2006年02月21日

湘南電車が走り去る(113系)

幼い頃より
自分のそばで走っていた電車、
いつも見ていた当たり前の景色が
無くなるということは
やはり寂しいものです。

「もう乗れないんだ!」

特急電車とは違う
PONの普通の日々の象徴。
113系(湘南色)が東京口から引退します。

東海道5.JPG

買い物、通勤、通学、
高校入試、遠足、デートのため上京、
海外旅行で成田へ、大学受験、
予備校通い、旅行、街へ飲みに等々(順不同)

その都度のPONの様々な想いと共に
湘南電車(113系)は走ってくれました。
あの独特な唸るモーター音、
また、台車付近に乗ってしまうと
停車中に聞こえる
怪獣だか妖怪だかの子供が
泣いてるような音。
(台車の「ばね」のきしむ音でしょう)

東海道1.JPG

湘南電車という呼称は
1950年代湘南へ向かうレジャー電車として
誰となく言われるようになったもの。

今では「東海道線」が一般的です。

最長15両編成、普通電車なのにグリーン車が
2両も附いているという豪華さ。
東京駅から出発する東海道本線とは
旧国鉄の、JR東日本にとって
基幹路線、艦隊で言えば旗艦のような存在で
あることが判ります。

初期編成が走り始めてから40年余り。
シートを青からシックな色合いのものに張り替えたり、
車内色を不思議な「モスグリーン」から
木目調に変更したり、
連結部に人が入り込まないように
ゴム板が増設されたり、
窓周りのゴム(Hゴムといいます)が
灰色から黒になったり・・

NEC_0085.JPG
ダブルデッカー(2階建て)車両が導入されたとき
銀ピカステンレスの二階建て車両が、
オレンジに緑の全面塗装の113系とは
ぜんぜんシックリといかなくて
なんかそこだけ
改造手術をうけて「サイボーグ化」
してしまったような
痛々しい「編成美」を誇って?おりましたが
人間の目なんて勝手なもの。
慣れればそれもまた「味」でした。

「鉄の塊」といった重々しさ。
今の新型電車には決して無い
「メカメカ」しさ?そんなものが漂う
最後の国鉄色といった感じです。
まあ、113系やそのファミリーの
115系も完全に無くなってしまうわけではなくて
JR東海(熱海より西)とか
その他関東圏では走りつづけるところも
もう少し残りそうです。

いろいろと延命処置を続けながらも
頑張っている113系が好きでした。
有難う。113系。
お疲れ様。

東海道3.JPG



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PONがプラレールで
はじめて買ってもらったのも
「湘南電車」と言う名の「東海型」でしたし
TOMIXで買ってもらったのも
「113系」が4両も入ったセットNo3でした。

PONは通勤に東海道線を使っているので
最近、めっきり乗合わさなくなったなあ・・と
心配していたのですが。
来るときが来てしまったというところです。

113系.jpg
これはネットからの拾い物。
posted by PON at 22:11| ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>REALLIFE様
3月半ばだとか。
無くなると判ると現金なもので
急にシャッターを切るカメラマンを
見かけるようになりました。
これまでも予兆はあったんです。
電車を待っていると2本に1本は
113系だったんですけど
最近は211系やE231が
ほとんどでして、時の流れを感じてました。

「出雲」・・なくなる前に乗っておきたかった。
Posted by PON at 2006年03月02日 00:01
こんにちは。
113系消えるのですか?知りませんでした。先日は寝台特急「出雲」が無くなるというのを聞いてましたけど、時間の経過と共に、子供の頃に慣れ親しんだものが消えていくのですね。
Posted by REALLIFE at 2006年02月26日 11:10
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JR東海道線藤沢駅の売店
Excerpt: 藤沢駅の売店、湘南電車の形、さよなら113系ヘッドマーク
Weblog: TRAIN TRAINな日記
Tracked: 2006-03-12 20:44