PONはけっこう長い事、本屋さんで
バイトしてました。いろいろ学ぶ事も
多かったですし、なにより楽しかったです。
実は結構前、自分が思春期の頃から、
もしバイトするなら本屋だなと思い定めてました。
理由は簡単、自分が本屋ならエロ本を
気兼ねなく買えると思ったからでーす。
その愛すべき業界が結構ピンチ。
大手チェーン本屋さん以外
生き残れなさそうな気配。
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【休刊・廃刊が決まった主な雑誌】
時 期 雑誌名 出版社 発行部数
2009年9月 マリ・クレール
アシェット婦人画報社 約3万3500部
→重くて大判で、店頭に並べるのウンザリだった雑誌。
(女性誌に限らず、同系統の雑誌は決まった日に
一斉発売するんです。特に女性誌発売の日に
バイト出番のときは大変でした)
2009年8月 スタジオボイス
INFASパブリケーションズ 3〜4万部
→時々いい記事書いていたサブカル雑誌。
2009年8月 DOLL ドール
2009年8月 BRIO 光文社 2万部未満
2009年6月 マネージャパン
角川SSコミュニケーションズ 13万部
2009年5月 Cawaii! 主婦の友社
→アホ雑誌
2009年5月 諸君! 文藝春秋 6万5千部
→60代の重厚なおじさん方に人気でした。
職業、医者とか弁護士とか。
2009年5月 エスクァイア日本版 マガジン ジャパン
→あったね、そんなの。
2009年4月 広告批評 マドラ出版
→ときどき立ち読みするには面白かったが・・
天野祐吉さんの出身地じゃなかったっけ?
2009年4月 ウフ. マガジンハウス
2009年4月 ファンロード 大都社 5万部
→なつかしー。オタク雑誌のハシリ。
お気に入りのアニメ特集時には結構買ってました。
用語集が面白かった。
ああ、なつかし。
2009年3月 就職ジャーナル リクルート
→まあ、ネットがあるから。
2009年3月 YOMIURI PC 読売新聞
→比較的ライトユーザー向けPCTIPSの
雑誌だったと思う。XPを軽く動かす
裏ワザ集とか。
2009年3月 英語青年 研究社
2009年3月 千葉ウォーカー 角川マーケティング 5万6千部
→いい加減、特集する地域が無くなっちゃったんだろう。
2009年2月 編集会議 宣伝会議
2009年1月 マミイ 小学館 10万部
→ちびすけのために去年買ったことがありますが
マミイとかベビーブックとか幼稚園とか
対象世代がかぶってて、全部は要らんのだ。
2009年1月 Latta(月刊保育専門誌) 小学館 6800部
こんな記事も。
【書店事情】
Garbagenews.comでは公正取引委員会で公開された
著作物再販協議会議事録などのデータを元に、
現在の書店事情を多方面から紹介。インターネット
経由による書籍購入や小型書店では対応しきれない
趣味趣向の多様化が、中小の書店の業績悪化の一因
であると分析している。
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週刊○○とかいって、あるひとつのジャンルに
特化して雑誌を出しまくる商売がある。
全部集めると「大百科」になったり
DVDやらCDやら毎週ついてきたり
毎週の部品をコツコツ集めると
戦艦大和やビスマルクだの・・
ドールハウス完成ってのもあったかな
お決まりのパターンとしては
創刊記念号は半額!とかバインダー付き。
確かに、あの商法も最初の頃はインパクトあった。
「週刊クラシック」だったけか。
初回特典は290円でチャイコフスキー楽曲が
フルに収録されたCD付。
あの当時、CDは高かったから。
ディアゴスティーニとかもよくやるよなぁ。
それに結構前になるけど、同類の会社が
発行途中で倒産、シリーズが
集められなくなったことがあって。
あれには笑えた。
本屋である程度販売すると、ある程度固定客が
見えてくるので、店頭販売を終了、彼らとだけの
通信販売に移行したようだけど、
いまでもやっているのかな。
PONが覚えている奴だけでも
(出版社不問、題名いい加減)
週刊エアクラフト
週刊鉄道模型
週刊男はつらいよ
週刊Xファイル
週刊スタートレック
週刊仮面ライダー
週刊ウルトラマン
週刊ガンダム
週刊マクロス
週刊戦車
週刊世界のミニカー
まったく、本屋さん泣かせのシリーズだよ。
毎週やたらと発行されるし
薄くて管理しにくく、棚差しだと見栄えも悪い。
それでいながら、その存在を軽んじていると
熱狂的な購読ファンがたまたまいたりして。
熱狂的なファンといえば、鉄道3雑誌
「鉄道ファン」
「鉄道ジャーナル」
「鉄道ピクトリアル」
この雑誌の固定客の「潔癖さ」には
イヤになったことがある。
いまでも自分がお客として店頭にいるとき
鉄道雑誌の発売日に、一番キレイ(と本人が判断する)な
雑誌だけを、店員さんが朝一番で積み上げた
雑誌の山を崩してまで、自分のためのキレイな本を
探し続けるオッサンなんか見かけると心底ウンザリ。
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■【売り上げ低下の要因】
産経新聞では2007年の書籍・雑誌の販売金額が
前年比3.1%減で約2兆853億円という
出版科学研究所の推計を掲載。
若年層の本離れなどが響き、この10年だけで
約20%も販売金額が減っているという。
また、新刊の出版点数が増え続けることで、
名著が品切れ・絶版になるペースが
どんどん早まっているとしている。
■本を売るなら新刊書店!?出版不況…古書販売に力
- 産経新聞(2008年7月31日)
■毎年約1冊マイナス!? 年間読書量は
減少の傾向へ・原因は……
- Garbagenews.com(2008年9月13日)
■2年間で「雑誌を購入しない」層は8.5%増加
- Garbagenews.com(2008年8月4日)
■買うのが減った人は3割強・雑誌離れ進行中
- Garbagenews.com(2008年7月5日)
■あなたは、この1か月間に本を1冊以上読みましたか?
- livedoorニュース 世論調査(2008年7月15日-7月22日)
ラベル:出版不況 消えた雑誌