パブリカとは主人公のキャラの名前。
テクノロジーの進歩でバーチャルと
ヒトの夢を結合できるようになった世界にて
夢に直接介入することで精神病治療を
おこなっている女性。髪の毛が赤いから
「パブリカ」なのかもしれない。
<あらすぢ>
夢が犯されていく。
医療研究所が開発した、他人の夢を共有できる
画期的テクノロジー“DCミニ”が盗まれた。
それを機に研究員たちが、次々と何者かに
支配されるかのように奇怪な夢を見るようになる。
謎の解明に挑む美人セラピスト千葉敦子は、
極秘のセラピーを行うため、性格も容易も
まったく別人格の“夢探偵パプリカ”に姿を変え、
クライアントの夢の中へと入り込む。ところが
完全に操られた夢の中で、おぞましい罠が
パプリカを待ち受けていた。
[ 2006年11月25日公開 ]
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イカれた世界をスバラシイビジュアルでアニメ化。
映像は文句なく素晴らしい。日本のアニメ
(それを支えるサブカルクリエーター)は
ついにここまできたか!と素直に驚嘆した。
けど、ちょい世界設定が説明不足だったかな。
それと音楽も。
残念ながら心に残るものがなかった。
話としては
「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」と
「甲殻機動隊」の合いの子に「AKIRA」を
まぶしてみました・・といったところ。
俺なら「押井作品」をこう作ります!みたいな感じかな。
夢とうつつ、現実と非現実の境界。
技術が進歩する毎に、リアルってなに?
バーチャルってなに?と自問自答する
あの世界観ですよ。
一応ヒロインである「千葉敦子」さんに
キャラとして感情移入しにくいというか・・
キレイなんだけど魅力的じゃないんだな。
だからといって彼女の分身である
「パブリカ」がその分魅力的なのかというと・・。
中だるみも少々。けっきょく何が言いたいの?
と問い詰めたくなる面がある。
筒井康隆氏の原作があるので、そっちを読めば
もう少し理解が深まるのかもしれないが、
そこまでするほどには、この作品に対して
思い入れができなかった。
最近のアニメは、主人公格をいわゆるアニメ
ギョーカイでメジャーな「声優」が演じることが
少なくなってきており、ロートルPONには
聞いたこと無いような若い女性か、もしくは
某ジャニ事務所からのゴリ押し出演だったりするんで
この作品の出演声優は、ジブンにとって
久々に知っている声優が多数出演されていて
かえって新鮮で、かつ安心して観賞できた。
知的美人「千葉敦子」とポップな女性「パブリカ」
を巧みに演じ分ける林原めぐみさんはさすがですな。
林原めぐみファンにはよろしいのではないでしょうか?
ネタバレ?ですがドサクサ紛れに
綾波レイがアムロに告白します。
そのあまりの展開に、ええ?そう行きますか?と
思いましたが。
それと作中にて美人セラピスト千葉敦子の
ステキな「胸」を拝めるので・・それをもって
ヨシ!でよいかもしれません。
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パプリカ
ジャンル : アニメーション
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間 : 90分
監督 : 今敏
原作 : 筒井康隆
声の出演 :
林原めぐみ
江守徹
堀勝之祐
古谷徹
大塚明夫
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