国鉄時代と昭和ってなんかどうにもイイ。
垢抜けてはいないけれど、社会全体が
とにかく一生懸命。各自が与えられた
役割をこなしているって感じがするから。
子供は子供らしく
大人は大人らしく
工員は工員で
デパートの売り子さんは花形稼業
政治屋は政治屋だった。
リーマンのおっさんは
靴下はスケスケの黒だろうし
メガネは黒ブチオンリー。
んで、すし折持って千鳥足とくるわけですよ。
<あらすぢ>
特急列車の専務車掌青木吾一は、十七歳から
鉄道一筋に生きてきたベテランで、妻きぬ子との
間にできた四人の子供も、
特急・さくら・つばめ・ふじと汽車の名前を
つけるほどの鉄道キチガイだ。持ち前の顔は
少し間が抜けているが、乗客には徹底した奉仕、
部下の指導にはなかなかのウルサ型だ。
食堂車のウェイトレス洋子と恋愛中の乗客掛古川
など年中、青木の叱言をあびていた。
東京出発、長崎行「さくら号」に乗組んだ青木は、
乗客のなかにかつての知合いで初恋の人、
塚田毬子を発見した・・。
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主人公は特急「さくら号」の車掌なんで
まだ新品同様ピカピカな20系の車内風景
旅行風景を満喫できます。
食堂車があって、ウェイトレスがいて
温かい料理が出てくる。
食堂車があっても、誰もおらず、旅人は
事前にかってきたコンビニ弁当をかきこむしかない・・
寒々とした今からすれば信じられない
なんて贅沢な時代だったんしょう!。
藤子F先生の漫画で、超未来から来た観光客が
20世紀の町のパン屋のおばさんから
パンを一個売っただけなのに
モウレツに感動しているシーンがありました。
「ちゃんとオツリをくれた!しかも手渡しで!」
(未来のお店は完全自動化で、対面販売など
まったくない為らしい・・)
なんか我々はそういう未来に着々と
近づいているようです。
よかったですね・・。
当時の活気に溢れた生活がよーく解る
もはやこのフィルムは貴重な文化遺産ですな。
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/sj_pdx/31480745.html
【喜劇 急行列車】
監督 瀬川昌治
脚本 舟橋和郎
渥美清 (青木吾一)
佐久間良子(塚田毬子)
西村晃 (老機関士)
小沢昭一 (今井)
左卜全 (駅長) 他
製作年 : 1967年
製作国 : 日本
配給 : 東映
・・フランキー堺氏が車掌やってたヤツもあったな。
以前、テレビで見た。
たしかピンキーとキラーズという集団が
車内で歌って踊っていたような。
あらかじめ「喜劇○○旅行」というように
「喜劇」とお断りを入れているあたりがなんとも昭和。
「うし、正月だしいっちょ映画で初笑いといこうかい!
お?「喜劇」だな。「喜劇」と書いてあるし。
ちょうどいい、これにしよう」
となるわけか。シンプルでいいなあ。
【喜劇・婚前旅行】
監督 瀬川昌治
脚本 舟橋和郎
フランキー堺(田村宏吉)
森田健作 (田村昭太)
伴淳三郎 (田村吉五郎)
ミヤコ蝶々 (お蝶)
倍賞千恵子 (小夜子)
製作年 : 1969年
製作国 : 日本
配給 : 松竹
出てきた車両が、EF58青大将仕様
だった気がします。かなりうろ覚えですけれど。
いいなあ国鉄時代。
詳しくはココを
↓
http://meichiku.blog.so-net.ne.jp/2010-01-11-2kr
涙が出る・・ってオレはいつの生まれだ?
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