乃木神社はあるかもしれないけど
山本五十六神社はありません。
彼の神社が作られなかったのは、軍神に
祭り上げられることこそ、この人が
一番嫌った事だと、親族や周囲の友人達が
よく知っていたからです。
(「山本五十六」阿川 弘之著)
山本五十六提督といえば、真珠湾攻撃を
企画、実行した生粋のギャンブラー。
彼のすべてを持ち上げるつもりでは
ありませんけど、PONの好きな方です。
その山本五十六氏が遺した名言を一部紹介。↓
http://www.ym56.net/meigen.html
【人を動かす】
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ」
これには続きがあったそうです。
「話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず」
【アメリカとの闘い】
是非やれといわれれば、初めの半年や一年は、
ずいぶん暴れてごらんにいれます。
しかし二年、三年となっては、全く確信は
持てません。三国同盟ができたのは致し方ないが、
かくなった上は、日米戦争の回避に極力ご努力を
願いたいと思います。
(日米開戦後の見通しについて、当時の
近衛文麿首相から聞かれた時の言葉)
→これに対し、同じく昭和天皇から日米戦の
勝算について下問された、杉山元参謀総長は
大丈夫ですとか、けっこう楽観的な回答をした。
これに対して天皇は
「お前は支那事変勃発当時の陸相だったけど、
あのとき中国の戦争は1ヶ月程度で片付くと
申したのに今になっても終わっていないではないか」
と問いつめた。困った杉山参謀総長は
「支那は奥地が広うございますので」
と言い訳すると、天皇は更に
「支那の奥地が広いというなら
太平洋はなお広いではないか!」
と言い込められてしまった・・と
苦笑いしながら周囲にこぼしたらしいけど
俺、このエピソード好きだな。
参謀総長、ホンキで怒り出すわけでも、真っ赤になって
恐縮するわけでもなく、単に苦笑いだもんね。
当時の軍上層部の代表的な意識が垣間見える。
【国が滅びる時】
陸軍との争いを避けたいから同盟を結んだ
というが、内乱では国は滅びない。
戦争では国が滅びる。内乱を避けるために、
戦争に賭けるとは、主客転倒もはなはだしい。
(日独伊三国軍事同盟の締結に際して)
【博打について一言】
博打をしないような男はろくなものじゃない。
→山本五十六氏はマージャンが大好きで
周囲にもマージャンを勧めていたらしい。
【男の修行】
苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじつとこらえてゆくのが
男の修行である。
→け、健さん!と呼ばせてください。
(高倉健さん)
理想の上司が星野だぁ?ナガシマだぁ?
笑わせるでないよ。
→他にも山本提督は、海軍で一番開戦に反対した
自分が、自分の意思とは正反対のことを
率先して計画、実行しなければならないとは・・
今の自分は誠に奇妙な立ち位置にいるなあ、と
友人に手紙で書いている。
→もし出来るなら、引退してシンガポール沖の
小島に土地でも買って家族と永住、ギャンブル
三昧の生活をおくりたいものだなあ・・とか
折につけ周囲に言ってたらしい。
(阿川 弘之著「山本五十六」より)
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