わが青春の赤い彗星」廣済堂文庫
読んだ、すぐ売却した。
ただそれだけ。
108円→10円だった。
こってりした読書が続けば
食間に”漬物”とか
食べたくなりますよね。
てなわけで漬物に相当。
シャアの声をやっている
「池田秀一」氏の一代記。
シャアの声で脳内再生して読む。
もともと氏は子役デビューで
声優はたまたま回ってきた
仕事だったらしい。
故石原裕次郎とも交流があって
そんな話がつらつらと。
シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星
これは新書版の方かな・・
私生活ではブライトの中の人や
セイラの中の人(いずれも故人)と
交流があって、両人が亡くなった時の
悲しさなどが伝わってきた。
もちろんアムロの中の人とも
交流も語られている。
いまでこそ古谷徹=アムロだけど
彼も元は子役出身。
最初の超あたり役となった
巨人の星の星飛雄馬の呪縛に
相当苦しんでいたらしい。
そこへのアムロ役だった。
年齢の割に声優としてキャリアは
かなり長いので、初代ガンダムの
アテレコ中には、声優として芸暦のない
シャアにいろいろとアドバイスしたらしい。
アムロがだ。
そして、シャア自身、声優という仕事に
ようやく慣れた頃、今度はZガンダム(TV版)
をテレビでやることになった。
その時にはじめて会った
カミーユの中の人に、いかにも新人って感じで
少々危なっかしく思っていたらしい。
そんなカミーユが映画版の時には
もう大ベテランになっていたんで
その成長に「これが若さか・・・」と
思ったとは書いてなかったけど。
シャアというキャラが想像以上に
化け物人気だったんで、池田さんも
気を引き締め、大衆の前ではなるたけ
クールな振舞いを心がけたそうな。
(どうやらご本人は酒豪とか聞きますが)
あとガクトと仲がいいらしく
いろいろと交遊録が。
まあそんな感じの本でした。
いまでこそ池田さんもシャアという
キャラを大切にしているけれども、
確かにこの頃(1980年代)の声優は
声優を志してなった人は大変少なくって
劇団とか俳優で食べるのにキツイ人が
副業でやっている空気があった。
だから、あの頃の純なアニメファンが
お気にキャラ=声優だと思って話しかけると
演じているほうは飯の種に過ぎないから
さほど思い入れがない、なんてザラ。
番組終了後ズイブン経ってから、
初めてジブンが演じた役の影響力に驚く、
といった具合。
これはウルトラマンシリーズなんかにも
言えることでした。
ま、そんなわけでございまして
あくまで”漬物”でございました。
シャアの日常(6) (角川コミックス・エース)
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