映画を観に行った。
一緒に行くはずであった
同好の士とは都合がつかず、
寒い中、映画館まで結局独り自転車こぎこぎ。
明日から仕事という休日最後の夜なのに。
この行動こそ、管理社会に対する俺の精一杯の抵抗と考えるのは
無論考えすぎです。
先に書いちゃいますと
私はこの手の
おバカ映画が
大好きなんです。悲しいことに。
バカじゃねーの?おいおい・・とか言いながらも
楽しんでんです。まったく素直じゃないですね。
いい年こいてゴジラなんかを映画館で観る、
大きなおともだちは
大概そういう屈折した愛情をもって
楽しんでいるのではないでしょうか?
さて、今回も話に付いて来れそうも無い方は
この辺に置いていきます!
で、話題のAVP。
監督があの「バイオハザード」の監督、
ポール・W.S・アンダーソン氏。期待も高まります。
(もちろん、ポールはバーホーベンも好きですよ)
彼は実に「くぅー解っているねえ」なひとで、
なんか秋葉と間違えて外国に生まれてしまったような方。
わざわざ次回作「バイオハザードU・アポカリプス」を他人に任せて
この映画に賭けたというのもさすが。
「バイオ」に出ていたショッキングな殉職をなさる
特殊部隊の隊長を演じたコリン・サーモン氏も出ていますよ。
アイも変わらず武闘派です。
でも俺が狂喜したのはやっぱこの人
ランス・ヘンリクセン氏。
この人を再び表舞台に引きずってきたというだけで
世界観をリンクさせるとはどういうことなのか
監督は良く解ってらっしゃいますね。
ちなみにエイリアンUでは
「サイバーダイン社製」という言葉も
出てきてますから、ターミネーター界ともリンクできます。
(実際にアメコミでは「TM VS エイリアン」なんてのもある)
そうそう、監督は懲りずに
「G VS エイリアン」も是非作りたいとのたまってました。
※1
結論としてその手が好きなおともだち(含む俺)には
結構楽しめるでしょう。
但し、こういう方面に全く理解の無い方を連れて行きますと
ありゃーという目に合います。気をつけましょう。
そんな内容。
もともとこの映画自体お祭りですから、
ケチつけるのは野暮ってもんでさーね。
ここでふと我に帰る。
・・じゃあなんでゴジラは許せないのだろう?
ゴジラだって祭りなのに。
そもそも同じくらいバカバカしいのに。
正直、自分にも解らない。
ゴジラは日本人がやっているから?
同じおバカでもメリケン(ハリウッド等)がやると
ツッコミこそすれ、それなりに許せてしまう?
あ、メリケン作でも許せない映画を今ひとつだけ思い出した!
メルギブソン主演の「サイン」
そーかー。国は関係なくて、
やっぱ製作者のセンスの問題なんだな。
と、勝手に自己完結したところで今回はお開きに。
でもエイリアン。強酸性の血液ってのは最強だよなあ。
1/4「コロナシネマワールド(小田原)」にて。
・・暴走の続き
劇中でキーとなる財閥「ウェイランド」社は、
エイリアンサーガではご存知「ウェイランド湯谷(ゆたに)」社です。
創業者がああなったことで、
日系資本に買収されちゃったのかな。
日系といえばバブル華やかなりし頃に製作の
「ダイハード」ではテロリストに占拠されたビルは日系企業、
「ロボコップ3」でオムニを乗っ取ったのも、
「バックトゥーザフューチャー2」のマーティの就職先も
皆、日系です。これらがもしぜーんぶ「ウェイランド湯谷」だったら
すごかったでしょうね。リンクしすぎ(笑)
(そもそもなんで「湯谷」なんて激レアな日本語を選んだのか、
当時の製作者に3分ほど問い詰めて見たいです。)
単体で充分主役をはれる世界観同士が
ある要素で結ばれていることが判明したとき、
その世界の奥行きは乗算化されます。
1960〜70年生まれは
「マジンガーZ VS デビルマン」を
たっぷり経験しているので、その醍醐味を知っているのです。
いわゆる夢の競演ってやつでして
(ケロロ軍曹にもありましたが)
思考のお遊びとしてそういう楽しみもあることを教えてくれたのは
日本ならば「仮面ライダー」「ウルトラマン」「ガンダム」であり
外国では「スタートレック」あたりでしょうか。
たぶん発端は「ルパン対ホームズ」とか、
そもそもは異なるリーグの選手が一同に会すという
ある少年の夢から始まった
「MBLオールスター戦」とかなのかな。
やっぱりアメリカ人は物の楽しみ方を知っている、
愛すべきおバカ達ですね。
ラベル:エイリアンVSプレデター AVP
友達に映画をお勧めするといつも「あんたはB級好きだからね〜」と軽く流されますが…
好きなもんは好きなんじゃぁぁ!
失礼しました(笑)
これからもよろしくです♪