最近、ソマリアといえば沖合いに海賊
「カリブの海賊」とか
「ルフィー海賊団」とか
そこまでメジャーではないだろうけど
とにかく海賊が大人気。
我が国の自衛隊も、現地で頑張っているようで。
そもそも、海賊退治ってのは各国海軍の
お仕事のなかでも一番、解かりやすく
民間にも好意を持って迎えてもらうことができ
なにより従事している軍人の皆さんの
士気もおのずと上がろうものである。
その「ソマリア」だが一応、独立国のひとつ。
誰が君主なのか、調べる気もおきず
解かったとしてもすぐ忘れてしまうだろう。
そんな失礼なPONであるが
そのソマリアが国際社会では
こんな風に分類されていることを最近知った。
<Wikiより>
「失敗国家」
失敗国家 (しっぱいこっか、failed state)、
破綻国家(はたんこっか)もしくは崩壊国家
(collapsed state) とは、国家機能を喪失し、
内戦や政治の腐敗などによって国民に適切な
行政サービスを提供できない国家である。
主に1970年代からアフリカなどの後発開発途上国で
発生し、犯罪者やテロリストなどの温床となるため、
国際問題となっている。代表的な例としては
スーダン、ソマリア、ジンバブエなどが挙げられる。
定義
失敗国家の定義については統一されたものはないが、
ここではザートマンの定義を引用する。ザートマンに
よれば失敗国家には以下の三点の喪失が現れるとしている。
・主権に基づく権威(正統性)
(sovereign authority)
・意思決定を行うための目にみえる組織
(tangible organization of decision-making)
・統合の象徴となるべきもの
(intangible symbol of identity)
この三点の喪失により国家の機能が停止し、
国家性 (statehood) が喪失している状況にある
国家が失敗国家となる。
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あーあ。「失敗」だって。失敗。
存在そのものが「失敗」だもんな。
仕方ないよな。生まれてきてゴメンナサイだ。
説明が長いので、以下は続きの方に格納しておくけども
読んでみると結構おもしろいですよ。
何点かみつくろってみますと・・
>名目的に存在する政府は腐敗しており、統治能力は
>ほぼ無い。例えばソマリアのバーレ政権末期では、
>大統領官邸を中心にした数百メートルの範囲にしか
>支配力が及ばなかった。
・・日本でいえば、国会議事堂周辺だけがそこの
正当政府の支配地域。あとは一駅ごとに勝手に
関所とかが設けられて、通行する度に
「袖の下」や「安全保障税」とか
巻き上げられるんだよ、きっと。
いいもん持っていると、目をつけられて
取り上げられちゃうね。ドラクエ+DSとか
セットで持ってたりしたら・・大変だ。
要するに、未だに戦国時代な国のことを
「失敗国家」と呼ぶのだろう。
>日本赤十字九州国際看護大学教授の喜多悦子は
>失敗国家を見分ける2つの簡単な基準として、
>「警察官や兵士の給料をきちんと払えていない国」と
>「教師の給料をきちんと払っていない国」を挙げている。
なるほど。これは慧眼ですな。
その国の「現在(=治安)」と「未来(=教育)」を
人質に取られているようなモンだからなあ。
武器持っている人と、世の先生と呼ばれる方々の
お取扱は、どの国も要注意ってとこのようです。
>2005年から毎年、アメリカのシンクタンクの一つである
>平和基金会が失敗国家ランキングを発表している
最も安定した国はノルウェー(177位)で
日本(163位)なのはまあイイとして
北朝鮮が15位ってのはどうなんだろう。
もうちょっとランクが上な気もするが
「警察官や兵士の給料をきちんと払えていない国」
という定義からして、国民が飢え死にしてもなお
兵士を養え、かつ金王朝支配下にあるウチは
ワースト10に入らずに済むのかもしれません。
(つまりあそこは、一個人としては
過ぎる金持ちなんだけど
独立国家としてはあまりにビンボー過ぎるのだ)
明らかに失敗国家だよなあ。あそこは。
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特徴
失敗国家の国民生活は例外なく悪化する。これは
政府の無力、腐敗によって行政が機能しなくなり、
警察、医療、電気、水道、交通、通信などの
社会インフラが低下するためである。中でも治安は
急速に悪化し、給料の遅配などにより軍隊や警察では
職場放棄やサボタージュが発生する。軍や警察が
自ら犯罪行為をすることも起こる。この治安の悪化
により、生産力と国民のモラルが低下する。
農民が土地を捨てて難民化し飢餓が蔓延したり、
略奪などが日常化したりする。
名目的に存在する政府は腐敗しており、統治能力は
ほぼ無い。例えばソマリアのバーレ政権末期では、
大統領官邸を中心にした数百メートルの範囲にしか
支配力が及ばなかった。
その他の地域で支配力を行使しているのは
軍閥 (warlord) など地域の有力者であり、彼らの
持つ私兵集団である。これらの中には元は正規軍で
あったが兵士の給料の不払いなどが続いた結果、
私兵化した者も多い。地方ごとに有力者が勝手に
独自の軍事組織を持ち、その他にも大小さまざまの
自警団や盗賊が出没する。失敗国家の政府は一般に、
国際的に国家主体と認められ徴税権や ODAなどの
利権を持っているだけであり、実態は私兵組織と
変わらない事が多い。
失敗国家とテロリストとの関係
失敗国家は国際的なテロリストの隠れ場所となる。
テロリストを逮捕できるような出入国管理や警察力が
無いからである。アル=カーイダは失敗国家の一つで
あるアフガニスタンに潜伏していた。また、最近では
ソマリアがアルカーイダの拠点となっているともされ、
実際にアメリカ軍やエチオピア軍による軍事行動も
行われている。
その他
日本赤十字九州国際看護大学教授の喜多悦子は
失敗国家を見分ける2つの簡単な基準として、
「警察官や兵士の給料をきちんと払えていない国」と
「教師の給料をきちんと払っていない国」を挙げている。
2005年から毎年、アメリカのシンクタンクの一つである
平和基金会が失敗国家ランキングを発表している
2008年度の失敗国家ランキングワースト3
1位 ソマリア
2位 スーダン
3位 ジンバブエ
2007年度の失敗国家ランキングワースト3
1位 スーダン
2位 イラク
3位 ソマリア
2006年度の失敗国家ランキングワースト3
1位 スーダン
2位 コンゴ民主共和国
3位 コートジボワール
2005年度の失敗国家ランキングワースト3
1位 コートジボワール
2位 コンゴ民主共和国
3位 スーダン
なお、2008年度のランキングにおける最下位、即ち
最も安定した国とされているのはノルウェー(177位)
である。
アフガニスタンは7位
北朝鮮は15位、
中国はエクアドルと並んで68位
ロシアはスワジランドと同じ72位
韓国は153位
アメリカは161位
イタリア 154位
ドイツ 155位
フランス 158位
イギリス 160位
らヨーロッパの先進諸国も
特に安定した国としてランキングされている。
そして日本(163位)はG8先進国では
167位のカナダに次いで安定した国
とされている。