よりも
立派な行為だと思う。
その点では、わが国えらい。
その場しのぎの金が欲しいからといって
他国に武器を売りつけると
どこかの北の某国のように
ロケット技術とか核技術とかを取込み
調子コク国が絶対出てくるのだよ。
その辺たのむよ、ウクラ×ナさんとかよ。
もう遅いか。
高速戦艦四姉妹
「金剛」「比叡」「霧島」「榛名」は
日本海軍にさんざん戦場を駈けずりまわされ
全艦戦没。
「金剛」は敵潜水艦の魚雷で。
「比叡」は第三次ソロモン海戦で
闇夜に自艦だけ敵にサーチライトを
照らし続けたために集中攻撃を受け、
味方魚雷で処分。
(これが日本軍最初の戦艦喪失)
「霧島」もアメリカ戦艦と
1:2の壮絶な撃ち合いをして果てた。
「榛名」は燃料が無くなって
瀬戸内海で待機中、空襲に会い
大破着底、戦後処分。
兵器を使う側からすれば
大和みたいに桁外れでなくてもいい。
敵が無視できないほどに強く
何より(戦艦にしては)早いこと。
それが一番使いやすい兵器だってことで。
なぞとキレイにまとめるのも
アリだったかもしれないけど
四姉妹が使い倒された
もっとも大きな理由は
大和も武蔵も、戦場に出すには
”あまりにもったいなかった”
そんなところなのでしょう。
ニッポン人の貧乏性が出てしまった。
ははは。
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