2009年07月16日

がんばれ自衛隊

「がんばれ自衛隊」

自分は軍人がキライです。
正確に言えば、軍人が威張り散らすことを
当たり前とする社会が嫌いなのです。
そんな意味からすれば、日本はスゴクまとも。
心底まともな国だと思う。
結構ホンキでそう思ってる。

軍人が威張り、政治に口を出し、
せっかくの国力を「軍備」にだけ費やすような
国の末路にはロクなことがない。

これはもう歴史で幾度も繰り返されてきたコト。
めずらしく真理といってもいいと思う。

高いところに運転台のあるダンプの運転が
気持ち乱暴になるように、
武装=その気になれば人を殺せる、という
妙な優越感を持つと威張りたくなるのが心情。
威張っているウチはまだいいが、そのうち
使いたくなるからなあ。

その点、日本の軍人さんは非常に抑制が効いていて
それでいながら無能ではない。
(むしろ世界的に見ても有数の組織だと思う)

先日、調べ物をしていて見つけた。
今の首相のジイさん(吉田茂氏)が残した訓辞。

吉田茂氏は、国民の反発(軍に対するアレルギー)が
まだまだ強い時代、後に自衛隊となる警察予備隊を
創設した人。

【1957年(昭和32年)3月26日に行われた防衛大学校
 第1回卒業式、吉田茂の内閣総理大臣訓示】


「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、
 歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
 きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。
 御苦労だと思う。しかし、自衛隊が国民から
 歓迎されちやほやされる事態とは、外国から
 攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、
 国民が困窮し国家が混乱に直面している時
 だけなのだ。言葉を換えれば、君達が日陰者
 である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。
 どうか、耐えてもらいたい。」

歴代の自衛隊の方々はこの言葉を胸に
しっかりと日本を守ってこられたんだと思う。

吉田茂さん。凄すぎ。
いや、彼が人格者だ、とか言うつもりは毛頭ありません。
(吉田茂氏よりちょっと上かその辺のオトナどもが
 好き勝手やって、国をメチャクチャにして勝手に自決。
 そんな国をまとめあげ、時に米国と交渉しながら
 今の日本の基礎を築き上げた政治家が
 「人格者」なわけないでしょ〜。
 そりゃもうハラ黒タヌキだったと思いますよ)

頼もしいくらいハラ黒なのは仕方ないけど
物事の本質を失わず、しっかりと発言できる
その政治家ぶりをこそ尊敬します。
やっぱり、非常時ってヤツは(一部かもしれないけれど)
人間を成長させるようですね。



それに比べて、いまの政治家とマスゴミ間の
言葉尻の揚げ足取りの低レベルぶりや、
インド洋沖で給油する各国軍の使用目的を確認せよ
とか、折につけバカな主張ばっかりする党なんか
見るたんびにウンザリしますよ。
あんな連中がカジ取りしている船に
乗っているのかと思うと。

おお、そうだ。

自衛隊の皆さん、これからもよろしく。



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淡路阪神大震災の時、政治家がアタフタして
リーダーシップを発揮できずにいました。

これほど初動が大事な時に、政治家の許可を
待っていたら救える命も救えないと、
大阪近辺の有る自衛隊部隊は、後の処罰を
承知の上で、現場の判断で救難活動のために
出動したんだそうです。
出動した部隊は被災現場で大活躍したそうですけど
法律的には、軍人が勝手に動いてしまった
許されない例。事実、その部隊の長は処罰を
受けたらしいです・・。

いくら道具が素晴らしくっても
使用側するがマヌケだとなあ・・。
ラベル:自衛隊 吉田茂
posted by PON at 21:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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