2006年05月12日

我が思い出の新宿 その4

新宿の思い出話、というよりも
PONのバイト(本屋さん)一代記に
なっておりますが。
早くも「その4」です。
「しょにょヨン〜〜〜〜!!」
なんて書きますと
今は亡き「谷岡ヤスジ」師匠(古)みたいですので
馬鹿は放っておいて先に行きましょう。

新宿駅西口地下ロータリーといえば
べ平連のころは「フォークゲリラ」なんて
活動の聖地だったと聞き及んでおりますが
ちょうどその頃に歌って「平和運動」を
されていた世代が
その頃新たに「アーバンジプシー(UG)」となって
ダンボールを駆使、西口ロータリーに
自作の簡易住居を競っておりました。

PONが新宿に通っていたある日
環境美化運動ということで
役所(東京都)が急に本腰を入れ
要するに西口広場の簡易住居の撤去に出ました。
その日一日だけは
学生運動が復活したかのような喧騒ぶり。

(PONは当然のことながら
 学生運動のリアルタイム体験者では無いですが)

UGもスクラム組んで対抗、
しかし公権力には勝てず撤退。
東京都庁に向かう長い地下通路には
通行人が通れる最低限のスペースだけが確保され
残りは「動く歩道」と
よくわからないオブジェ
(ネギのななめ切りしたようなオブジェが
 地面から数十センチおきに生えている。
 ななめなので上に座ることもできない)
で埋め尽くされてしまいました。

あの日も本屋のお客さんはまばらでした。

「アーバンジプシー」といえば
彼らが中古雑誌を
ゴミ箱から拾ってきて100円とかで
販売する姿が一般的になってきたのは
まさにこの頃。
おかげでターミナルにある本屋において
雑誌の売り上げは下降気味になりました。

他国とは違い「スラム化」→「ギャング化」
に至らないのは立派だ思いますが
まさに本屋さん、踏んだり蹴ったり。

彼らの自主更生・社会復帰と手助けする
ひとつの方法としまして
ビッグイシュー
という雑誌の販売運動などもあります。
>『ビッグイシュー』の定価は200円。
>販売員として登録すると、まず10冊を無料で受け取れる。
>その売り上げ2,000円を元手に、以後は90円で仕入れる。
>つまり110円が販売員の取り分となる計算だ。
>ノルマも目標もなく、自分が売れると思った分だけ仕入れる。

無論、本屋さんでは売っておりません。

面白おかしく書くつもりが
なんか居たたまれなくなって来た。

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posted by PON at 21:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 想ひ出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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