巨大な頭部が印象的。
ハクジラ亜目マッコウクジラ科マッコウクジラ属
(一種のみで構成)
『白鯨』に出てくるクジラ
「モビーディック」はこのマッコウクジラ。
モビーが船長の敵役でありえたのも
その「巨体」のみならず、「歯」にある。
専門家ではないので
細かい間違いは見逃していただきたい
と、最初に「逃げ」を確保しておいて・・
鯨には「歯クジラ」系と「ヒゲクジラ」系に
分かれる。その「歯クジラ」系の代表者。
マッコウクジラは英名「Sperm Whale」というらしい。
「Sperm」・・そうスペルマである。
マッコウクジラの頭には「脳油」と
呼ばれるものが詰まっており
それが精液に似ているため、
あるいは精液そのものと誤解され、
英語ではそう呼ばれたらしい。
マッコウの脳みそが「油」でできている
というわけではなく
深く潜る為にデカイ頭にオモリの役割を果たすとか。
日本名でもよく判らない名前だが
そもそも「マッコウ」とは「抹香」で
「抹香」・・(1)沈香・栴檀(せんだん)
・白檀・丁子(ちようじ)などの粉末を
適宜まぜ合わせて作った香。
今は、シキミの葉と皮を粉末状にして作る。
仏前で焼香のとき用いる。
三省堂提供「大辞林 第二版」
と調べてホッとしていたら
「まれに腸内にから発見される瘤(こぶ)から、
龍涎香(りゅうぜんこう)とよばれる
抹香に似た香りのする香料が採れるため」
だって。
龍涎香・・
龍のよだれ??
またわからん話がと思えば
ネットは便利。
龍涎香とは・・
話が大きく迂回してしまいましたが
なんでここまで「マッコウクジラ」に
こだわるのかと言えば
歯のある巨大な生物が
海底から浮き上がってくる姿
それは、PONが子供ころから親しんできた
怪獣・・そのものではありませんか!
マッコウクジラが「人」を襲うなんて
寡聞ですが、波間に浮かんでいるところを
餌と間違えれば・・あるいはなんて怖いことも
考えてしまった。
事実、「歯クジラ」は、「歯」の代わりに
「ヒゲ」しかない「ヒゲクジラ」と違い
肉食である。
その最大のライバルは「大王以下」
・・またまた有難うIME。素敵な変換だ。
もとい「ダイオウイカ」
最大のものは体長18Mにも及ぶ
これまた巨大な生物だ。
18Mのイカとは酒好きにはたまらんかもしれないが
体の主成分が「アンモニア」で構成されているため、
人の味覚では臭くて
とても食べられたものではないらしい。
沖縄「美ら海水族館」展示の
「ダイオウイカ」
でも「マッコウ」には大好物。
マッコウの頭にはイカがつけたと思われる
大きな吸盤アトがついていることもある。
どこかでの聞きかじりなのだが
ある海底探査艇がもぐっていたら
マッコウクジラVSダイオウイカ
という世紀のビックマッチが
展開されているところに遭遇。
乗組員は
「頼むから俺らを巻き込むのはやめてくれ〜!」
という状況だったそうな。
すごいな。海洋はまだまだ
神秘に満ちている。
今も海のどこかで
壮絶な「バトル」を繰り広げている
気がする。
だから好きだぜ。
「マッコウクジラ」
沖縄「美ら海水族館」より。
「マッコウ降り」
なんて言葉もある。
親の高そうなリーチに対して
「真っ向」からおりるのである。
(自分の手作りを完全にあきらめて
安全そうな牌を捨てまくる)
男らしいのかどうなのか。
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>BBCのドキュメントやったチーム
>(ブループラネット、またはディープブルー)
アニマルプラネットとか
ディスカバリーチャンネルとか
たまーーにNHKの自然スペシャル番組とか
やっぱり見たくなりますよね。
深海はすごいです。
何でも飲み込むロマン、あるいは
恐怖があります。
ニューネッシーとか。
マッコウクジラとダイオウイカのバトル、BBCのドキュメントやったチーム(ブループラネット、またはディープブルー)に是非撮影してほしいです(笑)
しかし肺呼吸のクジラが深海に潜っていってイカを捕らえるというのは本当に凄いですね。