チャールトン・ヘストン氏死去=
「ベン・ハー」「十戒」の名優−米
【ロサンゼルス6日時事】米映画「ベン・ハー」
(1959年)でアカデミー主演男優賞を獲得した
名優チャールトン・ヘストン氏が5日夜、
カリフォルニア州ビバリーヒルズの自宅で死去した。
ヘストン氏の家族が声明で明らかにした。CNN
テレビなどによると、84歳だった。死因は不明
だが、アルツハイマー病を患っていた。
イリノイ州エバンストン生まれ。兵役後、俳優活動
を始め、「虐殺の街」(50年)で銀幕デビュー。
「十戒」(56年)の預言者モーゼ役で注目を集め、
大作「ベン・ハー」で数奇な運命をたどるローマの
ユダヤ人貴族を演じ、スターの地位を確立した。
重厚な存在感で史劇への出演が多く、70年代に制作
された「アントニーとクレオパトラ」では監督も
務めた。
一方、世界的大ヒットとなった「猿の惑星」(68年)
でSFに初挑戦し、近未来の暗たんとした都市生活を
描いた「ソイレント・グリーン」(73年)にも主演。
さらに多くのファンを獲得し、ハリウッドを代表する
男優として一時代を築いた。
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「うぉおお、奴らとうとうやりやがった!
大馬鹿ヤロウ」(銭形警部の声で)
もう今更、ネタばれも無いと思いますので。
砂浜で壊れかけた自由の女神を見つけた時には
思わず、このように叫びましょう。
名作「猿の惑星」から。
そうですか、亡くなっていましたか。
生きるってことは、亡くなる人を日々
見送ってゆくことの繰り返しなんだな。
もちろん身内も、テレビのむこうの人も。
藤子F不二雄先生、隆慶一郎先生
富山敬さん、山田康雄さん・・・
子供のころから(こっちが勝手に)親しんでいた
方が亡くなってゆくな。
PONにとってチャールトン・ヘストン氏といえば
70年代SFの代名詞であり、声は銭形警部
でなければならないのです。
地球最後の男「オメガマン」も確か彼だったか。
深刻なシチュエーションがとっても似合う男
でありました。
「猿の惑星」へのオマージュってことで、
ティム・バートンの要請を受け リメイク版
「プラネット オブ エイプス」(要は猿の惑星)
にも出演していましたね。もっとも彼が演じたのは
猿の長老の役だったので、言われなければ判んない
メイクでした。
そうそう、猿の惑星で書きたかったことがある。
話は相変わらず脱線しますが
猿の惑星は猿が人間にとって代わった世界。
チンパンジー:理知的市民、科学者に多い
オランウータン:長老的、政治家、調整役
ゴリラ:バカで単細胞な軍人
と描写されてますが、これまったく逆らしく。
オランウータンはまあいいけれど、
ホントの自然界において、最も好戦的、一度争いが
起きると人殺しならぬ猿殺し(殺猿事件)すら起き、
場合によっては共食いすら見られるのは、猿という
種族の中でも「チンパンジー」だけなんだそうな。
さすが、類人猿で最も人間に近いだけのことはある。
「パワー」という点では確かにゴリラは最強なんだけど
彼らほど臆病で、優しい存在も少ないそうな。
以前、NHKスペシャルかなんかで見たけれど
取材陣の人間に懐いた子供ゴリラなんか
親ゴリラの監視下のもと、人間を追いかけっこに
誘っていましたし。ゴリラ一族は本当に優しい奴らで、
人間側がきちんと分をわきまえれば、自分からは
襲って来ないのだ。
ってなわけで、ティムバートンリメイク版猿の惑星、
あのうるさ過ぎる「チンパンジー将軍」は、オリジナル
映画よりも理に適っているようなのです。猿に対する
描写という点では。
「チャールトン・ヘストン氏」かあ。
チャール「トン」でヘス「トン」だもんね。
韻を踏んでますね。
ご冥福をお祈りいたします。
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