2010年06月26日

喜劇 急行列車 他

「喜劇 急行列車」

国鉄時代と昭和ってなんかどうにもイイ。
垢抜けてはいないけれど、社会全体が
とにかく一生懸命。各自が与えられた
役割をこなしているって感じがするから。

子供は子供らしく
大人は大人らしく
工員は工員で
デパートの売り子さんは花形稼業
政治屋は政治屋だった。
リーマンのおっさんは
靴下はスケスケの黒だろうし
メガネは黒ブチオンリー。
んで、すし折持って千鳥足とくるわけですよ。

あらすぢ
特急列車の専務車掌青木吾一は、十七歳から
鉄道一筋に生きてきたベテランで、妻きぬ子との
間にできた四人の子供も、
特急・さくら・つばめ・ふじと汽車の名前を
つけるほどの鉄道キチガイだ。持ち前の顔は
少し間が抜けているが、乗客には徹底した奉仕、
部下の指導にはなかなかのウルサ型だ。
食堂車のウェイトレス洋子と恋愛中の乗客掛古川
など年中、青木の叱言をあびていた。
東京出発、長崎行「さくら号」に乗組んだ青木は、
乗客のなかにかつての知合いで初恋の人、
塚田毬子を発見した・・。

************************

喜劇急行列車.jpg

主人公は特急「さくら号」の車掌なんで
まだ新品同様ピカピカな20系の車内風景
旅行風景を満喫できます。

食堂車があって、ウェイトレスがいて
温かい料理が出てくる。
食堂車があっても、誰もおらず、旅人は
事前にかってきたコンビニ弁当をかきこむしかない・・
寒々とした今からすれば信じられない
なんて贅沢な時代だったんしょう!。

藤子F先生の漫画で、超未来から来た観光客が
20世紀の町のパン屋のおばさんから
パンを一個売っただけなのに
モウレツに感動しているシーンがありました。

ちゃんとオツリをくれた!しかも手渡しで!
(未来のお店は完全自動化で、対面販売など
 まったくない為らしい・・)

なんか我々はそういう未来に着々と
近づいているようです。
よかったですね・・。

当時の活気に溢れた生活がよーく解る
もはやこのフィルムは貴重な文化遺産ですな。
 ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/sj_pdx/31480745.html



【喜劇 急行列車】

監督 瀬川昌治
脚本 舟橋和郎

渥美清  (青木吾一)
佐久間良子(塚田毬子)
西村晃   (老機関士)
小沢昭一  (今井)
左卜全  (駅長) 他

製作年 : 1967年
製作国 : 日本
配給 : 東映

・・フランキー堺氏が車掌やってたヤツもあったな。
以前、テレビで見た。
たしかピンキーとキラーズという集団が
車内で歌って踊っていたような。

あらかじめ「喜劇○○旅行」というように
「喜劇」とお断りを入れているあたりがなんとも昭和。

「うし、正月だしいっちょ映画で初笑いといこうかい!
 お?「喜劇」だな。「喜劇」と書いてあるし。
 ちょうどいい、これにしよう」
となるわけか。シンプルでいいなあ。

【喜劇・婚前旅行】

監督 瀬川昌治
脚本 舟橋和郎

フランキー堺(田村宏吉)
森田健作  (田村昭太)
伴淳三郎  (田村吉五郎)
ミヤコ蝶々  (お蝶)
倍賞千恵子 (小夜子)

製作年 : 1969年
製作国 : 日本
配給 : 松竹

出てきた車両が、EF58青大将仕様
だった気がします。かなりうろ覚えですけれど。

いいなあ国鉄時代。

詳しくはココを
 ↓
http://meichiku.blog.so-net.ne.jp/2010-01-11-2kr

涙が出る・・ってオレはいつの生まれだ?



************************
管理人モチーベーション維持のため
クリックしていただけますと助かります!
  ↓ ↓ ↓
e8c67347.gif
posted by PON at 21:00| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック