金沢駅からあるいて10分くらいのところに
PONお気に入りの洋食屋がある。
お気に入りといっても過去に2回しか
行ってない(行けない)のだが。
そこのメニューは一風変わっていて
メニューなのに非常に読み応えがある。
(読むだけでけっこう時間がつぶせてしまう)
メニューに載っている料理ひとつひとつに
その料理に対するマスターの思い入れが一文
(一文というよりも軽いコラムに近い)で
添えられており、読むとその料理が食べたくなる。
たとえば・・正確な記憶ではないのだが
「スパゲッティナポリタン」
ここのマスターは高校時代に野球をやっていたとかで
近くの顔見知りの料理店のマスターが
部活帰りの猛獣のように腹をすかせた自分を
哀れんでよくご馳走してくれたんだとか。
その味が忘れられなくて、あの味を再現しようと
いまでも改良に改良を重ねているが、
どうしても完璧には再現できないとか。
そういう「イワレ」が丁寧に書かれているのだ。
最初に行ったのはもう10年以上前
(・・もうそんなになるのか!)独身時代。
急に出かけたくなって金沢での旅先
腹が減りなんの前情報もなく
飛び込んだ店がここだった。
PONが見つけて狂喜したメニューが
「カリオストロスパゲティ」
ルパン好きなら説明不要、ルパンと次元が
立ち寄ったカリオストロ公国のレストランで
奪い合ったあの、ミートボール入り
スパゲッティである。それがメニューにある!
頼まずにいらりょうか!!
古くはハイジのチーズフォンデュとか
ラピュタでパズーが職場の配給夜食にもらった
「肉だんご入りスープ」や「黒パン」など
(千と千尋の冒頭で、両親が食いまくった
神様向け料理なんかも!)
世界のミヤザキ監督が描写する「メシ」は
なんかとてつもなく美味そうなんだな。
ミヤザキ監督こそは、もっとも美味そうに
メシを表現できるヒトなんだと思う。
美味しんぼなんかよりよほどウマそう。
「うほ〜うまそぅ〜」
ご存知の通り、最後は次元が勝利する。
ルパンはその過程(仲間とのたわむれ)を
楽しんでいるのであって、別に食べ物には
あまりこだわっていない様子。
というか、なんだかんだ言ってもルパンの
育ちのよさと余裕が伺えるのである。
あのお店、二度目に行ったのは、相方と
結婚前の北陸旅行にて。実は相方はあんまり
ルパンを知らないので反応がいまいちだった
のにはちょっとガックリだったけど
そのことについては深くは触れまい。
まだあのお店あるとよいのだけれど。
調べたら発見!ビバ、ネット時代
うぉ??閉店してしまったらしい
こういう趣味人ブログも
そーかー。閉店だったか。
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テレビ第二期シリーズ(赤ジャケットルパン)
傑作「死の翼アルバトロス」冒頭でも
今度は五右衛門を交えた三名で「すき焼き」を
つつくシーンがある。
あの「すき焼き」も「うほっうまそー」(ルパン談)
な描写だったが、このラウンドでは、次元すら抑え
五右衛門の圧勝であった。
劇中で次元が言ってたとおり、すき焼きに
ビールを注入して、本当に味にコクが出るのか
試してみた御仁もおられるのではあるまいか?
PONも学生時代、それ試すだけのために
ひとり「すき焼き」を仕立てたことがある。
(家でやるとお袋にどやされるから)
あの時は単に
「ビールで薄まったよくわからないナベモノ」
になってしまったが・・。
>昔、カプリチョーザに行った子に、
>「ルパンと次元みたいに取り合いできる程
>山盛りなスパゲッティー」と
>説明されたのを思い出した…
スゴイ説明ですね〜。しかしながらワカル人には
一発です。相手が理解できる人(趣味人)か
どうかが一種のカケですが。
カプリチョーザ行きたくなったじゃないですかw
あれは、単にトマト風味のミートソース
スパゲッティーじゃないんです。
(正確にはなんていうのかな?)
でっかい「ミートボール」が入っていないとね。
>ラピュタのドーラの食事、
>シータの手料理、
>千尋の塩おにぎりとか
うんうん。
>…みんな美味しそうに食べるのよね〜
そうか、あれは美味しそうな描写(湯気の
立ち具合とか)もさることながら、
食べる側(キャラ)の描写が上手いから
美味く見えるんだな・・。なるほど。
勉強になりました。
ラピュタのドーラの食事、シータの手料理、千尋の塩おにぎりとか…みんな美味しそうに食べるのよね〜